ヤングキングアワーズの感想・レビュー118件<<12345>>コロナ禍/規制が飛び交う時世でこそポストキッズ 宇河弘樹名無しあの朝霧の巫女、猫瞽女を描いた宇河弘樹がアワーズに帰ってきた。それだけでありがとうございますと言いたい。 元々かなり社会問題に切り込む(主題の物語とは別に)作者が、今の現代で抱えている問題を近未来の少年少女たちと共に描いている。2巻も楽しみです東京が沈んでいるマンガを探していて見つけた東京クレーターのアカリ 磯本つよし名無し新海誠の新作映像が公開されて、ふと「東京が沈んでいる作品」に触れたくなり色々探しているなかで見つけたマンガ。今作はシンプルに隕石が落ちてきて東京がクレーターとなり、海面に沈みつつあるという設定で、変種のウイルスもモンスターもアリというザ・ポスト・アポカリプス世界。 作品を通貫するようなストーリーがあるタイプの作品ではないので読みづらいところはあるけど、エアバイと呼ばれる飛行バイクが自然が侵食しつつある東京を舞台に繰り広げられるアクションは見ごたえ抜群。ディティールが細かいというか、こういうビジュアル、やっぱりいいよな〜。 というわけで本作を起点にしばらく「東京沈みマンガ」を探してみようと思います。いいのがあったら教えてくれるとうれしいです。ナポレオン連載前の貴重な読切1812-崩壊- 長谷川哲也チャンピオンスキー長谷川哲也の『ナポレオン ―獅子の時代―』連載前の入手困難だった読切が電子書籍で復刻。1812年のナポレオン軍のロシア戦役の一幕を前後編で描く。本編だと「ナポレオン ―覇道進撃―」の17巻あたりの話か。 https://manba.co.jp/boards/11914/books/17 それにしても凄いタイミングで復刻したものである。この本の復刻と同じくして、ロシアのウクライナ侵攻が勃発したのだ。あまりにも皮肉な偶然だとしても奇妙な廻り合わせを感じざるを得なかった。 「我々が歴史から学ぶことは、人間は決して歴史から学ばないということだ。」 というヘーゲルの名言が思い起こされるが、今はただひたすら歴史漫画を読み耽りたい気分だ。死にたくないから死地を飛ぶ男達RAISE 新谷かおる名無し※ネタバレを含むクチコミです。 コロナへの怒りを原動力にGOAT HEAD 安堂維子里ナベテツコロナという文字を目にしない日は恐らくないのではないかと思いますが、パンデミックが世界を覆うという百年に一度の出来事を迎え、我々の日常も変わってしまいました。 クリエイターの作品にもその影響は避けられないと思いますが、このタイトルは作者の安堂先生の思いが率直に込められているのではないかと思います。 コロナに対する憤りは、言挙げする必要も無いことと思います。愛する人が命を落としても、遺体と対面することが叶わない恐ろしい病。コロナをぶっ飛ばしたい、という思いは、誰にでもあるものだと思いますし、その思いを託している作品として、広く読まれて欲しいと願っています。 コロナ禍において作品を描く、その描き方はクリエイターにとっても千差万別だと思います。ビターなテイストを持ち込んで描く方もいるかと思いますし、憂鬱な日常を快刀乱麻を断つような描き方もあるかと思います。 文字通り、ウィルスをぶん殴るというアイディアでもってアクション活劇を描く、その辺りに安堂先生のユーモアの素晴らしさを感じますし、この憂鬱な日常を生きていく糧として、コロナが終息するその先まで、作品が続いて欲しいと願っています。実は呪術廻戦を先取りしているのではないか朝霧の巫女 宇河弘樹名無し2021年ならではの現象だと思うけど「エヴァっぽい漫画」として名前が上がってて気になってた本作、読みました。 みんながエヴァっぽいって言う理由は人物の関係が限られてる箱庭感というか正しくセカイ系な雰囲気というか、まぁなんとなくわかるんだけど、それ以上に呪術廻戦と比べたほうがもしかしたら面白いのではないかな〜と思った。 絵的な話では、怪異が筆っぽいタッチで描かれているところとか、呪術のアニメであれだけ目立っていたことを考えるとなかなか興味深いと思う。呪術やこの漫画だけの表現ではないにせよ。 で、本当に言いたかったのはわざわざ他の作品の話をしなくても(しちゃったけど)前述の冴えた表現が盛り込まれていたり、ストーリーの骨格がしっかりした漫画で面白かったということです。 懐かしさを感じたのもあるとは思うけど、終始「安心して読んでいいよ」という空気を纏っていてすごくよかったです。みんな報われない恋してんだな〜恋、ヒトゴトに及ぶ タカハシノブユキかしこ登場人物全員が報われない片思いをしてるオムニバス漫画です。1話完結ですが、好きな女の子に6回告白して振られた男の子のことを、よく行くコンビニの女の子が好きだったり、少しづつ繋がりがあるのが面白いです。 お互い好きなのに2人が一緒にいる姿を電車の窓ガラス越しに見た時にしっくりこなくて別れたカップルの話を読んでいて、そんな経験したことないはずなのに「うわっ…分かるわぁ…」と思いました(笑) よくよく考えてみると人生で何人を好きになるかはそれぞれですが、そのうち一生を添い遂げる程の関係になれるのは1人いるかいないかですよね。みんな上手くいかなかった恋を経験してるんだと思うと背中を押された気分になりました。 終わり方は残念だけど… #推しを3行で推すRED ZONE 白石純名無し※ネタバレを含むクチコミです。癒しです。心が穏やかになります。そして、涙腺が・・・。清々と 谷川史子starstarstarstarstar干し芋読了後の清涼感が気持ちいい♬ 清々しい~~~風が吹いてきます。 高校に入学してから卒業までの多感な時期が描かれています。 悪い人が一人も出てこないし、それぞれのキャラクターの背景もしっかりしていて、人物像が浮かび上がります。 主人公の田中清は、お嬢様学校に憧れてがんばって勉強してやっと入学した。クラスメイトは、ほぼ中等部からのお金持ちのお嬢様の生徒たち。最初は、背伸びしていた清も周りの優しい友人に囲まれて学園生活を楽しんでいる。必修科目のクラブ活動を選ぶ際に自分に合ったものが中々見つからない清。ふと飛び込んだバラ園で本八幡先生の意外な一面も発見できて、園芸部の一員となる。 本八幡先生は、坂口健太郎そのもので、癒される💓 作品の中に、自分を勇気づけてくれる言葉が散りばめられています。 大人になっても、読める学園ものです。不老不死7人兄弟のアクションコメディ!!踊る千年家族 春日井晶starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)ヤングキングアワーズの新連載! 『踊る千年家族』のタイトルからも漂ってくる不老不死感! まさにそんな内容で、描かれるのはイギリス出身の不老不死7人兄妹! まずは、妹の一人がさらわれ研究所で解剖・実験されるのを兄弟たちで100年ぶりに集結し救いにいくが…。 内容的にシリアスな方面にもいくかと思いきや、アクションコメディなので軽快なテンポで読めて楽しいです! 身バレして芋づる式に捕まって実験されないように100年も会わないようにしていた彼らがここから共同生活していくようになるのもなんだかいいんですよね。 1000年も生きてるような人だったら悟って仙人っぽくなってるのかなと思ったらみんな俗っぽくていいんですよね。 数か月監禁・拘束・拷問・人体実験されて救われた時の一言目が「コミケ」だったり。 不死身の身体が再生するところは自分で体のパーツ集めたりしててやはりコメディ感あって読み味軽くて好きです! これからいろんな組織に追われていくのか、救出に現れなかった兄弟はどうしているのか、楽しみです!! 完結…!夜明け前に死ぬ 大北真潤名無し完結してしまった〜! 面白い設定だったので毎巻楽しみにしてました。 バトルアクションあり、濃厚でないのにドキドキする接触シーンありで 面白く読めました。 若干打ち切りな感じだったんでしょうか… 終わり方はバッツリという感じでしたがどのペアも「一緒にいよう」的なエンドでよかったです!! 自作に期待して待ちます!作者約20年ぶりの新作と聞いて読んでみたが..............虎の娘 (序)トラウマ 宮谷一彦名無し夏目房之介やいしかわじゅんが高く評価していて、大友克洋に影響を与えもし、 一時代を築いた伝説的な漫画家。 宮谷について知っていたことはこんなところだった。 検索して出てくる絵はどれも暑苦しく、執拗な描き込みに満ちていて、 劇画の時代を体現していて........さっき名前を挙げた二人の漫画評論なんか読むと、なかなか凄いっぽいのはわかるけど、いまいち どう凄いんだっていうのが伝わりづらい、まあいわば近寄り難い人ってイメージを 否めなかったのよね。 しかしそんな彼が久々に新作を描いたとあって、門外漢である自分もどんなものを描いたのか、ちょっくら確かめたく思い、ヤングキングアワーズを手に取ったのである。 結論から言うとそれほど面白くは感じなかった、かな。絵がどうしても古くて、やっぱりその、世代が違うっていうか、なんだろうね。カッコいい無骨な男が訳有りな少女を守り抜くという、王道といえば王道な話が、しかし絵の古さでグルーブできない。 (主人公の相棒が襲ってきた二人組にガソリンをぶっかけ、逃げていくところを あえて主人公が挑発して発砲に追い込み、たちまち火に包まれるシークエンスや、敵の組織の鉄砲玉に対し、丸腰にも関わらず自身が銃を持っていると思い込ませて、迫力だけで相手を逃亡に追いやったりするところはカッコ良かったです。) もっと調べてみると、実は新作でもなくて、80年代に創刊まもないスピリッツで短期間連載したシリーズの未発表の前日譚だったらしく。 だからなのか、長期間新作を描いてこなかった漫画家がある時その空白を破った時、何かとてつもない風景を目の当たりにできるのではないかという衝撃、それが全然なくて、正直がっかりしてしまった。なんだ再録かよー、的な とりあえず宮谷一彦をほとんど読んだことのないひとが読んだ人の率直な メモ程度として、書き残しておきます。 (宮谷作品は他にも色々あるのでまたチャレンジはしてみたい!) 無力な僕らの、恋と抵抗。アオとハル しおやてるこあうしぃ@カワイイマンガマンガベスト100を選べと言われても、これだけはどうしても選べない、という作品がある。それはあまりに辛くて、大切だけれども「好き」と軽々しく言えない作品。(例えば武富智先生の『EVIL HEART』等)『アオとハル』も、その様な作品の一つだ。 ▲▲▲▲▲ 高三男子のハルは、図書館で美少女のアオと出会う。実は二人は過去に会っていて、それを思い出してからハルは、アオの面倒な内情に巻き込まれる。あまりに酷い境遇のアオを助けたいハルだが、彼は子供で無力。その絶望感と、絶望を乗り越える為に心を寄せ続ける二人の切なさ……。 せいぜい少し逃げて、恋心を確かめる様に抱き合う位しか出来ない彼ら。胃が痛い。私は共に、絶望的な涙を流す事しか出来ない。 何も解決しない中、二人の心に灯る決意の火。そこへの希望だけで、私はこの物語を離れなくてはならない。とんでもなく苦しい。でも、忘れられない物語だ。 冒険者から魔物専門のベビーシッターに転職?!魔もりびと 東裏友希名無し東裏友希さんって週刊漫画ゴラクで「しいちゃん、あのね」を連載してた方ですよね。あれは現代版クレヨンしんちゃんって感じですごく好きでした。もっと続いて欲しかったので完結した時はすごくショックでしたが、次はどんな作品を描かれるのかとても楽しみにしていたのです。それがまさかのファンタジーだとは!全く違うジャンルじゃないですか…。実を言うと自分はファンタジーものに疎いのです。なので楽しめるか分からないけど応援の意味を込めて1巻を購入してみました。 冒険者としての実力がほぼゼロな主人公・アリアリス。仲間から置いてけぼりにあったので地上に戻るまで魔物の子守をして生計を立てることになります。魔物のベビーシッター、それが「魔もりびと」です!ヘタすりゃ殺されるくらい元気すぎる魔物の子供達に始めは振り回されっぱなしのアリアリスでしたが、徐々に仕事に対するやりがいを見つけ出していきます。自分も最初はモンスターあるあるネタが分からず困惑していたのですが、読み進めるほどに魔物とアリアリスの成長が楽しくなってきました!これは2巻も読んじゃいますね。 #1巻応援アフターコロナのウイルス駆除バディアクションGOAT HEAD 安堂維子里兎来栄寿コロナ禍になり、世界中の人々が外出する際にはマスクを着用するようになると、マンガの中でマスクをしていない姿が非現実性を際立たせる要素になってしまうのではないかという話もありました。 『バタフライ・ストレージ』安堂維子里さんの最新作であるこの『GOAT HEAD』では、現実と同様にウイルスに脅かされた人々が外では常識的にマスクをする世界が描かれます。 ただし、この世界のウイルスは現実のコロナよりも凶暴で、物理的に巨大化して襲ってきて命を脅かしてきます。 そんな未知の「ゴートウイルス」に組の親兄弟を殺されたヤクザの九頭(くず)が、復讐のため民間初のゴートウイルス退治会社を立ち上げて対峙していく物語です。 喧嘩が得意な九頭と、その舎弟で口が回り詐欺が得意な五味(ごみ)。得意分野を生かして、元ヤクザであることは巧妙に隠しつつ新たなシノギに取り組む彼ら二人の「ゴミクズ」コンビがまず良い味を出しています。 そこに、厚生省ゴート対策課の隊長であり家族をゴートに殺された美人の吉月も加わって凸凹なキャラクター関係が楽しめます。 「密」という言葉が常用されていたり、交通機関でソーシャルディスタンスを空けるようにしたり、またウイルス検査をしていても陽性者が出てしまう様子や、陰性者であっても都会から来た人に厳しい田舎の感じなどは現実と地続きです。 一方で、「非接触握手」という新習慣や、ゴート専用採集キットがフリマサイトで闇取引されている様子などは、現実にはなくとも非常に有り得そうと思えるリアルさがあります。 シリアスなメインストーリーがありながら、各話のラストでは思わず笑ってしまうような勢いの良さも。ゴートウイルスとのバトルシーンのアクションは前作に引き続き派手で気持ちよく、深刻になりすぎず楽しい読後感が残ります。 喧嘩で手榴弾からロケットランチャーまで出てきてしまう「(ピー)」の治安の悪さも好きです。神様見える系男子が「民俗学」に出会う大学物語こまったやつら ~民俗学研究会へようこそ~ 吉川景都名無しカラーの扉から伝わる80's臭。まさにこの漫画の舞台は1989年。 だからといってバブリーな要素はとくになく(テーマがテーマだし)なぜこの時代を舞台に描かれるのかは不明。 1話からこういう話ではお決まりの「変人ぽい先輩」も出てくるし、常に主人公のまわりには小さい神様(のようなもの?)がつきまとい賑やか。民俗学に出会う話なだけあり、どこか懐かしさ&田舎くささもあり。そして多分、勉強にもなる。 もやしもんとか好きなのでけっこう期待してます。 一巻の表紙がお洒落絶滅酒場 黒丸名無し天地創造デザイン部にハマったらAmazonが勧めてきたのがこれ。一巻の表紙がお洒落だから一巻だけ読んでみたけど……世界観が自分には早すぎた。 天デ部と異世界居酒屋「のぶ」を混ぜてその二つからユーモアを抜いたみたいなカオス……。 何故絶滅した古代生物が人間のような言動を…?幻覚を見せられているのか? 古代生物の為に作る手の込んだ料理は見てる分にはおもしろいけど、幼稚園児がおままごとで作った料理みたいに食えるわけじゃないので食欲が一切わかない。 酒場なのに食えない料理ばっかり見せられる新鮮な漫画である意味面白かった。 まだ続刊中ということは人気があるということで……そのうちアニメとかになったらまた観てみるかもしれない。ソレミテで終わりじゃなかったの!?おばけ道 石黒正数 小野寺浩二starstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。息苦しさから開放されるような漫画 #1巻応援うみそらかぜに花 大石まさるnyae始まったばかりなのにもう「終わってほしくない」と思ってしまうような、眩しくて純粋で懐かしい青春物語。少女漫画とはまた違う意味で胸と脳がキュンとする良さがありますね。こういうのは自分が何歳になろうと読めるし、読みたい。 親の再婚によって同居することになった男子と女子ふたりが主人公だけど、そういう設定から想像できるストーリー展開はほぼないと言っていいです。男はこう・女はこうという古い既成概念に全くとらわれないキャラクターづくりもとても魅力的。女の子の主人公・アミさんは北海道訛りが爆発しているけど、完全に彼女の個性として確立してるし、それぞれがそれぞれに夢中になれる世界を持っていて、その世界を壊すような人は出てこない(1巻の時点では)。 あまりにもキャラクターたちが自由に動き回って楽しく暮らしてくれるので、こちらも日々の息苦しさや締め付けから開放されるような気分になりますね。 やまむらはじめ新連載はガール・ミーツ・ドラゴン!ドラゴンズサマー~クロとわたしの夏休み~ やまむらはじめ名無し※ネタバレを含むクチコミです。ハマスタでJKが野球観戦デビュー! #1巻応援ようこそBALLGAMEへ! 田丸鴇彦ANAGUMA横浜に越してきた女子高生のケイはひょんなことから横浜ブルースファンが集まるメゾンマルヤに住むことに。ブルースファミリーの洗礼を受け、球場に出向くケイは持ち前の大声を引っさげ徐々に応援の楽しさ、野球を観ることの魅力にハマっていくのでした。 同居人でちょっぴり意地悪なミナトさんに振り回されるのも楽しいです。このミナトさんがね…色々あって本当にいいキャラなんですわ…。 ミナトさんはマルヤのことを「ライトスタンドみたいに安心する場所なんだよ」と語っていますが、ケイが新しい土地・新しい文化・新しい人間関係に触れながら自分の居場所を見つけていくのがなんだかホッコリ。 野球好きもそうじゃない人も読んでると楽しくなっちゃうはず!超強配達人は友達が欲しい #1巻応援ダンジョン&デリバリー 鈴木小波あうしぃ@カワイイマンガダンジョン内に弁当お届け!配達人・カイエン君は冒険者・怪物の区別無く配達するが、邪魔する奴には容赦無し!超強い配達人だが、彼は友達が欲しい! 決してコミュ障では無いのに、友達に異様に拘るカイエン君。彼の望みは次第にいい様に利用され始め、「トモダチ」を餌に頑張らされるカイエン君、なかなか可笑しな事になっていく。矢鱈強いので可哀想では無く、笑えるコメディになっている。 ダンジョンのボスも冒険者も、分け隔てなく付き合うカイエン君の、気持ち良さとアホっぽさが可愛い! 食漫画としては食材がよく分からないので見所は無いが、和風な世界観とペンのタッチがとてもマッチして、不思議かつ勢いのある、楽しい冒険譚になっている。 (連載時は「ダンジョンデリバリー」となっていたのかな?) ◉◉◉◉◉ 巻末の読み切りは、主人公が自分で描いた異世界モノ漫画の主人公に転生してしまう話。自分の描いた話の駄目さにウンザリしながら、創作に盛り込んだ現実がリンクし、切実になっていく。この作品を傑作にするには……? 魔物の子守りで「魔もりびと」魔もりびと 東裏友希名無し国ひとつ飲み込むほど大きな竜。その体内に眠るという財宝を求める冒険者が多くいる中で、稀に体内で生業を得て暮らすものがいる。あるパーティで魔物との戦闘中、瀕死の重症を負ったアリアリスは、仲間には見捨てられるものの竜の体内で"魔もりびと"として暮らしている男・ルモンに助けられ、仕事を手伝うことに。魔もりびととは、いわゆる「魔物の子どものお守り」である。親が狩りなどに出向く際に、共生関係が結べる人間に託児することがあるらしい。斬新。 意思疎通が出来ないというという点では人間の幼児と同じだけど、いつでも死と隣合わせの危険な仕事。だけど続けていくうちに魔物のことを理解出来て今までなかった感情が生まれそう…?な話。不気味なウイルスにヤクザが立ち向かうGOAT HEAD 安堂維子里名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<12345>>
あの朝霧の巫女、猫瞽女を描いた宇河弘樹がアワーズに帰ってきた。それだけでありがとうございますと言いたい。 元々かなり社会問題に切り込む(主題の物語とは別に)作者が、今の現代で抱えている問題を近未来の少年少女たちと共に描いている。2巻も楽しみです