青年マンガの感想・レビュー15384件<<180181182183184>>映画を見てから読みました映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ ストーリーブック サンエックス 主婦と生活社starstarstarstarstar_border酒チャビンマンガというか、絵があって、キャプション的な文章がついてるというもので、どちらかというと、字の多さ的にはけっこうある方なので、小さいお子さん向けに購入を検討されている親御さんは注意です。(そもそもすみっコたちは話せませんので、マンガにするとスラムダンクの山王戦の後半みたくならざるを得ず、その方がお子さんには理解が難しいかもしれません) 私は大人なので、難なく読破できました。 基本は映画があって、それを再構成したものなので、映画を見た自分としては特に目新しさはなかったのですが、映画を見て感じたジンワリとした感動を手元に何かしらの形で残しておきたく購入しました。たまに今でも見返しています。 終盤の、帰り道にふぁいぶがとかげののほほんとした顔から何かを感じ取ってしまうシーンと、その夜にふぁいぶがとかげの宝箱をぶちまけてしまうシーンはいつ見てもほのぼの泣けてきます。 再構成のレベルも総じて高く「映画を見逃してしまったけれどもDVDを買うほどでもないんだよな、レンタルも返すのめんどくさいし・・・」という方は、こちらの本だけ読んでも十分余すところなく魅力を堪能することができると思います。 イノッチと本上まなみさんの音声が聞きたい方はごめんなさいDVDでお願いします。 ちなみにこの映画はすみっコぐらしの映画の第2弾なのですが、第1弾と比べると、人気のとかげをメインにしたり等、少し「すみっコスピリッツ」を忘れてるところがあるんじゃないかと感じてしまいました。ほんの少しですが。 第3弾があるようなので、ぜひとんかつメインでお願いしたいです。が…ダメッ…!天 福本伸行starstarstarstarstar酒チャビン個人的には福本先生の最高傑作だと思います。それまであまり売れてなかったらしいのですが、この作品でブレイクを果たしたそうですね。さもありなん。傑作です。 序盤は今の作風からするとなぜなのかというありがちな人情ものなのです。「しろうとのたけし軍団相手に本気でホームランかっとばしちゃうヤクルトの大杉です」などギャグも豊富に出てきます。 ですが、2〜3巻くらいから初期カイジとかアカギっぽいビリビリした勝負ものの感じが出てきます。 最後16〜18巻はなんと麻雀なし(注:近代麻雀掲載マンガです)。が…そこが特に素晴らしいです。アカギの某選択をめぐって「生きるとは」というテーマを深く抉ります。メッセージ性もあり、すごくよかったと思います。 ちなみに「アカギ」という作品は本作からのスピンオフです。本作では50過ぎの一線からは退いたジジイで、初登場時は目の下のたるみもやばいのですが、切れ味は衰えてません。「オレのアンコはそこにある」など名言も多数です。 もしカイジしか読んだことないよって方は、絶対に読んだ方がいいと思います。ハンチョウしか読んだことないよって方は、やめた方が無難だと思います。バイオレンスコミック殺し屋1(イチ) 山本英夫名無しヤクザの抗争に巻き込まれ、標的を殺して射精をする主人公という、確実に女子は読まないだろうと思われる設定の漫画です。 ヤンキー漫画といえばカッコ良い極道の漢が描かれますが、そんな感じの漫画ではありません。 バイオレンス、バイオレンス、射精、バイオレンス、射精という内容です。 男性の象徴を刃物で半分に切ったり、裸になっている人間に沸騰させた油をかけたりと、電車の中で読んでいると、きっと隣の席が開くと思います。 ヤンキー狩りボクサーホーリーランド 森恒二名無しいじめられっ子のユウが独学でボクシングを学び、町中のヤンキーをボコボコにしていきます。 いじめられっ子のユウは「ヤンキー狩りボクサー」と呼ばれるようになります。 ヤンキー漫画と呼ばれる事もありますが、個人的にはTHE格闘漫画だと思います。 技の解説も非常に丁寧でわかりやすいですし、主人公が格闘技(喧嘩)を通じて成長していく漫画です。 地味な男が実は強いみたいな設定は男性にはたまりませんよね!? カテナチオとはイタリア語で・・・カテナチオ 森本大輔名無し鍵という意味で、1950-1960年代にイタリアで流行した堅守速攻サッカーの戦術です。 そのタイトル通りで、主人公がディフェンダーでさらにセンターバックという珍しい設定の漫画です。 サッカーの才能がある人はもれなくフォワードかミッドフィルダーですよね。 凡人が天才に勝つには、同じポジションで勝負をしてもダメでデフェンスになって天才達を潰すというのが生きる道です。 最近はいろんな設定のサッカー漫画があって非常に楽しいです。 生き地獄コメディ…まじめな会社員 冬野梅子starstarstarstar_borderstar_borderNanoすごいアオリだな~と思いつつ、クチコミやら紹介文やらでコロナ禍の話か面白そうだなと読み始めてみる。あ~なるほどね、30代女あるある系ね、これからコロナ禍になってくのかと思いきや1話ラストで地獄を感じた。なにこれキッツ…。 2話もキツイ。「私は付き合うのとか興味ないのではなくただモテないだけ」もめちゃくちゃキツイ。20代女だけどぶっ刺さる。クリスマスにこのクチコミ書いてる私もたいがいやな…。 現実を思い知らされているような、窮屈な感じ。けどリアルだからこそ共感もしちゃうそんな感じの作品。自分の好きに生きたいよね…。こんな店行きたいたしかひらがな4文字くらい 9℃野愛ああ〜めちゃくちゃいいお店!疲れてたりやらかしちゃったりの後に、飯がうまくて接客がいい感じのお店に入れたらもうそれでOKになるもんなあ。 こんな店に行きたいし、こんな読切がちょうどよくて好き。タイトルもおしゃれ。 今まででいちばん好きかもしれないファーストアルバム 小骨トモ名無し今日作者の単行本が出て、収録されている中でこの「ファーストアルバム」だけ知らなかったので単行本用に描き下ろしたのかな?と思ったのですが、それも今日webアクションで公開されていてびっくりです。 読んでいて治の母・朝子に対して「なぜ直人みたいなやつと結婚したんだろう」とイライラしながらずっと考えてましたけど、最終的にはその朝子のいないところで治と直人の関係性が大きく変わるというオチ。不思議とイライラがスーッと消えていく感覚を覚えました。いい話、っていうとなんか違う気もするけど、今まで読んだ中でも好きな話です。 ちなみにこの夜の背という作品でも同じ名前のキャラが出てきますが名前が一緒なだけだと思います、多分。 https://comic-days.com/episode/10834108156636368456こういうご飯マンガが一番好き #読切応援たしかひらがな4文字くらい 9℃天沢聖司朝からやらかしまくった金曜日。メンタルボロボロで入った居酒屋で、テキパキ働く金髪のお姉さんの心遣いと美味しい料理に癒やされるお話。 グイグイ距離を詰めるわけでなく、かといって知らんぷりで放っておくわけでもない。絶妙に丁度いい気配りが素敵。おねえさん好きです。 読み終わったあとにタイトルの意味がわかるのもいい! このお店のお話をオムニバス形式で読みたい。シリーズ化してくれ〜〜!!「忍辱」の再出発物語ミッドナイト★ドライバー 細野不二彦名無し主人公の稲葉はデリバリーヘルスの送迎ドライバー。 元ヤクザ上がりで女性たちに真摯に接する無骨でかっこいい姿と、「カルピチュ」やニンニクマンと呼ばれるキャラクターを愛好するちょっと子どもっぽいところのギャップが魅力的。昔気質のおいちゃんという感じでデリヘル嬢たちにも気に入られている姿がなごむ。 前編のラストではデリヘル嬢のミソラがトラブルに巻き込まれたところを颯爽と助けに入るのだがこれがまたかっこいい。早く続きが読みたい。 スポ根×サスペンスのアイドルもの【推しの子】 横槍メンゴ 赤坂アカstarstarstarstarstar酒チャビン現時点の最新刊(9巻)までですが、だいぶ面白く、早く寝ないといけないのに夜なべして読んでしまいました・・・眠すぎて早退したいです。。 一見オタク界隈のマンガかな?と思わせておきながら、スポ根×サスペンスの異色の組み合わせでした。どちらも好きなジャンルなので、すごいよかったです。アイドルものか・・・と思っている人がいたら、すごく勿体無いので、今日の帰りにくまざわ書店に寄ってボーナスで購入してください!! 登場人物も皆がんばっていて、がんばっている人好きな私としては、皆好感が持てます!! サスペンス部分もまだ全貌は全然明らかになっていないと思いますが(ですよね・・??)、一旦踊り場まできた感じで、これからのさらなる迷宮入りに期待が持てます!! しかもどうやら2023年にはアニメになるようですね・・・マンガのメディアミックスについては作中でも触れられていますが、本作のアニメはどうなるのでしょうか・・・オファーした側は、すごい勇気があると思います。私は動画ものは見てるとすぐ落ち着きなくなってきてしまうので、あまり見ないのですが、こちらのアニメについては絶対に目が離せないな、と思っています。言葉は大事僕から君へのジーダン 川西ノブヒロ BENIKOstarstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi日本と台湾のハーフで、学校では言葉が変とイジメられるのはかわいそうだと思いました。そのせいで中国語を封印してしまってお母さんにも当たってしまう。 お母さんも辛いと思います。 ある日出会った男の子に、言霊の事を聞いて考え方が変わったのはよかったです。その男の子はおじいちゃんなのかな。。 なんとなくジブリの世界観を思わせるような内容でした。しっかり青春しないと透明の俺たち 山本直輝starstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi絵が独特で、文字が見やすいので没頭して読めました。 最初は若者にイラついているただのおじさんっていう感じです。 こんなに捻くれた原因がしっかり青春を謳歌していなかったから。。 SNSで一緒に青春してくれる人を募集するのは切ない、集まったのは一人。。一人でも来てくれたのは凄いと思いました!! その一人もワケありで、一緒に青春するけど青春のイメージが面白いです。 こんな寂しい大人になりたくないと思いました。 まわりくどいだからちゃんと言って! 三波冬和starstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi会話が面白かったです。 お互いに好きなのに、伝わらない。何かのたとえ話をしているとよくわからなくなる気がします。 本当は両想いなのにもどかしい感じでした。 こういう会話ができる仲はお似合いだと思います。聖地巡礼聖なる我が家 丹野いろはstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi昔は野球がうまくて尊敬する兄だったのにある日、漫画家になってしまう。しかも実家が聖地になって、パネルまで置いてる!!両親が優しいです。 弟は尊敬していた兄とは変わってしまったと思い疎遠になってしまっているし、兄の漫画を読んだことがない。でも兄は変わってなかった事を知って漫画を読んでまた、兄と話ができるようになったのはよかったです。 もし、私も実家に萌え系のパネルとか置かれたら嫌だな。と思うので弟の気持ちも共感出来ました。親友に憑りつかれるまた夢で逢えたら ヤコタ吟starstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi親友に憑りつかれているような話、不慮の事故で親友を亡くしてからずっと そばで見張られているような。むしろ、束縛されている感じです。 嫉妬されるから好きな子の話もできない。好きな人を作ることも諦めている感じです。 でも実は、依存していたのは自分の方と気付いた瞬間解放されたかんじがしてすっきりしました。 なんか悲しい嗚咽 国木田くにおstarstar_borderstar_borderstar_borderstar_bordermotomi※ネタバレを含むクチコミです。映像研のサバイバル!!映像研には手を出すな! 大童澄瞳starstarstarstarstar_borderこめつぶ乃木坂の佐藤飛鳥ちゃん、山下美月ちゃん、梅澤美波ちゃんの私の乃木坂推しが映画化したのをきっかけに知りました! 乃木坂のビジュアルから漫画に行ったのですが、ビジュの違いはあるものの推しは推しで漫画は漫画で良かった! 乃木坂の色んな表情を魅せてくれてありがとう。という感謝の作品。 最高の映像を撮るべく正にサバイバルをしているお三方。 熱い思いがあれば何でもできる!!ガチ勢ってすごい!と思うお話で元気になれました! 面白い!けどちょっぴり切ない魅力的な作品ヒーローハラスメント ニシヤ康隆名無し久しぶりに紙の漫画が読みたくて手に取ったコミックビーム。その中でも異彩を放つ新連載に目が止まりました。 他のおしゃれなサブカル寄りの作品とは良い意味で全く違った作風(そういうのも好きなんですが)で、主人公もサブキャラ達も魅力的でどんどん読み進めたくなります。ヒーローの胸ポケットのデザインやコンビニの店員さんのエピソードなど、細かいところにも笑いの要素がたくさん散りばめられていてとても面白かったです。 冒頭の胸がひりつくシーンからの、まさかの展開に笑ったり泣いたり大忙しで、最後まで目が離せませんでした。 あとヒロインがとても可愛い!今後の展開にも期待大です。 漫画として不倫ネタは至高金魚妻 黒澤R名無し普通の恋愛じゃパンチが足りない、やはり浮気・不倫はジェットコースターのような面白さがあるんですよね(ただし架空の話に限る) 一話目から普通にエロ入ってますけど金魚屋の店長と不倫しててどこか文学作品的な美しさのある話でした。1巻で終わってしまうのはもったいない #1巻応援 #推しを3行で推す僕らには僕らの言葉がある 詠里starstarstarstarstarnyae・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 表紙に惹かれてなんとなく買ったんですが、読んでみて、買ってよかった!と心から思いました。 ・特に好きなところは? 漫画本編以外に、ろう者に関する基本的な知識や、彼らをとりまく環境について解説してくれるページが豊富。これ1冊でろう者のことが全部わかる、ことはないけど、読めば必ず今まで以上に理解が深まります。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! どこで連載していたんだろう?と思ったら、作者の方がtwitterに自主的にあげていたんですね。こうして本になったことで自分はこの漫画に出会えたので、本になってくれて本当に良かったです。1巻完結なのかもしれませんが、個人的には2人のこれからをもっと読みたいです。登山好き、温泉好き、これを読め野湯ガール 吉田史朗 麻生羽呂名無し山と食欲と私と 山を渡る 他温泉漫画などなど、アウトドア系の漫画が好きな人に勧めます。間違いない! 野湯って言うんですね〜秘湯よりもすごい温泉のような源泉。 テレビでしか見たことないですが登山好きだったのでめちゃくちゃ興味あります。 山とか海っぺりのそこらに自然と湧き出てる超行くのが厳しそうな野湯に入りに行く美人。 絵がうまくて表情もかなりいいのですごく好きでした。 これ作者は実際行ってるんですかね…? 女性の快進撃が楽しみ将棋指す獣 市丸いろは 左藤真通starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)「アイアンバディ」の左藤真通原作、「ミリオンジョー」の市丸いろは作画のタッグが描く、いまだかつて女性がプロ棋士になったことがない中、女性主人公が将棋界へアマチュアの大会から攻め込んでいく。 プロ棋士になるためには、2つ方法がある。 奨励会というプロ予備軍たちの龍の巣を26歳までに勝ち抜くか、プロ棋士から推薦を受けてアマチュアから「プロ編入制度」を使う方法だ。 調べてみたら、女流棋士とプロ棋士はどうやら少し違うらしい。 一話目からスピード感があって面白い。 女の子がかわいいのに男がブスでいい。 藤井聡太の現実離れした快進撃で将棋ブームに火が付き始めているらしく、知り合いがよく通っている将棋教室は今までになかった賑わいを連日見せているらしい。 さすがに漫画界もこのタイミングを見逃さないのか、ジャンプやスピリッツ、そしてバンチでほぼ同時期に将棋漫画が始まったが、一話目のワクワク感からいまのところ一番期待できそうなのがこの「将棋指す獣」だ。 やはり天才を見るのは楽しい。 いままで見れなかった景色をその目を通して見せてくれる。 楽しみがまた一つ増えた。人の見た目と見えない病気133cmの景色(読切) ひるのつき子名無し考えさせられるって、まさにこのことだなと思います… 主人公・吉乃さんの場合、子供時代の病気の影響で身体の成長が止まり、133cmという身長のせいで、ひとりの大人、ひいては社会人として見られず偏見を持たれたり仕事で信用が得られない等の弊害がある中で生きています。同僚の岩見くんの無愛想ながら言いたいことははっきりと言う姿勢に羨ましいと思うも、彼にもパッと見にはわからないハンデを持っていました。見た目などの第一印象でそのひとのパーソナリティを決めつけるべきではなことも頭ではわかっているけど、口には出さずともイメージをしてしまうことはあります。見た目で判断されがちな人本人も、自分以外の人に勝手なイメージを押し付けてしまうこともあります。なのでこうすればいいというわかりやすい正解を出すのは難しいけど、何事も決めつけないこと、理解しようとすることは忘れないようにしたいですね。<<180181182183184>>
マンガというか、絵があって、キャプション的な文章がついてるというもので、どちらかというと、字の多さ的にはけっこうある方なので、小さいお子さん向けに購入を検討されている親御さんは注意です。(そもそもすみっコたちは話せませんので、マンガにするとスラムダンクの山王戦の後半みたくならざるを得ず、その方がお子さんには理解が難しいかもしれません) 私は大人なので、難なく読破できました。 基本は映画があって、それを再構成したものなので、映画を見た自分としては特に目新しさはなかったのですが、映画を見て感じたジンワリとした感動を手元に何かしらの形で残しておきたく購入しました。たまに今でも見返しています。 終盤の、帰り道にふぁいぶがとかげののほほんとした顔から何かを感じ取ってしまうシーンと、その夜にふぁいぶがとかげの宝箱をぶちまけてしまうシーンはいつ見てもほのぼの泣けてきます。 再構成のレベルも総じて高く「映画を見逃してしまったけれどもDVDを買うほどでもないんだよな、レンタルも返すのめんどくさいし・・・」という方は、こちらの本だけ読んでも十分余すところなく魅力を堪能することができると思います。 イノッチと本上まなみさんの音声が聞きたい方はごめんなさいDVDでお願いします。 ちなみにこの映画はすみっコぐらしの映画の第2弾なのですが、第1弾と比べると、人気のとかげをメインにしたり等、少し「すみっコスピリッツ」を忘れてるところがあるんじゃないかと感じてしまいました。ほんの少しですが。 第3弾があるようなので、ぜひとんかつメインでお願いしたいです。