完結したマンガの感想・レビュー16110件<<211212213214215>>Jリーグ開幕30周年。あとがきだけでも読むべきJドリーム 塀内夏子名無し自分は2006年のドイツワールドカップ辺りからなんとなくサッカー観戦を続けていて、「日本代表が出場していないワールドカップ」を経験したことがない世代だ。なので、この作品で描かれるようなJリーグ開幕当時(1993年ごろ)の「ワールドカップなんて夢のまた夢」というような空気感が正直ピンとこないというか、本当にそんな感じだったのかな?と思うことがままある。 あったわけだが、「前作ではワールドカップを目指すなんてキャラクターに言わせることは出来なかった」という1巻の作者あとがきを読んで当時の雰囲気をズシンと感じた。 まだ読み始めたばかりで偉そうなことを言うのもあれだが、「今となっては」というのは未来からの視点であって、30年後にどうなるかなんて誰にもわからない状況(当たり前だが)で描かれたのが本作というところに重みがある。 自分が当時の空気感にピンときていなかったのは、裏を返せばこの30年間で日本のサッカーが「ワールドカップなんて夢」から「ワールドカップは出れて当然(そこで勝てるかどうか)」に急激に成長したことの証明でもあり、それはまさにドリームなんじゃないかなと、読み終わる前からすでに感動し始めている…というようなことをメモっておきたくて書きました。やりたいことやったもん勝ち(ただし法に触れてはならない)生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと 永瀬ようすけ野愛タイムスリップして人生やり直せたら、無条件で今よりいい人生を送れると思ってた。 やりたいことをやりつくそうとして無敵の人になってしまう可能性もあるんだな。善人に生まれ変わるわけじゃないもんな。 向井和也32歳、無職童貞。酩酊状態で深夜の小学校に侵入し、警備員に追いかけられうっかり死んだ……と思ったら小学生時代にタイムスリップ。 ずっと好きだったアンナを手に入れるために、人生をやり直す!! 好きな女の子に想いを伝えるために努力する主人公なら応援できるけどロリコンクズ野郎が跋扈する胸糞ストーリーで最低最悪です。逮捕されてほしい。去勢されてほしい。 とは言え全く救いがないわけでもないです。最後まで読むとタイトルの意味もわかって気持ちいいです。ロリコンは気持ちわるいです。どの女の子もいい誰が文か ハミタ名無しなんとなしに読んでみました。 ちょっと変わった文通とその文通相手と疑わしき3人。 設定がすごく自分の半径5mくらいの出来事なのに面白いですね… 3人の女の子が変わっていて、しかもどれも普通の子でないのがいい お客さんも同僚も・・・。色んな人がいます。牛乳配達DIARY INAstarstarstarstar_borderstar_border干し芋私も、宅配でヨーグルト頼んでます。 うちの近所で頼んでいる人は、結構います。 きっと、S木さんのような人がいるんだと思います。 日々、かなりしんどい仕事だと思います。 その時に、クスッと笑えたり、癒されたりすると固まっていた気持ちが緩やかに溶けていきますよね。 一ヶ月分の請求に来るとき、おまけで他の商品をくれる時とくれないときがあります。 あれは、何なんでしょうか? 私の態度で決まるのでしょうか? 一回くれると毎回欲しくなります。 少年時代の感想 #推しを3行で推す少年時代 藤子不二雄(A)starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 小学生ぐらいの時に読んだのと今読むと全然違う感想になるな ・特に好きなところは? タケシを弾劾するところとその後のタケシと進一の関わりかた ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 小学生のころはタケシを嫌なやつだとしか思えなかったが今読むとクラス内での権力争いなどからくる性格の変化などがわかってより面白い。他の疎開マンガが読みたいね 号泣した束の間の一花 タダノなつむ※ネタバレを含むクチコミです。ズバズバと斬り合うようなシスターフッド漫画「母親の娘たち」母親の娘たち 樹村みのりむらの専業主婦の上野舞子は、同居の実父母の分も含めた家事を一手に引き受け、忙殺される毎日です。 夫の高男との間にふたりの子どもにも恵まれ、幸せなはずなのに、どこかが、何かが、満たされない。 そんなある日、疎遠にしていた中学生時代の友人、水島麻子に連絡を取ったことから物語は動き始めます。 「好きな人、いるわよ。 男の人ではないけれど」 独身のイラストレーターである麻子の恋愛事情を問うと、返ってきたのはこんなカミングアウトでした。戸惑いながらもそれを受け入れる舞子と麻子は頻繁に会うようになります。 麻子の想いびとは舞子ではなく、ふたりの間に恋愛感情は生まれません。 けれど会うたびにふたりの会話は深いものになっていき、心をえぐるような言葉を投げかけ合う時さえあります。立場が違うからこその優越感、または相手への嫉妬心もあるようです。ここまでズケズケ言い合える友だちがいたら心強いような…いや、恐ろしいような。 そんな丁々発止とも言えるやり取りの中で、ふたりは自分の心の奥底に潜む知らない方が幸せだった真実に気づきます。舞子は、資産家の母に建ててもらった広い家に暮らす自分は、ひとりの自立した人間ではなく、「母親の娘」でしかないことに。そして麻子は、望むように愛してくれなかった母への想いから、女性を求めてしまうという自分の幼児性に。彼女もまた、母という存在に囚われたままの「母親の娘」だったのですね。 1984年連載の作品ですが、舞子と麻子の会話は「専業主婦VS独身キャリアウーマン」の典型のような、今でも十分に通じるものもあります。 昔から人の言うことに大した変化はないということなのか、樹村みのりさんがとても新しい目を持つひとなのか。 さて、舞子と麻子は「母親の娘」だけの自分から脱却できるのでしょうか。 この人間臭いふたりの結末を、是非見届けていただきたいと思います。 (正直、舞子の選ぶ道は共感できないのですが…) おしかけメイドたちと、両親が遺したゲストハウスを立て直す!めいしす!!!トラブルメイドシスターズ 永田愁名無し※ネタバレを含むクチコミです。こんな小学生おる!?ハツコイと太陽 木下ほのかstarstarstarstarstar_borderNano小学6年生の恋愛漫画なんだけど、小春子ちゃんは可愛いし一条はかっこよすぎる!!! ずるい!!!二人と同じ学校生活を送りたかった… 秋葉もね~~典型的な小学生男子なんだけど可愛いね…好きな子にいじわるしちゃうやつ… 女子にキャーキャー言われてる小春子ちゃんめちゃくちゃいい。私もモブとしてキャーキャーしたかった。 小学生の話だけどめちゃくちゃきゅんきゅんするのでおすすめ!今も続いてる「やらかし」シリーズ毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で 沖田×華名無し大小様々なやらかしネタがあるものの、沖田×華先生のコミカルなタッチで笑える話になっていますが、5巻(「こんなに毎日やらかしています。」)で状況が変わります。自分の特性を理解してトラブルを回避できるようになったと思いきや、マンションの工事の騒音がきっかけで眠れなくなり、体調が悪化してしまったのです。これが最後の作品になってもおかしくないくらいの危機だったので、漫画が描けるほど元気になって本当によかった。 7巻(「ぐるぐる毎日やらかしてます。」)では長年同棲中の彼氏として登場していたのが櫻壱バーゲンさんで、実は最初から結婚もしていたとカミングアウトされましたが、そのことは担当編集さん達も10年以上知らなかったそうです。シリーズの後半からは漫画家マンガとしての側面も増えてると思います。 最初からクライマックスな料理マンガ味ラクルボーイ 寺島優 小島利明野愛料理人になるべく家出をした少年・香月慎吾がテレビの料理コンテストに乱入して余り物で料理を作り料理学校にスカウトされ頭角を現す…までが1話2話で済んじゃうくらい展開がはやい!! 一度食べたものは再現できるし、失敗しても柔軟な発想でリカバリーするし、大量の仕込みや厨房の掃除も手際よくさらりとこなします。どう考えてもめちゃくちゃ器用で天才なのに、応援したくなる未熟で不器用な主人公に見えるから不思議です。 少年から青年へ成長していく姿も描かれているので、より応援したくなるのかもしれません。 ずっとサビでハイテンションで気持ちよく進んでいくのであっという間に読み終わりました。楽しかった! 本編とは関係ないのにちょいちょい挟まる女生徒のシャワーシーンに笑った。時代だなあ。期待の百合×競馬きみと観たいレースがある くわばらたもつ 駿馬京 渡辺零名無し今日は百合の日ですね。読み切り版のときから楽しみにしていた作品が昨日ついに連載化し嬉しいです。愛の回想のなかの恵那に笑いました。「チ」は地動説のチ 異端者と少年が宇宙の真理に迫るチ。―地球の運動について― 魚豊名無し※ネタバレを含むクチコミです。 不沈アタッカーの感想 #推しを3行で推す不沈アタッカー 粂田晃宏starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 主人公があんまり試合出ないな... ・特に好きなところは? 伸びてきた主人公と三年生がポジション争いをすることになり色々葛藤するがちゃんと教えて主人公をライバル扱いするところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ちょっと昔のヤングマガジンのスポーツマンガが好きな人にはおすすめ。そういやこの作者デビュー作?の読切「バボ」もバレーボールマンガだったな 不思議と繰り返し読みたくなる踊るミシン 2022Final 伊藤重夫かしこいつか読んでみたいな〜と思いつつ、2017年に復刊した青版でさえも古本屋で7500円になっているのを発見して絶望していましたが、私と同じような人がたくさんいたのか、めでたく再復刊!ようやく手に入りました。 ウワサの名作とあって期待値は爆上がりでしたが、いざ読み終えると頭の中が「?」になりました。率直に言うと「思ってたのと違う!」みたいな。でも誰が読んでも1回目はそういう気持ちになるんじゃないかな。 なんて言ったら適切なのか分からないけど、ストーリーの展開の仕方がすごく独特で、シーンの間に繋がりがなくて点を見せられてるような。しかも核心には絶対に触れないの。だから2回目からは点を線にしたくなるし、あえて描かれなかったことに思いを馳せちゃう。 ストーリーの分かりにくさと、ヒロイン・麗花の内面の複雑さがリンクしているのが、読後感をさらに高めますね。明るくポップで悲しい話でした。バカにしてたら深すぎワロタwJKハルは異世界で娼婦になった 山田J太 平鳥コウ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 カサハラテツロー10年ぶりのオリジナル新作!エアドラ カサハラテツローnyae元漫画家が戦闘ロボットのパイロットに…というおもしろい設定。全4回とのことですが久しぶりのオリジナル作品を読めるというだけでファンとしては嬉しいです。今のところイチゴと呼ばれる女の子がどんな活躍をしてくれるかが楽しみで仕方ない。なつかしネット用語満載だったおとりよせ王子 飯田好実 高瀬志帆野愛高瀬先生の陣痛の合間に原稿描いてた壮絶エピソードをふと思い出し、久しぶりに読んでみたら面白い! 魅力的なおとりよせグルメも、ハイテンションな飯田君の食レポももちろん面白い。 それ以上にテンション上がった飯田君が発するネット用語が懐かしくてたまらない。 裏山とかヤバスとか〜だおとかいうワードが飛び交う感じがなんとも懐かしくてむず痒い気持ちにさせてくれます。 90年代とかの流行語を見てもこの気持ちにはならない。10年前くらいの記憶がしっかり残ってるワードだから心のくすぐったいところを妙に刺激してくるんだよなあ……。 最近流行りの言葉で言うと共感性羞恥心ってやつ。でもエモさもある。こういう言葉もいずれ懐かしくなるんだろうな。 平和なグルメ漫画読んでこんな気持ちになると思わなかった!死ねぬ乙女が人の心に触れ、灼ける兎が二匹 山うたstarstarstarstarstarさいろく山うた先生の新作が出たのでこっちも書いとこうと思って読み返した。 ただひたすらに、ひたすらに1巻の事実と真っ直ぐな心が本当にツラい。 寂しくて寂しくて死ぬ、ただただツラいが、読むのは決して辛くない。 なぜなら序盤の地獄からどうやってすずが過ごしていくのかという心配、期待、恐怖で読む手を止められないから。 出た当初、マンガ好き達から薦められて読み、たまたまその頃は泣いてしまうような作品がいっぱい出ていたのもあってたまたま埋もれてしまった感があるが、記憶力が老人になってる私でも「忘れられない」作品になっている。 未読の人は是非この二匹の話を読んであげてほしい。 刺激と癒しが絶妙なバランスのエッセイ漫画荒呼吸 松本英子starstarstarstarstarかしこ1巻の作者がこれまでに遭遇してきた数々の露出魔のエピソードからパンチがあって面白かった。その後の予知夢をよく見るという話も不思議だったけど、縁もゆかりもない知らない人の墓参りをするのが趣味っていう話を読んで「いいことも悪いことも原因は全部それなんじゃない?!」と思った。パニック発作を発症した話も26歳でソープランドマガジンの編集長になった女性の話もすごく印象に残った。作者が住んでる堀切にあるお店のキムチおにぎりはぜひ食べに行ってみたい。展開の早さに予想つかない去勢転生 宮月新 おちゃう六文銭エロ×バイオレンス×異世界というわかりやすいいテーマを扱った本作。 最愛の人を強姦され殺された経験をもつ主人公が、その復讐から性犯罪者を15人も殺し死刑となる。 死刑執行の日、死んだと思ったら、自分がいた世界と同じようでどこか違う平行世界のような異世界に飛ばされてしまう。 そこでは、太陽フレアの影響で地球が崩壊し、なぜか男性が知性を失い凶悪化して、女性を襲うだけの「ケダモノ」となってしまっている状況。 この世界の女性たちは、その「ケダモノ」から逃げて暮らす生活を強いられている。 そんな中、主人公はクラスメイトたちと一緒に、こっちの世界では殺されずに生きている最愛の人を探す旅に出るという流れ。 とにかく展開がはやくて読んでいてスリリングかつ予測不能です。 そして、割りと重要そうなキャラクターたちも、次の瞬間、躊躇なく殺されたりするからビビります。 特に、こんな終末世界だからか、人間の悪い本性むき出しで、クラスメイト同士で裏切ったり裏切られたりがすごくて、その凄惨さが読んでいてエグいです。 こんなにも安心して読めない作品、久しぶりです。 最後、どういうオチをつけるのか、それもまた楽しみです。 転生だから、戻るのかな?人生で最も憧れた父親キャラのひとり #父の日Papa told me 榛野なな恵兎来栄寿永遠の名作と言って差し支えないでしょう。 まだ昭和だった1987年に連載が始まり、35年経った現在も『Cocohana』で続いている榛野なな恵さんのライフワークと言っても良い作品です。 本作は、年齢よりも大人びた主人公の小学生の女の子知世(ちせと、顔もスタイルも良く芸術に造詣の深い人気作家である父親の信吉(しんきち)の二人を中心にした、温かなドラマです。 キムタクの娘さんたちが「もし付き合うなら少なくともパパより格好良くないと」と言っていて、身内のレベルが高すぎると大変だなぁと思いましたが、本作の主人公の知世ちゃんも正にそんな感じです。最愛のパパは外見的にも格好良い上に穏やかで知的で優しく、愛情深く、家事も万能。同級生の男の子なんか目にも入らず、ちょっとファザコン気味になってしまい、 「同じくらいの年の男のコと遊ぶってことは つまりおもりするってことなのよ」 などというセリフが飛び出してくるのも無理はありません。 私の憧れの父親キャラとして、二大巨頭は『カードキャプターさくら』の藤隆さんとこの『Papa told me』の信吉さんでした。子供の頃に読んだ頃は、「こんなパパが欲しいなぁ」でしたが、読み返す度に歳を重ねていつしか「もし父親になるとしたらこんな風になりたいなぁ」という憧れへと変わっていきました。 本作の魅力は、何と言っても根底に流れる暖かさです。読んでいて、こんなにも心が洗われるような気持ちになる作品は寡少です。 時には傷つき目を塞いでしまいたくなることもあるこの世界で、自分が傷つけられていたことにも気付かなかったことをそうと教えてくれながら、時には衣のように、時には杖のように、優しく寄り添って心を支えてくれます。 また、プリミティブでイノセントな知世からも、そうでない登場人物からもこの世の真理を端的に表すセリフが頻出します。 「たしかに我々には 大きく欠けた部分がありますが それ故に見えてくるものもあるんですよ」 「良い芽か悪い芽かなんて育って花が咲いてみなくちゃわかんないでしょ?それに私はどんなお花も好きだわ」 といったような、ハッとするセリフも沢山あり魅力的です。 そして、 「世界の中で せめてこの腕を広げた幅くらいの安全な場所は作ってやれると思っていたのに いつの間にかそれはどんどん狭くなってくる」 というシーンに表される「子供を守る親としてできることが徐々に狭まってくる寂しさ」のような、粒度の高い感情の描写も非常に秀逸です。 疲れている時や辛い時にこそ読むと力をもらえるので、この混迷の時代にこそ再評価されるべき作品で、全人類に読んで欲しい作品のひとつです。 現在10巻ほど無料で読めるキャンペーンが行われているそうですので、ぜひこの機会に読んでみてください。 最新話がやばすぎて泣いた誰か夢だと言ってくれ みっしぇるstarstarstarstarstarNanoマンガMeeで連載されてるんですが、最新話が本当にやばいです。 久しぶりに漫画で泣いてしまった。 最初は小夜と真柴のいちゃらぶが可愛いだけだったのに…どうして…。 タイトルの意味とか改めて考えてしまう。 作者さん天才か??10年位前から応援してたけど確かに当時から天才ではあった…でもめちゃくちゃ話も絵も進化している…。 世の人々に読んでほしい、一緒に苦しもう…。レトロゲームとギャルきみとピコピコ ゆずチリ六文銭子供の頃から3度の飯よりゲームが好きだったので、最近、何かとレトロゲームがブームっぽくなっている(自分比)youtubeの動画などで感じます。 いいですよねぇ。 昔のハードは容量少ないからアイデアで勝負している感じが。 本作も、ゲーム部と称して昔なつかしいゲーム(ぷよぷよ、ボンバーマンなど)を軸に、そこの部員である一見ギャルのアゲハさんと、なんやかやでイチャイチャしちゃう話。 ゲームもイチャラブも楽しめる、一挙両得な展開。 そのゲーム俺も知っているから、ちょっとそこ代われ といいたくなる。 とはいえ、ラブよりも、ゲーム愛のほうが強い感じが、ゲーム好きには好感触。 ゲームに関する説明も丁寧に話と話の幕間で入っております。 レトロゲームとギャルの組み合わせ、ありじゃないでしょうか。<<211212213214215>>
自分は2006年のドイツワールドカップ辺りからなんとなくサッカー観戦を続けていて、「日本代表が出場していないワールドカップ」を経験したことがない世代だ。なので、この作品で描かれるようなJリーグ開幕当時(1993年ごろ)の「ワールドカップなんて夢のまた夢」というような空気感が正直ピンとこないというか、本当にそんな感じだったのかな?と思うことがままある。 あったわけだが、「前作ではワールドカップを目指すなんてキャラクターに言わせることは出来なかった」という1巻の作者あとがきを読んで当時の雰囲気をズシンと感じた。 まだ読み始めたばかりで偉そうなことを言うのもあれだが、「今となっては」というのは未来からの視点であって、30年後にどうなるかなんて誰にもわからない状況(当たり前だが)で描かれたのが本作というところに重みがある。 自分が当時の空気感にピンときていなかったのは、裏を返せばこの30年間で日本のサッカーが「ワールドカップなんて夢」から「ワールドカップは出れて当然(そこで勝てるかどうか)」に急激に成長したことの証明でもあり、それはまさにドリームなんじゃないかなと、読み終わる前からすでに感動し始めている…というようなことをメモっておきたくて書きました。