青年マンガの感想・レビュー15403件<<444445446447448>>いやこれ面白いわ地上100階~脱出確率0.0001%~ 黒井嵐輔 桃田テツ名無し「デスゲーム系はもういいよ…」と思いつつLINEマンガで読んでみたら予想外に面白くて得した気分。まず1話・2話で、登場人物がベタなデスゲーム漫画みたいに泣き叫んでギャーギャー騒いだり怯えたりしないとこが好き。 絵がすごく読みやすいし、キャラ付けも個性的すぎずくどすぎないのもいい。バベルダンジョンの条項の説明がデスノートっぽい演出なのも嫌いじゃない。 Amazonの評価は高くないけど、6巻まで出てるということは3話以降の展開も面白いんだと信じていいんだよな…?信じて1巻買うぞ。 やっぱこんくらいぶっ飛んでてSF入ってる方がリアリティがちょうど良くて読んでて楽しいわ。これ全部やったら人生死ぬほど楽しくなるその「おこだわり」、俺にもくれよ!! 清野とおる野愛自分の理解を超えた話を聞くのは楽しい。なんでなんで?って聞きまくった挙げ句の果てに全然理解できねえ!ってなるのもまた一興。 とは言え、失礼にあたるような質問はなかなかできないもの。 そこで我らが清野先生。 おこだわり人を超えるほどのハイテンションで無邪気になんでなんで?と聞きまくり、剃刀のような切れ味でツッコミまくり、読み終わるころには理解できねえ!でもやってみてえ!とこちらのテンションも爆上がり。 ポテサラ舐めて金麦飲むのは実際やりました。最高です。棒倒しはしてないけど。 トマト汁で芋焼酎割りたいし、ベランドもしたい。さけるチーズさきたい。 日々の生活に追われていると、なんかいいことないかなあ…みたいな気持ちに陥ることもありますが、世界はこんなに楽しいことで満ち溢れているんだなあとなんだかワクワクしてきます。食事も睡眠も帰宅もすべて楽しもうと思えばもっと楽しくなるのですね…! ありがとう清野先生、ありがとうおこだわり人。 エスビーがセックス&ブレイクの略だなんて知らなかったなあ表(政治家)と裏(やくざ)サンクチュアリ 池上遼一 史村翔名無し表(政治家)と裏(やくざ)・・。表裏一体という言葉がありますが、政治とやくざが切っても切れない関係性であることを認識させられます。何かを成し遂げるには、キレイごとだけではやってけない、現実の厳しさみたいなモノを教えてもらった気がします。難解攻殻機動隊 士郎正宗名無しまず、資料集かと思う位の情報量の多さ、これを覚えないと読み進めるのは難しいかもしれません。幾度となく映画・アニメが作られるほどの人気シリーズで、海外でも有名な作品なだけに、もう少し分かりやすい入門書があれば…と思わなくもない。SFを読み慣れた人に解説を付けてもらいたいです。 とても爽やかな読後感恋は雨上がりのように 眉月じゅん名無し無口な17歳の女子高生が、アルバイト先のファミレス店長(バツイチ独身)に恋をする話。全国のオッサンが一度は妄想したことがある夢のようなシチュエーションだが、ストーリーとしては現実離れしておらず、過激なシーンも無いため淡々と読み進められる。登場人物は性格の良い人ばかりで、読後感はタイトル通りとても爽やかな良作。異常者の愛異常者の愛 千田大輔名無し漫画アプリ【マンガボックス】で、一時期中核を担っていたとも言っても過言ではない作品です。 サイコサスペンス風ではあるけれど、あまり深く考えずに楽しむのが楽しい楽しみ方だと思っています。 作者もこういったギャグとシリアスがミックスされた漫画を現在も書いていますから。桜の季節に読み返したい作品めぞん一刻 〔新装版〕 高橋留美子名無しこの物語は、携帯やスマホが普及している現代では決してあり得ない、黒電話時代ならではの奇跡があるように思います。移り変わる桜の季節は、その時々で含む意味合いが異なり、感慨深さを際立ててくれます。桜の開花予想をニュースで聞く度にふと思い出しては、一刻館の面々にまた会いたくなるのです。 水泳の飛び込み競技に青春を賭ける!スプラッシュ!! 千葉きよかず 松田康志名無しあまり馴染みの無い水泳の飛び込み競技漫画。飛び込み競技と言うどちらかと言えばマイナーな競技になりますけど、登場人物が魅力的で引き込まれてしまいました。コーチやライバルとの関係からはスポ根物のような印象も受けます。急展開な部分もあるのですが、その分、間延びする事もなく一気に読む事が出来ました。ゴトウユキコの初短編集36度 ゴトウユキコ名無しゴトウユキコさんが描く女性ってみんな柔らかそうでいいですよね。白くて。マシュマロみたいだなと思いながらいつも読んでます。そんな白いマシュマロが心身共に色んな意味でぐちゃぐちゃになるのがゴトウユキコですね。いや、人間ってのは全員ぐちゃぐちゃなマシュマロなんだと思います。 漫画家が主役の話もあるし、生きることに不器用な性格の子が多いので、モデルはゴトウさん本人なのかな?と思うこともあるのですが、それだけ身を削りながら漫画を描いてるって感じなのかもしれないですね。ロックに近いかもしれません。全1巻で読みやすいサイコサスペンスわが粛清 楠本哲名無し主人公は娘を殺されて復讐の為に犯人を惨殺した男である。殺人を犯した後は刑務所に入っていたが刑期を終えて出所した。娘を失って心を病んだ妻を養うべく働きに出るも犯罪歴がバレると解雇されてしまう。これからどうやって生きていくか路頭に迷っていると怪しい男に声をかけられる。男は殺人歴がある者達をマンションに住まわせて報酬を与える代わりに殺人をさせていた。男は罪を犯したが裁かれることなくのうのうと生きているクズを殺すのだからこれは世直しなのだと言う。主人公は戸惑いながらも仕事を選べない身の上だからと殺人を続けていく、そんな中で自分は殺人を楽しんでいるんじゃないかという疑念が生まれてきていた…。 主人公の他にも殺人を依頼される者達が同じマンションに住んでるんですが、そいつらのキャラも濃くて面白かったです。シリアスというよりはエンタメだと思いますね。でも主人公の心理描写はちゃんと描かれてます。個人的に一番恐かったのは依頼があって殺しに行った婆さんでした。「こんな年寄りだけどねぇ…人を殺すのはこれで3人目…」こええよ! あの金田一少年が大人になって再登場金田一37歳の事件簿 天樹征丸 さとうふみや名無し当時アニメになったりドラマになったり、金田一の孫と言うことで様々な所で話題になった金田一少年が、再び帰ってきました。 それも37歳という年齢で、もはや年齢的にはオッサンです。 しかしその少年「らしさ」が失われていないのはさすがと言ったところ。 高校生時代と違い、推理とは離れていたらしいのですが、旧シリーズを踏襲して、何度も殺人事件が起き、金田一最初の活躍となったオペラ座館で、再び推理を再開します。 往年のファンも、見たことが無い人間も楽しめる内容になっており、まだまだ金田一は現役なのだなと思い知りました。はじめて読んだ桜玉吉漫喫漫玉日記 深夜便 桜玉吉名無しなんとなくジャケ買いをしてみたのですが面白かったです。他にも色々買ったのですが自分的に一番いい買い物はこれだったなと思いました。タイトル通りこの著者の漫画を読んだのは初めてだったのですが、読んでて違和感がなかった。ノーストレスだった。性別も世代も違うけどこんなに気持ちよく読めるのかと驚きましたね。逆の場合もたくさんあるから漫画の相性って面白いですよね。 とくに好きな話は「3・11金曜日」と「銀河追想」ですね。大地震の日の出来事を描いた話と渋谷のラブホテルに女の子を呼んだ話です。「3・11金曜日」ノンフィクションの面白さがあります。「銀河追想」は呼んだ女の子が声優志望の子でバカボンのママやメーテルの声マネをさせたという話なのですが、絵が丁寧な訳じゃないのにやけにエロくてびっくりしました。こっちはどこまで本当の話か分かりません…。他の作品も読んでみようと思います。深くて暗い海底を征くバトルファンタジーブラックバウンズ 堀出井靖水名無しやけに黒い新連載が始まったなと思って読んだら深海サバイバル?漫画! 自分も海の底に居るかのように錯覚しそうな、暗さを徹底して描いている印象。読みづらいと思う人もいるかも知れないけど、これに関してはしっかり目を凝らしてじっくり読んで欲しい。 虫っぽいモンスターが好きな人にはたまらないと思う。 ちょっとだけヘタレだけどいざという時には力を発揮するジャックと、口は悪いけどジャックの相棒としてサポートするリビティナはとてもいいコンビ。 単行本になる時は、A5かそれ以上の判型がいいかな。 それにしても堀出井靖水(ほりでいやすみ)ってめちゃめちゃいい名前だね。 土山先生が描く破天荒…ばくめし! 土山しげる野愛土山先生が描く破天荒料理人の中ではかなり常識人よりだし優しさが感じられて好きです。 料理界を破門され、ギャンブルをしながら流しの料理人として生きる男・半次郎。 依頼人に莫大な金をふっかけると見せかけて、料理に対して人助けに対して真摯に向き合っている。 料理どころか設定にもちゃんとこだわるところがめちゃくちゃプロ。鎧着せて飯食うのは大変そうだけども。 稼いだお金は全部ギャンブルにつぎ込んじゃうところ以外は本当にできた人間だと思います。 刺激はだんだん強くしていったほうがいいと思うので、土山しげる先生の作品を読んだことがない人はばくめし!からはじめるのがいいと思います。 最初からぶん殴られたい人は食キングからがいいと思います。絶妙な温度感で進む農家×異世界モノ!俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件 裂田 秋乃かかし 森倉円名無し絶対ほのぼのしてるなろう系異世界モノかな〜と思って読む。 途中から不穏な空気に! 地味に異世界スローライフものが好きなので、そういう本を探されてる方にはおすすめです。 国の介入で不穏な空気に〜とか、女騎士といい雰囲気に〜、とかお決まりな流れもあるんですが田舎で野菜を摘んで料理作るところは変わらずにいいですアラタと真珠の心理合戦に引き付けられた夏目アラタの結婚 乃木坂太郎Pom 児童相談所の職員が、殺人犯に結婚を申し込む。。って、謎が多すぎて理解し難い内容だけど、殺人犯の真珠は、一体何を企んでいるのだろう。 アラタと真珠が会うたびに心理合戦をしているようでお互いを探っているようで、本当は何を思い考えているのかわからない。 不思議すぎて読了後、1巻の最初あたりを読み直した。笑 なぜ結婚?!そこが一番気になる。 そして、やはり描写は幽霊塔と同じく、目を背けたくなるところもあるし、殺人犯と結婚て、不思議すぎるけど鳥肌がたつ感じを味わいたくて読んじゃいます。怖くて面白い。 まだ先は長そうだけど、ラストまで見届けたい。 赤面表情に激萌え#1巻応援不器用な先輩。 工藤マコト六文銭いつもツンツンしている先輩が、根は優しいのにそれが周囲に伝わらず、時々みせる可愛らしい面にドキッとする感じ。 ツンデレ?ともちょっと違う感じがする。 本作は、あざとい感じをあまり受けないんですよね。 いわゆる露骨にデレデレせず、例えば顔真っ赤にしたハニカミの表情ですべてを物語るとか。これが良いんです。 目だけ彩色されているのも新しいですね。気持ちがグッと伝わります。 基本は、優秀な先輩なんでしょうけど、随所に背伸びしてポンコツになる具合もまた良し。焦ると方言も出るという可愛いおまけつきです。 2巻は後輩と沖縄旅行に行くらしいですが、どう暴走するのか気になります。オタクあるあるげんしけん 木尾士目名無しオタク系サークルに所属する主人公たちの大学生活、オタク活動を描いた作品です。時代的には2002年〜2006年あたりの空気感です。 ちょっと世間と外れた趣味を持ったキャラクターが、それぞれの趣味を楽しみながら、時に人間関係や将来について悩んだりする姿がリアルで生々しいんですよねー。 私自身、オタク趣味を持っていますので、あるあるにひたすら共感しながら読んでいました。食に対する見方が変わった美味しんぼ 雁屋哲 花咲アキラ名無し色々とネタにされがちな「美味しんぼ」ですが、食材の知識や、料理に関するうんちくまで、いろいろ勉強になる部分は多いです。(特に初期の頃) 私自身はそういった料理には全く興味がなかったのですが、山岡親子に「食」のなんたるかを叩き込まれているようで、いつの間にか食に対する見方が大きく変わったような気がします。 山が呼んでる〜!山と食欲と私 信濃川日出雄山おじさんタイトルそのまんま 山と食欲と私(主人公:日々野鮎美)の漫画です 感染症のせいで外にいけない今だからこそ呼んで妄想したい漫画! 行きたい!奥穂高!! 孤独のグルメとかそういうのに近いかもしれませんね。 3巻まで読了! 山知識はしれっと絵で書き表してあったりで、やはりメインはご飯を食べること! 自分は山登ってからの温泉こそ最高派ですが、山頂で自分のコッヘルで飲み食いするのも最高っていうのはわかります! 料理と山の絵、女の子が頬張って満面の笑みを浮かべる超幸福度高い漫画! 真似したい!本当は真似したい!映画とは一味違った安藤昇伝実録安藤組 神田たけ志 安藤昇 向谷匡史名無し平和を謳歌し続ける現代でなく、世界を敵に回した戦争に破れた混乱期を生き抜き、安藤組と言う愚連隊の一大組織を造り上げた漢「安藤昇」。その漢の半生を描いたこの作品だが、余り知る事の出来なかった安藤組と言う表舞台に登場する前の、若かりし頃のエピソードを非常に興味深く読ませて貰いました。愚連隊は悪であるが、善悪と言う次元を超越した太く爽快な生き様に、憧れるのは私だけだろうか。ラーメンズ新公演をいつまでも待っています鼻兎 小林賢太郎野愛鼻兎はかわいい。楽しそうに生きている。 家族も知らない、誕生日も知らない。いぬはおもしろい。 小林賢太郎と鼻兎はあまりに顔が似ているので、ついつい重ね合わせて読んでしまう。となると、いぬは片桐さんかなあ。 かわいいゆるーい漫画だけど、そこはかとなく漂う孤独の匂い。 自らの背景を何も知らない真っ白な鼻兎に小林賢太郎を見てしまうのは、舞台美術をほぼ使わないのにあるべきものが見えるラーメンズのコントに通ずるものがあるのかもしれない。 小林賢太郎信者は深読みしまくって、それ以外のひとはサラッと読める漫画だと思います。 キモ・かわ・怖…な猫?マンガ。 #1巻応援猫を拾った話。 寺田亜太朗nyaeこんなにもひとことでは表せない感情が渦巻く猫マンガは初めて読みました。 いや、もうハッキリ言おう。猫マンガって書いたけど猫じゃない。アイツ猫じゃないよ!でもいい子だしかわいいよね!!猫じゃなさすぎるから、名前を「ねこ」って付けちゃってるし。 キモくて怖いけど、それ以上に可愛いねこと、飼い主のイガイ。ふたりの間には、愛しかない。それは普通の猫と飼い主の間柄と何ひとつ変わらないです。 ねこのキモさを最大限表現したアニメーション作って欲しいです。サンリオ的カワイイ姉妹を見守る会さかさまロリポップ 春日沙生あうしぃ@カワイイマンガ表紙と冒頭カラーの、パステルカラーよりももっと淡い色調のふわふわした感触に、暫しボーッとしてしまう。余りに目が慣れていなくて……でもカワイイ! 本編に入っても、丸い目の女の子達、お菓子、花模様にドットのトーン、そして主人公の父母のあしらい……この可愛さ、サンリオ的。 ♡♡♡♡♡ 主人公は有名子供タレントを妹に持つ女子高生。妹が可愛くて可愛くてたまらない彼女は、妹のために色々頑張るが、料理以外はいまいち不器用。 そんな彼女を妹は頼りなくは思うが、それで全然構わないとも思っているし、しっかりした妹はむしろ姉をリードしていく。 ポヤンとした姉を励まし、操縦し、慰め、それでも結局甘えてくっつく時の、損得抜きの信頼感が微笑ましい。 そしてそんな信頼に応えるべく、妹の無茶振りに奮闘する姉の懸命さ。 うーんこの二人、いつまでも眺めていたい……。 直接的な恋愛表現はほぼ無いが、姉妹の日々の触れ合いの中ではちょっとドキッとする場面もある。それでもいやらしさは無く、ただただ深く想い合う姉妹のやり取りが可愛らしく描かれていて、優しい気持ちになる。 その微笑ましさは周囲に伝わってゆく。妹のマネージャーは「キモい」と言われながらも姉妹を愛で、姉の親友は妹のファンだが、騒ぎ立てずに二人を大切に見守る。 マネージャーや姉の親友の言動に「わかる」と同意しながら、一緒になってファンシーでカワイイ仲良し姉妹を見守っていたい!<<444445446447448>>
「デスゲーム系はもういいよ…」と思いつつLINEマンガで読んでみたら予想外に面白くて得した気分。まず1話・2話で、登場人物がベタなデスゲーム漫画みたいに泣き叫んでギャーギャー騒いだり怯えたりしないとこが好き。 絵がすごく読みやすいし、キャラ付けも個性的すぎずくどすぎないのもいい。バベルダンジョンの条項の説明がデスノートっぽい演出なのも嫌いじゃない。 Amazonの評価は高くないけど、6巻まで出てるということは3話以降の展開も面白いんだと信じていいんだよな…?信じて1巻買うぞ。 やっぱこんくらいぶっ飛んでてSF入ってる方がリアリティがちょうど良くて読んでて楽しいわ。