青年マンガの感想・レビュー15502件<<12345>>漫画で話せ野球で話せ 中原とほるstarstarstarstarstarかしこ何を隠そう私も自分の描いた漫画を第11回青年漫画賞に応募していたのです。とはいえ私は記念受験のようなものなので箸にも棒にもかからないのですが…それでも言わせて下さい、私のライバルって中原とほるだったのかよ!!と。いや〜でもこれは完敗です。だって全編を通して「漫画を描くのが楽しい」って感じだったじゃないですか。働きながら漫画を描くのは大変です。やりたいことがあるのは幸せだけど、休みの日なんかに一人で引きこもってコツコツ描いてると「誰にも求められてないものをこんなに一生懸命やって何になる?」と虚しくなります。それよりも情けないのは描きたいから描くのではなく「漫画家になりたいから描いている」という気持ちのブレが起きてしまうことです。それでは本末転倒なのです。だからこそ作中で叔父さんが言っていた『表現を続けなさい』というセリフに胸を打たれて勇気づけられました。それは連載デビューを経験された後も医師として働きながら投稿を続けられたご自身に対しての言葉なのかもしれませんが、私もこんな風に漫画と向き合いたいと思わされる姿でした。いつか私の漫画を中原さんに読んでもらいたい。漫画で話したいです!銀河英雄伝説 英雄たちの肖像 #推しを3行で推す銀河英雄伝説 英雄たちの肖像 田中芳樹 道原かつみstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 道原かつみ版の銀河英雄伝説はキルヒアイスのところで終わったと思っていたが、昔の少年キャプテンをしらべていやた続きがあったことを知ったので読んだがなんか中途半端なところで終わっていたな ・特に好きなところは? シェーンコップの日の回。これ原作にあったっけ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 俺は懐かしい気持ちにはなったが今現在どういう人に進めていいかはわからないな老境博徒伝SOGA #推しを3行で推す老境博徒伝SOGA 福本伸行 森橋ビンゴ 三好智樹 瀬戸義明starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ スピンオフのキャラがだんだんマニアックになっていくな。そんなに期待しないで読み始めたが面白い ・特に好きなところは? 2巻の名前を忘れたのを思い出そうとする対決。シリアスとギャグのバランスがちょうどいい ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 「天」を熟読してから読むのがいいと思います この道を行く者は一切の希望を捨てよまんが極道 唐沢なをきピサ朗※ネタバレを含むクチコミです。 サンチャゴ #推しを3行で推すサンチャゴ 円城寺真己starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ だいぶ前に気になって読もうと思っていたがずっと読めていなかったが今回読んでみた。今更だがイリオスの作者と同じなんだな。 ・特に好きなところは? 色々謎があったがある程度回収されていい感じに終わっているところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 絶妙に嫌な人間模様などが表現してあり俺は好きかな なぜ人は物語を綴るんだろう?創作文芸サークル「キャロット通信」の崩壊 綿本おふとんstarstarstarstarstartoyoneko「今年読んでよかったマンガリスト」を作ったときに、今年読んだ読み切りで何が良かったかな…と思いだす中で、真っ先に思い出したのが本作だったんですよね というか、「ゼロ災でいこうっ」のシーンが思い浮かんだ(添付) 衝撃的なシーンでした 大人になっていく中で、飛行機事故を契機に、自分の「核」が創作ではなくなっていたということ(又は、自分の「核」は最初からそんなところにはなかったということ)、そして、現実を前に情熱は失われてしまっていたこと、そのことを自覚する物語 それが、本作に対する私の印象でした …が、読み返してみると、実はそうではなかった だって、主人公は、そのことを自覚しながら、それでも、創作をやめられないから 「他の選択肢がない」という理由で、やはり創作を辞めることができない 別の人生を歩めるなら歩みたいと泣くのに、それでも辞めることができない それどころか、キャロット通信は解散し、仲間もいなくなり、 誰も読んでくれない、読者すらいないのに、辞めることができない 「にもかかわらず…私は…懲りもせず」 「また繰り返す…どうして?」 「なぜ??」 たぶん、このセリフこそが、この作品の核心なのでしょう 主人公にとって、創作は、苦痛なのでしょう でも、主人公の救いは、もはや創作しかない だから、主人公は、創作に向き合い続ける 「赤羽」に登場するペイティさんが、 「やはり創らないと気が狂いそうだから創るってコトですね…」 と言ってました(増補改訂版4巻、ボーナストラック9話)、 「創作」というのは、もともと、そういうものなのかもしれないです あ、ところで、そんなふうに「創作」をやめることのできない綿本おふとん先生ですが、トーチwebで新連載とのこと!みんなで応援しようね! https://x.com/offton_w/status/1873197901478019149「べらぼう」の予習に江戸の蔦屋さん 桐丸ゆい名無し2025年早々に放送開始する大河ドラマ主人公をそのまま扱っていて どういう人物だったのか、愛らしい絵の4コマ系でコミカルに伝えて いると思います。 江戸文化についても、本格的ではないですがそれとなく触れられて はいます。 今の時代からは仰天な男女混浴について、若い女性はオバさん 達が囲って守っていたのは本作で初めて知りました。 フルカラーコミック化希望のブラックコメディ・ファンタジー漫画 #完結応援ピーター・グリルと賢者の時間 檜山大輔名無し本作に登場するヒロインキャラたちが種族問わず可愛くて、あくまでR18じゃないにも関わらずセクシーな描写が多くあって、数年のネットミームやパロディを煮詰めた令和らしい漫画だったと思います。あの展開から最終回の描写は衝撃的ですが見る価値はあります!ただし、雑誌掲載時のカラーイラストがモノクロに収録されているのが残念に思います…『ピーター・グリルと賢者の時間』のフルカラー版が制作されることを希望します!フルカラー化したらセクシー要素が強調されて良いと思っています! いいですよねここは彼方のはじまり 有間しのぶ名無し続きが読みたい衝撃の終盤、そして衝撃の最終回… #完結応援ピーター・グリルと賢者の時間 檜山大輔名無し※ネタバレを含むクチコミです。 眩しさが僕を呼ぶ【コミックDAYS読み切り】眩しさが僕を呼ぶ ラライヤ佐藤starstarstarstarstar_border寸々社交的な友人のおかげで世界が広がっていく。そして自分なりのカメラレンズの向け方、人物の切り取り方を身につけていく。眩しいほど素直で、恥ずかしげなく人間のまっすぐさを描いたお話。悲しいまでに完全なミステリー。[poor] (プア) ゼラニウムの誘惑 郷田マモラまみこ※ネタバレを含むクチコミです。スターウォークスターウォーク 浅白優作starstarstarstarstar_border寸々ゆるふわハードSF。ふわふわなぬいがポストアポカリプス世界を旅したら面白いよね…という話?なのか??分かんない。キュートアグレッション的な方向に行くのかもしれない。 重さと軽さが同居する、命の話宝石の国 市川春子starstarstarstarstarアフリカ象とインド象大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。「されどふたご」感想されどふたご 西公平ニーナあーこれ、めっちゃ好きなヤツだ(笑) お互い大切に想っているのに、どこまでいってもかみ合わない双子。うまく意思疎通できなくても、やはり双子だな〜と思える瞬間も多々あって、読んでて妙に微笑ましく感じた。はやく気持ちが通じあえるとイイね!…と思う一方で、もうしばらくこのすれ違いを楽しみたい自分もいる(笑)ナニワ金融道的な日常 #推しを3行で推すナニワ金融道的な日常 青木雄二プロダクションstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 最初の数話は面白いがそれ以降は面白い時とそうでもない時が続く ・特に好きなところは? 桑田の父親の送迎のシーンと最終回の李さん一家みたいな終わり方 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ナニワ金融道が大好きだったらおすすめです 魅力がマイナスにだれでも抱けるキミが好き 武田スーパー名無し連載のほうが内容が良かった 単行本は残念見本のような割り切った関係こういうのがいい(読切) 双龍名無し会話が全部オタクなのなんか良かったな〜 「こういうのがいい」。いろんなものが詰まった良いタイトルだ。 気持ちはわかるけど、友香ちゃんみたいな子はそういないと思う 最後の友香ちゃんめっちゃかわいい。「新黒沢 最強伝説」各巻を読んだ感想新黒沢 最強伝説 福本伸行かしこ前作は黒沢の死を予感させる衝撃的な最終回でしたが、なんと黒沢は生きていた!!8年も昏睡状態で!!というこれまたすごい始まり方。実際に前作から7年後の連載らしいので色々と時の流れを感じます。53歳の主人公ってすごい。 sinkで出来ていたことが出来ていない羊の木 いがらしみきお 山上たつひこstarstarstarstar_borderstar_border線セーショナル漫画家としての作者の実力はここで記述するまでも無い程に圧倒的なのは周知の事実である。しかし、この作品においては、その実力を発揮しきれていない。サスペンスにも関わらずコマ割りが細かくテンポ良く進むため、サスペンスが必要な箇所でなんてこと無い日常の様に進んでいってしまう。ましてや大ゴマにする必要の無い箇所で大ゴマにしてしまっている。絵の造形も不気味な雰囲気が失われギャグのキャラ造形になっている為、ここでもサスペンスが失われる。sinkで出来ていたことが何故出来ていないのだろうか?まんが家総進撃 #推しを3行で推すまんが家総進撃 唐沢なをきstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 連載当時も読んでいたけど、今読み返すと当時わからなかったネタとか今になってわかって面白いな ・特に好きなところは? 一つに絞るとしたら、「呉智英に褒められた漫画家」だな。これに尽きる ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! なんか元ネタが分かりそうなものあるけど単純に楽しむのが一番だと思いますね 43話はなんとも言えん・・・ 猫はかわいいこんなはずじゃなかった? それは残念でしたね~私は自由気ままに暮らしたい~ 志風きよ しあびす 風見ゆうみ名無しストーリーはよくあるナーロッパものという感じ。猫はかわいい。 ところが人物作画がひどすぎて話に集中できない。ヘロヘロの線、潰れた頭、おかしな骨格。 週連載に間に合わないのであればアシスタントを入れるべきでは。 「5億年ボタン」の原作と快楽みんなのトニオちゃん 菅原そうたstarstarstarstarstar_border阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)斎藤環もそう寄稿しているけれど、3DCGのオブジェクトを使った漫画なので、「絵の巧さ」が即ち構図に集約される。そして、それが端的に現れているのが有名なミームの5億年ボタンの元ネタ「アルバイト」。 この漫画は基本的に、最初に示される哲学的な話題(『ドラえもん』のひみつ道具みたいなネタの一つ程度の意味だけど)の提起や会話、構図まで大変「やかましい」(フルカラーなのもそれを助長する)漫画だけれど、「アルバイト」の謎の空間に於ける贅沢なコマの使い方はそれと対比的でかなり印象に残るし、それが人間的な喜悲劇(記憶が無いならどんな苦心も功績も無意味だし、100万円で分かりきってる苦痛を選ぶ愚かしさ、記憶の無いプロセスを知るとそれを勿体無く感じる、5億年の苦悩を奪われたような感覚など)を示唆している。 基本エログロナンセンスな作品だけれど「5億年ボタン」の元ネタが気になるような人は読んでみたらどうだろうか?連載どおりに、単行本にしてだれでも抱けるキミが好き 武田スーパー名無し会長との3Pシーン、もういどみたく、全巻かったのに、ひどすぎる、<<12345>>
何を隠そう私も自分の描いた漫画を第11回青年漫画賞に応募していたのです。とはいえ私は記念受験のようなものなので箸にも棒にもかからないのですが…それでも言わせて下さい、私のライバルって中原とほるだったのかよ!!と。いや〜でもこれは完敗です。だって全編を通して「漫画を描くのが楽しい」って感じだったじゃないですか。働きながら漫画を描くのは大変です。やりたいことがあるのは幸せだけど、休みの日なんかに一人で引きこもってコツコツ描いてると「誰にも求められてないものをこんなに一生懸命やって何になる?」と虚しくなります。それよりも情けないのは描きたいから描くのではなく「漫画家になりたいから描いている」という気持ちのブレが起きてしまうことです。それでは本末転倒なのです。だからこそ作中で叔父さんが言っていた『表現を続けなさい』というセリフに胸を打たれて勇気づけられました。それは連載デビューを経験された後も医師として働きながら投稿を続けられたご自身に対しての言葉なのかもしれませんが、私もこんな風に漫画と向き合いたいと思わされる姿でした。いつか私の漫画を中原さんに読んでもらいたい。漫画で話したいです!