原作者の死去に伴い、新たな原作を付けた上で続編として始まった味いちもんめだが、正直「何故続編にした?」としか言いようがない。 原作者の料理知識自体は豊富なのだろうし、あべ善太ではない以上舞台を一新する必要もまぁわかる、煮方の伊橋を追い回しにするのも引き延ばしや成長物語色を強くする措置だろうし、決してそこまで話のレベルが低いわけではない。 しかしとにかく違和感が悪い意味で強すぎる、無印はそもそも後2,3年で終わる予定だったのが見え隠れする伏線が貼られ始めていたので、成長物語にするには5巻前に原作者が死んでいるならともかく、死去したタイミングから言ってもかなり無理があるし、 性別を理由にしたくは無いが、無印では風俗や競馬、落語といった親父臭い、男臭いネタも有ったのに原作者が女性だからか舞台が変わったからかそれらはほぼ無し。 ただ、これに関しては一応時代的にも風俗ネタは扱いにくくなっていた時期ではあろうので、判断が難しいが。 そもそも無印でこれらのともすれば低俗な話を用いたネタをあべ善太氏が好んでいたのは、引き出しもあるにせよ無印は反権威主義的な色彩を帯びているエピソードも多いが、連載の長期化や説教臭い回を出す度に自分自身が権威化することを恐れていたのではないかと思える部分が有り、新・味いちもんめは後半になるほど、上からの言葉と感じられ説教臭い回が素直に受け取れなくなっていて、もしも意図的に自らの権威化に注意を払っていたのなら原作者の力量に差を感じざるを得ない。 無印キャラの再登場も少なく、やはり別物として見るべきなのだろうけど、別物として見るにはタイトルも作画も味いちもんめである以上無理があり、その違和感を上手く擦り合わるのも失敗していて後半になるほど話の良さより違和感が気になってしまう。 ただし無印は良くも悪くも古い時代の作風で、こちらの方が時代に合わせようとしている感も有るので、こちらの方が合う読者も居そうではある。
防衛医科大を取り扱う意欲は買いたく勉強になる描写はあったのですが、途中から医者とはどうあるべきかのテーマが占めて行き「単なる医学部の話?防衛医科大である必要は?」と疑問でしかなかったです。 主人公が教授から説教されて一度終わったのに、後輩の容姿からして醜悪なヘイト集めキャラを登場させて蒸し返したのはしつこ過ぎでした。 そこから急に時間を飛ばしてさっさと終わらされてしまったのは詮無いことだと思います。あと最後の将来に飛んだ同窓会エピローグで結構な年齢なのに全員独身そうでそのまま過ぎるのに違和感がありました。
※ネタバレを含むクチコミです。
なんとなく買ったスペリオールで見かけてからツイッターで情報を得て追っています。まだ作品少ないのでまだ気がついてる人少ないと思うけど、この作者はこれからめちゃくちゃ面白くなってくると思う。 なんとも言えないせこいギャグから逸脱したなんというか、まじめな絵柄。 最近多いとりあえず載ってるようなweb漫画とは一線を画するのを感じます。それは今回のクラフトビールでお持ち帰りされた女の子の下着姿で確信にかわりました。 今後もスペリオールで掲載されていくのか、他の出版社に移籍するのかも気になる。。。 そして今回の感想として、切実に思うのはあっくんはとても奥さんを大切に思っているということです。
勇者が電車でクラフトビールに弱い女性の情報を手に入れるところから物語は始まるわけだが。よく考えてみたらこれRPGだと、本来ここで村人とかから大切な情報を入手する場面なわけで、「なんの情報手に入れてんだよ!」って思ったよw そんで聖なる書「スペリオール」からクラフトビールの情報入手して、聖剣を使って応募券を手に入れるわけだ!読み方、視点によって面白さがかなり増してくる漫画。バカに見せかけてとてもよく考えられている。 奥が深い作品だ。短くてテンポもよい。続編楽しみにしています。
短期連載の時と違い直接不倫じゃなく、普段の主人公のまっすぐに小さいことをやってる感じが良かった。 聖剣で応募券を切り裂き、世界のために必要と言葉を添えてポスト投函。秀逸でした。魔王も良かったです。 今回でせこ勇者あっくん応援したい人増えたと思う。 もっと読みたいです。
スペリオールという雑誌全体のなんとなく暗いというか、陰鬱な雰囲気から逸脱したさわやかな不倫勇者ギャグ漫画!?と思ったら大間違い!! 主人公あっくんは魔王を倒すために愛の力LPをためる必要があり、仕方なく(!?)複数の女性と関係をもたなければならないようです。。。たぶん笑 しっかりした安定感のある構成と意表を突かれるあっくんの言動にファンになりました。まじで連載希望します!
原作者の死去に伴い、新たな原作を付けた上で続編として始まった味いちもんめだが、正直「何故続編にした?」としか言いようがない。 原作者の料理知識自体は豊富なのだろうし、あべ善太ではない以上舞台を一新する必要もまぁわかる、煮方の伊橋を追い回しにするのも引き延ばしや成長物語色を強くする措置だろうし、決してそこまで話のレベルが低いわけではない。 しかしとにかく違和感が悪い意味で強すぎる、無印はそもそも後2,3年で終わる予定だったのが見え隠れする伏線が貼られ始めていたので、成長物語にするには5巻前に原作者が死んでいるならともかく、死去したタイミングから言ってもかなり無理があるし、 性別を理由にしたくは無いが、無印では風俗や競馬、落語といった親父臭い、男臭いネタも有ったのに原作者が女性だからか舞台が変わったからかそれらはほぼ無し。 ただ、これに関しては一応時代的にも風俗ネタは扱いにくくなっていた時期ではあろうので、判断が難しいが。 そもそも無印でこれらのともすれば低俗な話を用いたネタをあべ善太氏が好んでいたのは、引き出しもあるにせよ無印は反権威主義的な色彩を帯びているエピソードも多いが、連載の長期化や説教臭い回を出す度に自分自身が権威化することを恐れていたのではないかと思える部分が有り、新・味いちもんめは後半になるほど、上からの言葉と感じられ説教臭い回が素直に受け取れなくなっていて、もしも意図的に自らの権威化に注意を払っていたのなら原作者の力量に差を感じざるを得ない。 無印キャラの再登場も少なく、やはり別物として見るべきなのだろうけど、別物として見るにはタイトルも作画も味いちもんめである以上無理があり、その違和感を上手く擦り合わるのも失敗していて後半になるほど話の良さより違和感が気になってしまう。 ただし無印は良くも悪くも古い時代の作風で、こちらの方が時代に合わせようとしている感も有るので、こちらの方が合う読者も居そうではある。