おにぎり通信~ダメママ日記~

頑張れ、二ノ宮先生の旦那様

おにぎり通信~ダメママ日記~ 二ノ宮知子
名無し

二ノ宮知子先生といえば 「のだめカンタービレ」だろうけれど、 私が最初に読んだ二ノ宮先生作品は 「平成よっぱらい研究所」。 もしかしたら当時すでに売れっ子漫画家だったの かもしれないが私は二ノ宮先生のことを 全く知らなかったので、 ダメ漫画家が小銭稼ぎで酔っ払い漫画を描いたのだろうな くらいに思っていた。 面白かったのですけれどね。 ベストセラー漫画の「課長・島〇〇」を こんなのSFでしょ、とディスっていたのが 強く印象に残っている(笑)。 あの頃から色々と毒を吐きまくっていたわけだ。 で、10年くらい過ぎてから「のだめ・・」を読んで 凄く面白い漫画を描くのだなあと先生に対する認識を改めた。 そして最近になって読んだのが「おにぎり通信」 え、ちゃんと家庭を持っていたんだと驚き、 また二ノ宮先生の面白さを再々認識。 だがやはり 「漫画家としては天才だが人間・主婦としてはやはり・・」 とも。 いやもちろん漫画だからギャグ化して自分をよりダメ人間に 描いているとは思いますが、それにしても旦那様をはじめ 子供やまわりに助けられすぎ。 実際には良い家庭を築き守り、ちゃんと仕事化?している スーパーウーマンなんだろうけれども それはそれとして旦那様に同情してしまうダメっぷり。 面白いけれど。 育児の大変さも伝わってきた。 大変なのは殆ど旦那様のほうだったけれど。 感想の7割くらいは 「旦那様凄いな、頑張ってね」 です。面白いけれど(笑)

アクアリウム

おさかな大好き黒髪少女の不思議なチカラ

アクアリウム 須藤真澄
名無し

須藤真澄さんの描く作品を読むとどんな作品でも"心の旅"をした気持ちになります 世界観、絵柄、画面の細部のこだわり美しさは果てしないです 私はこのアクアリウムを 『須藤真澄が描く物語の心震える要素をぎゅーーーーーっと濃縮して 宝物のような一冊なので誰かにプレゼントしたい物語』 と思っています そんな気持ちでクチコミを書いています 主人公もっこはお魚大好き少女 ちょっとお魚が大好きすぎるかもしれない…ある能力があるのです そんな彼女を取り巻く全ての人間も魚も魅力的です 生きるってなんだろう、死ぬってなんなのかなみたいなものを感じながら そういえば人間の祖先は"水"から生まれたんだっけ…そんな気持ちになりながら 読んでいるとじわっと涙も出そうになりますが 最後なんだか底抜けに明るい気持ちになります (ネタバレしないクチコミにしようと思ったら感情だけの文章になってしまいました) それにしても画面がやっぱり美しすぎる! 吹き出し位置からますび先生特有の線は丁寧の真骨頂 一つ一つが本当に綺麗です それだけでも見て居てほえーっとため息でます …読み終わった後は、壮大な自己肯定感を頂けた気持ちになります よし明日もがんばろう (そういえば映画化しているのですが…そちらはどうなのでしょうか)

東京マウントガールズ~女たちのコロシアム~

私とマウントバトルで勝負だ!!!

東京マウントガールズ~女たちのコロシアム~ 星野スミ
名無し

アタシの名前は実井ミコ、通称地味子!同僚のハリキリ女子やキラキラの大学同期と血で血を洗うマウントバトルを繰り広げる毎日…もう大変! だけど今日のランチも頑張って生き残らないとね!マウント無双 Show Down!!(※対戦開始の合図) はい。ルール説明です。 マウントバトルではそれぞれが対戦相手に有利を取るため持ちうるマウントカードを切っていき、お互いのLIFEを削り切ることを目指します。どうして表紙でカード持ってんだろうと思ってたんですけどこれをマジで使うってわけ。何この漫画!! 荒唐無稽の概念を極限まで突き詰めているために気付きづらいですが「生きてたら少しは自慢でもしないとやっていけんよね」っていう素朴な自己肯定感を尊重してくれてる作品でもあります。マウントバトルではそれぞれの気持ちがハッキリ点数として現れる分却って陰湿さが無くていいのかもしれません。「マウントは人を傷つけるための道具じゃねえ!」ということなんでしょう。わからんけど。 実際対戦後はみんなで健闘を称え合ったりして友情が深まっているように見えます。遊戯王と同じですね。 人間関係の数だけマウントがあるということか、各プレイヤーの戦闘スタイルも十人十色。キャラが増えれば増えるだけ卓の多様さが増して面白くなっていく感じがします。 東京マウントガールズを読んできみも始めよう、マウントバトル!!