青年マンガの感想・レビュー15397件<<368369370371372>>予想以上によかった鬼の作左 西条真二マンガトリツカレ男中華料理じゃない西条真二の漫画はあんまり読んでなかったんだけどこれは好きだな。西条真二のアクの強い絵と本多作左衛門重次の逸話や三河武士のやばさは妙にあっていて面白かった。 本多作左衛門重次が主人公だが俺は武田信玄のクレイジーさが印象深い 成年男子無差別級で戦う女子中学生の柔道物語!All Free!~絶対!無差別級挑戦女子伝~ 青野てる坊ななし※ネタバレを含むクチコミです。慈愛の兄、依存の弟、そして愛僕は兄になりたかった さちこ名無しすっごく沁みる話だった気がすると、ふんわり思い出したもののタイトルや作者名まで思い出せず、もやもやしていたところ、マンバの「思い出せないマンガ」のコーナーのおかげで再び読むことができました。 ありがとうございます。 さちこ=瀬川環 と忘れないようにしておきます。 瀬川環さんの作品はちょうど全部読んでてどれもガツンと来て好きだったのでここが繋がって嬉しいです。 http://www.moae.jp/comic/chibasho_bokuwaanininaritakatta/1 引きこもりで依存気質の弟と、弟が書く小説の面白さを知っていてあたたかく見守る優しい兄。 そんなある日、弟の小説に出版社から声がかかり…。 そんな兄弟の話。 優しいまなざしの先にいて兄に依存していた弟、話題の渦中で兄にも変化があり、失いたくなかったばかりに。 優しさだけが正義ではなく、突き放すのも愛だ、とくるかと思ったら上をいかれた気分でした。 そしていつまでも兄の目線は変わらず。 いいラストでした!いのちだいじに。さよならブラック企業 働く人の最後の砦「退職代行」 外本健生兎来栄寿朝の唱和、厳しいノルマ、パワハラ、恫喝、休日出勤、飛ぶ同僚……典型的なブラック企業で働く契約社員の水城リコ(25)の退職から始まる物語です。限界を迎えつつあったリコが、「退職代行」を生業とする弁護士・不知火に出逢うことで人生に転機が訪れます。 はたから見れば絶対に辞めた方がいい、と思える状況でも追い詰められた当人はまともな思考力も奪われ、どうやっても抜け出せない状況にあると思わされてしまうのがブラックな環境の恐ろしいところです。そんな時に利用できる「退職代行」というサービスの存在を知っているだけでも人生は大きく変わることでしょう。 「耐えていればいずれ報われるなんて考えは…自分を殺すことになる」 という作中のセリフの通りです。 この作品が面白いと思ったのは、ブラック企業から抜け出したことで開放感・幸福感に満ち溢れたヒロインがかつての自分と同じような苦しみを背負っている人に無自覚的にマウントを取ってしまうシーン。人間の業を感じさせられました。 幕間には、監修を務める実際に退職代行を行っている女性弁護士のコラムもあり、参考になりつつ仕事とは、雇用とはと考えさせられます。 真面目な部分も面白いですが、美人でデキるお姉さんの不知火さんは格好よくて惚れてしまいますし、ゆるふわに見えてバリバリに仕事ができるスーパー事務員の恋川さんなどキャラも立っています。 追い詰められる前に読みたい、あるいは周りに追い詰められていそうな人がいるならその人に差し出したい一冊です。 激戦の末に惜しくも準入選となった力作手指の鬼 鏡ハルカ名無し激戦の末、惜しくも四季賞大賞を逃した(らしい)本作。読めば、どれだけ高レベルの選考が行われたのかがわかる。大賞でもまったくおかしくない凄い力作だと思います。残酷で切なく、そしてとてつもなく美しい物語! http://www.moae.jp/comic/teyubinooni/1ショワワワ!昭和「時代」という衝撃19XX昭和の旅 徳光康之hysysk先日「昭和時代」という言葉を目にして驚いたのだが、考えてみれば自分も明治や大正のことは「明治時代」「大正時代」と呼ぶので、令和からすれば「昭和時代」でもおかしくはないだろう。 作者の記憶と共に当時の流行や風習が紹介されていて、とにかく熱量がすごい。合間に手書きの解説も入るのだが、これが本当に昭和のオタクという感じでめちゃくちゃ良い。 私は昭和57年生まれなので、全然知らなかったものから「あったな〜」というもの(口裂け女とかパワーリストとか)まで、とても面白く読めました。長らく不況とはいえ、今の方がよっぽど成熟してるし多様化してるし充実してると思うけど、少しはあの頃のワイルドさを思い出してみてもいいかも知れない。味は濃いけど後味は残らない感じブスだけどエロい姉 茸山しめじ野愛タイトル通りの漫画だけど想像したエロいと違った。 彩りが少ないけど出汁が効いてて優しい家庭料理的なものを想像してたけど、肉を揚げたものに大量にマヨネーズかけたみたいなものが出てきた感じ。 結果美味いならまあいいかみたいな。 肉を揚げたものに大量にマヨネーズかけたみたいなエロい姉だった。まあはそれもよし。 エロい姉ではあった。デカくてエロい姉だった。 双子ってやっぱり神秘かもそこに山があったとしても 桑田乃梨子nyaeなにか起きているようで、なにも起きてないといえばそうかも知れない、という感じの、双子の男子高校生兄弟を主人公とした淡々とした青春ストーリー。 「双子」というものは世の中に当たり前に存在しているけど、やはり年の違う兄弟姉妹とは何かが違うんじゃないかと思わされる。神秘を感じる。 双子は、自分じゃない方を"片割れ"だと思ってるんだろうか。一心同体なんだろうか。相手の痛みや感情の変化に共鳴するんだろうか。 同じ顔だけど、親しくなれば見分けがつくようになるんだろうか。 双子と密に接したことがない人間の想像力はこんなもんです。やっぱり笠太郎先生はいい…! #完結応援侍やめます 笠太郎たか※ネタバレを含むクチコミです。5年ぶりの単行本!ドゥフフ!よりみち日記 道草晴子かしこみちくさ日記の続編になります。 内容としては下北沢のカレー屋や学童でバイトしながら、トーチwebに漫画の持ち込みをして、初連載作のみちくさ日記が完結して単行本なり、そして続編のよりみち日記を描くことになるまでのお話です。 下北沢ってオシャレだから人気なんじゃなくて、本当にいい街なんだって初めて分かりました。やっぱり道草晴子さんのはただのエッセイ漫画じゃないですね! ちなみに今はよりみち日記2を連載中のようです! これすごい好きだったんだよな肥前屋十兵衛 富沢ひとしマンガトリツカレ男少年チャンピオンでの連載時に楽しみにして読んでいた。今読んでも面白いしなんで続かなかったんだろうと思う。内容はトレジャーハンターのような感じで依頼があればなんでも仕入れる天才商人が依頼されたものを手に入れるために冒険の旅をする。 「肥前屋十兵衛」と「エイリアン9」の作者は同じとわかっているのだがあたらめて絵の違いにびっくりしたな知的冒険!考える幼児の空想哲学リューシカ・リューシカ 安倍吉俊あうしぃ@カワイイマンガ幼い頃の、突拍子も無い思い付き、自由な空想、内なる世界への冒険……いつの間にか無くしてしまった、そんな物をもし思い出したいと思ったら、この作品を手に取っていただきたい。それは果たして、いつでも甘い、素敵な物だったでしょうか? 主人公リューシカは、口が達者な幼児(日本人)。彼女は日々、新たな物・不思議な物に触れ、これは何だろう……と考えるのですが、彼女はかなり、発想が突飛。大人が思いもよらない事を思い付くと、そこから果てしなく思索を繰り広げます。楽しい空想から怖い妄想まで、それは止まる事を知りません。 知識は無いのにどこか鋭いリューシカの着眼点と発想は、かなり深く・時に冷徹な「哲学」にたどり着き、大人の私達を考え込ませます。 実存について、知り得ない相手の内面について、未知の存在について……日々、何かの核心に触れては、気付いたり、忘れたりと、夢と現を行き来するリューシカ。周囲の大人には理解されなくても優しく放って置かれる、小さな哲学者の深淵に、果たして幼い頃の私達も到達していたのでしょうか?応援するしか選択肢がない!メダリスト つるまいかだ名無しフィギュアスケートの試合をTVで見るのは好きだけど、美しいものを見せてくれてありがとう♪って思って感動しているくらいで、フィギアに詳しくない私ですが、とても分かりやすく、描かれています。 いのりちゃんの目力、意志の強さが出ていて素敵!! フィギュアの世界では、遅いと言われる10歳で、こんなにやりたいことに出会えて、真っ直ぐな気持ちでそれに向かって進むことが出来て、本当に良かった。 そして、司コーチとの運命的な出会い。 選択を迫られた時に、司コーチが言った一言。 「どっちを選んでも俺は必ず優勝へ導くから」って。 なんて、頼りがいがあってカッコイイんでしょう。 こんな人が身近にいたら、絶対好きになる!! 豊橋に転入してきた女子高生が地元を知っていく話だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん! 佐野妙名無し他県の人間なので地元の銘菓や特産品、国道や県内での微妙な文化の違い(名古屋VS三河・豊橋)などなど全部が興味深かったです。 ・チョコマント ・ピレーネ ・あんまき ・デセール ・ブラックサンダー といったお菓子類の充実具合にも驚きです。チョコマントは可愛すぎるし、ピレーネは写真見ただけで美味しいとわかる見た目をしてて、豊橋を訪れた際は絶対買おうと決意しました。 そしてジャスコのこと「〇〇ジャス」っていうのうちだけじゃなかったんですね…親近感。 ウズラカッターはかなり衝撃でした。そんな道具が一般的になるほどうずらが生産&消費されているとは…!茹でたウズラの殻の頭とお尻を剥いて頭の方から息を吹き込んで吹き矢みたいに剥く方法も驚きでした。 これ読み続けたら地元の人ばりに豊橋に詳しくなれそうです。 https://twitter.com/TakeShobo4koma/status/1234794932050644992?s=20内田百閒ってこういう人だったのねヒャッケンマワリ 竹田昼名無し元々、自分の好きな作家さんに百閒ファンが多いので何となくの知識はあったのですが、思ってたよりも変な人で面白かったです。 東京駅の一日駅長に就任したら発車合図を任された特急にそのまま乗り込んで熱海に行っちゃうし、教え子が亡くなったのがよほど悲しかったのか追悼文の最後に「しかしなぜ死んだ。馬鹿。」と書いたり、風呂上がりで全裸のままの夏目漱石に借金のお願いをしたり、とても人間らしくて愛すべき人だなと思いました。 一応、この「ヒャケンマワリ」は内田百閒を考察したエッセイらしいです。ひょうひょうとしながらも文学としての味わいもあるので百閒ファンが読んでも気に入るのではないでしょうか。チ○ポの妖精まんがたまたまポンチー 山本康人starstarstarstarstarウマタロタイトルの時点でシモワードが2つも入ってるので察してもらえるかと思うが、チン○をフィーチャーした下ネタギャグ漫画である。2011年頃の少年チャンピオンで連載していた。まさか電子書籍で復刊するとは…。 めちゃくちゃ下品な漫画だったけど、下ネタのネーミングセンスが秀でており、思春期の性欲を上手いことギャグにするなど、キモいけど面白い漫画である。 「おぼっちゃまくん」とか好きな人なら抵抗なく楽しめると思う。 ある1人の農民が国家主席となるまで毛沢東伝 藤子不二雄(A)名無し※ネタバレを含むクチコミです。圧倒的な説得力の近未来SF…!!行き届いた会話 江口侑輝たか※ネタバレを含むクチコミです。かわいい子がおいしいご飯食べてるとこを見たいんだ買い食いハラペコラ 藤こよみ野愛かわいいは正義、おいしいは正義。かわいい子がおいしいご飯食べてたらそれはやっぱり正義。 かわいい女子高生トンちゃんとかわいい女子高生あーこが仲良くおいしく買い食いをするだけのお話。それ以上もそれ以下もないです。かわいくて元気で仲良しな2人がおいしくて幸せならもうそれでいいです。 むちむちとつるぺたという記号的な描かれ方をしているトンちゃんとあーこですが、属性とかエロとかそういうことじゃなく正反対に見える2人が仲良くしている尊さや瑞々しさの意味合いを強く感じました。ひたすらに爽やかでいい子で毒がなくて悪い人や不味い食べ物が出てこないところがまるっと愛おしいです。 立ち食いそば屋でこんな女の子に出会ったら海老天とかき揚げとコロッケ買ってあげちゃう。尊い。 元保育士さんがうっかり刑務官に転職しちゃった話拘置ショ! サトウ黒豆 あしめぐみ名無しそんなことあるのか?と思いますが、やはり原作者の方の実体験が元になってるのでしょうか?なんとなく、経験者目線でけっこう細かいところまで詳しく描写してるように思えました。でも保育士の経験はあまり活きないんですかね。活きないか… 刑務官は受刑者に厳しい目を向けるだけではなく(罪の重さによるでしょうが)"受刑者と社会"を刑務官がつなぐという役割もあるんだと知りました。刑務官のお仕事に関してもっと知りたいので続き描いてほしいです。かわいい後輩がかわいいかわいい後輩に言わされたい 川村拓さいろくかわいい後輩に好かれてて先輩はいいなーと素直に思う。 後輩はどMだがツンデレ(ツン要素弱め)でもあり、こういう甘え方をされるのは面白そうですのでこういうプレイはそういうお店で流行りそうな気がしてきた!これは一山当てれるのでは…! というぐらい可愛い後輩が大好きな先輩に甘えたいだけの漫画。野球の神様、再びヤキュガミREBORN クロマツテツロウ 次恒一名無し久々に戻ってきたヤキュガミ、やはり面白い。 主人公と神様は新キャラで新しい組み合わせだけど、神様が天才を掘り起こす展開は、いつ読んでもワクワクする。作者クロマツテツロウ氏の話作りは、その後のドラフトキングに受け継がれていると思うが、ヤキュガミはよりドラマチックで個人的に好きな作品だった。 どこから読んでも面白いので安心してK2 真船一雄hysysk長期連載で、なんとなく手を出しにくいのかも知れないけど、これだけ続いているだけあって、どこから読んでも面白い。パターン化されてはいるものの、ツボを完全に分かってらっしゃるというか、話の起伏の作り方がうまくてめちゃくちゃカタルシスがある。しっかり新型コロナとその混乱も取り込んでるし。コミックDAYSで気楽に読めるので、安心して読み始めて欲しい。面白いが、体にはよくない半沢直樹 池井戸潤 津覇圭一 フジモトシゲキmampuku勧善懲悪でカタルシスを得る、有名なフレーズ「やられたらやり返す、倍返しだ」の通りの物語ですね。恥ずかしながらドラマ未視聴なんですが漫画だけでも十分面白いです。 ただこの手のスカッとなストーリーってスカッとするまでに溜まるストレスの方が大きいので読み漁ると精神に負担がかかってよくないと聞きます。嗜む程度がよいでしょう。 金融の世界についてちょっとだけ勉強になります。<<368369370371372>>
中華料理じゃない西条真二の漫画はあんまり読んでなかったんだけどこれは好きだな。西条真二のアクの強い絵と本多作左衛門重次の逸話や三河武士のやばさは妙にあっていて面白かった。 本多作左衛門重次が主人公だが俺は武田信玄のクレイジーさが印象深い