完結したマンガの感想・レビュー16125件<<131132133134135>>長いけど気になるストーリー展開で最後まで読めるクローバー 稚野鳥子ユーカリ舞台は就職氷河期の頃だから、会社内でタバコ吸ってたり、女性社員の立場も腰掛け的で寿退社が憧れのように描かれています。 今の時代なら間違いなくコンプライアンス的に問題になりそうなことがたくさんある。笑 柘植さんが少女漫画にはあり得ないくらいドSで、衝撃でした。ツンデレとかクールとかじゃなく、単純に酷くない?って思うことも…。でも自分が大人になってみると、仕事でいっぱいいっぱいで余裕ない時は誰にでもあるし、逆にリアルなのかも。 それにひどいことも言うけど、ちゃんと沙耶を大事にしてて、沙耶にだけ優しかったりするから、そのギャップにキュンとします。 長いのでサクッと読みたい人にはオススメしませんが、じっくりと恋愛もの読みたい人にはオススメです。ずいぶん前に完結したので全巻読んだドロヘドロ 林田球マンガトリツカレ男15年以上前に1巻を読んで完結してから読もうと思っていたらいつまにか2020年になっていた。なんて言ったらいいかがすごい難しいマンガだったな。カイマンと二階堂の餃子の話や煙ファミリーの日常的な部分などに重点を置くかそれともカイマンの過去や十字目や悪魔たちの部分を含めたダーク・ファンタジーに重点を置くかで全然感想が変わると思う。作者が書いている通りの「歌詞がメチャクチャダークで凶暴なのにメロディーは踊りたくなるくらい楽しい曲」みたいなマンガだった。 ちなみに俺が好きなのはギョーザ男、巨大ゴキブリの「ジョンソン」煙ファミリーの「キクラゲ」一番好きなのは悪魔の「チダルマ」だな。「チダルマ」のむちゃくちゃさがすげー好きなんだけどこれ理解してくれる人いるかななんでも質問&感想スレ 荒らしNG銀牙伝説WEED オリオン 高橋よしひろバショー※ネタバレを含むクチコミです。バンドに憧れるあなたとスキャンダル 椎名あゆみstarstarstarstar_borderstar_bordermotomiピアノが得意な女子高生・友香。色々あって、 高校生バンドのキーボードを担当することになります。 この漫画の楽しくノリノリなところが好きです。 バンド内で起こる騒動が面白くて、明るい気持ちで読めるます。 コメディ要素が多いけど、ときにシリアス、ときに恋愛面も描かれます。 とくに友香に片思いする新は、応援したくなるキャラ。 後半の新にはちょっとドキドキさせられます。 ドキドキする私たちはどうかしている 安藤なつみstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi置かれた環境に疑念をもち、探り出していくミステリアスな一面、七桜と椿のそれぞれの不器用な恋の一面、 お菓子が好きという2人共通の一面、たくさんの伏線が置かれてどの面も気になります。複線がどう回収されるのか。ドキドキします。 続きを読まずにはいられないくらい、ストーリーにのめり込まれました。漫画もおすすめピンポン 松本大洋starstarstarstarstar_bordermotomi独特の世界観と、卓球シーンの描き方、スピード感を敢えて静止した感じで描くっていうところが特に良いです。 とにかく作品の内容がよく、引き込まれます。映画も見たけど、やっぱりマンガのほうが細かいので映画を見た方にもおすすめできます!! 卓球に興味なかったけど、気になるし、卓球がしたくなります。知らない世界イチケイのカラス 浅見理都starstarstarstarstar_bordermotomi裁判官目線の物語って新しいと思いました。 全然知らない世界のお話しなので、勉強にもなるし、色んな考え方があるんだなぁと思います。 弁護士・検察官・裁判官。とても憧れる職業で、本当に正義の味方って思います。 でも中には腐った人もいるんですよね。悲しいことで。。 正しく生きる人が報われる世の中であって欲しいと思いました!! いつ読んでもおもしろいシャーマンキング 武井宏之starstarstarstar_borderstar_bordermotomi小中学生の頃に読んでいた懐かしい漫画です。 今読んでも楽しめます。 霊を静めていくお話ですが、面白いし、いろいろ考えさせられるところもあります。 でも、主人公が適度に力が抜けてて、あ~これで良いんだってほんわか見れる場面も多々あります。絵がキレイトモダチゲーム 山口ミコト 佐藤友生starstarstarstarstar_bordermotomi最初はよくあるゲーム系の話かなと思ったのですが 新たな謎や疑惑が次々に生まれ、最初はいい人間と思ってた人物が、 黒い疑惑があったり、逆に黒い疑惑のあった人間がよい人間だったりして、 先の読めない意外性に、グイグイ引っ張られていく感じです。 絵がキレイです! 女の子も可愛いし男はイケメンです。すごく面白いんだけど、すごく切なくてすごく悲しいorange 高野苺ユーカリ「26歳になった私には、後悔している事がたくさんあります。」という少し切なさを感じさせる言葉に惹かれて読んでみました。分厚くて読み応えのある漫画だった。翔の笑顔や気遣いにキュンキュンきます。長野県松本市が舞台だと書かれていたので、行ったことはあるけどこの漫画を読んだからもう一度行ってみたいな。 後悔しない、ということがテーマになっているのではないかと。10年後の自分が、後悔していることを一つ一つ消していく。でも簡単に消せるわけではない。その難しさが分かりやすく描かれていました。 絵の雰囲気も好きです。男の子はかっこいいし、女の子は可愛い。キラキラ、キュンキュンだけを求めて読む漫画ではないけれど、そこがいい。 少女マンガなのにゴリラ男が主人公俺物語!! アルコ 河原和音ユーカリ主人公はゴリラみたいな男、猛男。爽やかでもなければイケメンでもない。これが「なぜか急にモテる」展開だったら 「はいはいよくあるやつねー」となってしまうけど、この主人公がまぁ…いいやつで。ただのいいやつじゃなくて、ものすごーくいいやつ。 読んでる側からしても「報われてほしいなぁ」と自然になってきた所に、 これまたいい人がじゃーんと現れて、報われて、よかったねぇと安心できる。見た目はゴリラなのに周りを立てるし女子を立てるし、悩むし、 そういう繊細なところもある。この漫画は良いです。読み終えたあともほっこり幸せな気持ちになれるので安心して読める。顔も知らぬ父の店を継ぎ、常連たちと暖かな時間たまこ定食 注文のいらないお店 野崎ふみこママ子相手に触れると、その人の心と体か欲している食べ物がなんとなくわかってしまうというトンデモスピリチュアルな店主のたまこさん。 お客様は難あり癖あり問題ありと個性豊かな方々がご来店。 出される料理は料亭やレストランで出てくるようなものではないけど、どこかあったかく心をほくしてくれる。 孤独で暗い気持ちになるのかと思ったら、常連さんから愛された亡き父の話を聞きながら、日々営業している。 ふわふわするだけかと思ったら結構強いお方でした。個人的激推し作品、でも誰も知らない...予知能力まんが・九能ちよ 敷誠一starstarstarstarstar宮っしぃ何故だ... 最後もサクッと終わったし、無限に2人のイチャコラ見せてくれても良いのに... 予知能力を持った九能ちよちゃんが、ふとした瞬間に同級生が別の子とフラグ立ちそうになるのを予知し、早起きして防ぐとか、予知能力とラブコメを上手く合わせてて、素晴らしい ちよちゃんのツン・クール→デレの振り幅がデカすぎて見ていてすげーニヤニヤできるのも良い所 どう見ても好きなのに、同級生の岸田と付き合わないのは、高校の間に付き合うと卒業後すぐに結婚して子供できちゃう、のを予知したからというすごく可愛い理由 ちよちゃんも岸田も好きが溢れすぎてて、最初から最後まで平和的にイチャイチャしてるだけなので、心洗われる気持ちになれる すいません、舐めてましたよふかしのうた コトヤマstarstarstarstarstar宮っしぃ表紙の女の子とイチャコラしたり、夜だけの遊びとかして、夜更かしするのかと思ってました。 全然そんなことないわ... バトルあり、コメディあり、ラブ要素もありと、どれもがバランス良く入っていて、重めなシーンやストーリーも画力高く表現されてるので、これはマジで面白い ナズナちゃんは可愛いし、夜守くんの後半の戦うシーンはかっこいいし、どのキャラも立っていて、1巻読み始めたら最後まで一気読みしてしまった... だがしかしも読もう読もうと思ってずっと放置してたので、すぐ読もうと思いますありがとうの重みの違い社畜ダンジョンマスターの食堂経営 片桐 井上みつる じょんたろうママ子※ネタバレを含むクチコミです。運命(さだめ)を超えて新たな道を信長ストラグル -戦国炎舞外伝- ミヨカワ将 MAGNA サムザップ 渡辺剛司サミアド※ネタバレを含むクチコミです。 贔屓のキャラクターは作者さん鬼滅の刃 吾峠呼世晴starstarstarstarstar_borderゆゆゆ※ネタバレを含むクチコミです。個性的な高校生(年齢超過気味)による学園マンガ新装版 極東学園天国 A FAR EASTERN SCHOOL PARADISE 日本橋ヨヲコゆゆゆあれは西暦2000年頃。 親が購読している週刊ヤングマガジンをペラペラと読んでいたら、絵柄やらストーリーやら雰囲気やら、ものすごく好みの漫画家さんを見つけてしまった。 迫力のある、線の太いかっこいいイラストと、早すぎると思える怒涛の展開。 高校を舞台にした、エログロバイオレンス? 上等上等。 どうしてこんなおもしろいマンガに気づかなかったんだろうと読み始めて2-3週後、「極東学園天国」は打ち切りで終了した。 なんでだようう!!!とコミックス最終巻まで買い揃え、最終話のその先を読んで、感動と終わりの早さに泣いた。 早すぎる展開はそのせいだったのか。 私が読み始める何話か前に人気が出てきて、もう少し早ければ打ち切りはなかったかもしれないと、作者がなにかに書いていたのを覚えている。 日本橋ヨヲコ先生の作品に登場するキャラクターはその後の連載作品でしれっと出演してくるので、いろいろな作品を読めば読むほど「おお、あの人が!」となるのが魅力の一つ。 ちなみに、私もこの作品はずっと好きです。 https://twitter.com/yowoko/status/1616086383629852673鬼の子孫×桃太郎の子孫のドタバタ同居生活 #1巻応援おにももがたり 柳明弌sogor25主人公の九甘露(いちじく かんろ)という男はかつて桃太郎に討伐された鬼の子孫であり、目が合った人間を惑わしてしまう鬼の力を受け継いでしまっていたために屋敷に引きこもる生活を余儀なくされていました。 そんな彼の前に現れたのが「鬼と友達になりたい」というすももと名乗る少女。 実は彼女は桃太郎の子孫でその血筋の影響からか甘露の鬼の力が効かない様子でした。 この作品はそんな出会いから始まり、鬼の力のせいで自分には何もできないと卑屈に生きてきた甘露と彼に対して無邪気に接するすもも、2人が同居生活を送ることとなり、少しずつ心を通わせていく様子を忙しくも微笑ましく描いてゆく作品です。 1巻応援 昭和のヤングケアラー小学生ライフ介護小学生 金山カメstarstarstarstarstarゆゆゆ作者が小学生のときに経験した祖父母の介護を手伝っていた日々の様子が、テンポよく、おもしろおかしく描かれている。 「介護小学生」、つまるところ壮絶な「ヤングケアラー生活」。 昭和の終わり。 義両親の介護要員と化した母親が、自宅の家事をし、同居するおじさんが帰宅するまでの数時間、認知症になった祖母、寝たきりの祖父と過ごしていたそうだ。 今だから、そう言えるんだろうなというシーンが、おもしろおかしく描かれている様子に、どこか胸がギュッとした。 介護職についている私の親戚が、トイレを粗相するようになったら自宅で生活していくのは大変だ、そうなったら自分たちは施設に入ろうとしみじみ言っていた。 描かれている作者祖母は、おそらくその段階。 でも昭和終わりなら、今と施設の状況も支援の状況も、周囲の視線も違う。 作者母、本当によく耐え抜いたな。 子育ても、介護も、主婦業も。 そして父。彼らはお前の両親だろう。嫁だろう。 Kindle Unlimitedで読み、なかなか衝撃を受けた作品。「不思議で少しビター」という表現がぴったり魔女の旅々 白石定規 七緒一綺 あずーるstarstarstarstarstarゆゆゆ「魔女の旅々」は、若くして「魔女」になったイレイナが各地を旅する物語。 魔法使いの上位である魔女だからといって万能ではなく、なんでもパーフェクトに解決できるわけではない。イレイナの母曰く「魔女は魔法が少し得意なだけ」。 そのため、純粋なハッピーエンドは多くない。 かわいいイラストで、ほんわかとした独特のゆるいキャラクターたちから生み出される、予想外のバッドエンド。 「不思議で少しビター」と原作小説のあらすじにあったが、読者にも後味の悪さを噛み締めさせる「ビター」な結末が連続したときは、さすがに主人公も落ち込んでいた。 そこが優秀過ぎる魔女イレイナを、人間らしく感じさせたところでもある。 また原作レビューに、「キノの旅」に似ているとあったので、「キノの旅」も少し読んでみたら、なるほどなと思った。 旅をして様々な街を訪れるところや、旅行者ならではの第三者めいた雰囲気が似ている。 どっちが良いというより、両方ともおもしろくて読みやすい作品だった。次はキノの旅を読みたい。第一話を読んだ時にあなたは感動できるか?世紀末リーダー伝たけし! 島袋光年ピサ朗それがこの漫画のファンになるかどうかの分かれ目である。 この漫画基本的にはギャグ有りバトル有り感動有りの学園町内漫画なのだが、主人公「たけし」は小学生にして濃いヒゲ面で、いわゆる世間でいう一般的なカッコよさの微塵も無い外見で、現代のジャンプじゃあり得ない程カッコ悪い。 しかしこのたけし、いじめを見ればぶん殴ってでも止めさせ、ウンコ漏らしを気にしている奴を見たら自分が漏らして誤魔化し笑いに変えるという、とにかく行動の一つ一つが他者に対する優しさと包容力に満ち溢れていて、行動のカッコよさはかなり高い。 ギャグ混じりではあるし、下ネタも多いが、根っこに溢れる道徳やリーダー論は、このカッコ悪い外見だからこそ「人は外見ではない、大事なのは中身である」というのを語らずして語っている。 他にも外見も中身も様々なキャラが居るが、このたけしという主人公は当時の小学生男子たちの心をがっちりつかんだらしく、今では悪ノリが横行したりイケメンキャラが上位に来る、ジャンプの誌上人気投票ではほぼ毎回1位を獲得するという稀有な結果を出している。 まあそうしてこの作品を好きになると、それだけにラスト近くのアレコレが滅茶苦茶ショックになるのだが、一応情状酌量の余地のある顛末だったので最終エピソードも出せたし、復帰もできたが、色々と台無しになってしまった感は有る。 面白いのは間違いないが、バトル部分も人情回やギャグ回に比べると長期エピソードになりがちで、若干ダレる回も有るが小学生以下には変な先入観無しに読んで欲しい。 ヒーローめしで強く生きようヒーローめし 石田敦子starstarstarstarstar_border野愛食事は心にとっても体にとっても大切なもの。大好きな人とご飯を食べると幸せな気持ちになりますし、憧れのヒーローと同じ食事をしたら強くなれる気がします。 男手ひとつで育ててくれたアニメ監督の父を亡くした涼太と誠也。 ショックで引きこもる弟の誠也を元気づけるため、兄の涼太がアニメに登場するご飯「ヒーローめし」を作るお話。 登場するヒーローめしはキレンジャーのカレー、ルパンのミートボールパスタ、ラピュタパンなど誰もが知っている作品ばかり。 アニメの話、父親の話、日常の話…料理を作りご飯を食べながら様々なことに気づき、成長していく兄弟の姿に心あたたまります。 可愛らしくてポップだけど家族のあたたかさに感動させられる作品です。コントラスト巧みに紡がれるそれぞれの想い #1巻応援東くんの恋猫 菅原亮きん兎来栄寿『猫で人魚を釣る話』の菅原亮きんさんによる新作です。今回も「猫」がタイトルに含まれており、内容ともども猫愛を感じます。 菅原亮きんさんの作品は、『猫で人魚を釣る話』からそうでしたが菅原亮きんさんだけにしか描けない世界が醸し出す雰囲気を持っているのがまず魅力です。 それを生じさせている要因のひとつが、独特の画面作り。純粋に絵柄による部分もありますが、1話の扉絵のような明暗の描き方であったり、輪郭を描かない絵本のような樹木や植え込みであったり、モノローグの並べ方であったり、ハイライトの描き方であったり、構図であったり……諸々ありますが、特に特徴的なのはオノマトペです。 「ガー」や「ポーン」の「ー」がベクトルを感じさせる矢印になっていたり、「キーンコーンカーンコーン」の「ン」の上の部分がベルになっていたり、『猫で人魚を釣る話』1話冒頭の雪が降るシーンの「しんしん」は猫のしっぽのように柔らかそうな質感であったりします。2話の見開きで猫が撫でられるシーンは5種類の感触に併せて5種類のオノマトペがそれぞれ特徴的に描かれている顕著なシーンです。「サラサラ」は薄く、「つるつる」はつややかで、「ゴツゴツ」はいかにも太く硬く、「ピリピリ」は刺々しく、「ベタベタ」は気色悪げに。オノマトペに「(笑)」や「(集)」などの感情や様態の情報が付加されていたり、読者から見ると鏡写しでキャラクターから見たときに正位置になるように描かれているものも。最初は無意識に読んでいることが多いと思いますが、再読するときにでもオノマトペに注目しながら読んでみると色々な遊び心や工夫が見られて面白いです。表紙や各話の題字も、それに倣ってか空間に溶け込んでいるのも良いです。ちなみに私が好きなのは、猫がご飯を食べるときの「ガシャガシャ グァつぐァつ」です。 そして、そんなオノマトペによって普段は全体的に賑やかな雰囲気を纏っているだけに、静かに感情を強く表出させるシーンがより抑揚を持って響いてきます。 本作は、主人公の16歳の少年・東大和(あずまやまと)の担任・椎名先生への初恋と、そんな大和のことを大好きな猫の來瞳(くるめ)が中心となって繰り広げられる群像劇。大和も椎名先生もそれぞれ過去に生じた出来事により抱えている想いがあり、その描写と共にそれぞれの想いも深掘られていきます。そこに、猫である來瞳の視点から見た世界と強い感情も上乗せされることで、より立体的な関係性が浮かび上がってきます。しっかりと「人間」が描かれているのが良いですし、また猫に限らず人間以外の家族がいる・いた人には強く響きそうなエピソードもあります。 菅原亮きんさんの作品は派手な解りやすいエンターテインメント作品ではないですが、じんわりじんわりと沁みてきて気付いたときに涙が零れているような良さがあります。1巻の後、雑誌連載分は更に見逃せない展開になってきており、静かにゆっくりと味わって行きたい作品です。<<131132133134135>>
舞台は就職氷河期の頃だから、会社内でタバコ吸ってたり、女性社員の立場も腰掛け的で寿退社が憧れのように描かれています。 今の時代なら間違いなくコンプライアンス的に問題になりそうなことがたくさんある。笑 柘植さんが少女漫画にはあり得ないくらいドSで、衝撃でした。ツンデレとかクールとかじゃなく、単純に酷くない?って思うことも…。でも自分が大人になってみると、仕事でいっぱいいっぱいで余裕ない時は誰にでもあるし、逆にリアルなのかも。 それにひどいことも言うけど、ちゃんと沙耶を大事にしてて、沙耶にだけ優しかったりするから、そのギャップにキュンとします。 長いのでサクッと読みたい人にはオススメしませんが、じっくりと恋愛もの読みたい人にはオススメです。