ビッグコミックオリジナルの感想・レビュー266件名作MASTERキートン 完全版 デジタルVer. 長崎尚志 勝鹿北星 浦沢直樹starstarstarstarstarパイナップル頭フル回転で読まないと、いやフル回転でも謎が残ったくらいなので、面白いけどもう一度読むのは勘弁…な矛盾した気持ちになる漫画笑進まないたーたん 西炯子名無し敦が鈴にいつカミングアウトするのか、このマンガの核はこの一点で、それがいつ訪れるのかを楽しみにしながら読んでいる。 当然、そう簡単にその時は訪れない。このカミングアウトに向けて物語を補完する作業が延々と行われている。 それはそれで構わない。登場人物たちの人間性が回を重ねていくごとに深みを増していくのは良いことだ。 だが、月イチ連載がゆえに進むペースが遅い。 もうそろそろ物語が急展開してもいい気がするが、なかなかそうはならないのだろう。 これは我慢比べのマンガだ。マンガで泣いたの初めてかも岳 石塚真一starstarstarstarstaralank社会人なりたてでちょうど登山を趣味にし始めた頃に読みました。山の怖さと優しさを教わった気がします。 お父さんを山の事故て失くした少年との話は、マンガで初めて泣いたかも知れません。 山中でタバコ吸うおじいさんの話も好きでした。楽しみ方は自由なんだ、と。 救助要請した登山者にも、家族を失くして山を嫌う人にも、必ず「また山においでよ」と声をかける主人公はとても強く優しく、憧れます。 三歩が山頂アタック前に、コーヒー淹れてサーモスに注ぐシーンを見て、似たようなボトル買ったこと思い出しました。 おすすめのマンガです。サザンが流れる喫茶店のマスターになりたくなかったボーイの話サテン de サザン 渋谷直角名無しオシャレな喫茶店を営むつもりだったのに叔父から受け継いだのは喫煙可・BGMはサザンの激シブな喫茶店だった!でも常連客から「ここは俺たちのオアシスなんだ〜」と泣かれこのまま営業を続けることに…。どうなる俺の夢!! BGMがサザンってまた絶妙なとこを突いてきますね。安定の渋谷直角だな〜と思いました。ストリートアートをやってる妹の存在も気になります。 今年の高橋留美子劇場は「パパ活女子」理想の娘 高橋留美子名無し年に一度の高橋留美子劇場。今年はビッグコミックオリジナル50周年記念号に掲載です。あまりにも男っ気のない娘の将来に嘆きながら、娘よりも若い女の子に貢いでしまう父親。しかしパパ活女子には秘密があって…という話。読んでいてある程度オチは見えるんだけど、やっぱり高橋留美子が描くと面白いなー!と思う。流石です。 病気の妻から伝授された"鬼"レシピ424日、奇跡の鬼レシピ 佐藤智一 門脇正法 藤井玲子 藤井満名無し朝日新聞デジタルで連載されていた実話のコミカライズ。 https://www.asahi.com/special/matome/gannotsuma/ 病気でなくなった妻が遺したレシピ帳で料理を作る夫。原作によると、病気が発覚してからひとりでも家事ができるように妻から指導を受けたようです。コミカライズではどんなふうに描かれるのか楽しみです。『危険なふたり』感想危険なふたり 魚戸おさむ名無し暴力はいかなる場合も良くないというのは前提として、自分の大事な人が誰かの悪意によって傷ついたとき、自分はなにが出来るだろうかということを考えさせられる話でした。あと観光地でご当地限定のソフトクリームがあったら絶対食べますね。ひげさんとパンダの日常マンガひげとパンダ チャンキー松本名無しひげさんがめちゃくちゃマッチョなのがおもしろいひがさんのクセ強ゴルフレッスンひがレッスン 鈴木良雄名無しひがさん、なんとも形容しがたい独特の女性。きっといい人なんだとは思う。作者のコメント付きで読めるからオススメ!ユートピアズ ポリティカル・コレクトネス版 うめざわしゅんstarstarstarstarstarかしこポリティカル・コレクトネス…噛まずに言うのが難しいです!つまりは新装版ということになります。ユートピアズはもう持ってるから買わなくていいか〜とスルーしていましたが、各短編にうめざわ先生がコメントをしていることを知ったので今更ですが購入しました。20代の頃に描いた作品を読み返してコメントするってなかなかハードだったと思いますが、コメントありで読んだら面白さが倍増したので既読の方も改めて購入されることをオススメしますよ!また短編も描いてくれたら嬉しいな〜。人は誰しも「遡る石」なのかもしれない遡る石 齋藤なずなstarstarstarstarstarかしこぼっち死の館の齋藤なずな先生の最新作。 まず何十年も前にダムの建設現場で同僚と交わした何気ない会話を思い出すところから物語が始まるのがいいですね。不思議と記憶に残ってる会話って誰にでもあると思います。 アフガニスタンに用水路を建設した医師の中村哲さんを山の斜面を登っていく巨石だとすれば、自分はただの小石だけど丸くならずに尖ったままでいようとする男が主人公です。 息子を事故で亡くしてから自暴自棄になり独居老人となった男ですが、迷子のインコを飼い始めたことが転機になります。 ラストで川に落ちそうになったインコを助けようとして溺れる男と、中村さんの最期、そして巨石が粉々にされ小石となりダム建設の一部になる様子が重なります。 中村さんは偉人ですが、この漫画の主人公は特別に褒められるような人生を送っていた訳ではありません。しかし男が身を投げ出して小さな命を助けたことにスポットライトが当たることで、前作のぼっち死の館と同様に普通の人の人生への肯定を感じました。 もしかしたら彼ら二人とも人類誕生以後の大河のような歴史においては同じ小石なのかもしれません。そうなると本来なら火の鳥レベルの壮大なスケールで描かれるべきところを、こうして短編にまとめ上げられた齋藤なずな先生の力量に驚くばかりです。分厚い紙一重友達の腹の中 砂糖野しおんstarstarstarstarstar野愛友達って結局は他人で、生きてきた環境も文化も違って、紙一重のところで成立する関係なのかもしれないなと思いました。その紙一重が案外分厚くて破るのが難しい、だから友情って尊いし熱いんですよね。 なんてことをたった4ページで考えてしまうくらいに濃密な作品でした。短い中でこれを見せられるのは本当にすごい。笑っていいのか、悪いのか…友達の腹の中 砂糖野しおん名無し人間とライオンが言葉も通じるし友達でもある、という世界観は微笑ましいですし、オチも良かったです。トロフィーハンティングという行為が世間的にどう見られているのかという問題はなかなか深そうなので掘り下げるのをやめましたが、其れを踏まえるとあのライオン、人間を飲み込んだのは無意識と言っているけど本当のところはどうなんだろうか?という目線でも読めます。たった4ページなのにすごい。1巻感想壁ぎわ税務官 佐藤智一 コミックブレーン推進委員会名無し佐藤智一先生の絵がやはり好きだ。 漫画らしい可愛らしさのあるデフォルメと大袈裟なリアクションがいい。 鐘野の傍若無人さと税金に対する異常な執着の理由はまだ1巻だけじゃ掴みきれず、続きが気になる。悩めるデリヘル妻サキュバスの妻 細野不二彦名無し※ネタバレを含むクチコミです。東京ヒゴロ こども?おとな?東京ヒゴロ 松本大洋名無し松本大洋さんが、大好きです! 竹光侍 ピンポンetc全部読んでます。 脚本になられたお芝居を見たり。 犬王の映画も良かった! ヒゴロ良かった〜 3巻楽しみにしていたので、じっくり時間をかけて読みました〜 人間の匂いみたいなものが伝わってくるんですよね松本大洋さんの絵 こどもさんの絵が好きなのですが、ヒゴロは大人ばかりでも気持ちや心がこどもな大人たちのお話のように感じました!曽根富美子の新連載、テーマは「母性」…?マザー クライシス 曽根富美子名無しビッグコミックオリジナルのデジタル版のみで始まった新連載。 子供の時から自分は美人だという自覚がある女が主人公。村中から「あの娘は玉の輿に乗るだろう」と噂されるほどだったのに、貧しい農家に嫁ぐことになってしまう。結婚してから夫の酒癖の悪さを知り、姑からはいびられ、寝たきりの舅の世話をしなければならない。この結婚は失敗だったという後悔からなのか、なぜか自分が産んだ長女の顔だけが化け物のように見えてしまう現象が起きていた。どうやら他の人には次に産まれた長男と同じように自分とそっくりな美しい子供に見えているらしい。 どうしても萩尾望都の「イグアナの娘」を思い出さずにはいられない設定ですが、さすが曽根富美子だなと思ったのは長女が血を流している時だけは可愛らしい顔に戻っているという点です。こうして母親である主人公は娘の身体を傷つけることで得られる一瞬の現実逃避の快感に目覚めてしまいます…。 隔月連載なので気長に追いながら感想書いてこうと思います!5巻読みましたセシルの女王 こざき亜衣starstarstarstarstaralankエリザベスが6歳にしてめちゃくちゃ賢い。セシルも政治家らしく思索を巡らせていて頼もしい。2人とも成長中。メダカの学校メダカの学校 福岡ゆいstarstarstarstarstar寸々2023年良かった読み切り。 こういう群像劇が好きだ。 背景の白さは若干気になるけど、まあ新人だから。 理数系の厨二病(ちくちく言葉?)がいても良いだろ。おもしろ甘酸っぱい青春!そりゃないよ佐藤 風上吹人天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。若き漫画家青年、移民大国フランスで何を思うフレデリック 望月ミネタロウ 山川直人名無し※ネタバレを含むクチコミです。夢があるのはいいことだぼくの夢 福岡ゆい名無しこれだけ豊かな想像力があれば、将来有望ですね。この子がおとなになる頃には職業はひとつに決めなくてもいいのが常識になってるかも。東京ヒゴロは名作でしょう #完結応援東京ヒゴロ 松本大洋starstarstarstarstarかしこ連載中は塩澤さんの新雑誌創刊を軸に読んでたけど、単行本では長作くんのスランプ脱出の方がグッと来たかもな。娘のルナちゃんが長作くんの漫画のキャラを友達だって言ってくれる場面には泣いちゃいます。他にも色んなことが重なってスランプ脱出に繋がったんだろうけど、一番は長作くん本人が漫画に向き合うことを諦めなかったから成し得たことですね。最終回で塩澤さんが「漫画を作る過程にこそ喜びがある」と言ってたのと、3巻の帯文「人は呼吸し漫画となる」は意味が似てるなと思いました。もっと長く読みたかったなと思ったけど、単行本で一気読みしたら文句の付けようがないくらいベストな形でまとまってたので、これからは折に触れて何度も読み返していきたいです。守るも攻めるもホットドッグ屋 福岡ゆい野愛すごく短いけどいい作品だ!! 思い出や伝統を守って伝えていくことも、貪欲に変化していくこともどちらも素敵だ。正反対のようで繋がっているんだなということを短い中で伝えてくれる。 ホットドッグ食べたくなった!<<12345>>