みずかの~water girls in sparkle~

絵は綺麗

みずかの~water girls in sparkle~ 伸びた髪 生瓶鵜義
名無し

絵"は"綺麗。 ヒロインと主人公を絡ませる過程に無理がある。 そもそもシンクロは、きちんと基礎が出来てて初めて両者の競技が噛み合って成り立つのに、根暗メガネ(主人公)が自己満足的な正義感振り翳して介入してきただけなのに、「ペア組みます!」って覚悟決めただけでいきなり競技のスタートラインに立てるのは無理がありすぎる。 水泳競技を舐めないで欲しい。 後、スポ根と恋愛のどっちに振りたいかがいまいち分かりづらい。 本来主軸をどちらに置くかを明確にしてストーリーを組み立てるべきだと思うのに、どちらに主眼を置いて読んで欲しいのか、「おそらく恋愛かな?」程度にしか主人公とヒロイン双方の魅力(特に主人公)が伝わってこない。 恐らく根暗草食系男子を読者層のターゲットにした弊害なのであろう(読者層のマーケティングのズレによって、水泳競技に共感出来る層との認識のズレによる共感性の獲得失敗、ストーリーだけを楽しむ層に対するストーリーの甘さによる取り込みの失敗、と双方で失敗している事で、どの層をマーケティングの対象にしているか不明)。 そして、スポ根にしては、先述の通り主人公は天賦の才でもあったのかと善意解釈が必要で、全国クラスの優秀選手に立ち向かって行く無謀な勇気だけはお情けで評価してあげてもいいのかもしれない…。

ジョジョの奇妙な冒険 第7部 カラー版

これはジョジョ(もしくはジョーキッド)の『再生の物語』

ジョジョの奇妙な冒険 第7部 カラー版 荒木飛呂彦
酒チャビン
酒チャビン

自分の中ではジョジョは読むのが結構疲れるタイプのマンガですので、友達オススメの6部までを読み切った後、24巻というボリュームに怯んでいた世界でした。 最初、ガチの馬のレースマンガで、おおっ!とすごくハマったのですが、わりに前半の頃にスタンド等を駆使したバトルまんがに変貌していく世界です(ですので、馬のレースのまんがなんじゃないかと思って躊躇っている方はご安心ください、一切違います)。 ジョジョシリーズは読み取りが難しい描写が多いのが疲れる要因なのですが、7部の後半(通しで100巻を超えたあたり)で「無理に全部わかる必要はないんだ!」という境地に達し、そこからかなり楽しめました。 それまでは、エピソードごとに超おもしろい時と、すごく読むのが辛い時の落差が(これまでのシリーズ作品以上に)激しく、当たりはずれある印象でしたが、後半、私が悟ってからは全体的にヴォルティッジも高く楽しく楽しみました。 さいご、超大物 "なつキャラ" のゲスト出演があり、超ビビる世界です。ジョジョファンの方で7部まだ読んでないよって方(もしいたらそれはファンと言えるのか怪しいですが)、もしくは7部途中で諦めた方は、頑張ってみてほしいです。 後半で突如LESSONが再開される「あしたのジョー」オマージュも素敵でした。 心に残ったセリフなど  ーみんなが生ツバゴクリもので欲しがるボーナス  ーハアハア 挨拶ぬきで失礼します…  ー(セリフではないですが)水曜日にアホになるネタ  ー「全て」を敢えて差し出した者が最後には真の「全て」を得る