漫画ゴラクの感想・レビュー64件<<123>>恐るべし新撰組監察方粛清新選組 和夏弘雨 荒木俊明名無し1話目から面白かった。ゴラクで「戦国えっち」などを連載していた荒木俊明先生が原作に回っているようだ。明るいエロと歴史を掛け合わせる作風だったはずだが、今作では、硬派で非情な新撰組が描かれている。あの手この手で新規入隊者をふるいにかける「新撰組観察方」の仕事は恐ろしくも魅力的で、早くも続きが気になる。3巻読了、テンション上がってきたスマイリー 服部未定さいろく熱いやーん、こういうの好き…! 1巻、2巻と不安でしかなかったけどこれは良作になる予感がする。 まだ尻尾が見えてきた程度だけど、ここからどう畳まれていくのか楽しみ。お互いに気持ちよく過ごすためのマナー男の作法 池波正太郎 なかじまもりおstarstarstarstarstar_borderママ子池波さんのエッセイ的なの。 上質な人、物、接し方を先生とたまたま出会った営業マンのお姉さんと池波節で解説。 お金を使うからいい、使いやすいからいい、注文した物を残したり、我が物顔で食事が終わっても退席しなかったり こういった行動がどうしても良くないのか理由がある。 多分もう続きはないのだろうけど、読んでいて小気味いいのでぜひもっとおじさんのお話聞きたいです。 「女✖️酒✖️建築」一級建築士矩子の設計思考 鬼ノ仁名無し「女✖️酒✖️建築」結構珍しい掛け算の漫画なので、読む事にしました。 建築の知識は全然ない僕でも楽しめました。 作者も一級建築士の資格を持っているようなので、非常にわかりやすく建築に着いて教えてくれて、良い勉強になります。 建築家の友人もイチオシの漫画でプロが見ても面白いみたいです。 建築だけでなくて、美味しい飲み屋とかお酒の紹介もあって僕はそっちの話の方が好きでした。 ためになる漫画だと思います。 お悩み解決?一風変わった設計事務所一級建築士矩子の設計思考 鬼ノ仁starstarstarstar_borderstar_borderママ子立ち飲み併設の設計事務所とはいい発想! お酒飲んでるところめちゃくちゃいい顔してる(笑) 読みながら「そうなんだ〜」って感じでした。 建築法なんてわからないから、本職の人にわかりやすく説明してもらったみたい。でも現実はこんなに気軽に聞きに行けないところなんだよね設計事務所ってやっぱり敷居がたかい 来る人のお悩み解決所的になってる、クライアントの話を聞いて素敵な建物作れるといいねそうそう、こういうの鬼ゴロシ 河部真道さいろく最近ヤクザ漫画にハマっている私としてはこういうのに出会えるのが非常に嬉しかった。 独特だけど絵も上手いし、迫力もある線と描写でマンガ的にもGOODではないか。 ストーリーがどうなっていくのかもかなり気になる1巻。 この後ジジイたちが手を組んで御前様をぶっ潰しに行くみたいな話だとワクワクするなー!入り込みにくかったです。ラクガキ~呪いの館~ 志名坂高次 粂田晃宏starstar_borderstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンホラーものということで、怖いもの見たさもあったので、読んでみました。怖さはそこまでではなかったですね。。各自が抱えている問題などもわりによく見かける感じのものが多く、目新しさもありませんでした。 あとは登場人物の全員が狂ってるからなのか「そうはならんやろ」っていうシーンが多く、そのたびに気持ちが引っかかって物語に入り込みづらかったです。 まだ1巻なので、今後面白くなるかもしれません! 先が猛烈に気になるマンガ・スマイリースマイリー 服部未定starstarstarstarstar_border酒チャビンワクワクではないですが、ハラハラ・ドキドキ、先がすごく気になります。まだ未完で、3巻までしか読んでないのですが、今のところ面白さ上位にくるのではないかと期待しています。 表紙は遠目に見ると珍遊記っぽくも見えるのですが、宗教法人ものかつサスペンス・ミステリーものでギャグ要素はほぼありません。百合×健康=一生いっしょあやと私、まいにちみそ汁 五郎丸えみあうしぃ@カワイイマンガ 1巻の冒頭で、もうキュン死させられるんですよ。 幼い女の子が年上のお姉さんに、おばあちゃん直伝のお味噌汁を飲ませながら 「いっしょにながいきしようね!」 ……お前の味噌汁が飲みたい、という(人に作らせる前提の)昭和なプロポーズを令和にアップデートするとこんなに優しく力強くなるんですね。この作品は、この女の子の言葉がどのように実行されるか、という物語になります。 時は経ち、ズボラなお姉さんの元に押しかけ女房する、成長した女の子。身の回りの世話から食事まで尽くす尽くす。 一方のお姉さん、優しさと大らかさで時に脆い相方を支えます。相性ぴったりの二人……本気で結婚して欲しい。 中心になるのは日々の味噌汁レシピですが、そこに歳下女子の中医学アプローチが加わり、健康を保つための知識がたくさん。 さあ、二人はいっしょにながいきできるかな?二人の楽しそうな日々を見るだけで、こちらは心のデトックス、できてますけどね!沙村広明の夫婦合作樫村一家の夜明け 沙村広明 岡村星さいろくあとがきにある「ネームバリューがあると信じている異常者(編集者と奥様)」の思惑通り買いましたとも。 そして奥様:岡村星の作品も、ラブラブエイリアンしか読んでなかったから全然思ってたのと違うけどよかった。 「樫村一家の夜明け」感想樫村一家の夜明け 沙村広明 岡村星ニーナ恥ずかしながらお2人が夫婦だってこと、この本で初めて知った。夫婦合作面白い! 個人的には「ミッシングコード」が好き。登場人物それぞれが抱える罪の意識について考えさせられた。夫婦合作!!樫村一家の夜明け 沙村広明 岡村星starstarstarstarstarかしこ元々2人のファンだったのでご夫婦と知って大興奮しました!私の勝手な妄想ですが夕飯時に晩酌しながら漫画談義とかしてそう…。後書きで嫁のかき揚げが美味いって惚気ていてニヤニヤしました。岡村星先生が作ったネームを沙村広明先生が直してくれるってエピソードが語られてましたが、ストーリーもお互いの意見を取り入れて作ってるんだろうな。収録作品全て面白かったです!! 以下、個人的な作品ごとの感想です。 「樫村一家の夜明け」引きこもり息子の苦悩が真面目に語られるところからの親父の本気が炸裂するぶっ飛んだ流れが面白すぎる。何回でも読みたくなる。 「アンチ・ドレス」自分が作ったドレスによってSNSの裏アカで虚勢を張るような女の子になってしまった…と気づいたファッションデザイナーの男が「俺が新しい呪いをかけるんだ」というところ。女達が本来持ってる魅力を活かすことも「呪い」と言うのがいいな。ファッション業界の話だから「何であんな色の口紅が流行ってるんだ…?」とかワードセンスも洗練されていてカッコよかった。 「ミッシングコード」すごい深い話だった。人間はみんな罪深いって本当その通りですよ!今年読んだ漫画の中で一番刺さったかも。「戸村助教授のアソビ」感想戸村助教授のアソビ 富田童子 都伊カオルニーナ何だろう、このクセになる感じは。一話目、ニ話目は「へぇ~成る程な~」と割りと冷静に読み進めていたのだが…徐々にこのクセ強の世界観にハマってしまったわ(笑) ボタボタっていうかスプラッシュボタボタ 板垣巴留野愛極度の潔癖症で汚いものに触れると鼻血が出てしまう女・氷刈真子が真実の愛を求めて奔走する物語。 運命の出会いや愛を信じてセックスに挑んでは血まみれになる姿は、滑稽だけど切なくて面白い。 ボタボタどころかスプラッシュレベルの鼻血に染まりながら裸で微笑む女の絵面がセンセーショナルで魅力的。 映像でも見てみたいけど、血の量が多いから年齢制限かかりそうだな。鼻血だから大丈夫かな。 愛を見つけてめでたしめでたしなラストになってほしいけどそれじゃ物足りない気もするな…なんて思っていたら、ちゃんと満たされる大団円が用意されてました。このカタルシス具合最高です。みそ汁の日常感あやと私、まいにちみそ汁 五郎丸えみ名無しみそ汁の漫画はちょこちょこと見るけど、これも面白い。女性の二人暮らし。片方が薬学科?なのかな。相方の体調を考慮して、みそ汁を作る話。コンセプトもいいけど、ちゃんと美味しそうなのもポイント。 春の菜の花のみそ汁とか飲みたくなったなぁシンママバトルアクションマイティマザーズ 烏山英司名無し「ええっっ!?!! 漫画ゴラクの主人公がシンママ!?」と、衝撃を受けながらシンママの奮闘記を読んでたらちゃんと漫画ゴラクな展開になって安心した。 園長絶対強キャラだし期待 everybody`s sinもろびとこぞりて ウチヤマユージナベテツウチヤマ先生は現実を咀嚼して作品を描くことが巧みで魅力的な方なのですが、この作品は「罪」を描くことに成功した作品だと感じました。 タイトルから連想する聖書のイメージは、人間の抱えた原罪、弱さや醜さを描くとともに、作者のテクニカルな巧みさを残します。 読者のミスリードを誘う手法、あっと驚くラストの仕掛け。読み手の持つ先入観や常識を逆手にとるその作劇は、作者の知性と観察力の深さを感じます。ラストシーンでの会話、爽やかな苦さは人生に確かな何かを与えてくれます。 #マンバ読書会優しくて懐かしい家族のお話コトブキ荘の食卓 魚乃目三太野愛訳ありの人たちが暮らす昔ながらのシェアハウス・コトブキ荘。 現代のお話なのにどこか懐かしく、優しい気持ちになる作品です。 お肉屋さんのコロッケにキャベツだけの炒めもの、卵を落としたみそ汁。第一話に登場するご飯に心を掴まれました。 手が込んでるわけではないけど、お家ご飯らしいあたたかさに溢れた献立。なぎささんが思わず泣いちゃう気持ちがわかります。 年齢も性別も境遇も違うけれど、コトブキ荘のみんなは家族なんですね。 干渉し合わないのが美徳とされる世の中になってきましたが、人と人との繋がりが強い関係性も素敵だなあと思いました。悪党(ゴミ)収集員が街の悪しき汚れを消し去る!悪党収集員-西園寺の流儀- 佐藤啓名無しこれ最高に面白いんで連載しないと駄目なやつ! 絵もめちゃくちゃうまいし何者なんだと思ったら最近モーニングで読み切り描いてた人かー!!!! 生活ゴミのゴミ汁(ゴミ汁って何だ?)がかかってもニッコリなのに悪党のゴミ汁がかかるとブチ切れるのがいい。 悪党収集員-西園寺の流儀-の感想 #推しを3行で推す悪党収集員-西園寺の流儀- 佐藤啓マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと 連載中も楽しみに読んでいたが単行本で読んだら最高だった ・特に好きなところは? 最初の数ページのネタを絡ませつつ見開きでキレながら悪党に対して容赦ない暴力を振るうところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! すごい売れまくって続編をやってほしい。またはこの作者の違うバイオレンスものが読みたい 耐え難い我慢からヒトを解放する怪異現るカミ憑き我慢を決壊す 洋介犬starstarstarstarstarウマタロイジメを我慢し続けてた女の子が自殺して、ヒトを我慢から解放して凶暴化させる怪異となって蘇る。主人公は「インガ様応報す」のインガ様に似てるけど同じキャラなのだろうか? 胸糞悪い人間と、それに耐えている人間の間に突如現れては、怪力を授け復讐を遂げさせるというもの。 1話目のコンビニ店長のアゴを砕くのは、ちとやりすぎでは…と思ったが、2話目のネグレクトされた子は本当に気の毒だったので「いいぞもっとやれ」となる。実に因果応報モノはスカッとするものである。我慢を解放された側は、記憶を消されアフターケアもバッチリらしいが、後日、警察に捕まったりしないか心配である。男も女もどっちもヤバくて面白いソコナシイチズ 保松侘助名無し※ネタバレを含むクチコミです。 内なる最強の敵 加齢LV41才の勇者 宮川サトシ 宮川さとし ナンジョウヨシミ霧兵衛よかった点 ・あらゆるところに加齢に絡むギャグが入って面白い 総評 ・自分も近い年齢になってきているがここまではひどくないとは思ってる ウチヤマユージの新連載「もろびとこぞりて」もろびとこぞりて ウチヤマユージ名無しウチヤマユージ作品は「よろこびのうた」「葬送行進曲」を読んで、絵柄はポップなのに、ストーリー的には人間のダークサイドをエグってくるのが面白いなと思っていたので、週刊漫画ゴラクでの連載は相性がいいぞ!と予告から確信していました。 第1話ではクリスマスイブの新宿駅で無差別殺人事件を起こして電車に飛び込み自殺した犯人が「大島」であること、物語はその2年後から始まり、主人公はクリスチャンの男子高校生で、彼が住んでいる町に引っ越してきた謎の家族?も「大島」を名乗っていることは分かりましたが、まだ男子高校生と殺人犯の接点は明らかにされていません…。 短期集中連載って一体全何話なんでしょうね?ここからどこまでストーリーが展開してくのか不明ですが、ウチヤマさんのTwitterによると原稿はすべて描き終えてるそうです。とりあえずゴラクらしい作品だと嬉しいな。毎週楽しみにしてます! https://twitter.com/kitsunetsuka/status/1413357166233145346<<123>>
1話目から面白かった。ゴラクで「戦国えっち」などを連載していた荒木俊明先生が原作に回っているようだ。明るいエロと歴史を掛け合わせる作風だったはずだが、今作では、硬派で非情な新撰組が描かれている。あの手この手で新規入隊者をふるいにかける「新撰組観察方」の仕事は恐ろしくも魅力的で、早くも続きが気になる。