完結したマンガの感想・レビュー16272件<<7475767778>>完結颯汰の国 小山ゆう名無し※ネタバレを含むクチコミです。絶滅危惧種の動物がたくさん出てくる💓北極百貨店のコンシェルジュさん 西村ツチカ干し芋1巻読了。 北極百貨店には、絶滅危惧種の動物を含め、色々な動物がやってくる。 お客様の要望は、それぞれ違う。 百貨店に物を買いに来るのはもちろんのこと、心地よさと気遣い、笑顔等、心にも優しい満足感がリピーターを増やし、百貨店の評判にもつながる。 そのカギを握るのがお客様の要望に応える、コンシェルジュ。 秋乃さんは、新人のコンシェルジュ。 上手くいかにことも多々あるが、お客様が満足するように日々奮闘する。 とても、清々しい漫画♬岡村さんいい人すぎて初恋、ざらり ざくざくろstarstarstarstar_borderstar_borderNanoこんないい35歳男性いる!?っていうくらい岡村さんがいい人すぎる。有紗も岡村さんもいい大人で色々経験してるのに、付き合った途端すごく初々しくて可愛くてびっくりしてしまった。 たびたび「障がい者だから…」って自分を卑下したり周りからよくないことを言われてつらい場面もある。けれどそんな悲しみを岡村さんが「いるだけでいい」って包み込んでくれて。優しすぎるよ…こういうのが無償の愛っていうのかなぁ。 上巻おまけを読んで「一生の愛なんて誓いきれない」っていうのが1番共感できました。障害のあるなしに関わらず、結婚って人との契約だし自分にとってはものすごく難しいものだと感じるので…。本当の「悪女(わる)」とは誰?悪女 深見じゅん名無し1988年というバブリーな時代真っ只中に連載が始まったOL漫画です。当時、テレビで流行していた"トレンディドラマ"の漫画版という感じかな。「悪女(わる)」という題名に目を引かれて手に取ったのですが、表紙には題名にはそぐわない可愛い女の子の絵。そのギャップに興味を持って読み始めました。 コネで商社に入社した麻理鈴がひょんなことから社内で出会った男性に一目惚れ。その人物探しから始まって、同時に麻理鈴が優秀なOLとなっていく様を描いています。その中で、恋や仕事のライバルに邪魔されたり、意地悪されたりするのですが、天性の天使爛漫さとお気楽さ、人の良さでライバルたちの心も和ませていきます。全37巻とかなりの長編ですが、クセのない画風とテンポの良さ、そしてコミカルなシーンも多いので、軽ーく読めます。 私の場合、題名の「悪女」の意味が最後まで気になっていました。麻理鈴は天然で悪女とは程遠いし、意地悪なライバルたちのことを指すのかと思ったのですが、実はみんな良い人たちで、最終的には麻理鈴と親しくなってしまうし、結局最後まで「悪女」らしい悪女は登場せず。でも、待てよ。天真爛漫さという武器で、誰もの荒んだ心や悲しみまでもやっつけて(=癒して)、みんなを味方にしてしまう麻理鈴こそが本当の「悪女(わる)」なのかなぁ。恋の行方の結果は、最後の最後までお預けです。バブリーな時代のOLを垣間見つつ、麻理鈴の恋が果たして実るのかをドキドキ待ちつつ、最後までとても楽しく読めた作品でした。 淡々とした筆致が良い。やっぱ、オンセン。 柴田敏明starstarstarstarstar_borderleon淡々とした筆致で語られる温泉のエッセイ漫画。 大げさすぎない筆致が温泉の静かな雰囲気を現すことが 出来ていて、臨場感が味わえるのが良かった。 スーパー温泉から徐々に本物の温泉での湯治に作者が ハマっていく様がなかなか面白い。 草津温泉の回を見て行ってきたのも良い思い出だ。クロコーチの感想 #推しを3行で推すクロコーチ コウノコウジ リチャード・ウーstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 連載中に読んでいたがその時はなんとなくだったので今回まとめて読んだがこんなにおもしろかったっけ?という感想しかない。連載で読むよりまとめて読んだ方がずっと面白いが最終回に関しては人によって感想は違いそう ・特に好きなところは? 黒河内と白庄司の信頼関係。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ちょっとした長い休暇の際に一気に読むのがおすすめです。 凄い惹きこまれました!アクトアウト 冬房承starstarstarstarstarママ子読んでいて、苦しい 胸が詰まる感じ。 演技をしていても無感情で、スケートに対する愛を感じられない。 最高峰の才能があっても、トップになるとかの欲がなくただ母に認められたいという思いから滑り続けるいばらに 過去の自分を重ねていく元天才バレーダンサーの。ヴァシリー。 もっと自由に「自分」の好きなようにと 母親に罵られ続けてきた彼が青虫から綺麗な蝶に変化していく。二巻じゃ足りないもっと読みたかった!! よくある設定の安心感悪名高い領主に嫁ぐことになりましたが毎日幸せです あづち諒starstarstarstarstar_borderゆゆゆ男爵家の令嬢が、わがままな義妹にものや環境を奪われるだけでなく、婚約者まで奪われ、さらに追いやられるように悪名高い辺境伯へ嫁ぐことに。 その辺境伯はなんと、悪名と反対にものすごく良い人かつイケメンかつ、主人公の令嬢を溺愛してくれる人で‥ どこかで聞いたことがある設定の詰め合わせなのですが、ハッピーエンドが想定され安心できるからか、思わず読んでしまいます。 透明感ある主人公の顔立ちも、がっしりとした体型で主人公をひたすら大切にする辺境伯も、すごくよいです。 義妹はかわいいけれど嫌な女としてしっかり描かれており、実際自己中心的な言動にイラッとします。 悪役が悪役としてしっかり描写されているので、より辺境伯の、突如現れた「白馬に乗った王子様」感が増しています。 安心して、ハッピーエンドなシンデレラストーリーを読みたいときにおすすめです。性に真面目に取り組んでる人達ってすごいなと思いました情熱のアレ 花津ハナヨstarstarstarstarstarあいざっくひょんなことから主人公が親がアダルトグッズの問屋に務めることになり、 実際にアダルトグッズの開発などにも携わることになるという設定が新鮮で面白かったです。 憎めないキャラが多く、コメディ要素もたっぷりなので、 「セックスレス」という、意外と重たいテーマも扱っているのですが、 楽しく読めます。 主人公がアダルトグッズを通して、 人としても前向きに変わっていくのも見どころです。 性的なことがメインテーマになっていますが、下品な感じはなく、 寧ろ様々な人のことを考えて、アダルトグッズを作っている人達ってすごいなとも思いました。 ちなみに、 この漫画を通して障がい者の人用に開発されたアダルトグッズがあることを初めて知り、 驚きというか感動しました。 色んな収穫がある漫画だと思います。はっきり発言できるって素晴らしい才能だな。ヒビコレ 公民館のジョーさん かたおかみさおstarstarstarstarstar_borderPom 公民館で働く通称・ジョーさん。 沢山の経歴を持っていて、働いて1ヶ月の時も中々の貫禄あり。 今はあまり子供が集まったりとか少ないのかな?と個人的に思うけど、ご近所さんトラブルに適度な距離感で言う時はズバッと言う。そして、後味も悪く無い。 ジョーさん、笑ってそうで、笑っていない感じが少し怖いんですが、、人間関係問題ってどこへ行ってもついて回るんだなぁとつくづく思う。 上手いこと波にのってるジョーさん、見習うとこ多々あり。 何個目だ?やんちゃギャルスピンオフ #1巻応援小牧先生のダンジョンほけんだより ~feat.やんちゃギャルの安城さん~ 加藤雄一 すおしろさいろくまさかの『やんちゃギャルの安城さん』のモブである保健室の小牧先生が主人公となるスピンオフ2発目。やんちゃギャルスピンオフは4つ目?になるのかな? 小牧先生主人公の1発目は『安城さんの学校の保健室の小牧先生』というストレートなタイトルで小牧先生と保健室が主軸のソレらしいやつ。 なのだが、今回は小牧先生が異世界転生的なストーリー… きっかけが普通は死ぬとかそういうタイミングで転生してるのが多い印象なのだが、瀬戸が頑張るシーンで異世界転生するというのはそういうことなのか…? 何にせよ、こちらの小牧先生はだいぶテンパるし原作とちょっとキャラが違う気がするが、それはそれとして読みやすくて良い。 すおしろ先生が描いているスピンオフとしても2個目なのかな。 とても読みやすいし背景意外と描き込み頑張ってるし、コレまでのやつの中でも原作に関係なく進んでいける内容なのでこれはこれで応援したい。懐かしいと思って読んだら時間泥棒されています天使禁猟区 由貴香織里starstarstarstar_borderstar_borderさいろくどうやら続編が出たと。 そのためか、キャンペーンで1・2巻が無料公開中(2023年7月現在) むかーし読んだと思っていたもののどうやらソレは一部だったのか、どこを読んだかも憶えてないうろ覚えぶりだったので、エイッと勢いで購入して読み途中。 当時、今で言う"厨二病"な女子を大量生産していた一端となる本作。 年代の背景が見えてくるのはビジュアル系とかメディアとのリンクを知ってるか否かで結構変わっちゃうとは思いますが… マンガ自体は一回読み出すとずーっと同じテンションで物語が進み…と思いきや唐突に緩急が出てきたり、著者の試行錯誤が目に見えて楽しい。 序盤のマンガとして古臭くて恥ずかしい!くすぐったくて読めない! みたいな世代的な苦行パートを抜けるまでちょっと大変でした。 (まだ電子愛蔵版?の6巻ですが、この辺でようやく抜けてきたかもと感じる) ちなみに1冊で2〜3巻分の厚みがあります。400Pぐらい。 なんだか褒めてない気がしてきたんですが、絵はキレイだし(上手いとは言わないでおくけど)キャラもいっぱい出てきて好みが刺さるのがきっと見つけられると思います。 あと少女マンガのバトルとか呪い系好きだったらなお刺さるかなと。 ただ、物語の内容が非常に癖があり、愛憎乱れ撃ちな天使のシガラミが多方面を巻き込みまくってエライコッチャなお話。 各天使と天界設定など、盛りだくさんではありますが主軸は兄弟愛。 読んでると頭が90年代になるんだけど、この空気感はやっぱり90`sの良さだと思います。 ※このシーンは台詞がめちゃくちゃ多くてネタバレを含まないフキダシがほとんどない本作において珍しい見開き冴えない男の話モテキ 久保ミツロウstarstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi映画にもなったモテキ。先に映画で見てしまったのですがとても楽しかったので漫画もと読みました。 漫画の方が細かく書いているので楽しかったです。 さえない主人公にいきなりモテ期到来して、それまでの人生ではあり得なかった手つなぎとか色々あるので、つられてドキドキしちゃいますww 主人公が全然イケてないのにチャラいところも(笑) ストーリーも絵も凄くしっかりしてるので面白いです! ドラマも忠実GTO 藤沢とおるstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi本暴走族の鬼塚が教師をする話です。 有り得ない滅茶苦茶な教師鬼塚に一度は先生になってほしい、と思うはずです。 普通に死ぬことばっかやってます。普通に捕まる事ばっかやってます。だから笑えるのかもしれないです。 ギャグばっかりだけど、その中で人生に大切な事が描かれています。 ドラマ化やアニメ化したのも納得できますね。 個人的には「ポリシーですから」って台詞が印象的です。ハッカーがかっこよく見えるBLOODY MONDAY 恵広史 龍門諒 下山隆starstarstarstarstar_bordermotomiドラマが好きでめちゃくちゃハマったので原作もある事を知って読みました。 一言でいうと頭脳戦。とてもスリリングでドキドキします。主人公が最強ハッカーで難なくセキュリティを突破しちゃう所が良くてスカッとします。 主人公と敵との駆け引きや心理戦が至る所にあり、早く読み進めたくなってしまいます。 女性もとっても魅力的にかかれています。動機変更が影を落とす十角館の殺人 清原紘 綾辻行人名無し原作が映像不可能とされて来たトリックは漫画しか出来ない手法で頑張ってたのではないかと思います。絵も綺麗ですし良くコミカライズされているなと(一部キャラクターの性転換もそんな違和感ない)。 けれども、核心となる動機面が原作よりページ割いてスポットを当てられているにも関わらず、改悪としか言えないものになっていました。 警察から誰も悪くない真相が関係者には既に告知されていたのですが(解決編パートで警察が調べてない訳ないだろと強調され)、自分達が殺したんだみたく何故だか皆で騒ぎ合い続けて(エラリィなんかは殺される最期まで自分が殺したと言い張る)、聞きつけた犯人が復讐に及んで勘違いオチになっていたのはなんだかなあと・・・。ショック受けて自殺に走りますが滑稽に見えます。 原作のも被害者からすれば殺されるほどのことかと主張したくなるものでしたが、犯人からすれば成立し得なくもないものではありましたし(現実に問題になった大学サークルトラブル)、島田の追及さえも証拠がないとかわしきって安心した後に、犯行前に良心として瓶詰めした流した計画書が戻ってた運命を悟ることで、「あの人にこれを渡してくれないか」が清涼感すら覚えるラストになったのですが、漫画版では台詞は同じでも情けなく後味悪さを覚えてしまいました。 人が人と生きることの難しさやめられない娘と見守れない私 4歳の性に悩んだ700日間 加藤かとstarstarstarstar_borderstar_border野愛幼い娘の自慰行為に悩まされる母親の心情を描いた作品。 そんなの遅かれ早かれみんなするんだからさ〜まあ母親は心配するんだろうね〜と読んでいくとなんだか様子が変わってくる。 母親は幼い娘を汚いと思うようになり、寂しさやストレスからか娘の行為がおさまることはなく、どんどん悪い方へと転がっていく。 ごく普通の幸せな家庭にこういう問題がごろごろ転がっていて、みんなギリギリのところでやっているのかもしれない。 怒りや苦しみ、嫌悪感や不快感というのは自分でもコントロールしにくいもの。自分は何故こんなことで怒ってるの?許せないの?と疑問に思うことがある。 それらと向き合って解決していかなければ、自分以外の誰かを100%で受け入れることなんてできないのかもしれない。 人が人と暮らす、人が人を育てるということの難しさを改めて感じた。 これは上手くいったパターンだから漫画になっているけれど、世の中には些細なことで崩れていった家族がたくさんあるんだろうなとやるせない気持ちになった。引きずり込まれるマサルさんワールドセクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん うすた京介starstarstarstarstar_borderゆゆゆ何故か二巻の表紙だけ記憶に色鮮やかに残っています。 今読み直しても独特のテンション、キャラクター、世界観。 勢いにつられて読んでしまいます。 何を言ってるんだろうと思ったらネタバラシも早々にしてもらえ(メソ以外)、やさしいギャグ漫画です。 髪の毛や変人っぷりに目がいって、それからフーミンや真茶彦といった顔が整ったキャラクターが多いので見逃していたのですが、マサルさんも濃い顔系ヒーロー顔なんですね。 そういえば、漫画で格闘技を学べるの?!と思って読んでいたら、実演された格闘技がとっても真似しづらい格闘技だったので、フーミンと一緒に「えええ!!!」となったのを、ふと思い出しました。 クラスメイトにいたら嫌だけど、隣の隣のクラスならいいかな。娘娘かわいいまんゆうき~ばばあとあわれなげぼくたち~新装版 漫☆画太郎starstarstarstarstar_borderゆゆゆ漫☆画太郎先生の絵本をみて、先生を何で知ったんだろうと考え、思い出したのが「珍遊記」&「まんゆうき」でした。 「まんゆうき」を見たときはびっくりしました。 すっごくかわいい女の子が出てきます! そういうキャラクターも描けるんですね!! 漫画家の先生はいろんな絵が描けて、やっぱりすごいなあ。 と思っていたら、かわいい見た目のキャラクターでも、扱われ方は他のキャラクターと同じように突然殴られたり理不尽でした。 かわいい見た目のキャラクターは、少し天然な女の子娘娘。 その娘娘が仕えるのは、ラスボスを超えるラスボスのような存在の萬々。 萬々だけでもおもしろいのに、娘娘が登場するため、スパイスが加わって、おもしろさは格別です。 ゲンさん(31)、ケンヂ(19)アゴなしゲンとオレ物語 平本アキラstarstarstarstarstar_borderゆゆゆアゴナシ運送を営むゲンさんと、雇われっ子ケンヂ。 お馬鹿な大人たちのやりとりをアハハと笑って楽しむ漫画です。 ティーンエイジャーなころは大人な下ネタが炸裂する漫画のひとつと思っていました。 大人になって読むと、ゲンさんの言動に嫌な上司の言動が重なって、暴れ者モードのゲンさんへの苛立ちが増しました。 大人って、こういう気持ちで読んでたのかと、少し勉強になりました。 そしてお馬鹿な大人と書きましたが、ゲンさん32歳、ケンヂ19歳だそうです。 大人とはいえ、まだそれほど年配ではありません。 やり直しもまだ容易な年齢です。 コンボイケーキやおつきさんについても何か書こうと思っていたのですが、あらすじに書かれた年齢を見て、「ケンヂ、君はまだやり直せるはず」「ちぃちゃん(ケンヂの彼女)、こいつ変わらないなら逃げて!!」という気持ちが渦巻いてしまい、感想がまとまらなくなってしまいました。 やっぱり読み手が大人になると、感じることは違いますね。 ページをめくってももじゃもじゃアゴナシ太り気味の中年中年中年‥ ですが、おもしろいですよ。入れ替わって自分で体験しないと感じられない思い。宇宙を駆けるよだか 川端志季starstarstarstarstar_borderPom 自殺をしようとする然子。然子と入れ替わるあゆみ。 相反する二人が入れ替わった時にどの様なことが起こるのか。 設定が高校生なので、読めるかなぁと思ったけど、問題なく読めた。むしろ、読んで良かった。 然子は、なぜここまであゆみを、人を恨み妬んでしまったのかな。しかし考えてみると唯一安らげる場所の家庭で母親に冷たい態度されたら、心の居場所みたいなものが無くなってしまうかもしれないな。と思う。 ラストの然子の可愛らしい微笑みが忘れられないかな。性と愛とリビドーズ 笠原真樹starstarstarstarstar六文銭広告で大きなイチ◯ツみたいなのがまわってきて、矢も盾もたまらず読んでしまった作品。 全7巻読んで、当初想定していた以上に壮大なテーマだったなというのが率直な感想。 作者が『群青戦記』の人だと読んでから気づき、妙に納得した。 さてその内容ですが、 「リビド」と呼ばれる謎のウィルス?みたいなものに感染すると、異性に性的興奮を覚えると自身の欲望をコントロールできずに襲いかかり、粘膜経由から相手にも感染させる。 特に男性の場合は、体が膨張し(要はアレのように)、肉体的にも強靭な感じになる。 主人公もひょんなことで、バイトによくくる風俗嬢から感染してしまうが、他のリビド感染者と異なり、自我が一定保てて、肉体的にも常に変化しているわけではなく、ある程度制御がきく状態。 幼馴染で長年の思い人であった初瀬が、リビド感染者に襲われそうになったところ、リビド感染によって手にした力で助けることから物語は進む。 主人公と同じようにリビドの能力はあるが自我が保てている人も現れ、その能力を使って革命を起こそうとする集団が現れたりします。 彼らから勧誘的に主人公の力を求めてきたり、ないしは上述のように特別な肉体であるから「リビド」の抗体をつくるため、人類存亡のために国家に狙われたりする。 このあたりはパニックホラー系やディストピア系な物語では醍醐味ですよね。 主人公は、初瀬さんへの思いを武器に闘うわけですが・・・ この思いというのが、ただの性的なものなのか愛なのか?そんなことを終始考えている。 性的興奮しなければ強くなれず、強くなければ守れない。 本人を前に欲情などしていいのか、など葛藤しているわけです。 彼女への思いはピュアゆえに、苦悩も大きい。 読み進めていくうちに、自分自身 性は汚いもので、愛は綺麗なものと思い込んでいたけど、そもそも性と愛は切っても切れないものではないのか? とか、色々考えてしまいました。 ただ、そんな小難しい話よりも、登場人物は良い味だしているし(初瀬さんは天然で可愛いし、クセのあるキャラたちは皆信念があって愛着もてる。AV監督の人とか)パニックホラー的な、パンデミックな状況下のバトル漫画として十分面白いので、この手のジャンルが好きな人にはオススメできる作品だと思います。 裏にありそうな、性と愛とかいう壮大なテーマはスパイス的に楽しんでいただければと。 台湾怪奇譚と抑圧される女性 #1巻応援 #完結応援守娘 シャオナオナオあうしぃ@カワイイマンガ『陳守娘(タン・シュウリョン)』の伝説を題材にした物語は、墨っぽい美麗な作画で幻惑と苦悩の物語へと私を誘う。 舞台は清代の台南。不思議な祈祷師・守娘と出会うのは、名家のお転婆お嬢様。彼女は謎の水死体を皮切りに、様々な女性の苦しみの声を聞き、寄り添い、行動し……そうしてある巨悪の構造に巻き込まれてゆく。 彼女は当時の女性達がする、纏足をしていない。その分自由に走れる彼女は「女性のために」走る存在。一方で守娘は主人公を導くが、彼女自身も元は苦しむ女性であり、意外と無力な存在でもある。 描かれるのは、女性にあまりにも厳しい家父長制社会。そこで女性達は神や霊に縋り、まじないに頼り……その社会構造を恨むのではなく、その社会構造をなんとか生きのびようとする。その理不尽に、男である私は言葉を失う。 さらに描かれるのは、人間社会の恐ろしさに対する霊的存在の無力さ。膨大な怨念が、せいぜい足に痣を付けて何かを知らせることしかできない。でも、それをきっかけに何かが変わる時……そしてやはり無力な守娘がお嬢様に「諦めない事」を伝える時、そこに残る僅かな希望に安堵する。 しかしその希望を前にして「この時代に生まれなくて良かった」と男の私は言いたくない。この怨念と希望は、何千年も受け継がれ、そしてこのままでは、これからも受け継がれる物だから。 この物語にある「女性の抑圧」は、恐らくあらゆる時代の女性に接続する。『アンナ・コムネナ』は千年前の皇宮でも女性は不自由だった事を描き出す。そして『女の子がいる場所は』は現代の世界中・そして日本の少女への抑圧を描く。 今を生きる男の私は「抑圧はなくなった」「差別は解消しつつある」と簡単に言ってしまいそうになる。しかし現在も抑圧される女性は存在し、その言葉は彼女たちにも届くかもしれない。彼女たちははどう思うだろうか。 この事はあらゆる差別・抑圧に通じる。苦しみは私に見えない所で生まれ続けるだろう事を、忘れずに言葉を紡ぎたい。仮面女子って新しいジャンル表情が一切わからない白銀さん Bytestarstarstarstar_borderstar_border宮っしぃyoutuberやってる女の子は身バレしないように仮面を被って学校生活を送っていて、主人公はその配信してる女の子が大好きだが、仮面女子が正体だとは気付いておらず、次第に仮面モードの女の子と仲良くなっていき... 仮面女子の表情が見えないながら、心の動きは結構活発で、照れまくりに嫉妬しまくりと、結構感情表現豊かな女の子は可愛らしい 肉感あるイラストは可愛いし、ラブ要素も強めなので、ラブコメ好きなら読んでおいても損はないかと 数多のラブコメの1つとして楽しめました<<7475767778>>
※ネタバレを含むクチコミです。