青年マンガの感想・レビュー15395件<<325326327328329>>本格アホエロ異世界ファンタジーヴァルハラ・オティンティン館 夕仁 求嵐 萌木雄太名無しなんかすごかった。 エロ本で致してエロい世界に転生してエロい思いをしまくるという、出てくる情報のすべてが欲望に素直なおかげで勢いはあるし絵も上手くてギャグのテンポも鋭いのでかなり読みやすいです。吹奏楽部で鍛えた肺活量とタンギングが活かされるくだりはマジでやかましいわって感じでした。 ビックリして原作もちょっと読んだんだけどヴァ・チン館って略されるようになることを知ってひと笑いしてしまいました。悔しい。 https://novel18.syosetu.com/n6804dy/草野球に舞い降りたスーパールーキー松井さん!松井さんはスーパー・ルーキー 詠里名無し平凡な男だらけの草野球チームに助っ人として現れた可憐な女性・松井さん。 女の子だから…という空気の中、1打席目からセンターを軽々越えるヒットを飛ばします。あースカッとした〜。気楽に読める野球漫画という感じ。ちょっとザワさんを思い出した。最高! #推しを3行で推すボタボタ 板垣巴留ヤマダひとりの女性が愛を追求する話。 ずっと読みたくて単行本が出るのを待っていた作品です。 人間の醜さがよく表れていて最高でした!綺麗にまとまった物語瀬をはやみ 長谷川未来にわかタイトルは百人一首からかな。 瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ 歌の通り、別離と再開の物語。大自然の描写が美しくてよかった。 作品の"タイトル"だけで雑談を繰り広げるコメディ #1巻応援タイトルが決まらない(仮) 藤野ハルマ ウエハラシホsogor25「総合メディア文化研究会」という部活動がこの作品の舞台。 この部活で取り扱っているのは 様々な作品の"タイトル"。 部長の田口はとにかく作品の"タイトル"そのものが好きで、部員の石神、近西とともに"タイトル"だけで雑談を繰り広げていくという作品です。 部活と称して部員たちがひたすらダベり倒すというコメディ作品なんですが、扱っているのが"タイトル"だけであり、実際の作品の内容にはほとんど触れていきません。 その分、作中では映画やドラマに始まりマンガや小説、アニメにゲームと、幅広い分野の"タイトル"が登場します。 会話劇のどこかには 自分が知っている"タイトル"が出てきて、コメディに加えて自分が知ってる"タイトル"が出てきてないか探す楽しさもある作品です。 1巻まで読了沖田の奥さんが出来人すぎる風の大地 かざま鋭二 坂田信弘名無しビッグコミックオリジナルの巻末といえばコレ。 やたらと達観した登場人物たちが主人公沖田のゴルフを軸にキメ顔でセリフを紡いでいく。 でも、最も達観しまくっている沖田のセリフはそんなに多くない。宇賀神さんに想いを馳せる方が多いくらい。 連載が始まった時は断然年上だった沖田の年齢をいつの間にか自分が追い越してしまった時は、なぜかショックだった。 松山がマスターズを制した今、最も読まれてほしいゴルフ漫画である。 土砂降りの全英オープンを、これまた共感しづらい人生を歩む笠崎キャディと共に戦う様子は1コマたりとも見逃せない。 『黄金のラフ』(なかいま強)でパロられているのが楽しい。親子と結婚と喧嘩と。しょうがない家族 田川とまた名無し結婚式を翌日に控えた娘の元へ訪ねてくる父親。二人の会話はどこか気まずく、間が時を埋め、話し始めると父が会いに来た理由が分かるが…。 家族って最も近い他人って誰かが言ってた気がするけど誰だったかな。 いつも一緒にいた、その長い時間で分かったようになるけど、実質分からないこともたくさんあるし、家族に見せない顔もある。 特に親子は好きだから一緒になったわけでもないのに強いつながりができてしまう。さらに、似た部分もあったりで同族嫌悪な部分も出てきたりもする。 もちろんいい部分はたくさんある。でも、世間的には悪い部分から目を逸らしすぎな気がしてくる。 似たくないところが似て、そこがどうしようもなく親子なこともあり、タイミングを変えれば良いにも悪いにも転ぶ。 だからこそ、鏡のような存在でもある。 いい部分は学ぶべきだ。 年を取ればとるほど、同じやり方でうまくいけばいくほど人は硬くなり変らなくなる。 この作品を読んでそこで変われるのが愛なのだと思った。 「一緒にいたい」それがすべてに勝る。 素晴らしい結論だった。 盆堀さん #推しを3行で推す盆堀さん いましろたかしstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男・他の短編で登場するハードな狼気取りの盆堀さんの方がいい ・巨大なカタツムリをゴルフクラブでぶっ叩いて体液がかかるのはまじで悪夢 ・これだけ夢のない中年をリアルに描いているのはいい 神風おにいさーん!!神風おにいさんといっしょ。 うづきあお名無してまじ何者??? 「また神風に会いたい!という人はアンケートで…」ってあるけど会いたくない人この地球上にいないでしょ絶対また会いたいでしょ…!!!よくわからなさも含めていちばん好きな世界観です。相棒のでっかい犬と凍てつく北海道(近未来)でサバイバル!凍犬しらこ ハラヤス 安原萌たか※ネタバレを含むクチコミです。 もう、メチャクチャ好きです…! #推しを3行で推すレシートキョンシー 戸塚こだま名無し※ネタバレを含むクチコミです。久しぶりに読んだがいいな男達の航海 青柳裕介マンガトリツカレ男特に分校魂火と鯨五十集船がお気に入り。 分校魂火は「漁師町の分校だってやればできるという“気”で闘っている」というテーマで話が進んでいきスポ根マンガの好きな感じですすむが水産高校ならではの問題が発生する。続きが読みたくなる短編だった 鯨五十集船は俺の知る限り青柳裕介のマンガの中でもっとも男らしい男が登場するマンガかなと思ってる。ただでさえ漁師という男らしい男のが登場するマンガが多いのにその中でも特に雄っぽいマンガだった。前時代的な話で現在の倫理とは合わない面もあるが終わり方もよかったので個人的には好きだな虫の世界は諸行無常でエモいムシ・コミュニケーター ムネヘロ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 トンチキ・ソムリエ(殺し屋)アクションシオン~闇のソムリエ 内山まもる 宮崎信二名無し1巻の表紙からして面白いけど読んでみたらすごい面白かった。依頼を受けてワインオープナー(ソムリエナイフ)でターゲットを殺す殺し屋の話なんだけど、マントを羽織ってるところが意味不明だし、現場や依頼人のところにフランス語のことわざを残していくところがもっと意味わからなくて最高。 インターネット・ポケベル・コギャルのいる90年代の時代設定がまたジワジワくる。 たまにシオンがソムリエをするときのワイン知識はちゃんとしてるっぽいのが面白い。 それぞれのエピソードの展開がなんかザ・シェフっぽいなと思ったら、背景に描かれている建物の名前に「ゴラク〇〇」を見つけたので、おんなじゴラクで連載されていたのかも・・・それなら納得。 ただザ・シェフっぽいって言ったけど、あっちは毎回短くまとまった人情話が繰り広げられるのに対して、こっちは毎回何が起きてるのか全然わからなくて本当に面白い。読んでよかった真説 ザ・ワールド・イズ・マイン 新井英樹かしこ※ネタバレを含むクチコミです。エモい。ふしぎの国のバード 佐々大河クロキバードというイギリス人女性が、昔の日本を旅行するお話。表紙のセンスの良さに惹かれて読み始めたが、日本人の自分が読んでも学べるところがたくさんある。読んでよかったと思った。 中毒性のヤバい薬物みたいな漫画星のポン子と豆腐屋れい子 トニーたけざき 小原愼司にわか表紙から予想できないジェットコースター的展開。でありながら人間の倫理観を問いかけるようなSF漫画としての完成度も高い。風呂敷畳まで文句なし。いや、すごい 試し読みで、その面白さの片鱗が見える。ぜひ読んでみて欲しい http://www.moae.jp/comic/hoshinoponko/1?_ga=2.154199995.208182216.1615057429-1531232728.1615057429月面で侍が宇宙服着て抜刀!!! #読切応援デストロノート KENTANAGUMA『カラーレス』のKENT先生の読み切り!! 月でヤバい生き物が暴れ探査船が取り残されてしまう事態が発生、制圧に銃器が使えないため伝説の侍・トムラにお声がかかり…というアルマゲドン的な展開。最高。一言も喋らないまま話を進めていくトムラのキャラ造形がシブいぜ…。 月面で起きている出来事や設定についても多くは語らずという感じでしたが、クールな画面づくりと剣戟の演出が一貫していて素敵でした。いいSFを読んだ…。なんだこの漫画はー管理二課の一日 宇野山むじ名無しよくわからないまま読み終わってしまって、もう一回読んでみたがやっぱりよくわからなかった。不思議な漫画でした。 でもこの方の次回作があるならもっと読みたいです。 変か変じゃないかは、他人のものさしで決められることじゃない、ということだろうか。このコマのセリフとかどういう意味なのかさっぱりわからない。 ジタバタしているのだ!!ボタボタ 板垣巴留starstarstarstarstar干し芋独特の世界観。 母親からの洗脳によって潔癖症になってしまった主人公の氷刈真子。 汚いものに触れると拒否反応として鼻血が出てしまう。 コンプレックスである鼻血を出さずにセックスをすること。 それを、全うするために、その相手を求めて彷徨う…。が、 結果、人って妄想、思い込みで思考回路が混線してしまうもの。 私も、幼少の頃母親が潔癖症で、お店は別としてで母以外の作った物を食べられないことがあった。母は、いまだに潔癖症で、家の拭き掃除も、同じ場所を3回拭かなければ気が済まないし、食器も人が洗ったものはもう一度洗い直したり、人生の限りある時間の使い方がもったいないなぁと思うが、本人がそうしなければ気持ち悪いようなのでそのままにしている。 真子は、そんな自分を変えたいと思って色々なことにトライするが、結局今だに抜け出せない。そして、今日もジタバタするのである。歳を取るのも悪くないじこまん~自己漫~ 玉井雪雄hysysk歳を取ると、若い頃に漠然と抱いていた成功や名誉への欲がなくなってくる。それはある程度の達成感だったり、今更どうしようもないという諦めだったりするが、自分の手でどうすることもできないことに対して苦しむよりは、手の届く範囲でいかに楽しむかという方向にシフトするという感覚が大きい。つまり自己満。 もともと漫画家になるくらいなのだから凝るタイプなのだと思うが、最初の全くこだわりがなかった状態から始まり、いろいろ試してあるスタイルに落ち着く、みたいなプロセスや思想が描かれているのがいい。ガイドブックやカタログでは得られない知見だし、何よりめちゃくちゃ楽しそう。40歳を超えて自分なりの楽しみ方を見つける方法や着眼点が参考になった。未来人サイジョーは傑作だと思うざんすね未来人サイジョー いましろたかしstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男連載中から読んでて「早く単行本にならないかな」と思いながらずっと待っていたのがやっと単行本になった。本当は発売当日に購入したかったが、中野のタコシェで買うと特典がつくというのを知ったのでタコシェで今日買ったがもう特典が終わっており一コマだけもらった。この時点で普通はテンションがむちゃくちゃ下がると思うが、いましろたかしのマンガでこういうのありそうだなと全然凹まずもらった一コマもすげー地味なコマで気分的には最高だった。 内容に関してはあえてほとんど触れないがどの話もむちゃくちゃいいし、ちょうどいい感じで力が抜けるところもあるし人生訓的なものもあり面白かったざんすね 本編も最高だったが、特に印象に残ったのは漫画バロンの編集長と会うときに西条が編集長が年寄りで杖をついて歩いていることを知ったときに「あんまり歩かせられないざんすよ」と言って近くの喫茶店を選ぶところ。いましろたかしのマンガはこういうところがたまらなくいい。 あまりにも面白くて帰りに電車で最後まで読んで家でもう一回読んでしまった。 美しい少年たちの秩序ライチ☆光クラブ 古屋兎丸野愛最初はエログロのインパクトに持っていかれたけれど、読み返すたびに「よくできてるなあ」と感心してしまいます。 ライチに美しいとは何かを教えるシーンがとても好きです。 知識や情報で教育しても理解できないのに、人間の心を与えた途端芽生える感覚。物語の主眼である「美しさ」とは実は曖昧なものなのでは?と気づかされます。 美しくありたい、特別でありたい、拒絶されたくない。 根底にあるものは理解できるだけに、人を殺さずに人を愛した上で貫けたらよかったのにね、と思ってしまいます。 王のように振る舞っているけれど、カノンに拒絶され「け…け…螢光中だからって馬鹿にするのか?」と狼狽えるゼラはちっぽけな少年のように見えました。 エログロ・耽美・サブカルといった見方をされることが多い作品なのかもしれませんが、寓話的な面も持ち合わせている作品だと思いました。シュールな狂気と、ゆ…ダンジョン飯 九井諒子ymzkrmシュールな狂気と、ゆるく優しい笑いと、設定の細やかさと絵の美しさが素晴らしく、リアリティが半端なく、気づくと妙な説得力に飲み込まれ、いつかダンジョンに迷い込んだときの学びをこの本から得ようとする自分に出会えます。 10巻65話の兎とマルシルの攻防はカオスで好きです。一挙一動が見逃せない魅力があって最後まで可愛かった。 67話のファリンの表情も、ひとつひとつが可愛すぎて萌えました。 死に方がちょっと面白くて、214ページのチルチャックの表情を真剣に描いてる久井先生を想像して笑いが堪えられなかったです。 好きです。<<325326327328329>>
なんかすごかった。 エロ本で致してエロい世界に転生してエロい思いをしまくるという、出てくる情報のすべてが欲望に素直なおかげで勢いはあるし絵も上手くてギャグのテンポも鋭いのでかなり読みやすいです。吹奏楽部で鍛えた肺活量とタンギングが活かされるくだりはマジでやかましいわって感じでした。 ビックリして原作もちょっと読んだんだけどヴァ・チン館って略されるようになることを知ってひと笑いしてしまいました。悔しい。 https://novel18.syosetu.com/n6804dy/