蛮勇シネマ
高嶺造園で働く若尾は、妻なし、彼女なし、いまどきガラケー使いの堅物オトコ。テレビもめったに観ない彼が、突如、東京を襲った震度4の地震のおかげで…… 地震速報を観ようと点けたテレビで……出会ってしまったもの。それは「あまりにもきれいな、外国のおじさんたちが殺し合う映画」。その映画のタイトルは……!? やがて、このときの出会いが若尾を長い旅へと誘うことに!?
「この“涙”はアンタらへの涙じゃない。弱くて何も言い返せなかった私のための“涙”だ。」主人公・如月ゆみは、両親の離婚が要因となり、日常的に実の母から肉体的にも精神的にも凄絶なネグレクトをうける。放課後、家に帰りたくないゆみにとって、ショッピングセンターにある賑やかなフードコートが唯一の拠り所だった…‥。親から愛されない、友達もいない、将来に希望がもてない、まさにないないだらけの少女が、一枚のイラストとの出会いがきっかけとなり、圧倒的現実を乗り越えていく成長の物語。「私は絶対にアンタみたいな大人にはならない!」
もう我慢できない!! あいついらなくね!? 里親家庭の子どもたちの間で不協和音!? 実の親から虐待され、由志摩家に引き取られてきた7人兄弟末っ子の4歳児、ひまりは、特殊な感受性や拘りを持ち他の子どもたちとは、明らかに違っていた。お絵かき用に貰ったクレヨンで至るところに落書きする。書斎の本を手当たり次第引っ張り出す。パソコンのデータを勝手にリセットする…など、家中を混乱に陥れるも本人は屈託のない様子。そんな奇行続きのひまりに満子は目が離せず他の子どもたちは不満を募らせる。そんな中、由志摩家一のやんちゃ坊主、秀がひまりの追い出しを企てるが… 「児童養護施設の子供たち」で衝撃を与えた著者が描く里親シリーズ第8弾!
花びらパズル
イラストレーターへの道か、彼氏との安定か。女優のプライドか、結婚への焦りか。空気を読むのは善か悪か。青春を経験し、ある程度社会も経験した20代女子なら一度は直面するであろう悩みに作者が体当たりで挑んだデビュー作! 今まさに悩んでいる人も、過去に悩んでいた人も。読めば小さな糸口が見出せるかも?
タイトルと、表紙に惹かれて読みました。 話に出てくる子は皆20代で、大人って何だろうって考えたり、周りは結婚して子供産んで自分は何してるんだろう、このままでいいのかなって悩んだり、好きになった相手と価値観が合わなかったり、、たくさん笑って涙して、、この世代の女子達が感じているであろう気持ちを割とせきららに書いていた作品でした。共感するとこあるし、世代関係なく読めると思った。