BE・LOVEの感想・レビュー229件<<56789>>止まらない漫画ちはやふる 末次由紀aico福井出身者としては嬉しい漫画。百人一首は確かに文化として今も根付いています。やる子も少ないけど。目標に向かって青春してる話は読んでてやっぱりおもしろい。感動もあるし次の展開がとにかく気になる、1人1人のキャラも素敵だしストーリーもとてもおもしろい!母娘関係の複雑さ。おかあさんとごいっしょ 逢坂みえこPom それぞれ違う環境下にある3人女性(友人関係にある)と母親の話で、母親は家族の中でも一番距離が近い存在だと思うので、社会に出た大人になって接するとそうゆう気持ちになるよね!ってゆう内容が盛り沢山でした。 例えば今日子が子育てに行き詰まった時など、、娘が弱った時に発揮される母の強さはやはり偉大!と感じ、読後は母娘関係ってこうゆうことの繰り返しなのかもしれないと思った。戦争を身近に感じるあとかたの街 おざわゆき名無し戦争ものって中々手が出ない。でも自分は漫画くらい噛み砕いて読みやすいようになってないと、戦争を考える機会すらないから、見つけたら読んでいます。 「この世界の片隅に」が大ヒットしましたが、こちらもほのぼのとして読みやすいので是非若い方にも手に取って欲しいです。夫婦の絆って何なのだろう。ゆりあ先生の赤い糸 入江喜和Pom ゴローさんが倒れた後、想定外のことが起こりすぎなんだけど、優しいゴローさんならと納得してしまう部分もあったり。 ゆりあさんの強さと、弱さが見えるバランス感が絶妙。 でも自然と引き込まれるし、ゆりあさんが女性として目覚め始めた今後どうなっていくのか気になるところ。 山登りに行きたくなる。ハイジと山男 安藤なつみPom 率直な感想は、ここで終わり?!ってゆう感じでした。まだ先がありそうなのに。。 話の内容は、亡くなった祖父が経営していた山小屋で、あることがきっかけで羽衣路(ハイジ)が男の子2人と共に働く話。 私は山登りしないので山小屋のことなどは分からない分、この漫画を通して教えてもらった感じ。山登るとこんな爽快感を得られるのかな、とか自分と羽衣路を重ね合わせながら読み終わってしまった。 3人の関係はどうなるんだろう?! ってそこだけが心残りです。笑雪之丞と朝日に勇気をもらった。千年万年りんごの子 田中相Pom 雪之丞(ゆきのじょう)は朝日とのお見合い結婚で入り婿になる。 朝日が風邪をひいた時に雪之丞がおぼすな様の木からりんごを採ってすって食べさせてくれたところから、物語は始まる。 おぼすな様の木のりんごを食べたことで自分の運命を知った朝日の健気で可愛い明るさと、皆を心配させないようにカラ元気なところが悲しい運命を辿る中で唯一のホッとできたところでもあり切ないところでもあった。 幼い頃に両親に捨てられてしまった雪之丞の朝日との出会いで気付く好きの思いと彼女を守るために奮起する姿がまた泣ける。 多少話の内容に難しさを感じたところもあったけれど、最後には涙し勇気をもらいたい時にまた読みたい。と思った素晴らしい作品。実写がよすぎる昭和元禄落語心中 雲田はるこ名無し実写ドラマも合わせて見てほしい、面白い、漫画を読むだけで伝わってきた緊張感と音の響きが、実写だとすごーーーーーく緻密に再現されていて物語が2次元と3次元でリンクします。 めちゃ面白いおっさんずラブ 山中梅鉢 TVドラマ「おっさんずラブ」(制作:テレビ朝日 脚本:徳尾浩司) 徳尾浩司名無し部長が、かわいすぎてハマります。楽しく読める。リアルな心理描写おんなのいえ 鳥飼茜aicoリアルな心理描写でおもしろい。自分のことや友達のことなど、こういう心理背景からの行動かぁと学ぶことも多かったです。リアルに共感できて面白い。おんなのいえ 鳥飼茜Pom オンナの関係って母親、姉妹、女友達。 色んな形があるけれど、全て現実にありそうだし、リアルだからこそ共感するところもたくさんあってとても面白かった。最終巻まであっとゆう間だった。 個人的には姉(あり香)の選択と生き方は不器用だけれどカッコいいと思った。 ちはやふるの作者、末次由紀らしいショコラティエクーベルチュール 末次由紀名無しちはやふるの作者、末次由紀の前作。 短編がうまい…! 天才って最初っから天才の片鱗が見え隠れするんだなぁ、と。 芝居がうまいのもそうですが、主人公を中心に置いて人と関わりあうことで本人の心情が上向きになるその過程がうまいと思うんですよね。 押し付けがましくもなく、読み手として見ていて恥ずかしくなったりもしない。 同じくショコラティエ漫画に西洋骨董洋菓子店も失恋ショコラティエもありますが、テーマ同じで別の作者に描かせるとその人の得意な部分、もとい、味が出ますよね…。 容姿差別にまっすぐ向き合った漫画鏡の前で会いましょう 坂井恵理starstarstarstarstar_bordernyaeこの漫画が伝えたいメッセージは、読めばなんとなくわかるけど、それをわかりやすくかつ大勢に伝わるように言葉にすることは非常に難しい… 見た目と性格が対照的な主人公2人が、ある日突然中身が入れ替わってしまうところから物語は始まる。なにがトリガーかは不明。 容姿が変わり、世間からの見られ方も変わってしまうことでブスにはブスの、美人には美人の苦しみがあることに気づくが…というあらすじ。 日本は特にルッキズム的思想が根強いから、美人は得でブスは損であると真っ二つに分けてしまう頭になっている。人によってはそれが呪いとなって一生苦しみ続けることもあるけど、どっちが幸福でどっちが不幸かを定義すること自体が無意味。 正直いうと、本編の中ではブスというワードが頻繁に出てくるので読んでいて不快なこともあった。 でも嫌だなと思いながらも最後まで読ませるパワーはあるし、もしかすると今まで自分の中に蓄積された固定概念がひっくり返る事だってありえるなと思う。耳の聞こえない親友に届けたい音色水晶の響 斉藤倫兎来栄寿実在の脳性麻痺のバイオリニスト、式町水晶さんをモデルにした物語です。 この単行本1巻に収録されている短編「水晶の音」から始まったこの作品ですが、「水晶の音」は母親視点から見ると非常に心が苦しくなります。何らかの障害を覚悟しての出産。何とか産まれた後も、度々医師から告げられる他の子たちにはない困難。動かせない体、見えなくなるかもしれない目、尽きるかもしれない命。それでも、懸命に我が子の生きる道を作ろうと尽力する姿に心を打たれます。と、同時に自分がもし同じ立場に置かれたら、と考え込まずにはいられませんでした。 少年がバイオリンや素晴らしい奏者と出逢いその天性の才能を花開かせることはそれ自体素晴らしいですが、そこに至るまでに精神的にも大変な疲弊をしたであろう彼の親の愛と努力も同様に素晴らしいと思いました。 そして、連載版。少年が出逢ったのは、腎臓が悪く透析が必要で耳が聞こえない親友。彼に自分のバイオリンを聞かせたい、という純粋で切なる願いの尊さがまた響きました。 しかし、異質な物を排除しようとする人間の醜さにより、少年は差別・いじめという試練も受けます。子供特有の残酷さに人よりも生きるのが大変な心身を更に傷つけられる様子は見ていて心が痛くなります。 それでも、親友のために頑張ろうとする水晶のように美しい心を持った気高い少年を応援せずにはいられません。良い舞台の上で、少年のバイオリンで親友がその音色を聞きながら得意のダンスを踊れる日が訪れることを待望します。 女子力高杉!清少納言さん清少納言と申します PEACH-PIT海老平安時代の歌人として知らない人はいない、清少納言が主役の新連載。 どんな高尚な物語かと思いきや… うわっ、この清少納言さん…女子力高すぎ…? 厳密にはこのときはまだ“なぎ子”という名前らしいのですが、第一印象完全に「ギャルだよね…?」 しかししかし、それだけじゃ終わらないこの清少納言(なぎ子)。 第一話の最後、もっと衝撃の展開が待っている。 この新連載、一体どうなっちゃうの〜!?☆かわいそうなのに笑ってしまう隠慎一郎の電気的青春 ツナミノユウnyae主人公の隠くんは子供のときに不幸な事故により緊張したり気持ちが高ぶると放電してしまう体質になる。放電体質がバレるたびに転校を繰り返す人生だったが、今度こそは普通の高校生活を送るためになんとかして体質がばれないように振る舞うも、何もかもが裏目に出て誰よりも目立ってしまうのだった。という話です。思いっきりコメディです。 度を超えた挙動不審のため教師に問題児認定されたり、放電体質を利用しようとする環境保護団体?に追い回されたりと普通の高校生活からどんどん遠ざかってしまって本当にかわいそうなんだけど、申し訳ないくらい笑ってしまいました。電車の中では危険です。 あと登場人物紹介をかなり丁寧にしてくれているのが好感持てます。濃ゆい短編集ユー ガッタ ラブソング 鳥飼茜短編集 鳥飼茜名無し本編読んでからあらすじの“男と女の間に横たわる深い溝に横たわる真実の物語。”(文章変だけど)を読んで、あ〜なるほど…と。何の共通点のない四篇だと思って読んでいたけれど、そう言われるとたしかにそうだなと思える。 思考が読めない目とか、どん底じゃないけどままならない生活とか、どっちつかずの気分とかを描くのが上手いので流石だなと思います。 ただ描いたものを並べて終わりではなく、描いた経緯や、どんな曲を聞きながら描いたかなどあとがきが添えられている。そういうのがあると漫画家自身の趣味趣向や好きなものの一部を垣間見れるような気がして嬉しい。 小粋な落語漫画昭和元禄落語心中 雲田はるこマウナケア『ちはやふる』とか『ましろのおと』とか、最近は日本の古典芸能を題材に使う漫画が人気のようで。日本人の心に深く根付いているものの若者には縁が薄く、それがかえって新鮮に映るのかもしれません。そして同じように題材として落語を選んでいるこの作品。テレビや雑誌にも取り上げられて、『このマンガがすごい!』のオンナ編第2位にも選ばれるなど評判高く、読んでみるとそんな評価にもちょっと納得してしまいます。一般社会とかけ離れた世界に生きる人々が持っているであろう”情”の部分が色濃く出ていると言えばいいんでしょうか。ムショ帰りの主人公・与太郎はキュートだけどすねに傷もつ元やくざ。その与太郎の師匠となる冷徹な大名人・八雲は同期ですでに他界した助六の芸に思うところがある様子。そして助六の死後に八雲が引き取ったやんちゃ娘・小夏はその死の原因が八雲にあるとにらみ…。そんな人間模様が織りなす人情ストーリー。「真打に女はいない」と小夏にいわせてさりげなく時代を説明するなど、なかなか小粋でもあります。マンガでこんなに辛さを感じたのは何年ぶりか千年万年りんごの子 田中相starstarstarstarstarさいろく安い言葉しか出てこないので上手く言えない、語彙力がほしい。 でも、ここ10年以上きっとこんなにマンガで泣いたことはなかったと思う。 短めなので読みやすく、終わりが近い事がわかって読んでいくことが怖かった。 ベタな話のようでもベタな主人公じゃないしベタな環境じゃないのでとても興味深く読めたし、感情移入しやすかった。 「涙が止まらなかった」という印象を強く持った作品。すごく好き。人気ドラマのコミカライズ!おっさんずラブ 山中梅鉢 TVドラマ「おっさんずラブ」(制作:テレビ朝日 脚本:徳尾浩司) 徳尾浩司名無し人気ドラマのコミカライズなので、絵柄は可愛くストーリーもキャッチー。 出版社さんも力を入れているという感じがする。 しかし後輩の写真を隠し撮りする部長はちょっと不気味というか、完全にストーカーで、ドラマを見ていない人にとっては普通にキツいと思われそう……? 斬新だけどリアルヒヤマケンタロウの妊娠 坂井恵理nyaeありえない設定だけど、こういう風になってもいいなと思えるどこかリアルな描写が印象的。 「男の妊娠」をテーマに各話の主人公が変わるオムニバス形式で、このヒヤマケンタロウが妊娠したことで、いかに妊婦・子どもを持つ親に優しくない社会であるかを身を持って知り、社会を変えるために考え、動くというところがすべての話の軸になってます。 ヒヤマケンタロウ、思いやりのあるしっかり者かと思いきや、妊娠前は結婚する気もなく妊婦や子連れに優しくしてこなかった人間で、しかも子供の母親が誰かもわからない(遊び程度の女性が複数人いる)。中絶手術の入院のために仕事を休めないので仕方なく生むことにしたしょうもない奴です。 それでも、こうすべきと思った方向へ主体的に動ける人は強いですね。 今度BELOVEで育児編の連載が始まるとのことで、気になって読んでみましたが、もっと話題になってもいいと思います。色んな人に読んでほしい。顔は重要じゃないんだ!と思った能面女子の花子さん 織田涼ナンシー前から気になっていた漫画。最近読み始めたんですが、面白いです。 普通の学園モノなんですけどねヒロインが能面を付けてる以外は。 基本的には能面の怖さによって周囲から距離を置かれている花子ですが、当の本人は全く意に介さず、マイペース。そのはんなりとしたマイペース+有能さで徐々に打ち解けていくのです。そして花子に魅せられ集まるイケメン…。花子の立ち居振る舞いからにじみ出る美少女オーラははんぱないですが、人前では面を取らない掟があるのです。完結までに素顔が出るのかどうか、気になります。重い!たそがれたかこ 入江喜和名無しタイトル聞いたことあるな…程度のノリで手に取り、1巻を読みました。 中年の独身女性が高齢の母と2人で住んでいるっていう設定自体やばいなと。なにがやばいってすごく刺さりそうだってことです、自分に。 たかこが、馬が合わない母に心の中で罵ったり怒ったりする感情がなんか若いんですが、それに比べてたかこの外見のやつれ感。つら… でもたかこの気持ち、わかる。「わかる!!!」って人、日本中にたくさんいる。 毒親とまではいかないけど、うまくいかないこのもやっとした空気。 母が天然ぽくてふわふわしてるから、険悪にはならないんだけど、、娘がどれだけ疲労してることか。 2巻目以降どんな展開で、どんなたかこになっていくの?続きが楽しみすぎる。どうか幸せになってくれ。 素敵な短編集地上はポケットの中の庭 田中相名無し静かだけど細やかな感情の起伏が書かれた短編集です! 陛下と従者の話とか泣いてしまう。 「庭」という場所で繋がる誰かと誰か。素敵です。 主人公の回想で、自分の子供が生まれた時に「生まれたら死んでしまうじゃないか!」とビビる話があるんですが同じこと思う人が他にもいるんだなぁと。 よく漫画では子供が生まれたら喜んで終わりですが、リアルではもっと色々たくさんのことを考える気がします。 庭の話ではなく庭から想起した話ですがどの話も素敵。いい短編集見つけた、と嬉しくなってます。少女マンガの最前線…かな?能面女子の花子さん 織田涼(とりあえず)名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<56789>>
福井出身者としては嬉しい漫画。百人一首は確かに文化として今も根付いています。やる子も少ないけど。目標に向かって青春してる話は読んでてやっぱりおもしろい。感動もあるし次の展開がとにかく気になる、1人1人のキャラも素敵だしストーリーもとてもおもしろい!