月刊コミックブレイドの感想・レビュー36件中世ヨーロッパ的世界が舞台レイン 吉野匠 住川惠starstarstarstarstarこめつぶ最初の方は画の線が細くて苦手だったけど、読み進めるうちに慣れました。国同士の戦いの話は少し複雑で登場人物の名前がなかなか頭に入らないけど、ストーリー自体は面白いので読み進める事ができます。あとは、主人公最強です。隠れキャラだった姫様の成長も楽しみ!平民から王国の上将軍まで上り詰めた主人公。潜在能力が高い姫様と共に、今後はどのような方向性に向かいストーリーが続いていくのか楽しみなマンガです!筋肉一辺倒と思ってはいけない魔法少女プリティ☆ベル KAKERUstarstarstarstarstar_borderゆゆゆボディービルダーが魔法少女に!という出落ちネタでは終わらず、天使とか悪魔とか海魔族とか、その他いろいろ出てきた。 そして、魔法少女になるからには、ものすごく強いボディービルダー魔法少女という設定かと思いきや、もっと強い敵も用意されていた。 パワーのインフレがえげつない。 ちなみにボディービルダーのあつしさん、ものすごく落ち着いているけど、まだ三十代。想像より若かった。 いろんなパロディネタが入っていたり、このイケメンその役割かと思ったり、やたらみんなで風呂に入ったり。ほのぼの。 でも世界は不穏。 不吉な気配を出しつつも、忘れていまいかと、筋肉が大量にでてくる。 まだ途中までしか読めていないけど、最終巻の表紙を見て笑ってしまった。 それまでの巻の表紙も、最終巻の表紙も、みんなこの作品を表しているんだろう。あの笑顔はこわい。今までの修羅場での経験が生きてくる迷宮ブラックカンパニー 安村洋平starstarstarstarstar_borderママ子成り上がりセレブニートが満喫する前に異世界転生。 転生したら無双チート状態でなく、バリバリのブラック企業並みの生活。 過酷な状況から、生きるためと向け道使ってお金を儲けようとする。けど成り上がる術としてはそれも実力のうちだと思えてしまう、突き抜けていて清々しいぐらいクズっぷりがすごい(笑)。 テンポが良く、難しくないのでサクサク読める系です。出落ちギャグかと思いきや…魔法少女プリティ☆ベル KAKERUmampuku 魔法少女リリカルなのは以降~魔法少女まどか☆マギカ以前、魔法少女ネタ枠として今よりかなり珍しく先駆的作品だった気がします。出オチかと思いきや期待をいい意味で裏切る骨太なストーリーで、10年近く経つ今も続く長寿作品となりました。 今や溢れかえって出尽くしたようも思える「ネタ枠」(TS&女装の「魔法少女俺」やコワモテ表紙の「間違った子を魔法少女にしてしまった」)と比べても見劣りどころかひと際目立つ強烈な個性も人気の要因でしょう※画像参照 推しポイントとして、彼我の戦力さなどからくる絶望感や無力感の演出がスゴイです。同じ作者の「お気の毒ですが、冒険の書は魔王のモノになりました。」などはそれを煮詰めたようなダークな作品で、とても良質な絶望が味わえます。 本作中、魔族同士の戦争や政争に少女たちが巻き込まれていくなかで、作者の結構偏ったイデオロギー的な考えをキャラクターに代弁させている節が少なからずあり、そこが肌に合わないという人は多いかもしれません。それにさえ目をつぶれる読者にとっては面白い漫画だとは思います。 どの能力を得るかは運しだいリィンカーネーションの花弁 小西幹久starstarstarstarstar_borderママ子能力系×偉人 どっかで見たかなだけど、後半になっていくとそれぞれのキャラクターの人となりと前世での偉業からくる能力とストーリーの展開が面白いです。 敵役として過去の犯罪者が出来るけど、誰かな?って人もいて偉人奇人ってたくさんいるなあ。 能力の発動条件が特別なナイフで首を切るっていう何とも言い難い。 首を切って花弁がぱっっと散るとことはきれいに感じてしまった。 歴史や偉人のことより、バトルを楽しむと面白身が増すと思います。レインが強いレイン 吉野匠 住川惠名無しレインが強い異世界社畜下剋上!迷宮ブラックカンパニー 安村洋平名無し現世で社畜を抜け出した頂点ニート!…かと思いきや異世界に飛ばされ労働! 労働からの脱却! 使役するか使役されるか! 働くか働かないか! めっちゃ面白いし絵がうますぎる異世界モノだと思います。 アニメから好きになったマンガ魔法使いの嫁 オイカワマコ 三田誠 ヤマザキコレ 五代ゆう ツクモイスオstarstarstarstarstarゆゆゆタイトルに「嫁」とあるので、女の子をお嫁さんにする男性向けウフフストーリーかな、この人の仮面?外したらイケメンなのかしらと思いつつ、なんとなく視聴したアニメ(第一部)。 まったく違った。 ハズレすぎて、爽快感を覚えるほど違った。 仮面じゃないし、はずれないし。 「人外×少女」がキャッチだし。 最終話になるころにはリアタイ視聴となり、もっと読みたいと耐えきれずマンガを全巻購入した。 マンガ版にはアニメでは削るしかなかったのだろう、イングランドの伝承や神話、豆知識の数々が掲載されており、まほよめの世界観を知る喜びに震えながら読み漁った。 アニメでは理解できなかった単語がマンガだと、文字とルビと絵で分かるのもよかった。 さらにアニメ化した内容にあたる9巻でマンガは完結かと思ったら、学院篇の第二部へ続くとあって、喜んだのを覚えている。 第二部は舞台がかわるものの、エリオスとチセはかわらずエリオスとチセなのが嬉しい。 そしてその第二部がアニメ化決定したのも、また嬉しい。 アニメの前に予習したい方、コミックスは10巻(第46篇)からですよ!!偉人vs罪人の熱き異能バトルリィンカーネーションの花弁 小西幹久starstarstarstarstar宮っしぃ終末のワルキューレや魔女対戦とかの、神vs神や女傑vs女傑の様に、前世の異能を開花させて戦うバトル物 開花する異能は武蔵やアインシュタインみたいな偉人もあれば、チカチーロやデサルボみたいな罪人もありと、色々な異能があり、かつその能力は各人の半生や偉業に基づいた能力になってる 色々な偉人罪人が出るので、知らないのもいて、それを調べてくのも、この作品の楽しみの1つ 後半になるにつれて、話が壮大になっていくが、前半のバトル読んで楽しめたなら是非続きも読んで欲しい アニメ化とかして欲しい作品の1つ良い意味で表紙サギ魔法少女プリティ☆ベル KAKERUstarstarstarstarstar宮っしぃ表紙の女の子可愛らしいじゃないですか?魔法少女!って感じがしっかりあって、これ表紙の女の子がバトルしたり成長したりするのかなぁと思うじゃないですか? 全く違います、魔法少女?に変身するのはボディビルダーのおっさんです...筋骨隆々で、こんなん出てきたら確実に心折れるレベルのおっさん... 魔法のビームを飛ばし(ポージングすると)、変身バンクもしっかりありと、結構しっかりと魔法少女してます、おっさんが ここまで魔法少女おっさんしか書いてませんが、ストーリーはめっちゃ骨太の内容になっていて、クトゥルフ神話をモチーフにしたダークさもありつつ、笑いもありとかなりオススメ 台詞回りも秀逸で、全てのキャラクターが立っている稀有な作品 人の生き死にや概念的な話しがかなり秀逸なので、誰もにオススメしてるが、出落ち感が最初はあるので誰も読んでくれないのが残念... KAKERU先生の絵がエロ要素強めだが、そんな事よりも一級品のストーリーを是非読んで欲しい 未来はこうなってるかも、、、と本気で思いました!!PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System 斎夏生 サイコパス製作委員会starstarstarstarstar_borderこめつぶ人が罪を犯す可能性があるかをデータで可視化し、犯罪係数という数値で判断が出来るシュビラという機械を使い、警察が戦う未来の話! 人間性、性格、潜在能力から人間そのものの犯罪の可能性を測り、未然に防ぐという目的で使われる。 100年先の未来なら、こんな展開もありえるのかな?なんて思わせるストーリーです! 主役の常森朱が強く逞しく成長していく姿は、スピード感がありどんどんかっこよくイケメン化していきます! これから犯罪を防ぐために人間の犯罪係数を予測して、逮捕前に犯罪者候補リストなどもしかしたら今の日本の警察もやっているのかな、、、?笑なんて勝手な妄想も広がった漫画です! 歩行者専用道路標識(夏子と三郎)部活動 西田理英サミアドCOMICポラリスで「殿と犬」連載中の西田理英さんの初期作品です。コミックブレイドの「いきなり誌面に載ったり載らなかったりする不愉快な漫画」でしたが連載になり単行本も発売されました。 数年後には続編の「新部活動」がWEB連載され、そちらも単行本1冊が出ています。 個性的な3人の部員が議論したり侵入者を撃退したりサンタのコスプレ戦隊で爆煙したりデパートに動物王国を築いたり光り輝くラストミステリーを拝んだり部室で結界を発動したりする部活です。楽しそうですね。 ツッコミ顧問の南部先生の口座残高が心配です。可哀想ですね。 幻の部活動…いやいや何でもありませんよ。 好きな漫画なのでもっと読みたかったですが、いつ終わっても違和感が全く無い作風なので打ち切り感は薄いです。 とぼけたギャグが大好きです。 画像は目撃したツチノコの情報共有です。百合は廃墟への入口るいるい 真楠あうしぃ@カワイイマンガまず百合作品としては、男性が一切出てきませんがエロは多めです。ワードとして出てくる男性は一切姿を見せないので、男性を見たくない百合好きには安心の作品です。 主人公のオンナノコ好きな女子が、包帯美少女に誘われて通称「廃墟部」に入るお話。 部室のある半廃屋や活動で訪れる場所等、廃墟だらけの高校生活……なのですが、最初は廃墟よりもどうしても、女の子達のエロに引き摺られます。 廃墟に興味薄な主人公と包帯少女、先輩達や変態先生の強烈な百合にときめきながら、廃墟への思い入れや訪れた場所にまつわるエピソード等をインプットするうちに、主人公と共にふと、その廃墟を愛おしいと思う、そんな瞬間がやって来ます。 廃墟マニアの世界は「考えるな」てはなく「考えろ、感じろ」です(私が今、考えました)。 そこがどういう場所だったか、その場所で誰が暮らしていたか、何故滅びたか……それらを知ってから朽ちてゆくそこを眺めると、儚い滅びの美が何倍にも増幅される。 思い入れを知っていく事で、ある時廃墟の良さに突然気付く。その現場に読者も居合わせる、という体験が本作なんだと思います。 だからどうか、お気軽に読み進めていってください。分かる瞬間が、どこかで来ます。 主従関係ラブコメの世界を初体験した作品まもって守護月天! 桜野みねね六文銭「ロトの紋章」「ハーメルンのバイオリン弾き」のレビューでも書かせていただきましたが、私、ガンガンっ子なアラフォー。 90年代のガンガンといえば上記2作品に加えて「魔法陣グルグル」なんかが筆頭に上がって来るかと思いますが、個人的には本作をいれて四天王的に好きな作品でした。 (ホントは「南国少年パプワくん」「CHŌKOビースト!!」「PON!とキマイラ」「ライオンハート」「TWIN SIGNAL」「刻の大地」「突撃!パッパラ隊」「忍ペンまん丸」「浪漫倶楽部」などなどあります。ホントこの時代のガンガンが大好きでした。) さて本作の内容なのですが、一人暮らしをしている主人公のもとに、冒険家の父親から八角形のリング(支天輪という)が送られてくる。 その輪を覗くと、突如、一人の女性があらわれる。 彼女は、魔法のような不思議な力で主人をあらゆる不幸から守る、通称「守護月天」、名を「シャオリン(シャオ)」だという。 中国の戦国時代を経験している彼女は、現代の平和かつ技術の進歩した時代を目の当たりにして、色々戸惑っては空回りしっぱなし。 そして、この時代のこの世界では守る必要もないことに気づき、むしろ自分の存在が逆に迷惑だと判断して支天輪に戻ってしまう。 しかし、物悲しそうに一人暮らしをしている主人公の姿をみて、彼の孤独や寂しさから守ることを決意して、一緒に住むことになる・・・という流れ。 いわゆる主従ラブコメなのですが、当時これが自分にとって初体験でもあり、すごく新鮮でした。 また、シャオのド天然っぷりと、優しくて健気に主人を守ろうとする姿勢は、ホントに可愛くて、自分の中の何かのアビリティを解放された気分でした。 主従関係だとメイド服っぽい欧州風が多いですが、本作の中華風衣装もまた良いです。 三角関係、当て馬、おじゃま虫などいわゆるラブコメあるあるもふんだんにあるので、ラブコメ好きな人にぜひおすすめしたい作品です。 余談ですが、 SURFACE と聞いて、マイクロソフトのパソコンではなく 二人組の音楽ユニットを思いだせる人とはウマイ酒が飲めると思います。 というのも 「さぁ」 という楽曲が、本作のアニメのOPだったからです。 https://www.youtube.com/watch?v=I2ykU0wTci4 懐かしくて、たまに聞いてしまいます。才能が憑依する「廻り者」たちの偉人バトルリィンカーネーションの花弁 小西幹久さいろくこれは終末のワルキューレがブレイクしてきた今でこそ流行るべきなのでは、と思うのだけどどうだろう。 先を行き過ぎたのか、それとも「運」という才能に差があるのか こういう能力者バトルものっぽいのはジャンルはなんていうんだろう? 文豪ストレイドッグスみたいにきれいにまとまったのもあれば、終末のワルキューレみたいに直球だけで勝負するものもあるけど、近しいものを感じる作品。 バトルがメインでもあり、主人公が無能力なところからスタートする感じは今でこそよくあるけど、これが連載開始時はそんなに多くはなかったと思う。 サイコっぽいダークな雰囲気もあって好き。スカイツリーも、都庁も、渋沢栄一像も、全部兵器カーマトリック 中西達郎兎来栄寿①東京の名所が兵器になる! ②美麗でド派手なフルカラーロボットアクション! ③中西達郎節全開のカバー下のヤバい文字数の裏設定! #推しを3行で推す ポエミー忍のメタギャグ漫画!伊賀ずきん たなかのかあうしぃ@カワイイマンガ私はこの作品を、同じたなかのか先生の『タビと道づれ』『すみっこの空さん』の後に読んだので、最初ずいぶん単純化された画面に驚きました。しかし本作がギャグ作品であると分かり、読み進めていくと、このタッチがまあ笑わせてくれること。 本作は戦国時代の忍びのお話ですが、服部半蔵と名のつく人を、こんなにもテキトーに描いていいのか……と愕然。割と時代設定はきちんとしているのに、すぐに現代ネタを繰り出してみたり、マンガである事をネタにしたり(画像参照、3巻より)、枠組みをずらすメタな笑いが次々と。 物語は忍びでありながら冷徹になれず、心を捨てられないくノ一・伊賀ずきんの葛藤を軸に、美しさ・愛らしさ・友達・自己規定といった事柄について詩的に哲学的に考察しており、デビュー作にして既に「たな節」炸裂!ギャグ漫画にも関わらず読み応えがあります。 くノ一として適性がなさそうな主人公のドタバタコメディとポエミーな台詞のコンビネーションに、思わず吹き出したら負けです。いや勝ちか。明日のない町で、貴方を探すタビと道づれ たなかのかあうしぃ@カワイイマンガ五年ぶりに帰った町で、女子高生のタビは途方に暮れる。そこは「今日」を繰り返す町になっていた。大切な人に会いに行きたいのに、町の中に入る事も出来なくて……。 ▲▲▲▲▲ タビは降車駅を起点に、不思議な事態に気付いた家出青年と警官と共に、町を調べる事になる。 町に入るには、特定の路を自由に操る能力が必要。流れ星が与えたその能力の謎、能力者達の思惑や能力の授受を巡り、複雑で繊細な、ハラハラする物語が展開される。 タビは酷く内向的な子。彼女と関わる人々も「夢が叶わない」「思いが届かない」という重さを抱え、終始切ない。迷える人の内面みたいに複雑な「緒道」の路地。懐古調の風景はどこか未来を拒む様で、懐かしくて少し重い。 己を否定し闇に消えたがる人を救うのは、握手し・何かを分け合い・引っ張る手。他人と手を繋ぎ・星が星座になったら・時はぐるぐると動き出す……という感じの壮大な優しさの物語は、「緒道」の光景と共に私の孤独を癒してくれる。小1と亀、対話と鮮やかな発想の書すみっこの空さん たなかのかあうしぃ@カワイイマンガ亀のプラトンは主人と引っ越したギリシャで、師たるソクラテスと出会う。主人を神さまと呼ぶソクラテス先生と、日々を共にしながら交わす対話は、プラトンを哲学の深淵へと誘うのでした……。 ☆☆☆☆☆ という感じのプラトン(亀)のモノローグで進む本作。とにかく驚く程の「鮮やかさ」に満ちている。 ソクラテス先生と呼ばれるのは、小1の少女・空さん。彼女の発想には、軽やかな飛躍と本質的な物の捉え方がある一方で、常に人を肯定し人の背を押す優しさがある。触れた瞬間、迷える人の目の前がパッと開ける様な、鮮やかな言葉。 その鮮やかさは、都会で負けて帰郷して来た主人、田舎から飛び出したい女子高生といった、こんがらがった人達を救っていく。彼らの行く先のエピソードも、日々を迷走する私達の救いとなる物語だ。 空さんと級友達のコロコロしたフォルムと、(日本の)田園風景の鮮やかさが相まって、そこは神の庭なのか?空さん達は天使なのか?と思う程の、愛らしくも神々しいイラストレーションが展開され、癒される。宗教画の天使図の中で、プラトンと一緒に空さんの「てちゅがく」に何度も驚嘆する「しんはっけん」に満ちた書だ。 異世界転生モノとしては結構異色?迷宮ブラックカンパニー 安村洋平名無し現実世界で大金持ちになった主人公が異世界に飛ばされてヒドイ目に… そこまで遭うこともなく持ち前のズル賢さでクズとして無双するというのがこの手のテーマでは斬新かも。 ちゃんと努力したり一本スジを通すところが主人公の性格の悪さとギャップがあっていいですね。大切に描かれ、大切に育てられた作品びんちょうタン 江草天仁なかやま自分はアニメからこの作品に入ったのですが、4コマと言うジャンルの枠を超えている素晴らしい作品で、主人公のびんちょうタンの生活を美しく描いていると思っています。 内容は主人公のびんちょうタンの貧しくも清らかに慎ましい生活を中心に描かれたもので、彼女の友人の話や学校へ行きたいなど、本人の世界が徐々に広がっているところが見ていて、心があたたかくなります。 特に、おばあちゃんの話は10年以上たっても、自分の心に刺さっています。 1巻前半の雰囲気とは後半から大きく変わっていくので、試し読み出来る部分と話の軸がちょっと変わります。(ちょっと注意ですが、読んでほしい) wikipediaをみると、即興で考えたキャラクターがひっそりと雑誌の片隅で始まり、徐々に人気が出てアニメ化とのことでした。 自分がこの作品を大きく評価しているのは、その即興で生まれたキャラクター達に命を吹き込んで且つ育て上げた作者の 江草天仁 さんの存在です。 例えば、 びんちょうタンが頭につけている「炭」ですが、コレは単純に備長炭のキャラクタだからつけている、というよりも村には「炭をつける」という風習があり、伝統を重んじる家庭の子供は炭を付けている と言う感じです。 そして、全4巻の作品ですが これ・・・同人誌版で『学校編』が存在します。 連載が終わった 2008年から同人活動として連載を続けて、2013年にまとめた本が発表されています。 これは、きっと作者さんがびんちょうタンを学校に行かせてあげたい、という優しい思いがあったのだと考えます。 大切に描かれ、大切に育てられた作品です、是非綺麗だけれどどこか危なげでもある世界魔法使いの嫁 オイカワマコ 三田誠 ヤマザキコレ 五代ゆう ツクモイスオ名無し魔法使いに買い取られた少女が、魔法使いと共に生活をします。魔法という単語だけを聞くと、何かすごいことができて美しいもののような印象を私は受けますが、この作品で登場する世界の魔法にはどこか危なげな感じが含まれています。少女は魔法使いと過ごす中で、どう魔法と付き合っていくのか…目が離せない物語です。 圧倒的才能...! マンガが上手すぎる四ツ谷十三式新世界遭難実験 有馬慎太郎たか2017年に読んで衝撃を受けた作品。1話だけ読んでもとにかくすごい。というか1話4ページ目の見開きのシーンが上手すぎる。ただの釣りと見せかけておいて、いきなり奇妙で壮大な世界を見せつける構成に痺れる!! (読めばわかります…とにかく第1話読んで) https://comic.mag-garden.co.jp/yotsuya13/ 凄まじい画力と懐かしいノリのギャグが織りなすハーモニーが最高。 ネットでは「高い画力で描かれるSF。主人公がゲスに振り回されるストーリー」という部分がレベルEと共通するというだけで「パクリ」と呼ぶ輩がいるようで本当に悲しいです…。 それは「NARUTOはハリー・ポッターのパクリでハリー・ポッターは落第忍者乱太郎のパクリ」だと非難するくらい、的はずれなこじつけにすぎません。 そもそも冨樫先生の高い画力と卓越したストーリーは、表面的に簡単にパクれるようなものではありません。魅力的な絵と読者の度肝を抜くエグい展開。この2つが揃って初めて冨樫先生らしさにようやく一歩近づけるかどうかというくらいでしょう。 もし仮に冨樫先生の漫画を真似できるとしたら、それ自体がその人の人並み外れた能力の高さを示しており、むしろ評価されるべきだと思います。 そして有馬慎太郎先生は、誰と比べる必要もなく最高の漫画家です! マグコミでずっと読んでいたので、休載のアナウンスがあったのかどうかすら把握していないのですが、ずっと続きを待ってます。 (画像は2話より。キャラデザ・設定、何もかも好き…)魔ロキ読んでた人いない?魔探偵ロキ 木下さくら時を駆けるアラサー昔読んでた漫画を今読むのにハマってます。 魔ロキ読んでた人いませんか? まだガンガンとか本屋であの分厚いの買ってたなと思い出しました。 絵、今見てもめちゃくちゃうまいですよね…。 画集持ってた子を羨ましがってた記憶あります。 少年ロキが探偵をやっててそこに女の子が転がり込む話。 主人公ロキがいいキャラなんですよね。 少年でチビなのに頭がキレるからかっこいい。 今読むとオカルトファンタジーなのにロキ、ちゃんと探偵してる…。 邪神ロキ、トール神、女神フレイヤ…読んだ当時はわからなかったけど北欧神話なんですよね。 懐かしくて好きだった本でした。 <<12>>
最初の方は画の線が細くて苦手だったけど、読み進めるうちに慣れました。国同士の戦いの話は少し複雑で登場人物の名前がなかなか頭に入らないけど、ストーリー自体は面白いので読み進める事ができます。あとは、主人公最強です。隠れキャラだった姫様の成長も楽しみ!平民から王国の上将軍まで上り詰めた主人公。潜在能力が高い姫様と共に、今後はどのような方向性に向かいストーリーが続いていくのか楽しみなマンガです!