青年マンガの感想・レビュー15416件<<571572573574575>>おもろいザ・ファブル 南勝久djab思わずふっと笑ってしまう… 主人公がマジ強いけどその強さを隠す この設定最高です絶対読め!キングダム 原泰久djabマジで面白い!!! 読んで損はないです! ただグロいのが苦手な人は注意人の怨みを…怨み屋本舗 栗原正尚リリエ人の怨みをすっきり気分良く解決してくれる。 マンガの世界だけの話だけど面白い。スカットする。二宮金次郎の一生博愛の人 ジョージ秋山starstarstarstarstarマンガトリツカレ男ジョージ秋山が書く二宮金次郎の一生。 昔雑誌で読んだが、最近単行本で読みなおしたがちょこちょこジョージ秋山っぽいセリフやらシーンがあり、単純な二宮金次郎のいい話ではなく面白い。 まじめな漫画です健康で文化的な最低限度の生活 柏木ハルコやむちゃこんな漫画があることを最近知りました。新卒公務員で生活課に配属された義経えみる(どんくさ)とともに制度を学び、考える漫画です。 ここ数年で生活保護って悪い意味で注目されることが増えてきたように思います。実際私も良いイメージは全くないのですが、原因はやはり制度を悪用するというより少しでもラクしたいという人達がうまいこと利用し、かつそれが世間に暴かれることが多いからですかね。 一方で、保護受給者がケースワーカーからわいせつ行為を受けていた事案も発覚しました。 もうなんなんでしょうね。生活保護というテーマだけで漫画として成立するあたり、制度自体穴だらけなのかなぁ…「三者三様」のケースに合わせられるほど人手も時間もお金も潤沢ではなく…。 本当に必要な人に届かない、ということのないように願うばかりです。結構好きな古代生物が出てくる漫画全生物に告ぐ オオヒラ航多starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)小柄な見た目からじゃ分からないほどやたら滅法に強い浪速じゃ負け知らずの喧嘩好きである主人公が、強い敵を追い求めていくうちにタブーである領域に触れてしまいつけ狙われることになり、本人もそれをよしきたと迎え撃つ。 絵面も面白いバトル漫画。 タブー、それは秘密にされ人間に扮した絶滅古代生物たちのことだった。 ネズミもいるから絶滅した古代生物限定じゃないかも? いくら人間相手に敵なしの主人公でも恐竜など相手には手こずるものの、見事に倒してしまう爽快感もあって楽しい。 そして面倒を見てくれている兄貴のやれやれな小物感と1巻で早くも覚醒。 てことは恐竜に対抗できちゃう主人公も実はめちゃめちゃやばいやつだったりするんじゃないの? と胸が躍る。 短く終わってしまう予感もビンビンだけどどうなっていくか見守りたい。世の多くの男性に手痛いダメージを与えるだろう読切sweet home 新田章starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)『あそびあい』『恋のツキ』の新田章先生の読み切り。 本当にこの作者は男性の心をエグる漫画を描くのが上手だ。 ある種のダメな男性を描くのが上手とも言えるが、世の中の男性全てに共通しそうな点でもあるのでとても他人事とは思えない。 男性からしたら一滴も思いもしなかったことが起こる。 そして思いもしなかったこと自体が罪であり、とうにターニングポイントは過ぎていたことを思い知らされるのだ。 同棲中の結婚適齢期の二人。 そんな幸せに見えた二人の生活にはひたひたと影が迫っていた。 絶対にしそうに見えなかった女性側の浮気。 それは忙しくして相手をしてやれなかった男性の責任かもしれないが、あくまで行為に移してしまったのは女性の方だ。 これに関して男性が悪いのか、女性が悪いのかという議論はここでは些末な問題だ。 この世に絶対なんて無いし、表面的には理想的にさえ見えた二人は女性の努力だけによって支えられていて男は自分の力だけで気持ちよく立っていると思い込んでいるだけのピエロだ。 相手を見ていない。 相手の本質を見ようとしない一方通行のコミュニケーションであり、理想の押し付けだ。 女性を一人の人間という個人ではなく役柄で見てしまっているよくいる男性像が浮き上がってきて、自分が根本的に何が間違っているか気づけず救いがないまぬけなまま華麗にしっぺ返しを食らうのだ。 世の男性が好むであろう愛想の良い女性の姿は、求められているから演じてはいるがそこに本当の彼女らはおらず、本心は別にありそれを見抜けない男性は滑稽であるという強いメッセージ性が込められているように思う。 それにしても釣った魚に餌をやらないタイプの男の趣味が魚釣りとは皮肉が効いてる。 素晴らしい。 たった一話の読切でハッとさせられるとはさすがの一言である。 主人公のマンガに対するスタンスが好きちいさい梅小路さん 緒方波子starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男「私が漫画が好きなのは、大会で優勝したり誰かに自慢したいからじゃないです。ただ好きだから好きなんです。」 これはすごい共感できた。 全年齢向けエ□漫画がなんでこんなに売れてるのか考えてみたなんでここに先生が!? 蘇募ロウmampuku ①際どいサービスカットのない話数が存在せず、②あの手この手でラッキースケベを引き起こし、③掲載誌で1・2を争う画力を惜しみなく発揮し、④そのくせ全年齢対象のため肝心な部位は描かれず、⑤ストーリーは辛うじてラブコメの体裁を保つ程度のものである。 とりあえずこれら5つの条件…とりわけ①③⑤にあてはまるマンガを仮に「一般誌のニアエロ漫画」と呼びます。最近増えつつあってしかもどれも売れてますね。「終末のハーレム」「無邪気の楽園」あたりを筆頭に、「パラレルパラダイス」や「監獄学園」「デスラバ」もこれに近い分類かもしれません。ただこの世代における「一般誌のニアエロ」ブームを作ったのはやはり「ToLoveる-ダークネス-」の大ヒットなんじゃないかなって気がしてます。そして、ToLoveるの持つ上述の5つの要素を余すことなく持っているのが「なんでここに先生が!?」なのです。 「一般誌のニアエロ」人気の要件としては 【A】物語の要素としての性交渉が極力持ち込まれず、 【B】一般紙で許されるギリギリを攻めることで 【C】成年向けでは得られない特別感・背徳感を得る。 これABどちらも重要です。もし性交渉もしくは行為があったと匂わせる場面を描写してしまうとそこにシリアスな意味が生まれてしまい、条件⑤を満たすのが難しくなります。大袈裟にたとえるなら「チェーホフの銃」みたいなものです。主人公とヒロインの関係になるべく波風を立てないためにも【A】は守られなければなりません。(「パラレルパラダイス」に関しては物語において性交渉は重要なカギであるにもかかわらず、性交渉しないと話が進まないこともあり、セックス投げ売り&大暴落しているので【A】を満たしていなくても現状問題はないように思われます) また、【B】を踏み越えた先(成年向けの領域)にあるものは (a.)結合部や陰部の描写と (b.)行為が明確な描写を伴って官能的に描かれること この2つが主かなと勝手に思っているのですが、ハードル(a.)は一般紙で踏み越えられることはまずなさそうです。ハードル(b.)は少女漫画やBL漫画、一部の青年漫画(主要登場人物の男女が愛情で結ばれる、悪意ある暴力行為が行われる、など、ストーリーの構成要素として描かれる)、あとは例外的ですが週刊少年マガジンの袋とじのようなオマケ漫画……で見られますが、いずれを見ていても思うのは「行為の描写」そのものを楽しむなら多少値は張っても18禁の本を読んだ方がずっと実用的だなってことですね。【C】を得るには【B】をとことん攻めたほうが効果的なはずなのに、行き過ぎて(b.)にまで踏み込んでしまうとじゃあ成年向けでいいじゃん、という矛盾を起こしてしまう。消費者はワガママですね。 結局すべてをバランスよく満たした「ToLoveる」、そして「なんでここに先生が!?」が一番優れているという結論に……。 ちなみに個人的には「終末のハーレム」「デスラバ」が読み応えあって好きなんですが、ストーリー色が強いのでそういうの要らないって人は多いかもしれないですね。アニメ化「ハンドレッド」のヒロイン外伝ハンドレッド Radiant Red Rose 箕崎准 おおのいも 大熊猫介mampuku アニメ化したライトノベルのコミカライズ作品。原作とアニメはまだ見てないんですが、おおのいも先生は個人的に注目しているのでうっかり手を出してみました。 ちょっと一昔前っぽくもある目力の強い絵柄ですが、アニメ等に寄せているのもあって可愛らしく仕上がっています。(のちのオリジナル作品のほうが若干レトロ感あるかも) https://manba.co.jp/topics/14414 なによりこの作者さんは着衣巨乳が素晴らしいです。重量感や服の皺にただならぬこだわりを感じます ロードバイクを生活用自転車として乗りこなす天才二人。かもめ☆チャンス 玉井雪雄みやー私が18年ほど前、会社勤めをしていた頃、唯一読んでいた連載マンガです。 ロードバイク、クロス、ピストに、生活用自転車。 移動の足としての自転車。趣味としての。そして…。 ロードバイクは、他のどの自転車よりも走りに特化してしています。制度も。値段も。ロードに乗る、ということの意味は、ただ、単純に、走りたいから。 キモオタの小菅(コスゲ)は、どこに行くにも、ロード。 私服はレース用ジャージにレーパン。素敵な生き方だと思いました。 キモオタが天才的なレーサーだった、という見せ方も上手い。 このマンガのテーマ、二足のわらじ。 二人の天才が、信用金庫の社員とロードレーサーの二つを掛け持ち。 普通のスポーツマンガとはやはり、違うと思いますよ。 泥臭く夢を追いかけたい人たちに、ぜひ。私と私私と私 佐原ミズ大トロ泣ける短編集でした!いま個人的に一番面白い大人の恋愛漫画恋のツキ 新田章starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)大人の女性のズルさ、だらしなさ、どうしようもなさ、そしてダダ漏れになっている女のホンネが見えまくりで、男共はザワつきっぱなしで平常じゃいられない。 頭と胸をかきむしって悶えるしかない! 31歳アラサー女子ワコ。 自分を女にしてくれて、たまらなくトキめく男子高校生イコくんに出会ってしまい、同棲してて結婚はチラつくが小さな不満が積み重なる同世代の男との間で揺れるところから話は始まる。 男女だったり立場の違いで感情移入する相手が変わって悶えちゃうのは前作『あそびあい』から変わらず。 読んでる間は女子の気持ちに寄り添って共感しまくりなのに、読み終わって一息ついて顔を上げると、うおー、ワコさんなにやってんだよー!と頭抱えることになったり・・。 最新刊の5巻を読み終わって気づいたら息止めて読んじゃってたもんで、プハーっとなっちゃうくらいにはエグくてずいぶん残酷なことになってる5巻・・。 必見です。 5巻を読んで思い出した知り合いの話があります。 とあるお店でアルバイトをしていたAちゃんがある日、休憩室で辛そうに泣いていたので飲みに誘ったBちゃん。 どうしたのか聞くと、実はAちゃんは同じバイト先のCちゃんと女の子同士で付き合っていたが振られたのだという。 その理由が、同じバイト先のCちゃんの元カレD君との間に子供ができてしまったから。 レズビアンであったAちゃんとCちゃんの間には一生作れない子供を、元カレとの浮気で出来てしまったというやるせないお話を思い出しました。 思い通りにいかないから人生は面白い、とはまさに。 歴史の勉強になる!プリニウス ヤマザキマリ とり・みきさーこローマの人物像がリアルでおもしろい。あんたって子は〜!恋のツキ 新田章名無し主人公のワコが停滞と変化を繰り返して揺れ動く様は、あんた〜〜って叱りつつも理解できることが多いです。 大なり小なり、こういう思いを持つことは誰にでもあるはず! 読み進めるの、ツラ〜ってなることを楽しむマンガだと思います。 しかし!ワコ揺れ方、パネェ〜6500万年前の白亜紀の海と現代の海がつながるお話ブルーホール 星野之宣ラタトスクブルーホールという言葉自体は現実にもありますね。海にぽっかりと空いた、見る者をなんとも不安な感覚を覚えさせるかのような大きな穴。普通とは違うブルーホールが海底に存在し、普通とは違う海水であったり、ソナーが効かなったり、磁気異常があったりと、とても不思議。そんなブルーホールに近づいていくと出てきたのはなんとシーラカンスの群れ! さらには白亜紀の海生爬虫類が登場し、シーラカンスを捕食したり、さらに大きな首長竜が出てきたりと(そしてこのシーンが美しいこと)……なんともはや無茶苦茶です(笑) でも、そこはさすが星野先生。無茶苦茶ですが荒唐無稽ではなく、骨太なハードSFとして描かれていて大変おもしろい。ネス湖やバミューダトライアングルにもしかすると本当に何かあるのでは?といったロマンあふれる想像を掻き立てられる逸品。続編「ブルー・ワールド」もぜひ合わせて読んでみてほしい。 サッカー通になるために避けて通れない知識の山フットボールネーション 大武ユキmampuku ハリルホジッチ監督解任の衝撃、W杯まで一刻の猶予もなく混迷が続く日本サッカー界。おそらくW杯出場国の中で最低クラスのサッカー後進国である日本が、サッカー先進国か らやってきたザッケローニやハリルホジッチから学ぶべきことがどれだけ多かったか、どれだけ学ぶ機会を自分たちの手で放り投げてここまで来てしまったか。世に溢れる多くのサッカー漫画や、スポーツ新聞やワイドショーや週刊誌などのメディアで語られることのない、そういったサッカーのディープで本質的な部分を知る一助になるかもしれない漫画です。 私はまだ読み途中なので勉強中ですが、筋肉や視力、歩き方などの日常生活レベルのことから審判の制度などの実践的でマニアックな知識まで、サッカー好きは必読じゃないですかね。5レーンやハーフスペースみたいな戦術のトレンドみたいな話もあるのか気になります最新巻(9巻)を読んだハイスコアガール 押切蓮介名無し「名作にはトラブルがつきもの」なんて言葉はないが、思わず付けたくなるほどトラブルを乗り越えた作品だと思う。 トラブルがあっても、最終的に変わらず作品を楽しむことができる喜びを噛み締めました。押切先生、ありがとうございます。 最終巻、いよいよクライマックス楽しみです。 広告で反響があった作品あなたがしてくれなくても ハルノ晴少女漫画博士うららか夫とセックスレスになった主人公が同じくセックスレスになった会社の先輩と秘密を共有して、夫婦関係が微妙に変化していく過程が見どころ。 セックスが全てじゃないけど、夫婦間の微妙なズレが丁寧に描かれているので、旦那や彼氏とマンネリになった人には共感する部分が多いかも… グッときたのは、主人公が心の中で旦那に 「陽ちゃん ハエですら セックスしてるよ」 と背中に訴えかけるシーン。 心に刺さる。 あの大スターたちが大集合スタジオパルプ 久米田康治大トロ楽園で連載してるやつです。 久米田先生のファンで特に「かってに改蔵」が好きな人は、地丹くんや羽美ちゃんの再活躍に心踊ること間違いなしです。 私は改蔵の大ファンなので号泣しながら読みました。「KEYMAN」作者の時代劇アクションZINGNIZE わらいなくmampuku「KEYMAN」作者の新連載。ウエスタンな雰囲気の前作とは打って変わって和風な感じですが高い画力も真っ黒な誌面も健在です。 主人公の「高坂甚内」は天下の大泥棒で金にも権力にもなびかず、恐ろしく強くてワイルドで好色家…と思いきや実は初心な童貞w最近あまり見かけない主人公像かも? ヒロインは前作の妖艶なロリババアからこちらもガラッと変わって真面目そうで「くっ殺」な雰囲気。可愛いです。 時代背景や人物の紹介だけでなく2回も切り結んでサービスカットも入れつつ最後に敵も登場する、上々な第1話かも。久しぶりに読んだけどよかったパスカル・シティ 新谷かおる霧兵衛良かった点 ・新谷かおるの良さが出まくってる。ちょっとポエムなところといい最高! 総評 ・最初の方と中盤からのテイストに差があるけど最初からこういう流れになるんだったのかが気になる ・作中の年代が明示されていなかったが、2000年前後の話っぽい 母のトラウマ赤んぼ少女 楳図かずおやむちゃ母が若い頃読んで怖さが忘れられないという話をしていたので、興味が出て読んでみた。1967年発刊ということは…もう50年も昔か…。 確かにこわい。こわいよりヒイッて感じ。それより「赤んぼ」という絶対的愛されポジションでこのフェイスは許されないのではないか… ただ崩れた顔なわけではなく、はっきりと悪意が感じられる表情が良いところ。そして、ごくまれに普通の子どもらしい感情を吐露させるが、それを見るとどんどん同情的になってしまうし、ラストではこちらがしんみりしてしまった。 楳図さんの恐怖漫画全般に言えることだけど、女の子の絵がレトロで洋風でとても可愛いです。今までとは見方のちがうサッカーのおもしろさ。フットボールネーション 大武ユキTARO派手なプレーや、少年誌のような暑さではなく、体幹などの視点から描いたサッカーマンガ。 これを見てからW杯を見ると、選手の体格などのちがいに気づけて面白いかも。<<571572573574575>>
思わずふっと笑ってしまう… 主人公がマジ強いけどその強さを隠す この設定最高です