イギリスマンガの感想・レビュー46件作品が描く「愛」の解釈ヴィンランド・サガ 幸村誠takaaki※ネタバレを含むクチコミです。誰もビートルズになりたいなんて思わないですよ。僕はビートルズ かわぐちかいじ 藤井哲夫まみこ※ネタバレを含むクチコミです。5巻読みましたセシルの女王 こざき亜衣starstarstarstarstaralankエリザベスが6歳にしてめちゃくちゃ賢い。セシルも政治家らしく思索を巡らせていて頼もしい。2人とも成長中。黒博物館 三日月よ、怪物と踊れの感想 #推しを3行で推す黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ 藤田和日郎starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 正直最初の2巻あたりまでは過去の話と学芸員の話が長くてこれは苦手な藤田和日郎のパターンかなと思ったがそんなことはなく3巻以降はやはり素晴らしかった ・特に好きなところは? 5巻の最後から6巻の中盤までのエルシィだな。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 私は最初の2巻はそんなに好きではないですが3巻以降に関してはおすすめです。 次はドラキュラかな?黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ 藤田和日郎名無し※ネタバレを含むクチコミです。セシルの女王の感想 #推しを3行で推すセシルの女王 こざき亜衣starstarstarstarstaralank・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 1. どうなるの?!この先どうなるの!? 2. イングランドに行ってみたい! ・特に好きなところは? セシルがとにかく誠実。こうありたい。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 歴史が好きでもそうでなくても楽しめます。ぜひ!最後までコミカライズ希望!伯爵と妖精 香魚子 谷瑞恵starstarstarstarstar_borderママ子伯爵さま、妖精、外国の風景がおとぎ話のようで素敵です、キャラクターもちゃんと描かれていて素晴らしい。特に女の子可愛い。 アニメでもやっていたし原作小説もあるようですが、中途半端感があるのでぜひ漫画のほうも最後まで描いていただきたい! エドガーとリディアこの二人の関係がなかなか進まないのが難点かな、でもそれ以上に話しっかりしていて引き込まれました。 「紅い霧の中から」感想紅い霧の中から 野原もさえニーナ個人的に好きな世界観!…っていうと人格疑われそうなダークな物語(笑)。殺し屋の母に地下に閉じ込められたまま育った少年ルワンダ。彼の抱える闇は深い。万人向けではないが、絵はわりと綺麗めなのでエグい話の割には読みやすいかも。イヴァンが好きなので、どうか最後まで生き残ってほしいわ!タイムトラベラー気分で読みたい女中小春の英断 しまだわかばstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ19世紀末の英国に渡った女中小春(18歳)の視点をとおして、当時の英国文化や日常を知ることができる四コマ漫画です。 まるで日記のようなほのぼのとした展開で、読んでいるとタイムトラベラーになった気分を味わえます。 ちなみに作品の時代を考えると、当時の日本は明治半ばあたりでしょうか。 小春ちゃんがどうして英国に行ったのか、何故英語ペラペラなのか、作中では明かされません。 そして、当時の留学生や旅行者が日記に記したような、水や料理が合わないとか、味噌や醤油が恋しいという描写もないので、おかっぱヘアの小春ちゃんは実はけっこうタフな娘なのかもしれません。 描かれていた豆知識話の中では、自転車の発展の話が興味深かったです。 タイヤにゴムチューブなしの自転車なんて考えられません! でも当時からしたら、日焼け止め対策をし、前後に子どもを乗せ、電動自転車をエンヤコラ乗り回す、現在の日本のマダムたちのほうが信じられない存在になるんでしょうね。暗号解読の天才とその家族λの箱舟 秦和生starstarstarstarstar_borderゆゆゆ登場人物はボーン親子と住み込みの秘書。 父のほうは古い文字を解読する、言語学の教授。 天才的なセンスを持ち、その言語解読能力は暗号にも通づる。 一方、息子は父と正反対の体育会系。 住み込みの秘書は教授の研究補佐をしたり、男所帯で家事をしたりする修道院出の女性。 ボーン教授は軍で暗号解読をしていた経歴を持つ。 このために、親子+秘書はいろいろなトラブルに巻き込まれることに‥。 舞台は1920年代のイギリスとあるので、作中で話題に登る戦争は第一次世界大戦のことだろう。 調べると、エニグマのせいか暗号というと第二次世界大戦の印象が強かったが、第一次世界大戦も通信と暗号は重要な立ち位置だったようだ。 アラン・チューリングとは年代も生まれも合わない教授だけど、第一次世界大戦時も、アラン・チューリングのような天才がいてもおかしくはない。 なお実際の物語は、そんな背景はつゆとも感じさせないし、知らなくても楽しく読める。 表紙のような親子+一人でほのぼのした感じとアクションが混じる、そんな漫画。 歴史のマイナーな部分のマンガセシルの女王 こざき亜衣starstarstarstarstar_border酒チャビンあの歴史的名作の「あさひなぐ」を完成させられたことでお馴染みのこざき先生の最新作です!! 16世紀のイングランドを舞台にした歴史マンガです!私があまり詳しくないので、今のところオリジナル要素が多めなのか少なめなのか判然としませんが、結構リアルよりなのではないでしょうか? こういう歴史のマイナーな部分(ご当地では超有名なのでしょうが)をしっかりと腰を据えて描いてくれるのは本当にありがたいですし、面白いですね!! 興味があるパートはウィキペディアとかで読んだりもしますが、なかなか頭に入ってきづらいのと、どうしても味気なくなってしまうので。 3巻まで出ていて、そこまで読んだのですが、めちゃ気になる部分で終わっているので、4巻の発売が待ち遠しいです! こざき先生のマンガは5巻くらいから盛り上がってくると思うので、それまではじっくりとついていきます!こういう骨太な歴史マンガ(それでいてちょっとマイナーな地域・時代をあつかったもの)がもっと増えてほしいです!!贖罪の物語ヴィンランド・サガ 幸村誠starstarstarstarstartoyoneko ヴィンランド・サガは、ずーっと昔に最初のあたりを読んだきりだったんですが、機会があったので最新刊(26巻)まで一気読みしました いい作品でした…。本当に真摯な作品です 描かれているのは、主人公トルフィンの成長と、そして贖罪の姿 父の仇への仇討ちのためとはいえ、罪なき人々を殺し続けたトルフィンが、平和な国の建国を目指す物語です 本来であれば、多数を殺した人間は、死をもって償うしかありません しかし、逆にいえば、死をもって償えば、それで終わりです 本作は、トルフィンに対し、そんな安易な贖罪は許さず、もっとも困難な償いの道を選択させます これは、トルフィンにとっても困難な道ですが、作者自身にとっても本当に困難な道のはずです それなのに、作者の幸村誠先生は、その困難な道を、説得力をもって描き続けている それがひとつ結実するのが、26巻の最後に収録されている話で(191話「その日」)、いやぁもうたまらないですねコレ 敵を殺すという選択肢を排し、可能な限り敵対以外の選択肢を選び取って困難を乗り越えていくトルフィンは、本当に立派で、応援したくなります もちろん、物語は終わっておらず、贖罪も終わってはいませんし、トルフィンの贖罪は、どこかで終わりが来るという性質のものでもありません また、なんだかんだ描きましたが、結局、最終的にはトルフィンの死をもって全てを清算することになるのかもしれません しかし、だからといって、トルフィンのしてきたことが無駄というわけではありません 贖罪の本質というのは、結果ではなく、そこを目指す道筋そのものです トルフィンの生き方は、周囲の人々の生き方にも大きな影響を与えていますし、メタ的には、読者の生き方にすら、影響を与えているのかもしれません 本当に、素晴らしい作品です藤田和日郎、黒博物館シリーズ最新作黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ 藤田和日郎さいろくなんと第三部。ゴーストアンドレディを第二部だと知らずに普通に読んでたし、今作も藤田和日郎の新作だ〜と思って手に取ったものの続きだという意識がなかった。 "怪物"フランケンシュタインの執筆をした"センセイ"が思い出すあの記憶。 話の展開、テンポはさすが藤田和日郎。雰囲気もとても好きです。 カッコイイ以外の言葉が思いつかないHELLSING 平野耕太starstarstarstarstar宮っしぃ全てがカッコイイ、これにつきる。 台詞も描写もキャラも何もかもがカッコイイ。 そんな台詞どうやって思いつくんや...と読んでていつも思ってた。 語彙力低くなるぐらいテンション上がるスタイリッシュさは読んでて気持ちいい。 厨二の心を持ってる人のバイブルの1つ。 人生で一度は言ってみたい台詞のバーゲンセールを毎巻やってるから、厨二の方々は読んどけ!中性的な美しさ薔薇王の葬列 菅野文starstarstarstarstar_borderママ子男女どちらともなりきれない性を持つ主人公。 中世、人と違うことは悪魔憑きとされてしまうところで明かせない身体をどこまで守ることができるのだろう。 時にたくましく、時に艶めかしく見える姿は男女ともに魅了されてしまう。 戦いの中に身を置くが、自分を愛せない主人公にに心の平穏はあるのだろうか シェイクスピアの原作は読んだことないけれど、話の展開が面白く繰り返し読んでおります。青年編(ヴィンランド編)が本編だってわかってるけど少年編が面白いんだよなあヴィンランド・サガ 幸村誠goroアシュラッドがカッコイイんだよなあ。最高の悪役だと思う。 権力欲の巣窟で育む愛とは薔薇王の葬列 菅野文あうしぃ@カワイイマンガイングランド王国の覇権を争う薔薇戦争。両性具有で産まれたヨーク家の三男・リチャードが王位を目指す物語だがそこには、執着から起こる裏切りに次ぐ裏切りがこれでもかと詰め込まれ、恐ろしい。 男も女も欲に狂ってゆく。権力に連なる欲の形は様々だが、狂ってゆく表情は歪み、神や悪魔といった文言と相まって恐怖を増す。 リチャードは母に蔑まれ、自分の体を愛せず、誰も寄せ付けない。ついに女性を信じられなかった彼は、男性と様々に親愛の情を交わす。 その交わす情も、父への過剰な親愛、年上の友と穏やかに育む性無き愛、そして身を焦がす様な体も心も許す愛と様々だが、それはほんの僅かな夢の時。 彼の結末は、史実通りならあまりにも悲劇的で切ない。産まれて来ただけで悪魔と罵られた彼の幸福は、果たしてどこにあったのだろうか……。盗作設定が引っかかるのは確かだけど僕はビートルズ かわぐちかいじ 藤井哲夫名無しそれゆえに最後まで簒奪が許されるはずもなく、オチがなんとも拍子抜けになってしまうのは必然でしたからね。 しかし、ビートルズの偉大さを現代の主人公達に追体験させながら、普通の伝記作とは異なる角度から伝えるのが作品趣旨であり、それは十分に達せられていたと思います。長さも10巻とちょうどよく一気に読めました。タイムスリップしてビートルズになる僕はビートルズ かわぐちかいじ 藤井哲夫starstarstarstarstar_borderかしこもしもビートルズよりも先にビートルズの曲でデビューしたら、彼らは新曲を作ってくれるんじゃないか…そんな罪深い思い付きを2010年から1961年にタイムスリップしてしまった日本のビートルズのコピーバンドが実行してしまいます。この壮大なテーマの空想実験の結末が気になってたまらなかったので秒殺で読み終えてしまいました。タイムスリップした未来人が歴史を変えてしまうなんてタブーですが、主人公達の「新曲が聴きたい」っていう気持ちには純粋なものがあるので責められないですね。「東京オリンピックも開催前の日本からデビューして世界で活躍するなんて出来るのだろうか?」みたいな細かい疑問も「ビートルズの曲だったら可能でしょ!」という説得力があるので吹っ飛びます。あと終わり方もオシャレで好きでした。 最高!黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ 藤田和日郎名無し7年ぶりの黒博物館、開館。 藤田先生とフランケンシュタイン、面白くならない訳が無く……。 『赤い靴の女』って?何のために『舞踏会』に潜入するの? 早く続きが読みたい!穏やかで優しいお茶の時間午後3時 雨宮教授のお茶の時間 鷹野久野愛イギリス文学を愛する雨宮教授が、姪のサヤと一緒にお菓子を作って楽しむお話。 ページをめくるたびにバターやジャムの香りが漂ってくるようで、いつ読んでも午後3時の穏やかな時間に浸れます。 基本的には雨宮教授とサヤちゃんが2人でお菓子を作っているだけなんですが、ゆっくりとその輪が広がっていきます。 生徒にレシピを教えてあげたり、サヤちゃんのクラスメイトを招いてお菓子を食べたり。 どのエピソードも優しくて穏やかであたたかい気持ちになります。 お菓子もセイボリーも作ってみたいし、イギリス文学も読んでみたくなる作品でした。英国お菓子のススメ午後3時 雨宮教授のお茶の時間 鷹野久名無しイギリス書籍、イギリスドラマを見ると実際に出てきたお菓子やご飯を食べたいと思うことありますよね。 自分はスコーンとエッグベネディクトぐらいしか知らなかったです。 これは英国お菓子が好きな教授のお話。 タイトル通り午後3時に日光の当たる温室でアフタヌーンティーをするわけです。 どれも美味しそう…! ジャムローリーポーリー、トリークルタルト、ジンジャーナッツ、ウェルッシュレアビット… 自分的には聞いたことないお菓子ばかりでとても憧れを抱きました。 料理上手にも料理しない人にも楽しめそうな一冊です。 ヴィンランドという地でヴィンランド・サガ 幸村誠名無し※ネタバレを含むクチコミです。7人のシェイクスピアについて語ろう7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT ハロルド作石名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<12>>
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