群馬マンガの感想・レビュー18件ゾンビだらけの世界でやりたいことをやるゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎六文銭ブラック企業で死んだような生活をしていた主人公。 ある日謎の感染によってゾンビだらけの世界になってしまい、そこで絶望するどころか、会社にいかなくてよくなった解放感で、これまでできなかったことをやっていこうという話。 荒廃した世界の中で、なんとも前向きな話。 ただ、自分もいつ死ぬかわからない状況になったら、将来とか老後とか考えずに今何をしたいかを優先するんだろうなと思うと納得できる。 ゾンビに襲われる描写もあるが、そういったパニックホラー的な話よりも、それ以上に「生きること」にフォーカスしている感じが良い。 主人公のブラック企業から解放だけでなく、友人のケンチョは本当はお笑い芸人になりたかったとか、 ヒロイン・三日月閑も、厳しい父親の教えから、やりたいことよりもやるべきことを優先されて生きてきたことからの解放も描かれたり、登場人物何かしら縛られていた環境や過去から脱却は、読んでいて気持ちが良い。 人間何かしら不自由だったり、制約があるなかで生きてますからね。 こんな世界にならないと、やりたいことを思いっきりできないのは弱冠悲しいが、だからそ登場人物たちが生き生きしている様がイイ。 読んでいて元気になる作品です。 アニメや実写化などメディア展開も華々しい作品なので、そちらもチェックしたくなりました。ゾン100アニメ化ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎名無しともりる 実年齢は23歳 演じるアキラは26歳 実年齢より年上 演じるなんてスゴい第一話から濃いゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎starstarstarstarstar_borderゆゆゆブラック企業務めでいろいろおかしくなってしまった主人公。 ブラック企業勤め2年目にあったポストに謝るシーンが物静かにこわい。 3年目、会社に行かなくて良いとなった途端、目に生気が宿る。 「明日も明後日も来週も、会社に行かなくていいなんて夢みたいだ」 第一話最後のページのセリフをみて、ふっきれた人は強いなと思った。 ゾンビがそこにウヨウヨいるけど、せっかくのおやすみをのびのび。 この描写に、主人公の独特さと、この作品のおもしろさが濃縮されていると思う。 一緒にバカなことをしてくれる友達がいたり、一緒に旅してくれる女の子がいたり。 失った数年を取り戻すように活動する姿がまぶしい。 そんなゾンビだらけの世界。 主人公をみていると、別の方法でブラック企業を辞められたら良かったのになあと思ってしまう。主人公のポジティブでぶっ飛んでる発想が面白いゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎starstarstarstarstarmotomi※ネタバレを含むクチコミです。 終末世界でポジティブの極みゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎starstarstarstarstar_border宮っしぃブラック企業に勤めていた主人公が、ゾンビが溢れて崩壊する世界でゾンビになるまでにしたいことを決め、ポジティブに日本を旅していく 仲間と出会い色々な場所でバカな事をしたりと、ネガティヴ要素満載の終末世界の中でもポジティブにやりたい事をしていくのは見ていて気持ち良さがある 笑い、出会い、別れなどなど、物語の起伏のバランスが良いので読んでいてかなり楽しめた ゾンビが溢れた時に真っ先に主人公が言ったセリフが、会社に行かなくていいんだ!は最高のつかみだった...ゲーセンも楽しい、漫画も楽しい頭文字<イニシャル>D しげの秀一starstarstarstarstarこめつぶめちゃめちゃ下手なのにゲーセンでいっぱい遊んだイニD! 当時の彼が車好きでイニDはある意味思い出でなつかしさがある。 漫画を読んだのは最近。 峠を走り回るだけじゃなく、主人公の性格や車を極める過程が想像よりも繊細に描かれていました。 そして、漫画で読む方が車にハマる、ゲーセンより車について知れるし運転の難しさスキルの磨き方、なによりドリフトのカッコよさ!! 全部丁寧に描かれていて、脱ペーパードライバーを目指すべく車を運転したくなりました笑多くの人が走り屋になった頭文字<イニシャル>D しげの秀一名無し伝説的な走り屋漫画です。 車をカスタムしたくなりますよね。 多くの人が、この漫画を見て免許を取って車をカスタムして峠を目指したのではないでしょうか?そしてたくさんの方が事故を起こしているはずです。 良い子は真似しないでね。 法定速度を守って、運転しようね。 どれだけ早く走れても死んだら、おしまいよ。 社畜、ゾンビワールドで人生を取り戻す!!ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎たかみんな1度は考える「世界がゾンビに襲われたらどうするか」を地で行く、超ハッピーな終末世界・ポストアポカリプス作品。 少女終末旅行、ヨコハマ買い出し紀行のような「心地よい破滅」と違い、ポジティブで享楽的なのが魅力。 (今のところ終末世界特有の切なさは感じられない) 元ラガーマンで溌剌とした輝(アキラ)は、3年のブラック企業努めで精機を失いゾンビ化(比喩)していき、家はゴミに溢れ、街頭のポストに謝り、ホームに入ってくる電車を見つめて死を思う。 しかし、ある朝起きると世界はゾンビと化した人間(本物)で溢れ崩壊していて―――というオープニング。 このあとの、 ***もう会社に行かなくていい!! いままでやれなかったこと、全部やっちゃう!! 部屋も掃除して昼間っからビール飲んじゃうよ!? 昼ビール最高〜〜!!*** という、『負の抑圧が開放されるカタルシス』が最の高!🍺 サンデーうぇぶりで連載を追っていて1巻が出たので購入したけど、やっぱゾン100面白い〜! 香坂さんご夫婦の存在は、本来のゾンビワールドに怯える正しい反応で、アキラの社畜からの開放による異常なハイテンション&ポジティブと対照的なのがいい! そしてこんな非常時にもかかわらず。階の上下でのご近所付き合いをするのがほのぼのしてて好き(こんな非常時なのに意外と図太く注文つける奥さん、ナイスキャラ!) 1巻の続き。ケンチョと合流したあとの展開がポストアポカリプスものの理想形をしているので、ぜひ連載もチェックしてほしい…!! (画像は1話より。アキラが人生を取り戻した瞬間の、暗いゾンビと輝(アキラ)の輝く笑顔の対比が最高)人の命の儚さ雪の峠・剣の舞 岩明均starstarstarstar_borderstar_border干し芋雪の峠 戦国時代、男同士の妬み嫉みは命がけ。 必ず、密告者がいるので誰を信じて誰が疑わしいのか常に気を許すことができない大変な時代。 その中で、浪人だった渋江内膳が、佐竹義宣に仕えて頭角を現していく。 実戦経験はないものの、机上で戦いを挑み見事実戦経験しかない家臣たちの鼻を明かしていく痛快さ。 今も昔も、大切なのは、広い見解を持っている側近である。 剣の舞 親兄弟を惨殺され、その上自身もなぶり者にされたハルナが、復讐のために男になりすまし、剣を学び、その師匠である疋田文五郎に恋をする、そして、・・・。 報われない、哀しみ。クソ田舎の温泉街の高校卓球部が下剋上!球魂 岩田やすてる名無し無料漫画で見つけた作品。名前も聞いたことなかったけど1巻読んでみたらメッチャ良かった! 絵柄がなんというかヤンキー漫画っぽいというかザ・青年誌って感じで明らかにスラダンの強い影響も感じる。キャラデザは少年誌らしく大胆にデフォルメしたキャラもいて、ちょうど少年誌と青年誌の中間という感じで掲載誌が謎だなぁと思いながら読んだ。(実際自分が一度も読んだことのない、今はなきヤングサンデーだった) ・山奥で卓球の修行ばっかりしてた小柄なメガネ・スグル ・運動能力抜群でドイツ帰り(※サッカー)の運動神経抜群素人・明彦 ・闘争心抜群の下手くそ ・「テナガザル」と呼ばれるのがトラウマの腕の長いカットマン ・器用だけどスタミナゼロのデブ …というメンバーのバランス感覚が絶妙で、特にW主人公のビジュアルの対比が最高に漫画っぽくて好き! (序盤で他の3人を「卓球顔」呼ばわりするとこで不謹慎だけど笑ってしまった) 卓球勝負に負けた明彦がスグルのことをソッコーで「ご主人様」呼びしてて、その潔ぎよさと爽やかさが良かった。照れながらペアを申し込むスグルも素敵。 そもそも「卓球=温泉」という設定がうまいし、展開もド王道部活スポーツ漫画なのも「これこれ〜!」という感じだし、ワクワクしながらあっという間に1巻読んでしまった。 自分の知らない面白いスポーツがまだまだあるんだなぁ。 秋田・群馬/一風変わった歴史物二点雪の峠・剣の舞 岩明均あうしぃ@カワイイマンガ岩明均先生の戦国〜江戸期の中編二点。いずれもある程度史実に即し、誰もが知っている物の誕生秘話を描いて、読み応えのある物語になっている。 【雪の峠】 関ヶ原で西軍につき、今の秋田に領地替えとなった佐竹藩。藩主の判断を巡り、古参と若い近習の間でわだかまる中、新しい城の候補地を巡り対立が起こる。 切れ物の若い近習と、上杉謙信をよく知る古参は、頭脳で戦いながらも賢い者同士、理解し合っている。その複雑さ、合理性と矜恃とのせめぎ合い、世代交代の切なさ……様々な感慨の中で生まれる都市に、驚かされる。ああ、成る程! 【剣の舞】 上州(今の群馬県)で新陰流の当主・上泉信綱(かみいずみ・のぶつな)が「撓(しない、今の竹刀の元祖)」を考案する所から始まる物語。信綱の高弟は、ズブの素人の女性に撓で稽古をつけることに。 家族を殺し、自分を凌辱した武士に復讐するため、剣を教わる女性。その中で少し心を通わす二人だったが、戦は近く、仇討ちも目の前に。真剣勝負とは?剣は何のために?命を遣り取りする虚しさへの、柔らかな回答としての撓。静かな虚無感が、心に焼き付く。ゾンビに襲われるよりブラック企業のほうがつらい(断言)!ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎名無しタイトルの奇抜さと絵のタッチにひかれて読み始めました。 ブラック企業に入社してどんどんと精神的に追い詰められていく男性の日常は今の日本を象徴しているようでとても共感できました。 そして、ある日なぜかゾンビだらけの街になって、もう会社いかなくていいじゃん!と喜ぶところがとても笑えます。ゾンビに襲われる生活のほうがよいかといわれればそれはそれで嫌ですが、読んでると不思議と解放感がありました。 会社の人もゾンビになっていたのですが、きちんと退職願を伝えるところはシュールというか真面目な日本人という感じがしますね。 その後も、ブラック企業をはじめとした日本のブラック体質な世界から解放された青年が人生を謳歌するシーンは、今の日本に足りない清涼感というか夢があり、いつゾンビになるかもわからない危険な世界なのにとても太陽がまぶしいような不思議な感覚で楽しめる作品です。現代の秘境で見たものは?!キャッチコピーは「心にググッとグンマ県」!お前はまだグンマを知らない 井田ヒロト名無しチバ県からグンマ県に引っ越してきた高校生が、恐るべきグンマの真実を知っていく物語です。 転校初日からグンマ文化の洗礼の数々が待ち受けています。 開かなくなる電車の扉、ヤンキー率の増加、からっ風のせいで自転車が進まないなどなど。 小学校のころにグンマに転校していった友達はグンマ漬けになって体質も変化し、今では水沢うどんを操って空中を飛ぶことが出来る能力者になっていたり、JKJという怪しい集団が登場したり、トチギとは交戦中という設定だったり、スケールのデカい嘘がたまらなく面白い。 かと思えば、上毛カルタ(聖典)のようなローカル知識をしっかりと取り上げていたり、グンマのPRにも一役買っています。 とにかく、グンマすごい!と思いました。 焼きまんじゅう食べて死にたいお前はまだグンマを知らない 井田ヒロト野愛関東地方に住みついて長くなったものの、群馬を訪れたことはない。 高速道路で通過したことはある。下仁田を横目に「ネギのとこか」と思った記憶がある。花火大会に行ったら中止になって予定が潰れたと知人から聞かされたことがある。 それくらいの認識しかなかった。 こんな危険な場所なんて知らなかった!!!!焼きまんじゅう旨そうって思ってたけど県外なので食うと死ぬ!!!! 和算の大家関孝和!!!!誇る文豪田山花袋!!!!上毛かるたガチ勢と一戦交えたいなんて思ってごめんなさい。 でもね、故郷への誇りって素敵なものです。 わたしもど田舎出身なので自虐として出身地のお話をすることはあるけれど、やっぱりそこには愛と誇りがあるのです。 きっとグンマの人達もそう。だから栃木とバチバチしちゃうんだね。餃子もレモン牛乳も美味しいけど井森美幸も中山秀征も好きだからグンマ自信持ってねグンマ。焼きまんじゅう食べたいよ。グンマがなけりゃ静かなるドンの実写ドラマはなかったんだよ。 生まれ育った地に対してプラスでもマイナスでもどっち向きでもいいから、アイデンティティ抱えてる人って幸せだと思いますよ。帰る地があるということ、人に語るべきことがあるということ、幸せでしょ。 死んでもいいからわたしは焼きまんじゅう食うぞ。爽やかで清々しいゾンビものゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)主人公はゾンビのように働いていたブラック企業社員だったが、一晩経って目が覚めると世界はゾンビであふれきっていたので、今までやりたくてもできなかったことを100個書き出してパワフルにのびのびと少年漫画らしくやるすがすがしいサバイバル漫画! 主人公がゾンビの世界になったと思わせないくらい生命力に満ち満ちているので見ていて楽しい! この勢いのままどんどんリストを埋めていってほしい。 ただ、原作が『今際の国のアリス』の麻生羽呂先生なので、ゾンビサバイバルの中で生きる希望を得るがためにエグい一面も描いてくれるんじゃないかと少し期待してしまう。 以前、ヤンマガの「会社に鬱の診断書出して彼女には長期出張と嘘ついて1ヵ月の旅に出た」という読切ではわりと希望にあふれていたように思うので、この話ではどう振り幅を出してくるんだろうと楽しみ。帰ってきた地院家若美田舎ぐらしの若美さん(合本版) うどん やき ヤキガシタロウ うどんまんぼうベベサムチョオオン『主将!! 地院家若美』の続編がはじまってた…! かつて、マガスペでBL系格闘ギャグとして名を馳せた迷作だが、今回は完全にBLレーベルに移籍したんだな…。心機一転なのか、作者名もやきうどん→うどんまんぼうに変わってた。けど、相変わらず面白いから良し!これはBL苦手な人でも楽しめる作品だと思う。 群馬ディス漫画がまた生まれた群馬アイドル神話 馬セブン ブーメランパンツ野郎グンマー※ネタバレを含むクチコミです。頭文字Dのイベント情報!頭文字<イニシャル>D しげの秀一あねごhttp://natalie.mu/comic/news/172233 キター!この公開イベント楽しみだー♪!
ブラック企業で死んだような生活をしていた主人公。 ある日謎の感染によってゾンビだらけの世界になってしまい、そこで絶望するどころか、会社にいかなくてよくなった解放感で、これまでできなかったことをやっていこうという話。 荒廃した世界の中で、なんとも前向きな話。 ただ、自分もいつ死ぬかわからない状況になったら、将来とか老後とか考えずに今何をしたいかを優先するんだろうなと思うと納得できる。 ゾンビに襲われる描写もあるが、そういったパニックホラー的な話よりも、それ以上に「生きること」にフォーカスしている感じが良い。 主人公のブラック企業から解放だけでなく、友人のケンチョは本当はお笑い芸人になりたかったとか、 ヒロイン・三日月閑も、厳しい父親の教えから、やりたいことよりもやるべきことを優先されて生きてきたことからの解放も描かれたり、登場人物何かしら縛られていた環境や過去から脱却は、読んでいて気持ちが良い。 人間何かしら不自由だったり、制約があるなかで生きてますからね。 こんな世界にならないと、やりたいことを思いっきりできないのは弱冠悲しいが、だからそ登場人物たちが生き生きしている様がイイ。 読んでいて元気になる作品です。 アニメや実写化などメディア展開も華々しい作品なので、そちらもチェックしたくなりました。