ウルトラジャンプの感想・レビュー193件<<12345>>スケッチさせてくれるのか、くれないのか千代田さんは案外チョロい。 大村ライス名無し図書室でこっそり千代田さんをモデルにスケッチをしているのがバレてしまった主人公。ドン引きされながらもコミュニケーションを取っていると意外と描かせてくれることに。 千代田さん、褒められると気分が良くなってすぐポージングを取っちゃうのがかわいかったです。メメントモリな青春 #1巻応援逢沢小春は死に急ぐ 胡原おみ兎来栄寿胡原おみさん、以前に描かれていた『赤毛のアンの食卓から』や『みけねこ鍼灸院』などが隠れた良作で大好きだったので、新作も楽しみにしておりました。 すると、期待以上に素晴らしい作品が登場して嬉しい限りです。 『逢沢小春は死に急ぐ』は、日本でも安楽死が法的に認められるようになった世界の物語です。有名人を多数含んだ集団自殺が契機となり、本人の意志を尊重して自由意志により安楽死を選択することが可能となっています。 世界的にも類を見ない少子高齢化社会であり、労働人口は減る一方であるのに対して医療費は青天井である日本。今後ますます医療技術が発達して平均寿命が伸びていけば同時に尊厳死の問題も広がり、安楽死に関する議論もより活発になっていくことでしょう。本作は、そんな社会を先取りした思考実験的な作品でもあります。 端的に言えば、本作のヒロインである逢沢小春はタイトル通り「高校を卒業したら安楽死する」と決めています。その理由は、聞けば理解できてしまうものであるため、主人公の柏原常(とき)も軽々に止めることは難しい。しかしながら、常もとある理由により小春の安楽死を止められるものなら止めたいと強く思っています。 そんな彼らにより、限られた時の中での青春が繰り広げられていきます。高校生の頃なんて時間は無限にあるように感じられるのが普通で、無為に時を過ごすのも青春の一部という感すらありますが、死を意識している状態だからこそ日々を無駄にしないように大切にやりたいことに全力で生きる彼らは輝いて見えます(純粋に胡原おみさんの絵がかわいいのもあります)。 この作品が良いなぁと思うのは、周囲の脇役たち。ヤンキーやカースト高め女子など、普通の作品であれば悪役や嫌なキャラとして配置されそうなところが、徹底的に良いヤツらとして描かれる優しい世界であるのが、逆に今の時代のリアルも感じさせます。色々な人たちと徐々に繋がって、助け合って。そういう学生生活の描写が本当に気持ち良いんですね。 普通、良いヤツだけだと盛り上がりに欠けそうなものですが、本作は主軸となるテーマとそれに寄り添った全力の青春の気持ち良さだけで十分素晴らしいものになっています。 果たして、小春の死を止めることはできるのか。彼らの時が終わらないことを祈りながら、続きを楽しみに待ちます。 超常現象もの妖怪ハンター 諸星大二郎starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン超常現象ものなのですが、特徴としては、和の要素が多く、おどろおどろしいことと、神話(古事記など)や伝承と紐付けて解決していくところです! 独特の絵柄も相まって、こういったホラー・サスペンス好きには良いと思います!絵柄とかは全然違うのですが、岸辺露伴先生のシリーズに似てると感じましたので、ひょっとすると岸辺先生のシリーズを愛読されてる方は試してみると良いかもしれません!! みんな大好き「通りゃんせ」も出ます!言葉は大事僕から君へのジーダン 川西ノブヒロ BENIKOstarstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi日本と台湾のハーフで、学校では言葉が変とイジメられるのはかわいそうだと思いました。そのせいで中国語を封印してしまってお母さんにも当たってしまう。 お母さんも辛いと思います。 ある日出会った男の子に、言霊の事を聞いて考え方が変わったのはよかったです。その男の子はおじいちゃんなのかな。。 なんとなくジブリの世界観を思わせるような内容でした。 SNS疲れる頭一つ分の愛 吉近イチstarstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomiあーなんかSNS疲れるな~。と読んでて思いました。 誰かに反応してほしいけど全くいいねすらつかないとか可哀そうでした。 仕事もうまくいかないのも包丁を持ち歩いているのはNGですが、生首だけなのは何かの病気ということだったのか!! そして、記憶もないのは辛い。SNSから特定されてしまうのも怖すぎます!! いつか愛さんの胴体も見つかるといいな。と思いました。首だけギャル!?頭一つ分の愛 吉近イチ名無し会社勤めに疲れ果てた蛇川が出会ったのは記憶も体も失った頭だけのギャル、愛ちゃん。少しでも誰かに自分を認めてほしい蛇川は愛ちゃんの生態をアップするSNS活動を開始する…のだが些細なことから炎上してより絶望することに…。 何をやっても上手くいかないと感じることってあって、そういう時って誰かに見ていてほしかったりそばにいてほしいと思うのは自然なことだと思う。ふっと肩の力が抜けるようないい読切だった。「言葉」が持つ力僕から君へのジーダン 川西ノブヒロ BENIKO名無し台湾人の母親を持つ少年・マオは清明節で台湾を訪れます。友だちにいじめられるからと中国語を使わなくなり、母親にも辛く当たってしまい、ある男の子と出会うという話。 台湾に来るたびに中国語がわからなくなっていくことを感じるマオが「自分の半分がなくなっていく」と表現するシーンが特に胸に迫りました。言葉ってひとを形作っているんだなと改めて思わされたというか。 言葉が持つ力の意味をじんわりと描いた素敵な読み切りでした。 自分は凄く好きなのに何故人気ないのか...ユンボル―JUMBOR― 武井宏之 御上裕真starstarstarstarstar_border宮っしぃ重機の力を使って戦うって斬新じゃね?王道少年漫画でいいじゃん!って自分は思ってたんですけど... 何故かあまり人気も出ず、打ち切られてしまったのが悲しい作品 武井先生の画風は万人受けするけど、台詞周りとかちょっと独特だしなぁと思うからそこかなぁ... シャーマンキングは確かに名作だったけど、王道少年漫画描かせたら、この作者はトップレベルなのに何故か打ち切りが多かったのが不遇バーチャルの世界オワリのはじまり しなぎれstarstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomiゲームの世界に入り込んで決まった言葉しか話せない女の子だと思っていたら男の子だった!! 主人公は引き込もりで友達もいなかったからバーチャルでも友達ができて嬉しかったんだと思います。 現実の世界でも友達ができて引きこもりから脱出できたらいいな。と思いました。泣けた春雷、たゆたう幽霊 紘井ミチキstarstarstarstarstar_bordermotomi確かに赤ちゃんとか子供って誰もいないところを凝視していたり、手を振ることがあるから本当に幽霊が見えているかもって思います。 この漫画は、子供ってしっかりしているなぁ。と感じさせられました。 事故は色んな人のタイミングがたまたま重なってしまって起こったことが描かれています。そこで泣けました。 もよちゃんには大人になってもずっと幽霊の姿を見ていてほしいと思います。 幸せな家族??クピドの贋物 柳晴starstarstarstar_borderstar_bordermotomiすごく複雑な感情が。。。 子供は親を選べないけど、選べることができたら幸せな家族ってもっといっぱいあるのかな。とか、考えさせられました。 急に我が子を亡くして精神状態がおかしくなる気持ちもわかるし、虐待から逃れて優しい人のところにいる方が幸せと思う子供、どちらも気持ちがわかる気がするけど、複雑で心が痛かったです。設定はおもしろい!魂の使い手 高橋航名無しでもどうしても背景含めた全体的な絵の粗さが気になってしまうのと、主人公キャラの人となりとか一緒に行動しているリンとの関係性に含みをもたせておいてそのまま終わらしちゃうところがちょっと残念でした。でも魂術という力がどんなものなのか、もっと知りたくなりました。アーティスティックスイミング漫画みずかの~water girls in sparkle~ 伸びた髪 生瓶鵜義名無し極度の人見知りを克服するために男子が女子だらけのクラブに入るというのは良いんですけどあくまでもアーティスティックスイミングがメインなのでちょいエロが気になりますね。この先、青春スポーツ漫画としての要素がもっと強くなればいいなと個人的には思いました。絵がきれいなので。 姉の友人(顔面良すぎギャル)は最高だぜ姉の友人 高瀬わか天沢聖司ひーちゃん。自分の中で『スーパーベイビー』の玉緒、『着せ恋』喜多川海夢に並ぶ3大ギャルになりました……あまりにも良すぎる😭 そんでひーちゃんと同じくらいあっくんが人として出来ててかっこいい! 作中ではほとんど登場しませんが、ほんの僅かな登場だけでもあっくんの姉ちゃんのドSっぽいクール・ビューティーなところが癖に刺さったのでぜひ連載してほしいです(切実)ジョジョのスピンオフ!!ジョジョの奇妙な冒険 クレイジー・Dの悪霊的失恋 荒木飛呂彦 烏丸匡 上遠野浩平 カラスマタスクstarstar_borderstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンNHKラジオ講座の本を買いに行った本屋で発見し、最近ジョジョにハマってる私としてはすぐ電子書籍で購入しました。 スピンオフという単語とタイトル(「悪霊的」ってトネガワっぽいし、「失恋」もラブコメを思わせるじゃないですか・・)で、完全にトネガワとかハンチョウとかのパロディコメディ作品かと思って購入したのですが、半分くらい読んでも笑える場面は一向に出てこず。。絵もそこまで荒木先生に寄せてないし。。。ちょっと思ってたのと違かったかな・・・(汗)と少しがっかりしてたのですが、これはこれで新たな作品なのだと思い直してあらためて読むとこれはこれで結構面白い!!! 次巻以降も続く骨太な作品になりそうなので続きに期待してます!!定期的に来る「道満晴明摂取欲」を満たすのに最適メランコリア 道満晴明さいろく短編集だけど全てが繋がる。 しかもこれまでのふざけっぷりとはだいぶ異なり、かなりちゃんと気持ちいい。 道満晴明作品の入りとしてもいい。最初にヴォイニッチホテルを読んで嫌いじゃなかったらなお良い。 薄々にじみ出ていた「持っている」作者であることを証明してくれる作品でもあった。 強すぎギャルの距離が近い #読切応援姉の友人 高瀬わか名無し大学生のお姉ちゃんの友だちのギャルのひーちゃんが一生距離が近いという最高のやつです。やっぱつえーな、ギャルはよ。クライマックスの表情までぜひ読んでください。あと今回お姉ちゃんの月子(つっこ)さんは出番が少なかったので連載のときはゴリゴリ出てきてくれるようよろしく頼みます。かわいい動物たちと田舎暮らし…かと思いきや。#1巻応援たぬきときつねと里暮らし くみちょうnyae表紙のかわいいふたりは、たぬきときつねが人間に化けた姿。主人公・泰葉がうっかり餌付けをしてしまったばかりに懐かれてしまいます。泰葉とこのふたりが織りなすほのぼの田舎暮らし漫画、かと思いきや、伏線ぽいものが張られていたり、ビックリなことが急に判明したりします。 元々ブラック企業に勤めていた泰葉でしたが、きっぱりと仕事を辞めて心機一転、秩父に住む祖母の家に引っ越してのんびり田舎暮らしを始めた初日にふたり(2匹)に出会います。 いかにも天然アホの子なたぬき・ももと、しっかり者と見せかけてこちらも天然アホの子なきつね・いち。このふたりの可愛いこと。もうそれだけで読む価値があると言い切れます。なのである意味ただのほのぼの漫画としても読めます。 泰葉が元社畜というのもあり、ちょっと顔が疲れてるところとかがやけにリアルで、泰葉が心穏やかに過ごしてるのを見るだけでなんだかこっちもストレスが減るような気持ちに。 3人以外にも、おおらかな泰葉のおばあちゃんや、幼なじみ(らしい)祐介くんの活躍も楽しみですし、まだビックリが隠されているような雰囲気があるので先が気になります。原作ファンでしたが良かったかがみの孤城 武富智 辻村深月六文銭元々作家さんのファンだったこともあり、約4年前に本屋大賞受賞と同時に読んだ本作。 久しぶりに読んだこのコミカライズも、当時の思い出がよみがえり、とても丁寧かつキレイに表現されて大満足でした。 内容は、何らかの理由で不登校になった中学生7人が、部屋の鏡から通じる異世界のような謎のお城で出会い、あるゲームをするという流れ。 そのゲームとは、城の中にある「開かずの部屋」があって、その鍵をみつけるというもの。 しかも、鍵をみつけた人は何でも願いがかなうという。 城にいる狼姿の少女に招かれ、7人の冒険が始まる・・・と思っていましたが、「冒険」というか「人間模様」を描いた感じが本作のポイント。 上述のとおり、皆なんらかの理由で学校にいけず、城内でも似たような境遇から、時にこじれたり、時に支えあったり、ファンタジー要素がありながら、どちらかというと思春期の苦労を描いたヒューマンドラマの要素が強くて、ここが面白かったんですよね。 特に、いじめなどを苦に学校に行けなくなってしまった人が、城の中でできた人間関係(友人)を、自信や勇気に変えて、再出発する姿はグッときました。 また、ミステリー的な仕掛けも色々あって、例えば 7人同じ中学に通っていながら現実で出会うことができない とか 全員不登校だと思ったら実は1人、別に不登校ではない人がいた とか これらの、秘密が徐々に明らかになっていくストーリー展開は純粋に面白いです。 ネタバレされれば、すごくシンプルな展開なんですけど、 キャラクターがすごく魅力的だったからか、すんなり感情移入できてあっというまに読めてしまいます。 『この話が誰かの「城」のような居場所になればいい』https://booklog.jp/award/2018/winner/book という思いで、書いた本作ですが、 学校を行くことに悩んでいる人、またはその親はもちろんですが、それだけでなく人間関係に全般に不安を抱えている人に、希望を与えてくれる内容だと思います。 余談ですが、コミカライズの風花の設定が、現代風に変えたんでしょうかね。ここらへんが原作と少し違うかもです。 愚鈍な少女が空手で強くなる!!瞬きより迅く!! ふなつ一輝 ふなつかずき名無し主人公の日葵(ひまり)が、空手を始めるきっかけになった憧れの人とのエピソードがもう感動的。 コンビニで缶を蹴っただけといえばそうなんですけど、目の前で傘を盗まれても何も言えない子にとってあの対応と行動はまさに正義のヒーローだと思います。 日葵はぐーどんというあだ名が付くほどドジでマヌケで内気な子なんですけど、その憧れの人と同じ高校に入るためにかなり努力したようなので、頭の悪い子ではないと思います。 あとふなつかずき先生の新連載にしてはパンチラすら全く無いのは意外でした。そのくらい「空手」に真剣に取り組むんだと受け止めます!!地獄のタワマンで黄泉帰りメイド道!(?)黄泉比良坂レジデンス 川西ノブヒロ名無し※ネタバレを含むクチコミです。絵がいい!痒い心 高橋冬名無しアトピーの女の子のはなし。他の女の子みたいに半袖着たりスカートを短く履くことが出来ず、はじめての恋も上手くいかず(あとから相手の男が最悪なのがわかるけど)。でも人に見られることに敏感な子は、共感能力が高くて人の気持ちを察して行動ができる優しい子になれる、かもしれない。 アトピーの"痒み"とキュンとして胸がそわそわする"痒み"を表現したいい作品だと思います。絵もうまくて好きですね。 効率厨が地獄でお仕事改革あの世のタスク 子新唯一名無し同じくウルジャンで連載中の「黄泉比良坂レジデンス」とちょっと近い設定ですがこれはこれで面白いなと思いました。何よりも効率の良さを優先して生きてきた男が、不慮の事故で死亡、そしてあの世行き。しかし現世での効率厨ぶりを見込まれ地獄のお仕事改革を頼まれる、という話。効率厨のアイデアが冴え渡る、ある意味ではお仕事ものに分類されるかもしれないマンガです。意外と青春友情ものでふぉる★ましおん ヨシカゲ名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<12345>>
図書室でこっそり千代田さんをモデルにスケッチをしているのがバレてしまった主人公。ドン引きされながらもコミュニケーションを取っていると意外と描かせてくれることに。 千代田さん、褒められると気分が良くなってすぐポージングを取っちゃうのがかわいかったです。