最近よく耳にする『毒親』がテーマの作品です。『惡の華』の押見修造氏の作品。 毒親というものがよくわからないのですがこういう恐ろしさがあるのか!と震えています。 直接虐待しているわけではない、しかしとんでもないダークな存在。 一体この母親と主人公の少年はどうなってしまうのか?次々と先が読みたくなり、恐ろしいけどページをめくる手が止まりませんでした。
ラーメンオタクの主人公が様々なラーメンと出会ったり勝負をしたりと言う、まあよくある料理漫画…では無いです。 他の料理漫画と一線を画しているのは、強烈なキャラクターが登場することにあります。 芹沢達也と言う明らかに怪しげなつるっぱげの男なのですが、彼の言葉、表情は一度見たら忘れられないでしょう。 事ある度に主人公へイヤミを叩きつけてくるのですが、ただの嫌な人では無く、それを言うに足る人生を送っており、有象無象の客の舌に絶望してからは独自の理論を持つに到った男です。 「奴らはラーメンを食っているんじゃ無い。情報を食っているんだ」「いい物が常に認められるとは限らない」などの数々の名言は、読む人に痛烈な皮肉、或いは正論として映るでしょう。 彼の存在無くしてこの漫画は成立しません。 このハゲのラーメン論を楽しめるなら、文句なく面白い作品だと思います。
咲宮センパイは、キュートで抱きしめたくなるキャラクター♡ 謎のバイトが、殺し屋。 それも、凄腕とは・・・。 斬新!! いつもの食いしん坊で方向音痴で、マイペースなセンパイが 『お命ちょうだいいたしました。』の決り文句を言うときには、グッときます。 弓道部の後輩をバイト先まで連れて行くって面白すぎる!
※ネタバレを含むクチコミです。
同著者の作品「千早さんはそのままでいい」が好きで、将棋マンガも好きだったので、ある種流れで読んでしまったが、いい作品に出会えた。 女流棋士を題材にした作品だが、特に気に入ったのが、主人公がその業界ではいたって「普通」な感じなところ。 もちろん主人公になるくらいなので、ある種センスみたいなものはあるようだが、神童だったとか、業界から一目おかれるズバ抜けた才能があるとかない。 なんなら奨励会に通う年下に、ハンデをもらうくらいだ。 伝聞推定だが、将棋界とは、幼少の頃から化け物みたいな強さでしかプロにはなれないし、ゆくゆく生き残っていくにはそれ以上でないと厳しいと聞いているなかで、主人公の能力はいたって平均値(ちょっと強い?)くらいの印象しかない。 ずっと続けていくのかも不明だ。 ただ、将棋を教えてくれた憧れの女流棋士と指したい、その一心のみで指している。 この普通なのが、なんとも良いんです。 将棋よく知らない一般人と目線が揃うというか、特に女流はぬるま湯とか腰抜けとか、この普通さに女流の現実を切り込んできちゃうのもいい。 そんな主人公の香が、これからどう化けていくのか、そのきっかけは何なのか、将棋界における女流の現実と、どう立ち向かうのか? 色々、今後が楽しみな作品です。
一年戦争末期の辺境宙域での、ジオンと連邦の戦いを描いた作品。 といっても双方とも主力ではなく、ジオン側は過去の戦闘でいずれかの四肢を失った兵ばかりが集められた部隊、連邦側は壊滅したコロニーの出身者だけで構成された義勇兵部隊。 このはぐれ者の同士の戦いが熱いです。 あと、メカ全般のデザインには、かなり作者独自のアレンジが入っています。モビルスーツなら、装備保持用のサブアームが2本くらい生えていたりとか。
とあるアパートに小さな男の子が引っ越してきます。しかしその子は1人暮らしでした。もし自分が実際にそのアパートにいたら不思議な感じがしますよね。 その子はアパートの住人たちを巻き込みながら、着実に1人暮らしをしていきます。そして今まで知らなかった住人同士もそれぞれに関わっていくことになります。男の子はなぜか上から目線なんですが、それが可愛いんです。優しい所は優しく、しっかりしているようで子供らしい。ホントに可愛いです。ときどき見せる「やんごとない感」が素性に何か関係があるのかな?と思わせてくれます。 次はどんな問題が起きるんだろうと楽しみになります。
ここ最近、安彦晴さんのマンガがスペリオールよく載ってて嬉しいです。 逆張りしてしまう尖り男が本当は巨乳が好きなのに好きじゃないと言っては巨乳好きな神様がお怒りになってやっとできた彼女さんのGカップを猫にしてしまう話。 全体的にとても可愛らしくて、男には狙い通りイライラさせられるけど最後ちょっとほっこりな童話的で素敵な話でした。 しかしデフォルメされつつも線が妙にエロいのがまたよかったです。
味だけではなく経営まで視野に入れた成功するラーメン店とは何か。 単なるグルメ漫画ではなくラーメンがどうすれば職業として、ビジネスとして成り立つかを1サラリーマンの目からとらえた過去にないグルメ漫画です。 もちろん主人公のラーメン屋としての成功を描くサクセスストーリーでもあります。ラーメン屋として、ビジネスマンとして成功していく姿はサラリーマンの励みになると思います。
最近よく耳にする『毒親』がテーマの作品です。『惡の華』の押見修造氏の作品。 毒親というものがよくわからないのですがこういう恐ろしさがあるのか!と震えています。 直接虐待しているわけではない、しかしとんでもないダークな存在。 一体この母親と主人公の少年はどうなってしまうのか?次々と先が読みたくなり、恐ろしいけどページをめくる手が止まりませんでした。