ヤングキングBULLの感想・レビュー45件作家さんの思いに寄り添うからこそ真剣に正直に死後出版 田中現兎starstarstarstarstar_borderPom 死後に本を出版する編集者・栞田さんが主人公のお話。 栞田さんの真っ直ぐ瞳が先ず好きです。 出版出来るか出来ないか、作家さんのことを想うからこその厳しい言葉もはっきりと真正面から言うのが素敵で好きで、読んでる側としてはスッキリとした気持ちになりました。 面白いの言葉が適切かは分からないけど、心に響くものがありました。 人それぞれ、本当に色んな物語がありますね。 死と逆の生についても自然と考えました。秘境・奇祭・ミステリーニッポン秘境紀行 佐藤啓名無し前にも読切として載っていたらしいですね。何号に載っていたんだろう、読みたい。もしくはシリーズ化してコミックスになって欲しい。ここまでギャグな百合久々に読みましたサチとユーカ 詩原ヒロstarstarstarstarstarnyaeなんとなく絵柄が好きだな〜しかも百合なんだ!と気になり読みました。 初っ端からしっかりエロくてうおお、と思いましたが同じくらいギャグも強くて鈴菌カリオさんの「当て馬カノジョ」とか好きなので、そういう自分にはドンピシャでした。一方で、同性愛が存在として無いものとされたり変なモノ扱いされる描写もありますが、そういうのもただの百合ラブコメにとどまらない面白さだなと思います。もっと広く知られてほしい漫画です!食うか食われるかのガールミーツガール #1巻応援狂狼は繭を喰む 中原開平starstarstarstarstar_border兎来栄寿表紙とタイトルだけを見たら獣のような男と、かわいい女の子の物語だと思うでしょうか。 我峰組の組長の娘で、敵対していた粟津組の組長との縁談を余儀なくされた16歳の絹姫(きぬひめ)。彼女が、許嫁の粟津組の組長・義典から護衛として付けられたのが野獣のような風貌と体臭、そして圧倒的な″暴″の力を持つ紫安(しあん)。 そんなアンドーグラウンドな世界でのガールミーツガールを描いた作品です。ええ、表紙の絵では男性に見えるかもしれませんが「狂った絆で結ばれたシスターフッドアクション!」と公称されている通りで紫安は女性です。筋骨隆々バキバキのデカい体の女性が好きな方は読むべきです。 本作は何よりもキャラクターの魅力が突出しています。特に、メインの片割れである紫安のキャラクターがバリバリに立っていて良いですね。圧倒的な強さという華。初登場シーンでは絵のインパクトもあり強い印象を最初から与えてくれます。特に1巻で最高なのは、4話で見せる大立ち回りのワンシーン。なかなか見られないものを見せてくれます。 一方の絹姫は女を道具としか思っていない家に生まれてしまったことにより運命を縛られ半ば隷従するように生きてきた少女でした。しかし、紫安との出逢いによって少しずつ変化していきます。アンコントローラブルな危うい存在、でもすべてを壊してくれる可能性を持つ紫安と常に行動を共にする。絹姫には16歳の女の子が背負うには過酷な試練が次々と襲いかかりますが、その中で変わっていく彼女は見ものです。個人的にはシンプルにキャラデザインが好きです。 サブキャラクターの金藤なども良い味を出しています。おまけマンガの金藤はかわいそう過ぎて笑いました。 常に一触即発のテンションで、綱渡りしていくようなハラハラ感を味わえます。裏社会系の物語や、圧倒的な個の武力に惹かれる方は読んでみてはいかがでしょうか。 魔法少女(35歳・OL)爆誕 読んでるこっちの心が折れそう…魔法少女・三十路 三倉ゆめ天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。ちょっと古めかしい鬼に食わせばきび団子 衿沢名無し絵柄の雰囲気もあり、10〜15年くらい前の空気感があるギャグ。バイトにやってきた少年、何を言っても前向きに受け取って笑ってる狂気性があるのは良かったけど、ところどころで普通の人の顔をするところがちょっと中途半端かなと感じた。少年の狂人ぶりがもっと徹底してる方が自分は好み。リングの上の青春RE:ゴング 貘九三口造名無しプロレスには詳しくないけど、格闘技とエンタメショーを同時に楽しめる競技のイメージ。でもこの読み切りからはプロレスに真摯に向き合うレスラーたちの青春も感じられた。 相撲部屋に引き継がれる愛と絆の味おきみやげ えれまどか名無しこんないい話だと思わなかった…!相撲部屋は上下関係やライバル関係が厳しいイメージがありましたが、若い頃から寝食を共にしてお互いの努力も知っている分、絆も強いんですね。あの愛がこもったちゃんこ、美味しそうだったな〜…。予想外のオチにびっくりはきだめに幽霊 臓内ニガツ名無し先入観による勝手な思い込みはよくないな…と思ったけど読み返せば伏線はバッチリありましたね。いい話でした。サチとユーカはラブラブカップルサチとユーカ 詩原ヒロstarstarstarstarstar_borderかしこ詩原ヒロさんって本当に作品のジャンルの幅が広いな〜!ちなみにこちらは百合ラブコメです。性格は真逆だけど相思相愛な2人の同棲生活のお話になります。ユーカとサチそれぞれを狙ってくる男も女もいるけど、ラブラブっぷりを見てると何があっても揺るがないだろうから安心して読んで大丈夫じゃなかろうか。厳格なサチ母にも付き合ってる宣言をしていたし。失礼ながら「詩原ヒロさんってこんなに上手かったっけ…?!」と思うくらい女の子の描写がすごくいいです!!掲載誌がヤングキングBULLなんですけど、女性が読んでもエロ可愛い♡ので夢中になると思います。まさに私がそれです。 彼らには”自分が死んだ後に出したい本”がある #1巻応援死後出版 田中現兎sogor25この作品は、様々な理由で“自分の死後に出版したい”著者が希望している原稿だけを預かり、著者が亡くなるまでクラウド上で原稿を保管し、そして亡くなった後に出版するという一風変わった出版社「死後出版」を舞台にした物語です。 死後出版に原稿を持ち込む人は、書籍という形で原稿を残したいけど様々な経緯で“自分が生きているうちにその本を出版することができない”理由を抱えています。 そして、死後出版の編集である栞田窓子という女性を通して、“死後に出版したい”と願う経緯や本に込められた思い、そして時には作者の人生そのものに、触れる事ができます。 この作品はそんなこれまでにない切り口でヒューマンドラマを描いてゆく、1話完結型ながら非常に読みごたえのある作品です! 1巻まで読了変態 VS 変態!!マナブ【連載版】 楠本哲名無し※ネタバレを含むクチコミです。まさか泣かされるなんてかしこい猫もも太 中田あも六文銭もも太というなぜか喋れる猫と、ギャルのアミの日常系ギャグ漫画。 もも太が突拍子もないことして、失敗しながらも憎めない愛くるしさでまるく収まる感じ。 また、しゃべれるだけでなくスマホとかSNSとか動画撮影とかもするので、猫というよりは、小さい子供みたいな感じ。 と、いった展開で、ゆる~く読めてクスリと笑える内容がメインだったのですが・・・1巻最後の話で、2人(正確には1人と1匹だが)の出会いがあって、これがもう号泣。 また、2巻の最後も同様のシーンを、今度はアミの目線で描かれてこっちも号泣だった。 2人ともまともな環境で育ってないのに、お互いを思いやり大事にしている様子がバシバシ伝わってきて、絆の強さにとにかく感動した。 出会えて救われたのは、お互い様なのだ。 悲惨な環境から抜け出せて、そう思える人に出会えて本当に良かった。 ほのぼの系かと思ったらまさか泣かされるとは、と良い意味で期待を裏切られた作品でした。 2巻完結ですので、サクッと読めるのもおすすめです。 大麻を売って成り上がる銭麻 中田あも六文銭ネクタイの転売ヤーとして底辺の暮らしをしていた主人公が、ひょんなことで友人が拾ってきた大麻を売ることで成り上がっていこうとする話。 当然、違法なので、その過程で半グレとかいわゆるアングラな人たちと一悶着あったりして切り抜けていく展開。 まず、よく漫画にしたなというところ。 主人公が大麻を売るために、当然栽培するのですが、その栽培方法まで描いている。 鳥の餌で、できるなんて初めて知りました。 表現の自由って凄いな、日本。 あと、大麻の価格は日本が一番高いみたいですね。 それも目からウロコ。(おそらく違法だからだと思いますが) 大麻を売るという裏社会が舞台で、成り上がり、その過程で裏切りや復讐など、その手の話が好きな人にはおすすめできます。 また、トー○キッズなど今の日本社会の闇も垣間見えるので、そこに興味がある人も読んでみてはいかがでしょうか。雪かき中に見つけたのは…姉さんと俺 詩原ヒロ名無しエロ本!! 弟の方が拾って騒動になるのかなと思いきやお姉ちゃんが回収したのは面白かったです。令和に落ちてるエロ本をテーマにしたマンガが読めるだけでも貴重と思ったほうがいいのかもしれない。 あと凸子(とつこ)と凹助(おうすけ)って名前なんかいいですね。ふたりの距離感が好きでした。日本滅亡を目前にソシャゲのイベントを走る女達どうたんのしゅうまつ! 及川滲名無し登場人物は個性豊かな4人のソシャゲプレイヤー。それぞれ推しキャラがカブっているいわゆる「同担」メンバーで、SNSで牽制し合ったりする質感がリアル。今回のイベントもギスギスしながらランクでしのぎを削っている…のだが唯一違うのはあと数時間で隕石が首都圏に落下するらしいということ。この女たち、すべての終わりを前にして最優先事項として推しのためにイベントを走っているのだ。 死を前にしてそれでもやりたいことをやるというのが生きるということ、みたいな大きなメッセージもあるのかもしれないけど、みんないつものように好きなことにのめりこんで、そこで繋がった人たちと過ごしているのがなんだか尊い。 終末を経て、少しだけ世界がよくなったように見えるというオチも美しかったです。 小さなキャバクラの店長の秘密とはイロカン -色恋管理- 熊田龍泉名無し※ネタバレを含むクチコミです。自分が死んだあとに本を出してくれる出版社死後出版 田中現兎名無し※ネタバレを含むクチコミです。リアルな居酒屋風景酔っ払いが帰らない 中原開平名無しなぜかいるんだよね、美人なのに一人で酔っ払っている人。 周りのお客に絡んで、誰でも持ち帰れそうなのに、なかなか隙をみせない女の子。 日常生活にありそうなリアルな居酒屋風景を描いています。 少しドキドキしちゃう作品です。 飲み屋にひとりで来る女の人は…酔っ払いが帰らない 中原開平名無し酒に強くて絡むとめちゃくちゃ面倒くさい。しかしその裏にはちょっと切ない理由があり…という話。まあ、実際ああいう絡み方は普通にセクハラなんですが。でもケンちゃんがお酒飲めるようなって一緒に酔っぱらえたら良いね。孤独のグ◯メKilling Restaurant~最高のおもてなし~ 佐藤啓名無し※ネタバレを含むクチコミです。ゴドーを待つのではなく、迎えに行くゴドーをむかえに 田川とまた名無し面白かったし、夢を持っている人にとってのあまりに理不尽な運命、それでも僅かな光を見失わない強さに心打たれました。ただ「ゴドーを待ちながら」を知っていれば、もっと入り込めたのかなとも思いました。 漫研少女たちが百合マンガに挑戦!百合なんか描けません! 松田舞名無しひかるイン・ザ・ライト!の作者による、百合マンガに挑戦する漫研女子たちの話。思ったよりもコメディ強めで、オチがビックリです。おもしろかった!一千万に目がくらんで「名前」を売った男の末路・・・命名売買 群青ピズ名無しめちゃくちゃ世にも奇妙な物語でした!自分の名前が持つ力に気づかず、努力をせずに自堕落な生活をしていた男が謎の女性に一千万で名前を売るが、男はその名前の使いみちを知った時に軽い気持ちで名前を売ってしまったことに激しく後悔することになる。そんな男がたどる末路は・・・・ 自分の名前にはどんな力があるのだろうと考えましたが、そんなことどうやってもわかるはずがないなと思いました。<<12>>
死後に本を出版する編集者・栞田さんが主人公のお話。 栞田さんの真っ直ぐ瞳が先ず好きです。 出版出来るか出来ないか、作家さんのことを想うからこその厳しい言葉もはっきりと真正面から言うのが素敵で好きで、読んでる側としてはスッキリとした気持ちになりました。 面白いの言葉が適切かは分からないけど、心に響くものがありました。 人それぞれ、本当に色んな物語がありますね。 死と逆の生についても自然と考えました。