完結したマンガの感想・レビュー16272件<<7677787980>>画力とキャラの魅力に撃ち抜かれる #1巻応援ぼくとミモザの75日 鬼山瑞樹兎来栄寿『嫌がってるキミが好き』の鬼山瑞樹さん最新作。 前作の最初から絵が良かった鬼山さんですが、最近ますます魅力的になっています。 正直、物語として見ると荒唐無稽なところがいくつもあり破綻しているようにも感じられます。が、「細かいことはどうでもいい」と言わんばかりに画力で殴られる感じがむしろ気持ち良いです。 何しろ、ミモザの目が良い。 引き込まれそうな虚無の瞳。 読んでいるといくつもゾクゾクするような良い表情のコマが出てきます。 「マンガはキャラクター」というひとつの真理に立ち返れば、この作品はミモザがいるだけで「勝ち」です。 そんなミモザと、主人公の少年・宗人が擬似家族を営もうとする素朴な願い。それだけで十分だと感じます。ミモザは現実に喘ぐ思春期の少年の、ある種の夢の具現化のような存在でもあると感じます。 殺し屋としては脆さであり危ういのですが、絶妙に人間味がブレンドされる瞬間も堪りません。 多分、殺し屋なら臭いがつかないように煙草も吸わない方が良いんですが、絵面がカッコいいのでそんなことはどうでも良いんです。煙を燻らせているときの表情、堪りません。 細かいところではミモザの愛好しているマスコットキャラのCHIKUWABU、好きです。甘くて強い。アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~ 【完全版】 杉本亜未まみこ※ネタバレを含むクチコミです。共感できるかどうかでだいぶ違うひとりみ天国 【カラーページ増量版】 むんこstarstarstarstar_borderstar_bordernyaeこの主人公の生活に共感できる人は、読んでてたまらなく面白いと思います。でも自分はそこまでではなかった。こういう人もいるんだな、というかなり距離のある目線でそれなりには楽しめましたが。もっと共感できたら、もっと面白かったんだろうなとちょっと悲しくなった。不思議な世界への案内アウターゾーン 光原伸starstarstarstarstar_borderゆゆゆ本誌の最後の方に載っていたおたのしみ。 友達や親戚の家へ行くと、何故か1冊は本棚から見つかった「アウターゾーン」。 そして思わず読んだ「アウターゾーン」。 昔テレビで見た『世にも奇妙な物語』のような雰囲気で、でも案内人のミザリィは無敵で強そうな存在と思ったら、そうでないときもあったり。 ストーリーは怖いだけかと思ったらそうでもなかったり、いややっぱり怖かったり。 怖かったりおぞましかったりする描写と、スカッとするストーリーと。 なんだか好きな漫画だったのを覚えている。 ミザリィはもちろん、好きだった。 読み直してみたら、第一話から「30になっても子供もできない」とオバサンが言っていて驚いた。 レディコミのようなセリフを少年誌掲載漫画で読んでいたのか‥。 四半世紀くらい前の漫画なのでたしかに古いところはあるけれど、全体的には今読んでもおもしろい漫画だと思う。 下ネタに抵抗がなければ楽しめるギャグ漫画よんでますよ、アザゼルさん。 久保保久 シマダヒデアキ(LocalSupportDepartment)六文銭アニメもあって途中巻まで読んでいたのですが(12巻)、そういえば最後どうなったのかな?と思い一気に読み直してみました。 悪魔を使役し依頼人の課題を解決する探偵・アクタベ。 その助手、佐隈りん子はひょんなことで、アザゼルという淫奔(要はエロい)の悪魔と契約させられて、事件を解決していくながれ。 悪魔を使役するために必要な「グリモア」という本があり、それは人間社会に自然と紛れ込んでいる。 なので、一般人も知らない間に悪魔と契約してしまい、、悪事を働いているのを倒す展開もあるのだが、まぁ、総じてギャグテイストで重くならず、ゆるく楽しめるのが本作の魅力。 出てくる悪魔も、前述のアクタベの能力によってマスコットキャラみたいな2頭身なのが可愛い。 (後半出てくる「魔界」だと、その悪魔たちの本当の姿がみえます。エグいくらい大きく強かったりする) 下ネタが結構青年漫画のギリギリを攻めている部分もあるので、下ネタに抵抗がないことが前提になりそうですが、ギャグレベルが小3な自分はゲラゲラ笑えました。 この作風でどう終わっていくのかな?と思ったのですが・・・ まず、アクタベと佐隈さんの関係。 一部界隈では「アクさく」と言われるくらい人気のカップリングだったのですが、これは、また妄想の余地が増えた感じ。 次にアクタベの正体。 個人的に超気になってたので、最後に何かしら正体に関するものがでるかな?と思ったのですが、なかった。 むしろ、後半に「神」が出てくる展開があるのですが、それと同じ紋章?みたいなのがアクタベにもあって、いよいよわからなくなった感じ。 特に解説もなく終わってしまい、すごい気になる。 そんな感じで謎を残したまま若干消化不良な感じ終わってしまったのですが、上記とは別にラストの佐隈さんのあのシーンは結構グロかったです。 (詳細はネタバレになるので避けますが、読んで同じ気分を味わって欲しい…) 「悪魔」を題材にした漫画らしいといえばらしいラストなのですが・・・ その点も含めて謎の余韻が残った作品でしたが、ギャグ漫画としては十分楽しめる作品でした。登場人物神!!!!!!恋するアバターちゃん 相庭まろんとにかく宇佐美さんが可愛すぎます!!!!!!!!!!!!!!!!!! 宇佐美さんの髪型真似したい、、、、まだ高校生じゃないだから希望はある! この漫画に影響をうけてユーチューバーになりたいと思いました! 内容も超面白い!何故か性格が似てるwww 希楽くんイケメンすぎるやろおーーーーー!!!! クラスに希楽くんみたいな人がいればなー、、、、、 早く続きが見たいです!!双子と同居、どっちかなのか、はたして…?たっちゃん、どっちとる? 谷根千さいろく姉弟である。 仲良しである。ツーカー。 弟の方は姉の抜けてる部分を理解している。 きっとこの後は逆の描写もあるのだろう。 平静を保ちつつ姉弟に平等に接している主人公の今後はどうなるのか…という感じであるが、ちょっとだけ絵柄やコマ割りが古風で逆に違和感のないラブコメ展開(最近よく見るようなものほど強引じゃなく見える)で読みやすい。 古風といったけどちゃんと可愛いのでいいとは思います! すごく今さらですがめちゃ面白かったですタコピーの原罪 タイザン5starstarstarstarstar宮っしぃ話題になってたけど読んでなく、思い出したので読んでみました まず、え?そうくるの?嘘でしょ?心折れそう...が初回の感想 可愛いタコと小学生が仲良くする系の雰囲気出しておき、途中から全くそんな要素はなく、全くハッピーじゃない ただ小学生同士のイジメの陰湿さからタコピーの能天気な落差、さらにまた沼に落ちるようなドロドロなイジメや虐待 全然ハッピー星の住民いないじゃん... イラストの可愛らしさも相まって、良い意味で期待を裏切ってくるストーリーはマジで圧巻 これは絶対にオススメできる秀作でした タコピーのLINEスタンプ買ったわ... おすすめは「このタコが...!」です、使いやすいですよ読むだけで心が洗われます奈知未佐子短編集 ~思い出小箱の15粒~ 奈知未佐子starstarstarstarstar_borderかしこ「これも学習マンガだ!」に選ばれていたので読んでみました。奈知未佐子さんのことはflowersでショートストーリーを連載されている方という認識はあったのですが、ガッツリ読むのは恥ずかしながら今回が初めてです。調べてみたら水木しげる先生のアシスタントをされていた経歴もある大ベテラン作家さんなんですね…! 民話や童話をモチーフとした優しい世界観の短編集なんですが、本当に心が清らかで優しい人じゃないと描けないと思うようなエピソードばかりです。たまたま長時間の電車移動中に読んだのですが始終癒されっぱなしで全く疲れませんでした。夏休み中のお子さんにもピッタリだと思います!もちろん学習マンガとしての教科は「道徳」ですね。ニューウェーブ柔道漫画というふれこみだったが、今でもまだまだニューウェーブ帯をギュッとね! 河合克敏名無し※ネタバレを含むクチコミです。 高倉さんがイケメン過ぎてツラ・・・🥰🥰🥰ドS編集長のイケないご指導【単行本版/電子限定おまけ付き】 山森ぽてとstarstarstarstarstarるる顔だけで売れたかのような扱いを受けて以来、ビジュアルは出さないようにしているウブな恋愛小説家の篠原くん。 変わったばかりの担当高倉さんのおかげで自信を取り戻す。 話も面白かった。 でも!!!高倉さんが美し過ぎてどうしてくれよう。 登場するだけでうっとりニヤけるほどのイケメンは久々です。 読まなくてもお試しで高倉さんチェックして頂きたい😆今度のシマ・シンヤはこうだ!GLITCH - グリッチ - シマ・シンヤさいろく4巻で完結しちゃったけど、こう! 『ロスト・ラッド・ロンドン』のイメージしかなかったので本作『GLITCH』はすごくすごく意外だった。 だが、シマ・シンヤ先生らしく訴えかけてくるところは変わらず、芯にあるように感じる。 作品の中では少年少女が味方というか代弁者であり、言いたいことは彼らが言ってくれている。やりたいことは彼らがやってくれている。 すごく現実的で不思議で独特なファンタジー感がある世界だけど、どこか惹かれるし住んでみたくなる町だった。 次が楽しみです!転入生に待ち受けるのは”3人の生徒会長” #1巻応援ミツドモエ▽生徒会長ズ 北欧ゆうsogor25舞台は999人の生徒を抱える三ツ巴高校。 実はこの学校には以下の**“3人の生徒会長”**がいました。 ・あらゆる問題を“計算”で解決する**「頭脳タイプ」**伊和田コウ ・あらゆる問題を“筋肉”で解決する**「パワータイプ」**君華・フランソワ・里見近 ・あらゆる問題を“内面から”解決する**「精神タイプ」**天眼寺悟 この3人は生徒会選挙で333人ずつの同票を獲得し、 生徒会規約に則り“全員が当選”つまり、3人ともが生徒会長になっていたのでした。 そして、生徒会規約にはこのような記述もありました。 **「選挙後に転入生がいた場合にはその生徒も選挙の有効票を持つ」** この作品はそんなこととはつゆ知らず “生徒会長を決める最後の1票”を持って転入してきてしまった白星なおが “3人の生徒会長”からアピール合戦を受けることになってしまった様子を描くドタバタコメディです! 1巻まで読了 人の魂を司る子鬼たちが辿る感動の物語 #1巻応援かくりよの千日雛 やまくじらsogor25舞台は明治19年の夏、そこには人間には見えない小さな鬼たちがいました。 彼らの仕事は寿命の尽きた人間の魂を集めて閻魔様に届けること。 物語は寅輔と丑松という2人組の子鬼が、なぜか自分たちのことが見える人間・相馬と出会う場面から始まります。 昔から人には見えないモノが見えていたという相馬に連れられて、寅輔と丑松は彼が行う“幽霊退治”を手伝うようになります。 その中で寅輔と丑松は人の営みにより強く接するようになり、ただ回収するだけだった“人間の魂”そのものに触れてゆくことになります。 その結果として訪れる大きな心境の変化、そして気付かされる、自分たち“鬼”がどういう存在なのか…。 1巻の中で展開する様々な物語が最後にキレイに収束してゆく、非常に読後感のよい1巻完結の作品です!理想と現実と。真夜中のこじか あおきてつお 北原雅紀starstarstarstarstarPom 弟を以前救ってくれた先生に憧れて小児科医になった朝比奈先生の奮闘記。 理想と現実は違うこと(病院を経営していかないといけない現実問題もあり) を痛感する現場で働く朝比奈先生(バンビ先生)だけど、どんな困難な状況になろうとも、学ぶ姿を忘れず、逃げ出さずに一生懸命に子供の命と、子供と向き合う姿に感動しました。ワンコ肉食な後輩とお人好しの先輩だってかわいいアンタが悪い。~先輩、大変よくできました~【単行本版】【電子限定特典付き】 園瀬もちstarstarstarstarstar_borderるるすごく良かった! 後輩の真木がからかっているのかと思いきや、星野が片思いしている間も実は先輩星野のことが気になっていた。 真木は今まで外見ばかりでそれ以外に価値無しのような扱いをされて腐っていたけど、初めて星野から外見の価値抜きで接してもらって落ちてしまったんだなー。 読んでて楽しかった。 グルメ漫画として☆☆☆デリシャス・アンダーグラウンド―国際人材バンクより 杉本亜未 石井光太starstarstarstar_borderstar_borderかしこ移民や外国人労働者について知りたいと思ったので手に取りました。読んでみたらリアルよりもストーリーとして面白いエンタメになってる話だったので、ちょっと期待したものとは違ったかな…。でも出てくるアジア料理がどれも美味しそうでグルメ漫画としてはすごくよき!あと杉本亜未さんの漫画を久しぶりに読めたのでそれはよかった。ド直球のヒロイックハイファンタジー聖戦記エルナサーガ 堤抄子ピサ朗誰もが魔法を使える世界で、唯一魔力を持たないアーサトゥアル国の姫エルナと、戦争中のアンサズ国の王子シャールヴィが出会い、各々の思惑により逃避行に身を投じ、怒り悲しみ成長し、やがて戦争を終わらせようと戦い抜く、超が付くほど真っ当すぎるファンタジー漫画。 固有名詞の多くは北欧神話モチーフだが、内容は独自性が強くしっかりとした世界を描いている。 作者が「女の子が世界を救う物語」を描きたいと思った事もあるだろうが、主人公のエルナは女らしさの塊のような女性で、力は弱く誰もが魔法を使えるこの世界で唯一魔法が使えず、目の前で剣を取らねばならぬ時も戦えず、敵の死にも涙を流し、優しく弱く迷い状況に翻弄され、理想主義的で、正直やきもきするのだが、体内の魔法に反応して強力な殺傷力を発する封魔剣を唯一扱えるという特性と、そうして無力な身から悩み学んだ事から成長し自分の意思を世界に示す姿が実にカッコいい。 もう一人の主人公である王子シャールヴィは、猛々しく雑兵をなぎ倒し、魔法も強く、上の兄王子達に考える事は任せていて、戦争を終わらせるなら母国アンサズの勝利で終わらせるという事がエルナを連れていく動機だったが、戦乱の中でも平和を求め、甘いと感じていたエルナの優しさを目の前で見続け、徐々に彼女を守ろうと命を預け、国ではなく彼女の為に戦う事を決めるなど、良い意味で男らしさの権化である。 この二人が共に世界を巡り、様々な出会いと成長を繰り返し、やがては滅びに向かう世界を救おうと戦いに向かう。 出会う人々も市井の人一人一人に物語が見え隠れして、世界は狭いのだがとても深みがある。 モンスター的な存在は居るが、実際は正真正銘のモンスターは伝説の魔獣くらいで、異形の姿と化した狂戦士も元は人間で、空馬等の架空生物は使役動物であり、あくまで人間の領土を巡る戦争が出発点なのも見応えがあり面白い。 男女問わず読んで欲しい一作、お薦め。唯一無二の友達 #1巻応援ネコと海の彼方 星期一回收日 陳巧蓉(巧喵)兎来栄寿陳巧蓉さんが原作を、『綺譚花物語』の星期一回收日が作画を担当する台湾の物語が日本にもやってきました。 子供のころ、マンガを描いて遊んだ思い出はあるでしょうか。名だたるプロ作家が描いていた小学生のころから異常に完成度の高い作品などとは違い、後年にとても読めたものではない恥ずかしいものが発掘され悶えることもあります。ただ、その時に好きだったものや思っていたことがダイレクトに表現されたそれは想い出の結晶とも言えるもの。そして同時に、それを見せたり逆に見せてもらったりしていた当時の友達の顔も思い出します。 本作でも、そんな自作マンガを通して交流する小学生のふたりの少女の友情を軸に、エモーショナルで美しいストーリーが紡がれていきます。 台中の清泉崗(せいせんこう)で育った筱榕(シャオロン)は、近所の人には婚外子であると噂され、教師からはIQが低い子と詰られ、小学2年生までは顔が不細工だからと虐められていた女の子。9歳までひとりの友達もできないでいた彼女が、自分とはまったく接点がないと思っていたかわいくて成績が良くて絵も上手いクラスでも人気者の可蔚(カーウェイ)と、ふとしたきっかけで仲良くなっていくところから物語は幕を開けます。 小学生という自らの情動をコントロールするのにまだ長けていないころ特有の、縺れたり解けたりする繊細で複雑な感情の描き方が巧みで引き込まれます。初めての友達ができた時の嬉しさが蘇ります。メインふたりの関係性が、本当に良いのですよ。 そして、いろいろなイベントが発生する中で、後から解る事実によって過去が今に波濤となって打ち寄せる構成にも心を揺さぶられます。人生も、その時には解らなかったものが後になって理解できて物想うことは多々あります。そんな多層性も持ち合わせている作品です。 何より、今回も星期一回收日さんの絵が相変わらず魅力的です。筱榕と可蔚の絶妙なバランスが、何よりも画によって雄弁に語られています。 1冊完結ですぐ読めますが、何巻分も読んだかのような満足感に包まれます。広くお薦めしたい作品です。 弁護士の卵同士で同居恋然るべき 坂崎春starstarstarstarstar_borderるる※ネタバレを含むクチコミです。なんか違うんだよなぁ...enigme【エニグマ】 榊健滋starstarstarstar_borderstar_border宮っしぃユニークな能力を持っている学生たちが集められて、閉鎖空間から脱出する異能力箱庭サスペンス物を期待してたが、何か違う... つまらなくは無かったが、途中から物語の進みが急速になり、唐突な伏線無しの謎が出てきたりとサスペンス要素としてはいまいち 異能力謎解きももう少し盛り上がったり、謎の作りがもっとしっかりしてると個人的にはもっと面白くなったのかなぁと、ちょっと残念刃森尊の集大成にしてマガジン史上最凶のギャグ漫画格闘料理人ムサシ 刃森尊starstarstarstarstarleon※ネタバレを含むクチコミです。 おせんの感想 #推しを3行で推すおせん きくち正太starstarstarstarstar_borderleon・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 江戸時代の文化や美味しそうな料理の数々が魅力的に描けていたと思う。 ・特に好きなところは? 器の見方や料理に対するこだわりなど、プロの矜持が伝わるエピソードが多いところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! コミカルな面もあり、勉強になるところもあり、締めるときは締めるとメリハリがあって面白いです。予の話の感想 #推しを3行で推す予の話 ヨゼフ峯アツシstarstarstarstar_borderstar_borderleon・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 松浦静山についてイマイチピンと来なかったけど、物語としてはSEIZANより余程出来ていたなと。 ・特に好きなところは? 平戸の文化が色々な所に散りばめられているところ。自分は平戸に何回か行きましたが、また行きたいと思わせるだけの魅力が描けていた。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 作者の郷土愛が詰まった力作。地方ものが読みたいならオススメ。<<7677787980>>
『嫌がってるキミが好き』の鬼山瑞樹さん最新作。 前作の最初から絵が良かった鬼山さんですが、最近ますます魅力的になっています。 正直、物語として見ると荒唐無稽なところがいくつもあり破綻しているようにも感じられます。が、「細かいことはどうでもいい」と言わんばかりに画力で殴られる感じがむしろ気持ち良いです。 何しろ、ミモザの目が良い。 引き込まれそうな虚無の瞳。 読んでいるといくつもゾクゾクするような良い表情のコマが出てきます。 「マンガはキャラクター」というひとつの真理に立ち返れば、この作品はミモザがいるだけで「勝ち」です。 そんなミモザと、主人公の少年・宗人が擬似家族を営もうとする素朴な願い。それだけで十分だと感じます。ミモザは現実に喘ぐ思春期の少年の、ある種の夢の具現化のような存在でもあると感じます。 殺し屋としては脆さであり危ういのですが、絶妙に人間味がブレンドされる瞬間も堪りません。 多分、殺し屋なら臭いがつかないように煙草も吸わない方が良いんですが、絵面がカッコいいのでそんなことはどうでも良いんです。煙を燻らせているときの表情、堪りません。 細かいところではミモザの愛好しているマスコットキャラのCHIKUWABU、好きです。