水族館に行きたくなる…!
水槽の中の生き物と会話ができる力を持つ少女・もっことその叔母・しずかが主人公。特別メルヘンチックなストーリーでもなく、その能力があるからといって何か大きなことが出来るわけではないんだけど、「生まれ変わり」とか「輪廻転生」を信じたくなるような、子供時代に置いてきてしまった想像力を取り戻したくなるような気持ちを、もっこという少女の成長を通じて、もらったような、そんな読後感です。なんでここで?というところで泣きそうになってしまった。 多分読んだ人は全員水族館に行きたくなるし、部屋に水槽を置きたくなる。