女性マンガの感想・レビュー3218件<<5758596061>>高校生のときに文化祭のために急いで拵…天雷様と人間のへそ―平庫ワカ初期作品集― 平庫ワカ名無し高校生のときに文化祭のために急いで拵えたという「I am Nobody」が個人的に好き。 大人になってから感じる孤独感を、平庫ワカさんは高校生のときにもう描いていたのかと思うと、その視点の広さにびっくりする。 カラーの色遣いが好き。恋愛断食女子だからこそ感じたもの。。?ブルーバード ブルー 楠田夏子Pom 恋愛断食女子って、初めて聞きました。 蒼は不思議女子だなと思いましたが、友人の発した恋愛=おでんってどんな意味なのか、考えてもやはりよく分かりません。笑 深い意味があるなら意味を知りたい。。 令和ですが、変わるものと変わらないものと当たり前ですがあるんだと改めて感じさせられました。 恋って鬱かも。って何となく分かるなと思いました。しっかり者の女とドジ男ハートブレイク・ライフハック さとう梢名無し※ネタバレを含むクチコミです。チートデイってそういう(意味深)マイ・チートデイ 香魚子名無し※ネタバレを含むクチコミです。 善良であたたかいホームドラマ300円の幸せ みんなのすいよう食堂 まつもと史子野愛ほのぼのホームドラマ枠の昼ドラみたいで好きです。ぽっかぽかとか五つ子みたいな。 ひとりさみしくご飯を食べている子どもやお年寄りたちが集う場を作りたい! 子宝には恵まれなかったけれどみんなで楽しくご飯を食べたい! 純粋な気持ちですいよう食堂をはじめるあかり、そんなあかりをニコニコ見守る夫・福ちゃん、あかりと共に食堂を切り盛りする友人・ユウコ……全員がいい人すぎて心洗われます。 親子関係、食事マナー、ワンオペ育児、お客さんたちが抱えてる問題もすいよう食堂のあたたかさで解消されちゃうんだから素晴らしいです。 こんなトントン拍子でいかないでしょって思っちゃう自分を恥じてます。 あかりさんのように真っ直ぐ善良な人間でありたい。単行本が発売だー!王様の耳 えすとえむ名無し単行本が5月30日に発売されるって!やっとだー!ずっと待ってました😭 https://www.amazon.co.jp/%E7%8E%8B%E6%A7%98%E3%81%AE%E8%80%B3-%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%B8%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%9D-1-%E3%81%88%E3%81%99%E3%81%A8-%E3%81%88%E3%82%80/dp/409861362X/ref=mp_s_a_1_6?crid=9LPGWVWPCT3C&keywords=%E7%8E%8B%E6%A7%98%E3%81%AE%E8%80%B3&qid=1650968223&s=books&sprefix=%E7%8E%8B%E6%A7%98%E3%81%AE%E8%80%B3%2Caps%2C197&sr=1-6無痛恋愛という表現の妙味わたしたちは無痛恋愛がしたい ~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~ 瀧波ユカリ六文銭SNSなんて匿名でやることに意味があると思っている古臭い人間だから、最近の若者がネットとリアルで否が応でもつながって、息苦しくなっている感じはよくわかる。 結果として鍵垢をつくって、そこで心情を吐露したくなるという気持ちも本当によくわかる。 主人公もそんな感じ。 ネット上のプロフィールから、女性というだけでうざ絡みをされたり、匿名にしても知人から謎のマウントや本名バラされたり、気苦労が絶えなくて、自分自身は経験がないのだけどSNSで炎上している芸能人を遠目でみている自分としては共感しかない。 言葉センスも巧みで、顔良し、実家が金持ち、コミュ力高いキレイなクズ男を「星屑」とか表現したり、 面倒な駆け引きも、心をざわつかせることもなく、自分がありのままでいられる恋愛をさして「無痛恋愛」など、言葉からイメージがスッと出てくる感じがうまいなぁと思う。 全体的に、女性が感じる生きにくさを鋭く言語化してくれるので、その観点でも面白いです。 自分、おっさんなんですけど、興味深かったです。 ネット、何と闘っているかわかんない人ってたまにいますけど、あーいう感じです。 スリリングで刺激的だけど、せつない妖子 池田理代子 池田悦子名無し元伯爵家の令嬢として美しく育った妖子が、実は病院ですり替えられた他人の娘で、しかも死刑囚の娘だったとわかる!というショッキングな展開から始まります。古いタイプの少女漫画なら、出生の秘密を知っても健気に生きてゆく…という展開になりそうですが、妖子は違います。実の娘ではないと知ると、非情になり、妖子の殺害を企てる両親や、出生の秘密を知る脅迫者と戦っていきます。 旧華族社会のドロドロ感もあり、スリリングで刺激的なストーリーですが、両親の愛を求める妖子の孤独がせつなくて、いつの間にか感情移入してました。新宿歌舞伎町の優しい朝ごはん29時の朝ごはん~味噌汁屋あさげ~ 佐倉イサミ野愛早朝の新宿歌舞伎町で、若い姉妹が切り盛りする定食屋あさげ。 ホストにキャバ嬢に警察官にヤクザ、個性豊かな人々を優しいお味噌汁でもてなします。 姉妹の過去や訳ありのお客さんなどほろ苦いエピソードもありますが、読むと心優しくあたたかい気持ちになる作品です。 お味噌汁のレシピやお出汁の取り方も丁寧に教えてくれるのでお料理漫画としても役立ちます。 歌舞伎町じゃなくても近所にこんなお店あったらいいなあ。ご飯食べて自分を褒めよう神辺先生の当直ごはん ちんねん 能一ニェ野愛お医者さんが病院内で自炊することって本当にあるんですかね? 実際のところはわからないですが、命と食の大切さを学べる素敵な作品でした。 舞台は夜間診療を受け入れている小児科。 次から次へと患者がやって来て戦場のような忙しさですが、神辺先生はいつでもマイペース。 どんなに疲れ果てていても当直室であったかいご飯を作り、自分で自分を労ってあげています。 自分の判断が正しかったのか思い悩んだり、仕事や生活に追われて心がすり減ったり、なんかダメな日はどうしたってあります。 そんな日でも、あったかいご飯食べて自分のこと褒めてあげましょう。お医者さんである神辺先生が言ってるんだから間違いない。 っぱ東村アキコよ #推しを3行で推す #読切応援おんな追分 東村アキコ天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。美味しいミステリー美食探偵 明智五郎 東村アキコバナグルメな探偵が犯罪を暴き、犯人を追い詰める。勿論、東村作品には欠かせないギャグ要素もありますが、あくまでもスパイス。犯行は残忍で身勝手なのに、なぜか美しいと感じてしまう…本当の悪って何だろう…。3巻は4/25発売。あたしにはあんたが一番大事なのにマイ・ブロークン・マリコ 平庫ワカstarstarstarstarstarNanoめちゃくそしんどい女同士の話。 百合という言葉で言い表せない感じ。 秋に実写映画になるらしいので改めて読んだけどえぐいきつい。心に来る。 映画ちゃんと原作通りだといいな… 冷血人間に変貌した幼なじみと契約結婚生活シンデレラは甘いキスにあらがえない 大葉ノコ名無し※ネタバレを含むクチコミです。二人だからこそ先々も困難を乗り越えていくのでは東大くんと元ギャルさん~格差婚ロワイヤル~ あいだ夏波Pom 想像の上いく面白さ。 秀太郎と真夏、真逆の二人。 だからこそ惹かれあって結婚に至ったのだと思うけど、そこに絡む姑が中々の癖あり。 あんなに嫌がらせされても、諦めずに立ち向かう真夏、凛として素敵だな。 これから同居が始まるとのこと。 どうなることやら、楽しみです。くらもちふさこ先生の最新作「空を歩く」空を歩く くらもちふさこstarstarstarstarstar_borderかしこ弥生美術館で開催しているくらもちふさこ展とてもよかったです。展示の最後で6年ぶりの新作「空を歩く」の紹介もあったのですが、展示内容が充実しすぎて素通りしてしまった方も多いのでは?電子なら今からでも買えますよー! 脚本家を目指している女の子が電車に飛び乗ります。クラスメイトから「品行方正のあなたらしくて型通りなのよね」と言われたシナリオをコンクールに出す為に、目的の駅に到着する17分の間に直さなければなりません。しかし同じ車両の乗客の挙動や関係性が気になってる内に余計な妄想が広がっていきます。そこに例のクラスメイトが「私の良き人」と紹介した男性に似ている人が現れて… くらもち先生の過去作でもインターネットの仮想空間や花染町の住人など、限られた空間の中での自由自在な関係性が見られましたが、今回はたった数分の電車の中。しかし主人公の脳内では物語が飛躍していくし、主人公に元気がないことを見抜いていた男の子がいるなど、短編という枠を感じさせない広がりがありました。 展覧会でのお言葉で「自分にとって漫画を描くことはツール探しの旅だった」とあったのが印象的でした。くらもち先生ならでは世界が生まれたきっかけを少しだけでも知ることが出来たような気がします。 これは…羨ましいおひとりさまホテル マキヒロチ まろ まろ まろ名無し最近女性一人でホテルに泊まったり県外に旅行されてるyoutubeを見漁ってる者です。 最初っからホテルオークラ!?? 金にモノ言わせてるんじゃないよお〜! ただの僻みです、ええ。 羨ましいです。ホテルオークラで飲み食いして朝から風呂入れるの。 取材費になっちゃうんだろうな〜〜…いいな〜母を、娘を呼ぶ声切なくMy Sweet Home 平尾アウリ よしむらかな 春日沙生 奥たまむし ねが tMnR 中村たいやき みさき天夢 生肉 りおんあうしぃ@カワイイマンガ百合分野で力のある作家達が、中村たいやき先生という「親子百合」分野のスペシャリティのもとに集まったアンソロジー。様々な内容の作品にはプリミティブな感情が共通して存在しています。 娘が母に抱く、お母さん・ママと呼び求める幼いままの愛着。そして母が娘に最初に抱く、小さな命を慈しむ感情。それが「恋」になるとは多くの人は思わないから「近親者となんて」と眉をひそめる。 しかし、百合好きなら皆「当たり前」なんて無いと知っている。だから普遍的な親子の情が「恋愛」に否応なくなだれ込むのも、柔軟な心で受け入れる……のかもしれません。 受け入れればそこには、強い感情と近すぎる距離感がある。背徳感も安心感も何もかもが強すぎる。私は一つひとつの物語から母を、娘を乞い、思わず呼ぶ声を聞いて胸が締め付けられるのでした。 #マンバ読書会 #いいお母さん新井先生とこうくんの結婚生活性別がない夫婦性活 ~ゲイと中性のアッチの話~ 新井祥名無し「性別が、ない!」を初めて読んだ時は衝撃を受けましたが、おかげで性は人それぞれであることを自分は学びました。 当時の先生とこうくんはマンガ学校の講師と生徒で、のちにこうくんがアシスタントになり、ついにご結婚。きっかけはコロナらしいですが祝福せずにはいられませんね。 中性の新井先生(夫)とゲイのこうくん(夫)の夫夫(ふうふ)生活についてだけではなく、読者のお悩み相談も多様性に富んでいて面白かったです。 理想のリアルダメ男・本宮くん隣の男はよく食べる 美波はるこ野愛本宮くんいいですねえ…でも、よくないんですよねえ… 食欲と性欲がめちゃくちゃ強いけど、ふわっとしてて掴みどころがない。 至るところに女の影を漂わせ、手練れのくせに不器用なデートをする。 嫉妬するし、嫉妬されると喜ぶ。 そんな男・本宮くん。 こんな男が隣に住んでいて、麻紀ちゃんのご飯食べたいと懐いてきたら幸か不幸か好きになっちゃうよなあ。 とてもいいけど、とてもよくない。読者として客観的に見ていると絶対よくないと思う。でも客観的に見ているからこそ不器用だったり嫉妬してたり焦ったりしているのもわかるので可愛げも感じる。 直ちに影響はないが、長期的に見て取り返しのつかないダメージ負いそうな感じのダメさがあって、こういうの好きになっちゃうんだよなあ。 いやあ麻紀ちゃんがんばれ、流されずに話し合いをした方がいいぞ!と思った。ド派手なおばあちゃん達に元気をもらえるカトレアな女達 松苗あけみかしこ72歳、70歳、68歳の三姉妹が主人公。いつまでも少女のようにフリフリのドレスを着飾って美しくありたい恋したいと思っている…。一昔前だったら厄介者と思われたかもしれないけど、現在の価値観だと「それがカッコいい!」と世の中的にも受け入れられると思います。今ドラマ化したらヒットしそう。 松苗あけみ先生の作品は華やかで可憐なタッチなのにギャグセンスが高くて読んでいて楽しいですね。過激なやおい同人誌を描いてる作家のファンになって即売会に突撃する話がめちゃくちゃ面白かったです。少女漫画家と美容整形医スパイシーピンク 吉住渉名無し少女漫画家と美容整形医の恋愛という異色さに惹かれて読んでみました。なんとなく西原理恵子先生と高須院長が思い浮かんでしまうのは私だけではないはず(笑)。でも美容整形医ならではのエピソードはあんまりなかったなぁ…。少女漫画家の方は割りとありましたが、吉住渉先生の作品らしくそれを全面に出してくる感じではなかったです。ちなみにモデルにした漫画家はいないそう。綺麗にまとまっている全2巻でした。 セックスしたいだけなのに #1巻応援T子の一発旅行 穀子あうしぃ@カワイイマンガ性欲が強い人も、なにかと大変だと思います。男性であれば、性を謳歌する事がおおらかに認められる文化がある。それが女性であれば、とたんにモラルの奥に隠される。そんな女性の性欲が可視化され、さらに誰にも否定されないところが、この作品の第一の美点です(この言動が、性犯罪者男性の言い訳に使われかねない事には注意が必要)。 台湾人のT子は、自らの欲望に従って日本の男とセックスしに来る。1巻にして既に4人。 猪突猛進のT子。はっちゃけぶりと暴言に思わず吹き出してしまう。エロい事をガンガン言い、いつも発情している様子はコメディとして笑える。 対する日本人男性は、みなイケメンかつハイスペック。しかしここで面白いのは、T子がなかなか満足しないところ。 T子のやりたい事ははっきりしている。ただセックスしたいだけなのに……と言いながら彼女の欲求、フェチや性交の頻度等は独特で強固。しかしそれを満たすには「違う人間である」相手側と、互いの欲求を擦り合わせなければならないはず。そしてT子には、その視点は今のところなさそう。 彼女は社会規範から自由で、堂々と主張できる人なのですが、彼女の人生を充実させるにはそれだけでは足りないのだろうな、と感じるのです。 まだ1巻。最高の快楽体験のために、友人に色々突っ込まれつつ迷走するT子には何が足りていないのか……それは最後まで読まないと、わからないのかもしれませんね。 (なぜ日本なのかについては、フェチ的観点と台湾社会の点から語られます。外から見た日本は面白い!)不思議な力で「言葉の世界」へと入り込む女子高生たちの物語 #1巻応援言葉の獣 鯨庭sogor25詩に強い関心を持っている女の子・薬研(やげん)は、国語教師との会話をたまたま聞かれたことをきっかけにクラスメイトの東雲(しののめ)と接点を持ちます。 普段からどこか挙動がおかしくてクラスでも少し浮いていた東雲ですが、それは彼女が五感の1つを感じると同時に別の五感も感じる「共感覚」という感覚の持ち主だったからでした。 「共感覚」といえば“音に色が見える”だったり“字に色が見える”などが代表的ですが、東雲の「共感覚」は『人の言葉を聞くとそれが獣の姿に見える』というもの。 その獣は言葉の意味や解釈、発した人間の感情などを反映した姿をしているらしく、そんな東雲との交流によって薬研は「言葉の獣」の世界へと入り込んでいきます。 詩や言葉に興味を持っていた薬研と「共感覚」を持つ東雲との出会いにより、2人が身の回りにありふれた「言葉」に対して理解を深めて心を耕す様子が見て取れます。 そしてそれが「言葉の獣」という形で視覚化されて描かれる、まさに物語がマンガとして描かれるべきものに昇華されている、そんな作品です。 1巻まで読了<<5758596061>>
高校生のときに文化祭のために急いで拵えたという「I am Nobody」が個人的に好き。 大人になってから感じる孤独感を、平庫ワカさんは高校生のときにもう描いていたのかと思うと、その視点の広さにびっくりする。 カラーの色遣いが好き。