宝塚マンガの感想・レビュー31件らんま1/2の元ネタ??高橋留美子短編集 1orW(ワンオアダブル) 高橋留美子かしこ収録されてる「犬で悪いか!!」という短編がらんま1/2を彷彿とする内容でした!鼻血が出ると犬になってしまう父子という設定もそうなんですけど、ノリがほぼ乱馬と玄馬です。ただ犬になった後は何をせずとも自然と人間に戻る、なぜか男が犬になってしまう家系、という曖昧なところもまだありこれがブラッシュアップされてあの傑作になるのか〜!と思うと感慨深いです。オチで「犬好きだから問題ないよ」って言ってくれる女の子が可愛いかった。毎日、毎時間の努力があって。吉祥寺少年歌劇 町田粥starstarstarstarstar_borderPom 鳥肌がたちました。 言葉で言い表せない何かを感じた。 親元を離れて吉祥寺少年歌劇団で頑張る少年達のお話です。 親元を離れる理由も様々で(その辺りは2巻で描かれている)、きっとまだ親が必要な年頃だと思うのに夢叶えるために日々努力している姿にグッと来る。 嫉妬したり、自分の思いとは裏腹な出来事だったり、心身共に変化していき葛藤する中で、それでも頑張って頑張って舞台に立つ姿は皆とてもかっこよかった。 真正面から立ち向かう姿、青春だなぁ〜素敵だ。歌劇学校に通う少女たちの青春群像劇淡島百景 志村貴子リョーコ淡島歌劇学校合宿所、通称寄宿舎で生活する少女たち+αの青春群像劇 メインは少女たちなんだけど、歌劇学校で今は教鞭をとっている先生の若い頃の話とか、昔やめてしまった人の話とかもある。 レッスンの話そんなにない。どちらかというと熾烈なトップ争いのある歌劇学校で屈折してしまった姿とかそれでも真っ直ぐ生きようとしている生き様的なところがメイン。これからはレッスンの話も増えるかもしれないけど。 今のところ1巻が出ていて、この夏に2巻がでる予定らしい 試し読みは1話だけできる模様! http://webcomic.ohtabooks.com/awazima/祖母が存命のうちに完結してほしいですガラスの仮面 美内すずえstarstarstarstarstarあいざっくお芝居を扱った作品をあまり読んだことがないということもありますが、 マヤの狂気じみた天才的な芝員の凄さが伝わってきて、 漫画で芝居の凄さをここまで表現できるのは凄いと、子供ながらに感動したのを今でも覚えています。 話の大まかな枠としては、 好敵手と競い合いながら、何者でもなかった主人公が才能を認められてのし上がっていくシンデレラストーリーに加え、 恋愛要素もあるという王道チックな感じですが、 何よりここまでバチバチな演劇漫画は未だに読んだことがないので、 今も昔も唯一無二な作品なのではないかと思います。 漫画を全く読まない祖母が唯一読んでいる漫画でもありますので、 何とか祖母が存命のうちに紅天女の主演を決定して完結してほしいと心から願っております。。。 何巻まで読んだか、覚えていますかガラスの仮面 美内すずえstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ連載開始時期が古く既刊も多いのに、まだストーリーが完結していない、未読者が読んでハマれば「続刊が待てない病」にきっと陥る漫画のひとつ「ガラスの仮面」。 綾小路くんがガラケーを使って驚いたのも、真澄さんがスマートフォンを使っていて驚いたのも、今は昔。 コミックス最新刊が出てる!とウキウキ読んだのはいつだったかと調べたら、新刊は49巻発売の2012年で止まっていた。 スターウォーズを「Episode1から順に見たいから、完結するまで待つんだ」と言っていた人の夢は、巨大資本を持つ会社のおかげで叶ったけど、「ガラスの仮面」にもそういう事態が起こるか分からないので、興味を持った方は完結を待たずに、ぜひ読んでほしい。 ああ、生きているうちに、紅天女編だけでも終わらないものか。 ちなみに「ガラスの仮面」が好きな方には、歌劇漫画「かげきしょうじょ!」もおすすめ。ヅカファンあるあるZUCCA×ZUCA はるな檸檬大トロヅカファンあるあるが描かれた漫画です! 宝塚好きだとちょっと笑える内容になってます。マヤに役がおりてくるような瞬間が印象的ガラスの仮面 美内すずえstarstarstarstarstarママ子※ネタバレを含むクチコミです。 ガラスの仮面を読んでみるガラスの仮面 美内すずえかしこ※ネタバレを含むクチコミです。魔力を持った作品ガラスの仮面 美内すずえよーこ少女漫画を初めて読んだが、こんなすごい作品に出会うまでにどれだけの時間を費やしたのか。まだまだこの世には知らない世界があるのだと思い知らされた。少なくとも二人の王女までは文句の付けようがない。主人公の演劇にかける狂気のその先を見てみたいが、見られる日が来るのか。もう見られないだろうなと思いつつも見られなくてもこの面白さなら許せてしまう。そんな自分に笑ってしまう。 お気に入りポイントは作中で何度も用いられている白目の技法。主人公北島マヤの天才性をどう読者に伝えるのかが重要だと思っているが、それを見事に表現できているのではないだろうか。アニメではなく漫画をお勧めしたい。 ライバルである姫川亜弓は屈指の人気キャラである。姫川亜弓が主人公と出会ってどう成長していくのかもガラスの仮面の魅力の一つとなっている。傷付け合いながら成長していく少年歌劇団の妙 #1巻応援吉祥寺少年歌劇 町田粥兎来栄寿『マキとマミ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~』が最高すぎて全幅の信頼を寄せていた町田粥さんの新作は想像以上に素晴らしかったので全世界に推していきたいです。 宝塚歌劇団は言うまでもなく女性だけで構成された歌劇団ですが、この物語の吉祥寺少年歌劇団は男性だけの歌劇団です。「娘役」なども男性がすべて伝統的にこなしている世界です。 主人公の格好いい男性に憧れていたにも関わらず、生来の背の小ささなどもあり娘役に認定されてしまった少年・瑞穂。彼とは逆に、娘役に憧れながら背が高すぎてなれない少年や、自分の希望に反した家庭の事情がある少年など、思春期らしい悩みを抱えた少年たちが集団生活をしながら、仲間でありライバルでもある人間関係の中で鎬を削り、時に傷を負いながらも成長していく。そして、やがてはひとつの歌劇を大成させていく……。往年の少女漫画の「寄宿舎もの」を彷彿とさせる良さみも深く堪りません。 1話目最後のモノローグが 「僕らは出会い そうしてすぐに傷つけあった それが始まり」 ですよ? 最高じゃないですか? そして、それら素晴らしいドラマを町田粥さんの美しい絵が彩り更に言葉の要らない説得力を以って紙面からオーラをぶつけてきます。 もっと長く見ていたかったという思いもありますが、この物語は1巻で完結します。しかし、この上なく濃縮された上質なドラマを味わうことができ、満足感はお墨付きです。 町田粥さんのマンガから摂れる栄養を今後もずっと摂らせていただきたいです。 『かげきしょうじょ!』のアニメ化で歌劇の世界に興味を持っている方も多いタイミングだと思うので、そういった方にももちろんですが、そうでない方にも広くお薦めしたいです。 番外編も見逃せない!!かげきしょうじょ!! 斉木久美子starstarstarstarstar干し芋11巻まで読了!! すっごく面白い♬ 私の好きなタイプの漫画です。 女子だけの世界で先輩後輩の厳しさ、同期の子たちの駆け引き、友情を描きつつも、紅華歌劇団という劇団で『全は個にして 個は全なり 個は孤にあらず』と切磋琢磨しながらも自分だけが目立つのではなく、調和しながらでないと芝居が成り立たない。という劇団ならではの難しさも同時に描かれている。 そんな、紅華100期生の群像の成長物語でもある。 登場人物のそれぞれの背景も見えて内容量が半端ない!! そして、巻末にある番外編もスピンオフ作品として読み応え充分。 大満足です。 斉木久美子先生、素敵な作品をありがとうございます。宝塚を受験しようとする女の子すみれの花咲く頃 松本剛starstarstarstarstarかしこ高校の同じクラスに誰にも応援されないまま宝塚を受験しようとしてる女の子がいるんだけど、主人公の男の子だけは味方になってくれるという全5話のお話がメインの短編集。両親はただ受験することすら大反対だし、他のクラスメイトにはバカにされるし、逆風しかないのに諦めない女の子の気持ちにも胸が打たれますが、主人公の応援の仕方がそんなに格好いい訳じゃないのがすごくいいんですよね!不器用なんだけど優しさが伝わってきて女の子は何より嬉しかったと思う。他の短編もどれも心温まる話ばかりでよかった。今ちょうどこういうのが読みたかったんです。私は「ロッタレイン」の作風よりこっちの方が好きかも。宝塚的な歌劇団員養成学校かげきしょうじょ!! 斉木久美子地獄の田中元アイドルと身体能力ばり高な女の子の2人が主人公で、トップを目指すというよりも歌劇団員養成学校で日々って感じかなぁ。 最終的には目指してると思うんだけど、それぞれの人間的な成長みたいなものの方が話の中心なのかなという感じ。 もともとジャンプ改でやってたみたいで、ジャンプ改→メロディ版って読むと時系列順 夫婦版ZUCCA×ZUCAタクマとハナコ はるな檸檬名無し「ある日、夫がヅカヲタに!?」という副題は付いてますが、内容は普通にZUCCA×ZUCAでした。1巻の後半で旦那さんがエリザベートの当日券を買う為に朝3時から日比谷にタクシーで行って(並んでしまうと警備員さんに怒られてしまうので)チケット売り場前でたたずむ…という強者エピソードあるんですけど、このエピソードがめっちゃ面白かったです。男性が沼にハマっていく瞬間が女子と全く違うのも読んでてなるほど〜って思いました。清く正しく美しく、それ以上に強くあれかげきしょうじょ!! 斉木久美子野愛現実もこうであってほしい。読み返すたびに強く思います。 ライバルを蹴落とすためにトゥシューズに画鋲を入れるような世界ではなく、仲間達と切磋琢磨して高め合う世界が真実であってほしい。 ちょっと意地悪だったり厳しい先輩は出てくるけれど、かげきしょうじょ!!の世界はみんなキラキラしていて清く正しく美しくあろうとする姿がとにかく眩しい。 蹴落とすとか出し抜くのではなく、誰よりも強く輝けばよいのだという「強者の理論」が気持ちいい。 歌もダンスもビジュアルも秀でた完璧な人間が、同じようにもしくはそれ以上に完璧な人間の中に放り込まれて、容姿や技術さらに心の中までも美しくなっていく という現象が本当に好きなので(宝塚はわからないけど老舗王道アイドルを見ていて思う)そこを描いているかげきしょうじょ!!は本当に素晴らしい!! これがショービジネスを志す若者の真実だと信じて、さらさと愛ちゃんがスターになる日を信じて追いかけたいと思います。演劇に目覚めてゆくレビュー男子たち!レビュダン! 中村世子 天真みちる名無し活動していない演劇部の部室をこっそり使っていたのを演劇部の顧問に見つかり、「老人ホームで行う奉仕活動の劇をやらなければ出入り禁止」という交換条件を突きつけられ、1週間もない稽古期間の末に、なんとかシンデレラをやりきりるところから始まります。 しかしその経験が主人公・まなの心に忘れられない輝きを残した様子です。 この顧問もやけに麗しくて謎の人物。劇にも王子役で出演したことで、まなに多大な影響を与えた人物と言えますね。 部員不足のため演劇部存続の危機が訪れると、部室を使うためか、もしくは演劇にはまったためかはまな本人もわかっていませんが、部員を集めるために動き出す…!!という1話でした。 演劇を題材にした漫画は他にもありますが、"男子だけ"のというのは初めて読むかも知れません。楽しみです! 芝居に対する狂気。執着と熱意。ガラスの仮面 美内すずえ名無し芝居に対する狂気。執着と熱意。 普通の少女だった北島マヤは、お芝居のチケット1枚を手に入れるためにボロボロになるまで働き、冬の海に飛び込みます。その狂気に満ちた姿に周囲は恐怖さえ感じます。この物語は、可愛らしい少女漫画ではなく、迫力満点のガチンコ物語なのです。 やがてマヤは月影先生のもとで演劇の修行をはじめ、その天才っぷりを発揮していきます。ライバルとの戦いや自身の葛藤などが劇中劇とリンクしていきます。 この劇中劇の迫力もこの漫画の魅力です。 なお、紅天女の争奪戦は1976年の連載開始から長年のテーマですが、2020年現在いまだに決着がつきません。漫画も実写も大好きで…ガラスの仮面 美内すずえaico漫画も実写も大好きでした。才能ってすごい。演技に自分もチャレンジしてみたくなる話。とにかく読んでください!ガラスの仮面 美内すずえ名無しザ・昭和の少女漫画という絵柄で抵抗のある方は多いかと思います、私もそうでした。 しかし、騙されたと思って一巻だけでも読んでください。まるでジェットコースターのように息つく間もなく次々と問題が起こりまくって物語に引き込まれます。 少女漫画というよりスポ根漫画と言った方がしっくりきます。 ド根性系の人間ドラマが面白いからこそ、恋愛も盛り上がるんです。 男性も読んでください、ドラゴンボールや明日のジョーに匹敵するワクワクが待ち構えています。 華やかな少女が華やかな演劇の世界で血反吐を吐いて戦うストーリーで思わずウォォッと叫んでしまいそうになりますよ。 漫画好きなら読まないと損なくらいの名作です。 とにかく、とにかく読んでください!お願いします! 「今だけ」に生きている少年少女の青春譚すみれの花咲く頃 松本剛名無し表題作を始めに「ヒューストンと女の子」「もんくのある気持ち」「教科書のタイムマシン」「呼べない名前」「ハッカのびろおど」「なかない渚」「すこしときどき」の収録された短編集。 青春期の「今だけ」が、時代性に則した題材と共に描かれており、どの短編もこの作者にしか描けないものに違いないなと、読み終えるたびに思わされた。キャラの表情やデフォルメの使い分けも上手く、するりと物語に入れた。 ファンから長年愛され続ける理由の分かる、名作青春漫画だった。 1冊にまとめた新装版がでたかげきしょうじょ!! シーズンゼロ 斉木久美子mampuku描きおろし漫画が収録とのことで、本編では見られないような自由っぷりで良いオマケでした。ただ、オマケ漫画の域を出ないので、コレクターズアイテム、あるいはこれから初めて読む人向けかもしれません。少女漫画、いいえ元祖俺つえー主人公ですガラスの仮面 美内すずえ名無し少女漫画とか思わせて、スポ根漫画もびっくりの特訓を行う主人公とそのライバル達。特にマヤの演劇が好きという狂気には圧倒させられる。 「こんにちは、あたし」で鳥肌ガラスの仮面 美内すずえばにゃにゃんだーガラスの仮面って月影先生の「恐ろしい子」って台詞があまりにも有名で、ガラスの仮面を読んでなくても、パロディでよく使われてるから有名ですよね。 でも、私が1番すごいと思ったセリフは北島マヤの「こんにちは、わたし」というセリフです。役者としての技術も未熟で、バレエなどの下地もない彼女は、それらを持つ姫川亜弓に憧れていますが、その姫川亜弓が嫉妬するレベルで忘我し役になりきる北島マヤの天才性を端的に表しているセリフ・シーンだからです。役の仮面を脱ぎ捨て「こんにちは、わたし」と鏡に映る自分に対して言い放つ姿はまさに狂気ですし、「恐ろしい子」です。 この漫画の魅力のひとつに北島マヤと姫川亜弓の立場の逆転があると思います。物語の序盤は天才として扱われた姫川亜弓も今は努力の人として定着し、役者としての未熟さを笑われていた北島マヤは無二の才能で他者を圧倒する恐ろしい子になっていきます。最近では、主人公の北島マヤよりも姫川亜弓を応援したくなることもしばしば。姫川亜弓の「ガラスの仮面をつけているのは、わたし」というセリフなんか泣いてしまいます。 紅天女を演じるのは誰になるんでしょうか。気になりますね。この物語の終わりをわたしは読みたくてしょうがないです。未完の傑作ガラスの仮面 美内すずえ山ちゃん何の気なしに読みはじめたら止まらない 作品にのめりこみ、続きが気になる。早く続きが見たい!<<12>>
収録されてる「犬で悪いか!!」という短編がらんま1/2を彷彿とする内容でした!鼻血が出ると犬になってしまう父子という設定もそうなんですけど、ノリがほぼ乱馬と玄馬です。ただ犬になった後は何をせずとも自然と人間に戻る、なぜか男が犬になってしまう家系、という曖昧なところもまだありこれがブラッシュアップされてあの傑作になるのか〜!と思うと感慨深いです。オチで「犬好きだから問題ないよ」って言ってくれる女の子が可愛いかった。