完結したマンガの感想・レビュー16269件<<4748495051>>出落ちギャグかと思いきや…魔法少女プリティ☆ベル KAKERUmampuku 魔法少女リリカルなのは以降~魔法少女まどか☆マギカ以前、魔法少女ネタ枠として今よりかなり珍しく先駆的作品だった気がします。出オチかと思いきや期待をいい意味で裏切る骨太なストーリーで、10年近く経つ今も続く長寿作品となりました。 今や溢れかえって出尽くしたようも思える「ネタ枠」(TS&女装の「魔法少女俺」やコワモテ表紙の「間違った子を魔法少女にしてしまった」)と比べても見劣りどころかひと際目立つ強烈な個性も人気の要因でしょう※画像参照 推しポイントとして、彼我の戦力さなどからくる絶望感や無力感の演出がスゴイです。同じ作者の「お気の毒ですが、冒険の書は魔王のモノになりました。」などはそれを煮詰めたようなダークな作品で、とても良質な絶望が味わえます。 本作中、魔族同士の戦争や政争に少女たちが巻き込まれていくなかで、作者の結構偏ったイデオロギー的な考えをキャラクターに代弁させている節が少なからずあり、そこが肌に合わないという人は多いかもしれません。それにさえ目をつぶれる読者にとっては面白い漫画だとは思います。デビィちゃん様、かわいい!デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い 平方昌宏starstarstarstarstarゆゆゆまだ数話読んだだけなのだけど、おもしろかわいいが心のなかで爆発して、誰かに言いたくなった。 最強の悪魔、デビィちゃん様が人間を滅ぼしに来た。 のに、勝負がゲームにすり替えられて、惨敗している。 なぜ戦いでなく、ゲームを受け入れた。 たしかに試合ではあるけれど、強者の余裕か、ポンコツか、郷に入っては郷に従えを知っているのか。 かわいいなあ、もう。 惨敗する理由や原因もかわいい。 顔が2個あるのもかわいい。 連れ戻される姿もかわいい。 略してデビザコで、すごく怒るところもかわいい。 デビィちゃん様かわいい!疲れ切った夜中にイケメンが夜食を作りに来てくれる話 #読切応援月読くんの禁断お夜食 アサダニッキ天沢聖司『青春しょんぼりクラブ』アサダニッキ先生の読切。「揚げない唐揚げ秋みょうがのピクルス添え」がただただ美味しそう!!ほうじ茶の出汁割り飲んでみたすぎる…! 月読くんの登場シーンで、伊賀の影丸とかCLAMP作品ばりのデカくて印象的な満月が描かれててちょっと笑ってしましました(すごく好きです)。 月読くんがなんで作りに来てくれてるのか謎なのがめっちゃ気になりますね。 こちらは「プロローグ読切」なるものだそうで、ということはいつか新連載が始まるって期待していいんでしょうか?楽しみです!谷川史子先生のデビュー作花いちもんめ 谷川史子starstarstarstarstar_borderかしこ短編集なのですが1本目と2本目が両方とも学校で先生をしている実の兄のことが好きな女の子が主人公の話だったので驚きました。しかし2本目がデビュー作でこれを描いた当時の谷川先生は高校生だったそう(若ッ!)。そして1本目は収録作の中では一番新しいもので「新しい話を思いつかなかったので(中略)デビュー作の完結編といったところです」とのこと。確かにそれを踏まえて読むと、2作目の方は兄に対する憧れを卒業した女の子がこれから本当の恋をするんだろうなと思えるようなラストになっていて、より深いドラマになっていました。もうこの時点で今の谷川先生に通じる作家性が出来上がってますね。 黒猫のぬいぐるみの背景に泣いた誰か夢だと言ってくれ みっしぇるstarstarstarstarstar_borderるる※ネタバレを含むクチコミです。夢ぱンすと。 岡田和人名無し実は重いマンガだった幼馴染から結婚にひとっ飛び38歳、幼馴染と結婚ハジめました【単行本版】【電子限定特典付き】 仁井ちくstarstarstarstarstar_borderるる※ネタバレを含むクチコミです。 ピュアで不器用な紳士淑女の恋模様パティスリーMON きらMiyake※ネタバレを含むクチコミです。少年誌におけるデスゲームジャンルの先駆作品未来日記 えすのサカエピサ朗※ネタバレを含むクチコミです。黒虎、白皙のΩを噛む #1巻応援 #完結応援后宮のオメガ 露久ふみstarstarstarstarstar兎来栄寿『こまどりは、夜の帳』、『好きの音色は聴かないで』などの露久ふみさん最新作です。 表紙のカラーの″美″もさることながら、本文のモノクロもまた美麗な絵柄でオメガバースの世界観における美しい雪の肌のΩ・イリヤが、国を統べるカリスマ性を持ち合わせて生まれたα・ハーリドが、高い画力で雄弁に描かれます。 政略結婚に巻き込まれ自分の役目として子を産むことはしても、魂までは明け渡さないと心に誓うイリヤが、ハーリドとの関わりを通して変わっていく姿、またハーリドの方もイリヤによってさまざまな影響を与えられていくところは見所です。 読んでいる間、 「何とご立派な……」 「御身に仕えられること、身に余る幸甚」 「斯様な時が来ようとは……ラタテ神よ」 と、傅く家臣のスゥヤの気持ちに同調し続ける作品でした。民の上に立つ稟質を持つ者の魅力が、画面から伝わってきます。 また、虎のタルジュがとてもかわいらしくて好きです。あとがきで描かれていたようなことを私もしたいです。 玉座を巡る血腥いサスペンス展開もあり、隣国の思惑や駆け引きもあり、シンプルに物語の面白さとキャラクターの心情に引き込まれていきます。 上巻の引きが強く、一体どうなってしまうのか気になること間違いないですので上下巻を一気に買っておいて通読することをお薦めします。 ばくだん!~幕末男子~の感想 #推しを3行で推すばくだん!~幕末男子~ 加瀬あつしstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ なんとなく読み始めたが少年誌で「ばくだん」というタイトルは不安だなという気分で読み始めた。本宮ひろ志のばくだん、宮下あきらのBAKUDANを思い出してしまった。カメレオンのタイムスリップ幕末版のよう感じではあった ・特に好きなところは? カメレオンの名言「明日の朝刊載ったぞテメー」の幕末版「明日の瓦版載ったぞテメー」が読めたところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 最初から最終回まで俺の好きな加瀬あつし節が炸裂していて良かった Bの感想 #推しを3行で推すB 狩撫麻礼 平野仁starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 定期的に読み返す割には中身を忘れていることが多いので毎回新鮮な気持ちで楽しんでしまう。確かスーパーアクションの初期に連載していたな ・特に好きなところは? 全部が高いレベルでの好きなんだよ。狩撫麻礼原作独特の雰囲気であるが「ライブマシーン」ほど思想が強くなく、「迷走王 ボーダー」ほど陽気な感じでもない。あと俺は平野仁の絵がむちゃくちゃ好きなのかもしれない。昔はそんなに好きという感じではなかったが最近に特に良い。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! なぜか国会図書館にもないらしいし、電子書籍化もされていないし、復刻もされた感じがない・もし見つけたら是非読んで欲しいところです。 幼馴染で舞台は神社うちの神様にはがっかりだ!【おまけ付き電子限定版】 山田ユギ 佐々木禎子starstarstarstarstar_borderるる美しい神主の将和は魂が美しい幼馴染の悠人に片思い。 懸命に口説いてようやく両思い。 この作品は2人の恋愛だけでなく、 目に見えない付喪神とかのファンタジーもあって面白かった。 この作品をシリーズでコミカライズして欲しかったな。 未来が見える今先と不幸体質の黒澤幸運な君と僕の未来 加奈starstarstarstar_borderstar_borderるるこの2人がバイト先で出会った。 そして大学も同じ。(理由あり) それぞれに抱えているものは違うけど、 間違えると大惨事になってしまうからこそ 誰にも言えずにいたけど、お互いに事情を 分かり合えるし精神的にも助けられていると思う。 黒澤の不幸体質には事情があることも分かって 良かったね😊 番外編読んだ。 メインの2人は相変わらず仲良くて幸せでとても良かった。 黒澤が優を見つけたことは真広が背負っていた罪悪感をなくせたから良かったと思う。 でもそんな理由で8年も音信不通? いや、引越してから音信不通は別に珍しくないけど「引っ越した」くらいは連絡入れてから不通にしろよと思った。皆、頑張って生きている。天国堂喫茶店 ~アラウンド・ヘヴン~ 野崎ふみこstarstarstarstarstar_borderPom 亡くなった奥さんと旦那さんが二人で経営していた天国堂喫茶店での人間模様を描いた作品でした。 人生経験積んで年齢を重ねると、発する言葉にも重みと深みがあって説得力もある。 一生懸命って大変だけど、この漫画読むとそれも悪くないかもなぁと思える。 何よりも本音で話せる人、場所があることはとても幸せなことだなと思う。しかし果たして本音で話すってあるのか。。? 本音で話すこと(ぶつかり合うこともなのかな)は人を癒すって言葉には、ハッとさせられました。 それも全て、根底に愛があってこそなのかな。寺門ジモンの見方が変わるネイチャージモン 刃森尊 寺門ジモン六文銭ダチョウ倶楽部のメンバーの1人寺門ジモンにこんな側面があったなんて全然知らなかった。 それが知れる唯一の作品です。(そんな需要があるのか、わかりませんが) タイトルにネイチャーとあるように、とにかく彼は自然をこよなく愛し、グルメ的な側面でも(主に肉を)ウンチクとともに食べるシーンがもりだくさん。 ウンチクがとにかくスゴイ長い。 特に、データとかで裏をとっているわけではなさそうだが、妙に説得力があるのも特徴。 肉の描写もワイルドかつ美味しそうで、食べたくなるのも本作の魅力です。 総じて、おっさん向けの内容だと思います。 常日頃、趣味や好きなものを追求している人って魅力的だと思っていたので、寺門ジモンの魅力を再発見しました。 永く愛される(?)理由はここにあるのか?と思うぐらい、寺門ジモンの人間としての濃さを感じれる1冊です。 国内の格闘技の常識が書き換わったあの時代格闘太陽伝ガチ 青山広美さいろく連載開始が2001年らしいので、グレイシー柔術という格闘技が日本中を虜にしていた頃。 当時、プロレスが最強だと信じていた日本の格闘技ファン達を地獄に突き落とした高田延彦vsヒクソン・グレイシー戦。 日本のプロレスが何も出来ずにヒクソンに惨敗した事をキッカケに、日本人の格闘技というものの捉え方が大きく変化しました。 今も当時も、メディアというのは残酷で、当然のようにプロレスは偽物であり強くないという極端な空気を生み出してしまっていたのですが、その壁をぶっ壊し威厳を取り戻すために本気のプロレスラー達が総格に名乗りを上げていったものの、そのほとんどは無惨な結果を残して当時のプロレスファン達の心は離れていく一方でした。 そんな中、桜庭和志がプロレスラーとしてグレイシー一族に連勝し続け、プロレスの威厳を取り戻してくれたのですが… 恐らく本作はその前に構想を練られており、プロレスラーの父の背中を追う少年が、父の仇を討つためにプロレスをベースに総格でのし上がっていくというストーリー。 とはいえ、これが先見の明があったと言えるほど現実ではプロレスが総格を圧倒したわけではなく、桜庭を筆頭にほんの一握りのプロレスラーが軽く爪痕を残しただけでした。 ただ、本作はプロレスファンの心の支えにもなっていたはず。 私は最近読んだばかりですが、当時まさにプロレスファンから総格ファンに心変わりをしていた自分の過去と重ね合わせて楽しむことが出来ました。 漫画的なとんでも展開はもちろんあるんですが、根っことしては「本当に強いのはプロレスなんだ」という中邑の言葉を描くような物語。 当時を知らなくても第三次プロレスブームの現在(既に下火な気もしてますが)、改めて読むと面白いです。きしつがのスピンオフ配信開始伯爵令嬢は犬猿の仲のエリート騎士と強制的につがいにさせられる 鈴宮ユニコ 茜たま名無し「伯爵令嬢は犬猿の仲~」続編?番外編がしれっと発売してました~。美貌の元公女とその騎士の物語のようです。単話版待った甲斐がありました https://comic-mangashelf.com/boukokunohimehasaigonokishi-muryoモンキーピークについて語ろうモンキーピーク 志名坂高次 粂田晃宏名無し※ネタバレを含むクチコミです。 お兄ちゃんを取るか好きな人をとるか私の正しいお兄ちゃん モリエサトシ名無しお兄ちゃん大好き少女がまさかの人殺しといい感じになってその殺した相手がまさかの… というもう設定だけで面白い漫画です。歳の差幼馴染、卒業待ち君とじゃなきゃ恋もできない【特典マンガ付き】 春野なぎstarstarstarstarstarるる⚠️版権引き上げだそうです。 王道!そして最高😍😍😍 歳下の岬は何年も幼馴染の那智に片思い。 いや、那智も大学時代に岬から離れていても ずっと思っていたから両片思いだね。 再会したら岬は卒業まであと1年、その学校に那智が赴任してきて先生と生徒。 より一層禁断になってしまった。 でも2人とも両思いのまま岬卒業まで待ったの尊い😍 岬の友達も勘付いていながらスルーして最後お祝いしてくれて良い子たちだなぁ。めっちゃくちゃ刺さる…それでも愛を誓いますか? 萩原ケイク名無し最近読んだ漫画で1番刺さりました ミドサー子無し夫婦、親の介護と女のリミット、不倫と仕事 苦しいことしかないけど頑張って生きてる主人公の女性にすごく勇気もらいますね…この漫画は 漫画描いてくれてありがとうという気持ち 人間の心の襞を繊細に表現されて・・・。環と周 よしながふみ干し芋名前からも想像できるように、何度も、巡り巡って出会ってしまうふたり。 環と周。 それぞれの時代、それぞれのシチュエーション、性別を超えて、命の大切さ、今、生きているっていうこと、人間関係の大切さ、繋がり絆について考えさせられました。 第4話が好きです。台湾コミック応援ヘレナとオオカミさん 布里斯名無し台湾のマンガ家さんだけど日本っぽさ全開の絵柄で上手。 話の内容も最終的にこうなるといいし、そうなるんだろうなーと思って安心しながら読める。 レベルの高い描画力と雰囲気のある頁。 でもソレしか無いなぁと辛口評価をせざるを得なかった。 日本の漫画好きとして斜に構えてしまってる前提だけど、 展開やコマの結びつきの不自然さが目立つし、台詞回しの不自然さ(これはもしかしたら翻訳?の問題かもしれないけど)物語の流れの作り方に対する納得度など、ツッコミを入れながら見てしまうところが多かったし、致命的なのは物語に意外性がなすぎるところかな(狼作家の見た目で意外性持たせたり、キャラクターの強さに完全に負けている) 読んでいて改めて日本の漫画編集者のナレッジ的なものが如何に強くて重要かを感じた。本作も日本のマンガ編集がついてるんだとは思うけど、もっと磨けるんじゃないかって偉そうに思ってしまった。 ただ、これは大抵の海外のマンガ作品に同じように感じるので(コマとコマの間の空気などがなく、アメコミ的にフキダシに詰め込む+見せたい画角で描いた上に台詞を載せているだけでは?と)そもそもの造りたい形が違うのかもしれない。 結論として、私がやっぱり斜に構えてしまっているのだとは思う。<<4748495051>>
魔法少女リリカルなのは以降~魔法少女まどか☆マギカ以前、魔法少女ネタ枠として今よりかなり珍しく先駆的作品だった気がします。出オチかと思いきや期待をいい意味で裏切る骨太なストーリーで、10年近く経つ今も続く長寿作品となりました。 今や溢れかえって出尽くしたようも思える「ネタ枠」(TS&女装の「魔法少女俺」やコワモテ表紙の「間違った子を魔法少女にしてしまった」)と比べても見劣りどころかひと際目立つ強烈な個性も人気の要因でしょう※画像参照 推しポイントとして、彼我の戦力さなどからくる絶望感や無力感の演出がスゴイです。同じ作者の「お気の毒ですが、冒険の書は魔王のモノになりました。」などはそれを煮詰めたようなダークな作品で、とても良質な絶望が味わえます。 本作中、魔族同士の戦争や政争に少女たちが巻き込まれていくなかで、作者の結構偏ったイデオロギー的な考えをキャラクターに代弁させている節が少なからずあり、そこが肌に合わないという人は多いかもしれません。それにさえ目をつぶれる読者にとっては面白い漫画だとは思います。