完結したマンガの感想・レビュー16083件<<318319320321322>>バッドエンドか、ハッピーエンドか、どっちだろう?小麦畑の三等星 萩岩睦美まるまる※ネタバレを含むクチコミです。なんて興味深い漫画だろうかさんすくみ 絹田村子名無し神社とお寺と教会の息子トリオ! 普通にこの3つを同時に描けているのがすごいと思うんですけど。 しかもこの3人、 神社なのに神主っぽくない お寺さんなのに幽霊怖い 教会なのに女の子大好きスプラッタ最高 という一番おいしい性格の3人で普通の生活をしてるだけでめちゃくちゃ面白いんですよね! 一個の文化、宗教を掘り下げた漫画なら多々ありますが三つをちゃんぽんするとこんなバラエティ豊かな話、人物になるなんて!! 実に興味深い漫画ですとにかく動物の絵の緻密さがすごいオレの瞬間 石川サブロウ名無し『オレの瞬間』全4話 ・野生のヒグマ ・イリオモテヤマネコ ・本当のハヤブサ ・最後の捕鯨 動物カメラマンを目指す単純でしょうもないお調子者の青年の話。1話のヒグマVSヒグマと、最終話の1986年のIWCによる捕鯨禁止を受けての最後の鯨漁が迫力があって面白かった。 『天と大地と』 校内で喫煙ポイ捨て、女嫌いで喧嘩三昧というゴリゴリのツッパリという兄の天と、東大も狙える学校始まっての秀才という弟の大地の話。 弟が兄が惚れた女の子を偶然奪ってしまい、なんやかんやあって喧嘩に巻き込まれボコボコにされたところに兄が現れ、弟にハッパをかけつつ助けてくれる。 喧嘩上等を地でいく世界観でまるで異世界だった。 『遠い路』 うだつの上がらない26歳の会社員が主人公。野良犬・シロを拾ったことで運が向き始め会社で昇進・結婚を掴むが、妻が犬嫌いだったため泣く泣くシロを手放すと全てが上手くいかなくなる。譲り先の北海道まで会いに行くと、シロはなんと脱走していて主人公の家まで足を血塗れにしながら戻ってきていた。 26歳独身が30年ローンで一軒家を買うというシーンに時代を感じた。社会人百合は〈学生の様な〉恋定時にあがれたら 犬井あゆあうしぃ@カワイイマンガ同じ会社に勤める女性同士の恋愛作品なのですが、雰囲気も甘くふんわりしていて、内容も意外な程、初々しい恋模様でした。 二人の女性の、モノローグが交互に進行するのですが、見た目も性格も違う二人に共通するのは、本当の恋を知らない事。 最初、相手が気になるけれどこれは恋なのか?を確かめる所から始まり、付き合い始めても楽しいけれど、何処まで踏み込んでいいのか……とお互い遠慮してばかり。もどかしく初々しいオフィスラブ。 両想いなのに、不安に駆られる心。それは相手の為?それとも自分が苦しみたく無いから?変に予防線を張ってしまう恋愛の機微は、大人っぽいというよりは、実は高校生……もしかしたら中学生……いやいや小学生にも当てはまる、普遍的な物でしょうか。 社会人ならではの恋愛事情も描きながら、人が本当の絆を結ぶのに大切な事を描いた、恋する全年齢の心に刺さる百合作品です。 ボーイミーツガールとエロは明るいに限るHOPS 有村しのぶ野愛エロ漫画ならひたすら明るいのがいい。ボーイミーツガールならひたすらハッピーなのがいい。 ストーリーなんてクソ喰らえ、明るく楽しくご都合主義な漫画が読みたいときだってある! そんな気分の人にぴったりなのがHOPS。ご都合主義の展開とラッキースケベの連続です。最高。 これで主人公の性格が悪かったり素直じゃなかったら応援できなくなっちゃうけど、バクは明るくて真っ直ぐでお調子者で野球バカなので好きです。ラッキースケベなんて好かん!男は硬派!みたいな子じゃないから良いのです。 トンチキ展開とエロイベントと隠し味程度の困難に満ちた楽しい楽しい漫画なので、なんも考えたくないときにぜひ読んでほしい。不安定だけど可愛い絵柄も好きなので、個人的にあずみちゃんがプリントされたTシャツがとても欲しい。この作品の面白いとこを教えてください!エルフェンリート 岡本倫名無し名作だと思うんだけど、「どこが面白い?」と尋ねられると難しい。皆さんはこの作品のどこが面白かったですか?教えてください!こういう続編もありなのかすんどめ!!ミルキーウェイ ふなつ一輝名無し※ネタバレを含むクチコミです。 「隣人X」より前に読んでおきたかった給料日のグルメ 楠本哲名無し楠本哲=サイコホラーというイメージが染み付いてしまっているので、この漫画を読みながら少しそわそわしてしまう自分がいる。隣人Xよりも前に読めばよかったかもしれない。 それはそれとして、店の名前とか店構えで「これあそこの店か」とわかるものもあるのでそういう意味では楽しい。予算の上限を10,000円にしてるせいか、5〜6,000円くらいの食事でもなんとも思わなくなるものですね。月イチだし。 1年前に読んでいたら、自分も実践してたかも。上限3,000円くらいで。インターネットってこうだったよね〜〜〜!オンラインの羊たち 詩原ヒロかしこ詩原ヒロ先生と同郷なので勝手に応援してたりします。出身地の山形を舞台にした作品をたくさん描いてくださってるのですが、オンラインの羊たちもそうだったんですね。2000年問題が話題になっている頃に中学生だった女の子が主人公なので自分よりも少し年上なのですが、登場のインターネットってこうだったよね〜〜〜!と懐かしくなりました。逆に今時の子供って親が突然パソコンを買ってきた日の衝撃とかないんだなぁ…。テレ放題とかお絵描き掲示板とかバリバリ使ってた人はめちゃくちゃ懐かしいと思います!【速報】2021年にTVアニメ化決定〜〜〜!!死神坊ちゃんと黒メイド 井上小春 イノウエ名無し動いて喋る坊っちゃんとアリスが見れるのシンプルに嬉しい…😭 【アニメ公式サイト】 https://bocchan-anime.com/ 【ティザーPV】 https://youtu.be/fovl9ZRPX40 澄んだレンズで見るクリアな世界猫爪月がのぼるころ 幸田真希兎来栄寿『梅酒』、『仮寓のペレルマン』などの幸田真希さんによる、4年ぶりの商業単行本です。 内容としては、「音のない午後」、「ビアンカ」、そして表題作である「猫爪月ののぼるころ」の3作を収録した短編集となっています(本当はアナログで描いた作品も収録される予定だったもののコロナ禍の影響でこの形になったそうです)。 収録された各ストーリーはテイストもそれぞれ違いますが、共通して画風が生み出す透明感のある世界に浸る気持ちよさを存分に堪能することができます。 その中でもやはり表題作「猫爪月ののぼるころ」は特に秀逸な1作で、このお話が最後にあることで読んで本を閉じた時の幸福感を噛み締められます。 派手さはなくともしみじみ感じ入るタイプのお話が好きな方にお勧めしたいです。 なお、12月にマグコミ掲載の短編「放課後の怪人」も良いです……と紹介しようとしたら既に公開期間が過ぎていました。またまとまって次の本が出る時にでも紹介できれば。 単なる胸糞女討伐漫画ではないのだ親友は悪女【単行本版(オリジナル描き下ろし付)】 和田依子野愛広告でよく見る漫画はなんやかんやで気になります。 特に嫌な女に振り回されるお話は最後まで見てスッキリしないと気がすまなくなってしまいます。 という訳で読んでみました。 SNSを通じて高校時代の友人と会ったらヤバ女で男取られた、乱暴に言ったらそんな話です。身も蓋もない話のようですが、真奈と妃乃の人物像の解像度の高さに引き込まれてしまいました。 人を疑うことを知らない純粋無垢なお人好し・真奈。 人の男を寝取るためなら手段は惜しまない悪女・妃乃。 善人と悪人のコントラストが過剰に描かれているようでありながら、どちらも絶妙に「いる」んです。 真奈を見下し、彼女の恋人をあの手この手で奪おうとする妃乃が許せないのはもちろんですが、妃乃を疑いもせず最後まで親友であろうとする真奈にも苛立ちを感じてしまいます。真奈の純粋さを受け入れられない自分に気づくと、なんとなく妃乃の気持ちも見えてくるような…。 本音を言えば、妃乃の過去や心のうちを深追いしたらもっと面白くなりそうな気はしますが、短くてスピーディーな物語の中に人間のいいとこやなとこがちゃんと凝縮されています。 単純なハッピーエンドではない終わりかたもわたしは好きです。最後まで真奈は真奈だし妃乃は妃乃らしくて素敵だなと思います。妖怪たちがあつまる温泉コメディつむじまがり×すぷりんぐ 夢乃狸名無し主人公の泉が子供の頃によく訪れた、祖父が経営する温泉「繁の湯」には、個性豊かなヨーカイたちがいて泉の遊び相手をしてくれた。そこで出会った天邪鬼の娘と「今度来たら一緒に温泉に入ろう」と約束をしたけれど、それ以来祖父の家に来ることがなく高校生になった泉。しかし祖父が亡くなってそのままになっていた家で泉がひとりで暮らすことになるけど、そこであの天邪鬼とまさかの再会…! 泉は半分夢かと思っていた昔の思い出。しかし天邪鬼は約束を忘れずにずっと待っていました。そんな天邪鬼と同棲生活(&温泉復活?)がスタートするみたいです。他の妖怪たちもまた姿を現してくれるのか? 池袋を過ぎたってこの愛は永遠埼玉の女子高生ってどう思いますか? 渡邉ポポ野愛電車もないファミレスもないデパートもないバチクソド田舎で女子高生時代を消費した者からすると、埼玉なんて死ぬほど都会だしうらやましい。デパートあるし大きい駅あるし。 唯一しまむらは我が田舎にもあったけど。 とは言えこの漫画を読んだら埼玉県民には埼玉県民のコンプレックスがめちゃくちゃあるんだなあというのがわかる。魅力度ランキングがどうとかよく聞くしなあ。 顔の作りが雑なのも貧乳なのも埼玉のせい、東京からやってきた友達ならクリスピークリームドーナツにビビらない、池袋にいるのはほぼ埼玉県民みたいな、なんかわかる偏見に満ちていてグッとくる。 偏見と自虐満載だけど小鳩&アグリ&東上の3人に心癒されているうちに、へー行田ってホタル見れるんだーとかわたぼくの牛乳美味しそうとか埼玉に心惹かれている自分に気づくのであった。 埼玉いいとこじゃないの。小鳩の案内で観光したい。都戸さん、好きです(直球)ホームドラマしか知らない 都戸利津兎来栄寿『嘘解きレトリック』の都戸利津さんによる、通算20冊目となるコミックスということでおめでとうございます! もう都戸さんの作品であれば絶対に面白いことに疑いはなく、全幅の信頼に本作でも応えて頂いています。 特筆すべきは、花ゆめAiというレーベルの作品ですが、少なくとも1巻部分では恋愛要素からは完全に解き放たれて完全に家族愛にフィーチャーした物語となっているところです。 少女マンガであればおおよそ恋愛要素はmust、少なくともあるのがbetterという暗黙の了解がありそうですし、実際同じ花とゆめAiという雑誌でも雑誌名に違わず「恋」や「婚」といった文字が使われている作品も多いのですが、『ホームドラマしか知らない』はそうした縛りから解き放たれた感じがあります。 子供っぽくて生活力皆無な義兄と、家庭環境のせいでしっかりし過ぎている義弟。不器用な二人が織りなすドラマがとにかく心に沁み渡ります。 誰にも必要とされたことのない義弟の視点が主軸となりその心情がたっぷりと語られるのですが、苛立ちも喜びも落ち込みも、まるで自分が体験しているかのように共感してしまいます。 どういう落とし所になるか解りませんが、この義兄弟には幸せでいて欲しいと願うばかり。 やっぱり都戸さんのマンガ、好きだなぁ……。人間臭さで包み込んでくる漫画編集漫画重版出来! 松田奈緒子名無し「編集王(作画・土田世紀先生)が好きだったので、 同じく漫画編集部を舞台にした漫画と知って読んでみた。 とても面白かった。 編集王が読者の心に男臭さで切り込んでくる漫画ならば 重版出来!は読者の心を人間臭さで包み込んでくるような 漫画だと感じた。 編集王が1990年代の漫画で重版出来!が2010年代だから 当然なのだが、同じ漫画編集部漫画であってもかなり異なる 世界を描くことにはなっている。 重版出来!には当然SNSとか電子書籍とか出てくるわけで。 それだけ漫画を取り巻く環境は変わり、多様化したと言える。 それは結論が一つ、という世界ではなく、 人それぞれに結論がある、という世界のようにも感じる。 編集王は、数話ごとに話を区切りながらの連載の仕方ながら なんだかんだといっても区切りごとに土田世紀先生が 先生なりの「俺はこう思う」という感じの結論を ドーンッとぶつけてくるラストが多いと感じた。 重版出来!は、わりと「皆さんはどう思いますか」 みたいな区切りが多いように感じた。 それはこういった時代の変化に即した結果の違いなのかもしれない。 だがそれはそれで考えさせられる凄く後味のいい区切り方に感じた。 それと単なる偶然かもしれないが 編集王の主人公のカンパチが元ボクサーで、 重版出来!の主人公が元柔道選手という設定で、 なんか漫画編集の世界ってアスリート視点での 見方や感じ方が、インドアの典型みたいな漫画家との対比で 物語として面白くなるのだろうか、などとフと思った。 時代が変わっても、その辺は変わらないのかな、と。 「虫」というハードルはあるが先が気になる作品 #1巻応援クモノイト~蟲の怨返し~ 荒巻美由希なかやま作品のタイトル通り「虫」です! 全話余すところなく「虫」!苦手な人は生理的に受け付けないはず そこを無理に「虫は出てくるけど、いいですよ!」で読んでもらうのはちょっと違うと思うので、虫は嫌いだけどちょっと気になった人は、作者さんの過去作 時忘の捨姫 をどうぞ あらすじ 主人公の恩田は子供の頃から虫が好きだった ただ、誰しもが持っている子供時代の無邪気な無残さによって多くの虫を興味本位から殺してしまっている 大人になった恩田にその虫たちが【怨】を返しに来る・・・ 私の感想ですが「虫」が出るは出るのですが、イメージとして"グロい"というのは感じませんでした、どことなくギャクテイストです。 これが意図したものなのか?それとも読むハードルを落とすためのものなのか?が個人的に非常に気になっています。 この作者さんの作品を読むとなかなか知的な主人公たちが登場するので、現状「虫」たちにかき回されている恩田くんがバケる可能性も大いにあるかと思っています。 先の展開も気になる作品です。 そしていい感じに着地点が見えないのも個人的にポイント高いです。 完全に「怨」で終わるのか、それとも「恩」が出てくるのか? 完全にバッドエンドで終わることも、この主人公だったらみんな納得はできるけど、もう少し足掻く部分を見てみたい気もする! そしてタイトルの クモノイト ですが、1巻時点では蜘蛛は出てきていません・・・ 二巻が気になる注目作ですやはり名作だったあさひなぐ こざき亜衣名無し改めて読んでみると、やはり素晴らしかった。 なぎなたが高校の部活である前に武道であること、それでも高校の部活でやるということ、主人公のひたむきさ、挙げていくと限りないほどに愛おしい青春が詰まっていた。 内容のことは他の人が感想を書いてるだろうから感覚的な話を。 主観でしかないけどこの漫画に感じるのは、真冬のしんと静まり返った朝に誰も起きてない外に出て深呼吸をしたときに少し鼻がツンとするような爽やかな感じ。 彼女らの頑張りに涙ぐみ、名言に震え、こうありたいと憧れ、どうか勝ってくれと応援してしまう。 また少し時間をおいて読みたい作品の一つ。テレビ局の表と裏の話だけではない電波の城 細野不二彦starstarstarstarstarマンガトリツカレ男テレビ界で色々な駆け引きをしながら謎の女、天宮詩織が「電波の城」であるTV局の頂点を目材していく物語を天宮詩織の近いところにいた真摯なジャーナリストである谷口ハジメの回想録という形で進んでいく。 最初の方はTV局での女性同士の戦いがメインで天宮詩織が問題に対処しながら徐々にTV局での主導権を握っていくことになる少しづつ天宮詩織の過去が小出しになっていき謎は深まっていく。中盤からTV/ジャーナリストの未来と天宮詩織の過去が並行して進んでいくが途中から天宮詩織の過去にとって重要な宗教団体などが絡んでくる。この宗教団体は80年代後半から90年代を生きていた人に忘れられない某宗教や、ジム・ジョーンズの人民寺院を思い出させる内容だった。 天宮詩織の過去を知ろうとするジャーナリスト、関係者同士の意図していない繋がり、最愛の父の病状などが絡み合って伏線を回収しながら最終回に向かっていく。 最初からこういう最後を考えて進んでいたかどうかはわからないが、天宮詩織に起きる出来事の順番が少し違うだけでも全く違うラストが想像もできた。この終わり方はある意味納得できるから好きかな ちょうどいい待ち時間踏切時間 里好野愛電車が通過するのを待つ間。降りた遮断機がまた開くまでの間。 一瞬のような、時が止まったような、限られた時間を切りとった短い日常漫画です。 踏切を待つ間だけ妙にセクシーな同級生をじっと見つめられたり、隣に立っているのにSNSで会話したり、閉じた遮断機から想像を膨らましポエムをしたためたり…短い短い間で、登場人物たちは物語をちゃんと動かしていくのです。なんもしないでボーッとしているように見えても、心のうちは目まぐるしく動いています。 もうちょっと長かったら間延びしちゃうかもしれない、もうちょっと短かったら物足りないかもしれない。踏切が開くのを待つくらいがちょうどいい。 学生の日常を切り取るのにちょうどいい「踏切時間」という題材を見つけた作者の発想か何よりも素晴らしいです。天才の所業。 ホラーテイストだったり甘酸っぱかったり、でも最後はコミカルでほのぼの終わるのがとても心地よいのです。踏切以外の瞬間も知りたくなっちゃうけど、その距離感がまた良いのです!かぐや様同人版の無料動画を見て、感想を語るスレかぐや様は告らせたい 同人版 茶菓山しん太 赤坂アカかぐやマスターいまヤンジャンが公式YouTubeで無料配信してるから皆んなで見て、感想言おうぜ 1話:藤原書記のパンツ回 https://youtu.be/yjUISl849bk 2話:藤原姉妹が水鉄砲で服が透け透けになる回 https://youtu.be/S-s7hVh5ZUk 3話:催眠術にかかった、かぐや様回 https://youtu.be/CRBK0DiXGa4 4話:ミコちゃんむっつり回 https://youtu.be/D35NxAMee5Q 5話:石上とつばめ先輩が体育倉庫で閉じ込められる回 https://youtu.be/2tWcNFOJGRg 6話:かぐや様と早坂でブラを買いにいく回 https://youtu.be/crKEjT2rUj4 7話:白銀妹のお風呂回 https://youtu.be/r7wYdFJNlzA 個人的には7話の白銀妹回が同人って感じで良かった真面目系クズなヒモ男の絶妙なリアルさほろ宵セレナーデ 玉置勉強兎来栄寿顔は良いのに社会生活を送るのに少し向いてない若い青年が、ダブルワークの女性に体目当てで養われる物語。 絶妙なのは、青年が基本的な気質は真面目であるにも関わらず、純粋に仕事ができないのとコミュニケーション能力にも長けていないことで、自分にもっとできることはないかと日々罪悪感を覚えながらヒモ生活を送るところです。女に稼がせて自分は悠々自適、というヒモとは一線を画します。 しかしながら、そんな中でもナチュラルなクズっぷりも各所で発揮していき、総体として表出する人間らしさのリアルな描写に感じ入ります。 単巻で綺麗にまとまっており、読後感はとてと良いです。夜の街に漂う世の中の酸い・甘いをしみじみ味わいたい方にお勧めです。 巻末で触れられている、ゴリラスロウ名義での『ツインズシング』も面白いのですが、玉置勉強さんはこういったテイストの作品で一際輝きを放むと感じます。 勤め先のバーで起こる、「ワリヤス」に頼み忘れてドリンクが足りなくなってしまうことや、少し空気の読めない客への対応など、バー的なお店をやっていた身として共感を覚えるシーンも多々ありました。 ハルとアキの同居生活、続編春と秋と奏ちゃんと。 むんこnyaeなるほど、あとがき読んで知りましたが元々同人誌として出していた作品なんですね。この作品のメインキャラ・奏ちゃんは商業誌では絶対に主役には置かないタイプなんだそう。 前作「春と秋について」の続編で、ハルとアキの同居生活に、あることがきっかけで不登校になり他人と関われなくなった少女が加わる1週間を描いてます。 傷ついて自分の殻に閉じこもった子どもに、常識を押し付けたり人格を否定するような大人がいなくてよかった。父親も思い切って他人に頼ったからいい結果につながった。奏ちゃんと直接関わることはなかったけど、須賀さんがかなりいい仕事してくれてます。 須賀さんの「いくらでも逃げていいって思いませんか!?ただそのことに自分で気付かなきゃ意味がないんです」という言葉が印象に残っている。10巻読んで、ますますハマる血の轍 押見修造六文銭※ネタバレを含むクチコミです。<<318319320321322>>
※ネタバレを含むクチコミです。