トーチの感想・レビュー131件<<12345>>単行本化が待ち遠しい神田ごくら町職人ばなし 坂上暁仁starstarstarstarstarktphy凄まじい画力と綿密な取材。 不定期連載なのでいつになるか不明だけど単行本化が待ち遠しい。 なお「死に神」(モーニング2017年30号)もすごかった。面白い言葉の獣 鯨庭名無し「頑張れ」という言葉の獣も一種類ではない。 確かに、同じ言葉でも人によって違う意味を持っていたりもするな、と思った。 世間的には良いニュアンスの言葉であっても、自分にとってはあまり良くない意味を持つ言葉、という単語やフレーズはある。 女の子がTwitterで自分に向けられたリプを読んで「質問系や自分語りや宣言やポエミーな呟きなどがごちゃ混ぜで気分悪くなった」的なことを言っていて、「これは作者の実体験かな?」と思った。 作者さんに感想の手紙を送りたいと思っていたけど、自分の手紙で気分を悪くさせたら申し訳ないのでやめた。 でも、他人からの言葉で気分が悪くなるのはわかる気がする。何らかの言葉を投げかけられると、「そうじゃない」という苛立ちを感じたり、自分語りの道具として利用されたような気がしたり、要求(質問に答えろ等)を押し付けられた感じがしたり、自分がベタベタ触られたような感じがしたりすることはある。言い得て妙な緩さ、サラウンド。サラウンド 紺津名子starstarstarstarstarさいろくモブでさえ素晴らしい。 このシーンなんか2コマ目どっちもモブぞ。 そんな高校生男子達の何気なく過ごす日常。 日常系なんだけどこれはもはや日常ではないのではないか?尊くて。 だって3年間しかないんだよ!儚い!! 何にしても、とても良いということです。 永遠に続かないかなーーーお好み焼きが食べたくなりました平太郎に怖いものはない スケラッコstarstarstarstarstarママ子いきなりのSF展開?大きな手が平太郎を握って異世界へ?!一つ目の子どもが出てきたり主人公たちの幻想なのか想像を掻き立てられます。冒頭のごんちゃんは何に怒っていたのか。「うちのこと…」の先はなんていうつもりだったのか展開がわからず試し読み終了。続きが見たい!優しく、哀しく。いい短編集。千の夏と夢 鯨庭さいろくとても良い短編集(作品集?)でした。 龍神・鬼・白狐・ケンタウロス・グリフィン・ヒポグリフ…などなど、いずれも魅力的な題材であるだけでなく、物語の造りが素敵で、誤解を恐れず言うなら「ガロ」や「コミックCUE」なんかと近い空気がある。 トーチwebでの連載と聞いて妙に納得した。 トーチの作品も好きなのがいっぱいある。 美しさもあって、複雑な心理描写もあって、ファンタジーならではな空気感もあって、哀しみもある。リモート登校は最先端!?2年1組 うちのクラスの女子がヤバい 衿沢世衣子starstarstarstarstar_borderママ子読み始めはまさかのファンタジー風?!と思ったけどリモート登校中が出てきて実は最先端かな。生徒たちが消えた原因を求めて唯一リモート登校していた真緩さんに担任は付き添いをお願いする。みんなが消えた時のポーズをしてみるとなぜか担任の先生が消える。どこへ行ってしまったのかがファンタジー。事件性は…なさそうかな?!【昭和劇画×バンド・デシネ】女組長のハードボイルド・ノワール・アクション!龍子 RYUKO エルド吉水starstarstarstarstarたか※ネタバレを含むクチコミです。怖いものってなんだろう平太郎に怖いものはない スケラッコstarstarstarstarstar野愛無愛想で淡々としていてお好み焼きを焼くのが上手で怖いものがない少年・平太郎。 ある日突然身の回りに怪異が起こり始めるが、怖がるそぶりはまったく見せない。 お世話になってる叔父さん叔母さんにも、めんどくさい先輩にも、彼女のゴンちゃんにも、妖怪にも、平太郎は変わらぬ温度感で接している(ように見えてしまう)。 平太郎が誰に対しても距離を取るのは、傷つけたり傷ついたりしないように、これ以上失うものがないようにという感情なのだと思う。 怪異を怖がることはないけれど、怪異以外の恐れているものがだんだん見えてくる。 次から次へと出てくる妖怪たちとクールな平太郎の温度感を楽しんでいるうちに、平太郎を応援する気持ちが湧いてくる。 実は誰よりも人想いで優しくて頼り甲斐があって、平太郎に惹かれたゴンちゃんの気持ちがよくわかる…! 上下2巻、たったひと夏の短い物語だけど読み応えは充分。また夏に読みたい!これは一体何を読んでいるのか奈良へ 大山海hysysk売れない若い漫画家が自分のやりたい表現と世間(の媒介者である編集者)が求めるものとの間で思い悩む話、というのが始まりなのだが、いつしか奈良の寺周辺の群像劇になって、気付いたら異世界ファンタジーになっている。 登場人物の台詞や仕草が妙に細かく人間臭さを持っていて愛おしい。作者の日記やnoteを読んでいるとやはりそういう映画なり物語が好きなようだ。ずっとこんな作品が読みたかった。 https://www.instagram.com/p/ByAmAgWlh7s/不器用な恋自転車屋さんの高橋くん 松虫あられstarstarstarstarstar_bordermotomi素朴な絵だけどキュンキュン止まらないし、現実的な感じもあり感情移入しやすいです。 単純な恋愛ものじゃなく、人間関係とか2人のこれからも紆余曲折ありながら絆を深くしていくんだろうなぁと期待感もあり読み応えがあります! とてもとても不器用な男の人ですが、お互いを想う気持ちに癒されます!すれ違いでモヤモヤするところもあるけど、先の展開が気になります!!!何回も読みたくなる!自転車屋さんの高橋くん 松虫あられstarstarstarstarstar_borderこめつぶなんだろう・・・ハマる!!一気に読んでしまいました。 ドキドキするし、優しい気持ちになって涙が出てくるし、とにかく心を動かされました。 最初から遼平くんのパン子ちゃんへの好意がダダ漏れでニヤニヤしてしまいました。2人がくっつくまでの過程が妙にリアルでよかったです。パン子ちゃんがこれから先も幸せになればいいな~と思います。 生活保護特区というワードのパンチ力。生活保護特区を出よ。 まどめクレテックstarstarstarstarstarこめつぶすごく気になった!タイトルの生活保護特区。 なんとなくの予想で、現代でリアルに生活保護を受けている人達の集落というか保護区みたいなエリアの話かな?って。 外れてはないし大まかに合っていた。 そこでの人間模様や登場人物が抱える背景があるが故の考え方など、 理解出来ないと一言で斬ることは出来ず、物語を読んでいくと感情移入が止まらなくなる。 続きが気になります!ハーフの気持ち半分姉弟 藤見よいこ名無し子供の頃に天才テレビ君に出ていたハーフの女の子に恋をして、ハーフって良いな。絶対に得じゃんと思っていました。 ハーフで親が英語喋れるから、二カ国ご使えるとか無双じゃん。とか思ってた。 でも、ハーフの人の気持ちは考えたことがなかった。 多分日本はハーフにとって暮らしづらい。島国だし、BARで隣に座っている人にすら声をかけれられないコミュ障人種だから。 マイノリティなアイデンティティが上手に描かれています。優しい作品集🎵大きい犬 スケラッコstarstarstarstarstar干し芋大きい犬って、カバーを見たときに大きいなと思っていたが、ページをめくってみた時のインパクトが大きくて笑ってしまった。 すっぽり家と家の間に挟まれている。 本当に巨大な犬なのにずっとそこにいることで風景や目印になってしまっている。 そして、高田君と犬語で喋って意思の疎通ができる。 表情と佇まいと性格が可愛い。 気持ちがトロトロした。 全編、不思議な空間に連れて行ってもらえる素敵な作品の数々。 心が穏やかになる💓美しく幕を下ろす不思議な短編集うみべのストーブ 大白小蟹短編集 大白小蟹さいろく型にはまらないというか、型破りというほど乱暴さはないんだけど 「そこで終わるのか」という幕を下ろすタイミングがなんとも秀逸。 きみが透明になる前に がすごく好きでした。 他も良かった、いい短編集だなぁ十人十色の男の友情を描いた短編集ストレンジ【電子版特典付】 つゆきゆるこnyaeこういう人はどうせこうだから、といった固定観念を取り払って視野を広げてくれるようなお話が多いです。 ゲイ、どんくさい奴、不良など、その人の内面を見ようとしないで勝手に距離を置こうとするけれど、ふとした時に相手の人間的な部分に触れることで、自分の方が見ようとしてなかっただけなんだなと気づき、ちゃんと向き合ってみようと一歩踏み出すキャラクター達に、自らの振る舞いや凝り固まった考えを振り返るきっかけをもらえた気がします。 各話の後日談もしっかり描かれています。マンガは愛と魂ッッッ!!!!! #1巻応援ゲモノが通す 堀北カモメ兎来栄寿「シシファック」の堀北カモメさんが初の連載を始める。 それは、2022年のマンガ界において明らかに大きなトピックのひとつでした。 「シシファック」をご存知ない方は、検索またはマンバのリンクを辿って読んでみてください。 野生の獣のような剥き出しの荒々しさは、技術云々を超えたところにある圧倒的な熱量を体内を駆け巡る血液に与えてくれ、興奮を呼び覚ましてくれます。 この『ゲモノが通す』も、「シシファック」の持つ類稀なる熱量を見事に引き継いでいます。その上で、秀でた現代的なキャラクターたちの魅力、抜群なセリフのセンス、エンターテインメント性たっぷりの設定やストーリー展開など更なる進化を遂げた境地を見せてくれます。 作者の実体験からくる「補修職人」のディティールも素晴らしく、あまり知らない、しかし誰しもの身近に存在する世界を見せてくれる仕事マンガとしての魅力も携わっています。 それでも、やはり一番の魅力はこの作品に込められた魂の超常的な熱量。『ゲモノが通す』という怪作が放つ咆哮を、言葉では伝えきれない原石というにはあまりに巨大な聳え立つ巌の魅力を、その身で体感してみてください。 明らかに人を選ぶ作品ですが、『忍者と極道』などが好きな方には特にお薦めです。 #マンバ読書会淡々としていて味がある宙に参る 肋骨凹介名無し淡々としてますがこういう漫画こそ面白いんだよなあ〜 コミティア思い出しました。 宇宙の漫画って無から何かアイデア生み出してる感じがして天才だなと思うんですよね…。 主人公が何気に言葉遣い荒っぽいのが良い、メカ可愛い、日常系っぽいのに地球に行ったり葬式とか地味に暗い話から始まるのもいい。 じっくり時間作って読んでほしい漫画です。旅先とかで読むのに最適じゃなかろうか空飛ぶ馬 タナカミホ 北村薫さいろくこういうの好きだなーと思った。 手に取ったキッカケが連載誌であるトーチのタグからだったので、期待半分で読んだがしっかり「トーチっぽさ」もあり、マッチしている。 旅先や出張先なんかで、宿泊先で部屋には入ったけど窓からの眺めは雨…というシチュエーション。 出るの面倒だなってなっちゃう時が私は結構あって、そういう時は割と夕飯時まで漫画を読んだりする。 そういうのに向いてるやつ! ・おしゃれな感じがする絵柄・構図。 ・物語展開は1話ごと、ショートショート。主人公は同じ。 ・文化系要素が多分に含まれている。 ・読んでいてハラハラしないってわかる造りをしている。 要素を挙げてみると全然的を射た感じにならなかったが、そういうやつです。 水彩筆っぽい塗りも味があって非常にいい。細かすぎるコマ展開だとちょっと全体が暗く感じてワチャワチャして見えるけど、わざとかも。 あと、意外とハッとするような話も。おすすめ。日本で「ハーフ」として生きること半分姉弟 藤見よいこnyae※ネタバレを含むクチコミです。 良き半分姉弟 藤見よいこ名無し今まであまり見かけなかった、ハーフと呼ばれる人視点のお話。迫害というか、差別というのか、まあそういったことはたまにあるんだろうなぁとしか思ってなかった。 私は観光地近くの接客業でアルバイトをしていて、海外の人っぽい風貌のお客様は頻繁に来る。海外からの観光客は日本語が通じないことが結構あるので、そういう時はゆっくり話してみたり身振り手振りを使ってみたりして必死に伝えている(情けない事に英会話が出来ないので…)。でもごく稀に、日本人にしかできない独特の言い回しをナチュラルにする人が居るので本当に驚いてしまう。日本住まいが長いのかな、いっぱい勉強したのかな、外人さんなのにすごいなーなんて考えてしまう。 いま思い返せば、とても失礼なことだったかもしれない、その人たちは海外の人の血筋に生まれただけの、日本で生まれて日本で育った普通の日本人だったかも…今更ながら少し反省。 彼らに限らずの話ではありますが、あらゆる立場の人の事情を理解し、その人の視点に立って、よく考えながら思考や発言をしていきたいですね。そのためには、本作のような漫画は必要だと思います。長々とすみませんでした。紙版で欲しくなる神装丁生活保護特区を出よ。 まどめクレテック兎来栄寿トーチwebで連載されているこの作品、また素晴らしい才能が出てきたな、と思いました。 生活能力が低い人が、生活保護特区トーキョーに強制的に収容されて共同で暮らしていく世界を描いた作品です。 若干のマンガ的な嘘こそあれ、この作品で描かれる人間たちの姿は現代を生きる私たちと地続きで、そこで生じる葛藤や不条理は単なるファンタジーや他人事とは到底思えない迫力があります。 1,2巻が同時発売された本作ですが、私がこの作品を強く推したい理由は、2巻に集約しています。特に2巻収録の6話や9,10話はたまりません。「生活保護」という単語によって引っ張られてしまうかもしれませんが、それを超えた普遍的な文学性が存在します。様子見で1巻だけ買ってみようかな、と思う方もいるかもしれませんが、『生活保護特区を出よ。』は1,2巻を同時に買って一気に読んで欲しいと強く願います。 そして、何より本の装丁が凄いのです。2022年ベストに選ばれてもまったくおかしくない、素晴らしい仕事です。 装丁を担当した鈴木哲生さんによると、昨今の紙の値上げにより用紙の原価を押さえねばならないという事情があったのを逆手に取り、 「『特区』の環境を想定すると AdobeCC 不使用で作るのがいい」 として、 「本屋に並ぶような本を作る設備のない(特区の)環境」 で、特区の中にいる人が実際に作り得るような本として作られているそうなのです。普段は電子派という方も、もし書店に行く機会がありましたら実物を手に取ってみていただきたいです。 続編だけどここから誰でも読めるし、前作も大好きだから最高です!2年1組 うちのクラスの女子がヤバい 衿沢世衣子starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。シンプルにバランス悪い半分姉弟 藤見よいこ名無し序盤のつかみは面白かった。 でもすぐに失速。 理由は大きく分けて三つ (1)画面整理が下手。 ごちゃごちゃしてて いつ、どこで、誰が、何してるのか ぱっと見判別つかない (2)キャラ多すぎ。 画面が整理できてない状態で ワラワラキャラを出されても・・・。 (3)怒りが生っぽすぎて昇華できてない。 なんていうか、『ハーフ』としてのモヤモヤや怒りが ”生”すぎて作品になじんでない感じ。 画面整理のできてなさや、キャラの多さで 失点してるところに 「昇華し切れてない生すぎる感情」を無理やり乗っけてるので ただただ興醒め。<<12345>>
凄まじい画力と綿密な取材。 不定期連載なのでいつになるか不明だけど単行本化が待ち遠しい。 なお「死に神」(モーニング2017年30号)もすごかった。