完結したマンガの感想・レビュー16011件<<34567>>ジャズは深くて難しくてカッコいいBLUE GIANT SUPREME 石塚真一 NUMBER8さいろくまず主人公のダイはすごくすごく熱がある。 周りのメンバーもそれぞれ真っ直ぐで、熱量が高い。 で、出会うその他のジャズやる人達も同様に熱い。 向き先は少し違えども、ジャズに対する熱量の高い人達を描いているんだけど、やり続けるとどういう葛藤があるのか想像もつかない。 ※もちろんコレだけが正解じゃないし特殊なんだけど 前作「ブルージャイアント」で感動と、落胆に近い憤りとを感じた人がほとんどだと思う。シュプリームではさすがに同じことにはならないと信じたい(今でもアレは本当にハッキリ憶えてるぐらいツラく、「ふざけんなーー」と口に出たぐらい熱中というか没入していた) 前作からそうだけど、途中途中で後にダイのことを語る人々(恐らくインタビューを受けている)が出てくる。 そこからは当然、未来がある程度想像できるワードがいくつも含まれており、それを踏まえて読む事でまた口角が上がってしまうのを抑えきれずに先を楽しみにして待とうと思えるそんな漫画。 ジャズが苦手であろうとわからなかろうとそんな事はどうでもいいぐらいに、五感を揺さぶってくるすごい漫画なので絶対読んだほうがいいし出来ればネタバレは見ないほうがいい。 ググると「ブルージャイアント ひどい」が一番上にサジェストされて笑ったけど、シュプリームがなかったら本当にただひどかったかもしれない。 ただ、ひどかった(と私含む多くの読者が思っている)のは本当に後半の、割と最後の方の展開の一部でしかなく、それは本当に衝撃的だったけど、その衝撃が大きい人ほどこの作品をちゃんと読んだ人であるのは間違いない。 大好きなので是非多くの人に読んでもらいたい。いじめ、SNSの誹謗中傷から始まる連続殺人ブラッディ・アイ-晒されてシネ- 古賀慶 嵐山のりstarstarstarstarstarパイナップル※ネタバレを含むクチコミです。節操無し王子の初恋王子様は捨て猫になつかれたい 井伊イチノstarstarstarstarstar_borderるる※ネタバレを含むクチコミです。サスペンスってかファンタジー?セキセイインコ 和久井健starstarstar_borderstar_borderstar_borderパイナップル※ネタバレを含むクチコミです。 Rookiesの森田まさのりが描く復習サスペンスザシス 森田まさのりstarstarstarstarstarパイナップル簡潔で読みやすく面白い! 少しグロい描写がある。 3巻にしっかりとまとめられていて、最後の終わり方も余韻があってよい。獣医師、狼人間を拾う服従と甘噛み 志木見ビビstarstarstar_borderstar_borderstar_borderるる※ネタバレを含むクチコミです。「ひねくれさくらに恋が咲く」スピンオフためいきの春に恋の夏【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】 野花さおりstarstarstarstarstar_borderるる※ネタバレを含むクチコミです。 犬が苦手な王子様とコミュ障の訓練士モテ系王子の恋愛コマンド 青丸夏々starstarstarstar_borderstar_borderるる※ネタバレを含むクチコミです。大学の映研で繋がるオムニバス2作品これが最後の恋の話 南々子starstarstarstarstar_borderるる※ネタバレを含むクチコミです。ねこねこシリーズ番外編ねこねこカーニバル 楢崎壮太starstarstarstarstar_borderるる猫になっちゃう猫谷兄弟の番外編。 モテモテ大学生と淫魔へたくそ淫魔じゃダメですか?【単行本版(電子限定描き下ろし付)】 入日マロstarstarstar_borderstar_borderstar_borderるる食事と修業のつもりで大学生侑久と淫魔の蜜との関係が始まった。 そこから本気になる2人の話。ヒェッ‥タコピーの原罪 タイザン5starstarstarstarstar_borderカイ異星人タコピーと家庭の問題で闇を抱えた子供達の救われない負のスパイラル 読み進めるごとにドンドン状況が悪化して行く心が痛くなる漫画御曹司とお家騒動、なのに平和!御曹司くんの婚約事情 末原さかえstarstarstarstarstar_borderるる※ネタバレを含むクチコミです。 不徹底と言う名の慈悲寄生獣 岩明均starstarstarstarstar阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)「人間が何故泣くのか分かった。俺には涙は流せないが」-『ターミネーター2』 再読して思ったがつくづく不思議な漫画だ。今現在の漫画は『童夢』を一つの里程標として映画的な立体を備えた場面や編集(コマ割)で事件を描きその「アクション」で以てテーマを射影するのであるが、『寄生獣』はそれに比べると余白が多い。ならば、手塚治虫のような捲し立てる戯曲風かと言えば、やはりあの余白やコマの多さを考えるとそうでもない。 モノローグの豊かさや情報の緩急のコントロールは正しく他の作家の系譜と言い切れない、アラン・ムーアやフランク・ミラーとかとは意味が異なるが正しく「グラフィック・ノベル(絵のついた小説)」とでも言うべきものだった。 この作品の「結論」が出るのは恐らく「田村玲子」の死亡からだと思う。田村は一種の心尽くしとして拳銃弾の雨に背を穿たれている最中に、回避、防御され二の次にしながら新一の亡くなった母の顔を模し彼に「不格好でもパラサイトも他人を慮れる」事を示しその心を解し、ミギーを驚愕させる。即ち、パラサイトが「人間味を持てる」事を示したのだが、その反対に市長の広川(パラサイトと共存していない純粋な人間)はディープ・エコロシー(敢えてこう言えば地球と言う自然全体の保護のために人間の淘汰さえ辞さない発想)に基づく、或いはナチス・ドイツさえ彷彿とさせる虐殺と管理を提唱し、人間でありながらパラサイトと誤認される。 要するに、「相手に対する慮り」こそが「人間」の得難い性癖であるが、それは人間の条件や特権ではないと言う事、それを元に環境を考えなければならない事がこの作品のテーマだと思う。 恐らく、最初は広川的なディープ・エコロジーこそが結論だったのかも知れないが、彼の示す如き全体主義を現出させる事に気づき、涙ながらに後藤を殺める新一が新たに象徴として浮き上がったのだろう。 私はこの変遷を見て『ターミネーター2』を思い出した。この映画も「歪な生き物」が現代社会に登場し、人間の過ちや罪深さを浮き彫りしていくのだが、ターミネーターが「命の大切さ」を学んだ事―又はこれを通してサラが未来の為と言って他人を殺める事は出来なかった―で黙示録を回避できるのではないかと言った希望が紡がれる所で終わる。 広川やスカイネット的な計画と管理ではなくこの「感情」を軸にした他者へのシンパシー、自己の尊重こそが世界的な終末を避けると言う結論はあるいは失敗するかもしれないが、岩明やキャメロンのようにそれに賭けるべきなのかもしれない。その面でもいい漫画だと思う。 P.s 投稿より約9時間後、「「相手に対する慮り」こそが「人間」の得難い性癖であるが、それは人間の条件や特権ではないと言う事」、「広川やスカイネット的な~」との文言を追加、編集永沢と藤木みたいな中学生男子太郎は水になりたかった 大橋裕之starstarstarstarstarかしこちびまる子ちゃんの永沢と藤木みたいな中学生男子の話です。基本は友情と片思いの話ですが、妄想部という謎の部活に入部したりする謎要素もちょいちょいあります。もちろん頭が割れてたり顔がドクロなのは何故か?ということには触れられません。でもいつの間にかその世界観にどっぷりハマっちゃいます。イケメンのクラスメイトがうんこを漏らしたのを目撃したことで友情が生まれる流れが傑作だった。あと妄想部員のヨシ子の知られざる能力が発揮された話も神回だった〜!何でもっと早く読まなかったんだろうと後悔。めっちゃ面白かった!元ヤクザと花屋さんミツバチとレモンバーム 端倉ジルstarstarstarstar_borderstar_borderるる夜の街の花屋さんが舞台だけど、ピュアー🥰 元ヤクザの薫は擦れているようで花屋の店長侑一郎に一途だし気持ちも尊重しようと努めるし健気で良いヤツ。 侑一郎はなぜそんなに込み入っているんだろう。 白水兄妹は個性的で面白いしそれぞれがどうにかなりそうだったから完結したのが残念。 引っ越してきたおとなりさんは私のヒーローおとなりさんはキスより甘い 咲良香那名無し主人公のなおは、かわいいものも、かっこいいものも好き。そんな自分の好きを貫いていたらいじめに遭ってしまったけど、いつも助けてくれたのが同級生の一ノ瀬くん。しかし彼に好きと言われても返事ができないまま彼は転校。そして学校に彼がいなくなった瞬間、いじめがエスカレート。それから時が経ち高校生になったいま、まわりに溶け込んで変に目立たないように「好き」を封印して過ごしていたなおだけど、なんと隣の部屋に一ノ瀬(現・高木)くんが引っ越してきて…!?というドキドキな展開。 彼に再会したことで少しずつ本来の自分を取り戻してゆくなおを応援したくなります。全編通してほとんど下ネタえの素 榎本俊二starstarstarstarstarマンガトリツカレ男だけどハイテンポでストーリーが進むから、何にも考えずに一気によめる。 ゴトウユキコ版「めぞん一刻」きらめきのがおか ゴトウユキコstarstarstarstarstarかしこ父親の遺言によりアイドルを目指すことになった花子ちゃんの上京物語です。下宿先には変わり者の漫画家や劇団員が住んでいて、まるでゴトウユキコ版の「めぞん一刻」のような感じがすごく楽しいんですよね。全2巻で終わるのがちょっと物足りないです。最近は短編や原作ありが多いのでそろそろオリジナルの連載が読みたいと思っているのですが、こういうコメディタッチの群像劇をまた描いてくれないかな〜。今のレベルで描いたらすごいことになりそうだ。ちなみに花ちゃんの岡山弁は全く分かりません!!笑 「新黒沢 最強伝説」各巻を読んだ感想新黒沢 最強伝説 福本伸行かしこ前作は黒沢の死を予感させる衝撃的な最終回でしたが、なんと黒沢は生きていた!!8年も昏睡状態で!!というこれまたすごい始まり方。実際に前作から7年後の連載らしいので色々と時の流れを感じます。53歳の主人公ってすごい。小田原ドラゴンくえすと #推しを3行で推す小田原ドラゴンくえすと 小田原ドラゴンマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 今更なんでこれを読み返したかというとこのマンガに登場する石川キンテツが亡くなったことを知ったからだ。ヤングサンデー掲載時から読んでいて特に直接の知り合いというわけではないがたまたまXで発見しフォローしたらフォローを返してくれたり俺好みのポストをしたりしていたので近況は知っていたが最近小田原ドラゴンのポストで亡くなったのを知った。 あらすじにもある通りドラゴン、キンテツ、すとろうの3人組がいろんな場所をレポートやインタビューをするマンガだが場所、人物ともにとんでもないのばかり選んでいた。今ではできなさそうなネタばかりだったな ・特に好きなところは? キャバクラ大好きな石川キンテツを催眠術を使ってキャバクラ通いをやめさせようとしたが催眠状態でもキャバクラを擁護したシーンと、見開きを使ってキャバ嬢に告白したところかな。あとキンテツが尊敬する先輩の話 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 令和には合わないと思うがダメな男のレポートマンガが好きならおすすめです。 ダンジョン飯サクラサク症候群 保志レンジやなかすごく面白い、キャラクター可愛い(笑) エロくてストーリーもしっかりしてて読み応え◎ごくりっ 前原タケルかしこ今スピリッツで続編が連載されているのですが、肝心な前作が未読だったので読んでみました。幼馴染の拓、りこ、直樹。拓はりこのことが好きでしたが、高校生になったりこは直樹と付き合ってしまいます。しかし家庭の事情で直樹が海外に行ったことをきっかけに、チャンスが欲しかった拓は「りこが自分のことだけを考えてくれるように」と悪魔に願掛けをしてしまいます。こうして悪魔の呪いを受けたりこは定期的に拓の◯◯◯を飲まないと死んでしまう身体になってしまったのです…!伏字の◯◯◯とはあなたの頭に浮かんだそれのことで間違いありません!要は無茶苦茶エロい漫画なのです。毎話エロシーンがあります。しかも途中で直樹も日本に帰ってきてとんでもなくエロいことになります。全2巻とは思えないくらい読み応えがあって、これは数年越しに続編が始まるのも納得です。DKと姉のサークル仲間more than red 幸田みうstarstarstarstar_borderstar_borderるるシスコンで遊び人の大輝の姉、双葉の存在が双葉のサークル仲間の地味な神谷と大輝を結びつけた。 2人とも最初は双葉に惹かれていたのが、だんだんお互いに惹かれていく。 神谷は恋愛初心者で大輝との向き合い方が分からず、大輝は自分の子供っぽさを自覚して戸惑う。 こんな2人のモダモダ。<<34567>>
まず主人公のダイはすごくすごく熱がある。 周りのメンバーもそれぞれ真っ直ぐで、熱量が高い。 で、出会うその他のジャズやる人達も同様に熱い。 向き先は少し違えども、ジャズに対する熱量の高い人達を描いているんだけど、やり続けるとどういう葛藤があるのか想像もつかない。 ※もちろんコレだけが正解じゃないし特殊なんだけど 前作「ブルージャイアント」で感動と、落胆に近い憤りとを感じた人がほとんどだと思う。シュプリームではさすがに同じことにはならないと信じたい(今でもアレは本当にハッキリ憶えてるぐらいツラく、「ふざけんなーー」と口に出たぐらい熱中というか没入していた) 前作からそうだけど、途中途中で後にダイのことを語る人々(恐らくインタビューを受けている)が出てくる。 そこからは当然、未来がある程度想像できるワードがいくつも含まれており、それを踏まえて読む事でまた口角が上がってしまうのを抑えきれずに先を楽しみにして待とうと思えるそんな漫画。 ジャズが苦手であろうとわからなかろうとそんな事はどうでもいいぐらいに、五感を揺さぶってくるすごい漫画なので絶対読んだほうがいいし出来ればネタバレは見ないほうがいい。 ググると「ブルージャイアント ひどい」が一番上にサジェストされて笑ったけど、シュプリームがなかったら本当にただひどかったかもしれない。 ただ、ひどかった(と私含む多くの読者が思っている)のは本当に後半の、割と最後の方の展開の一部でしかなく、それは本当に衝撃的だったけど、その衝撃が大きい人ほどこの作品をちゃんと読んだ人であるのは間違いない。 大好きなので是非多くの人に読んでもらいたい。