少年マンガの感想・レビュー7876件<<196197198199200>>シスター・クローネが主人公の番外編約束のネバーランド 特別番外編 自由の空を求めて 白井カイウ 出水ぽすか名無し※ネタバレを含むクチコミです。触らせてあげたい死神坊ちゃんと黒メイド 井上小春 イノウエさいろく(私が死にたいという意味ではありません) 坊っちゃんとアリスの掛け合いは序盤からずっと変わらず安定のスタイルで、さっさとなんとかしてあげてほしいという気持ちでムズムズします。幸せだけど辛い。 脇役たちもどんどん増えてきて、それでいて意外と悪いやつがいなくて朗らかな気持ちのまま次の話を迎えられてしまうという全体的にホッコリし続けられるのが特徴ではないかなと。 「魔王城でおやすみ」とかもそうですが、特にオチなくても波乱がなくても全然いいんですよね。 私はジェミニ座の鳥さんザインたちが好きです。ヒーローは博士ポジ?(「らしさ」の解体)魔法先生ネギま! MAGISTER NEGI MAGI 赤松健あうしぃ@カワイイマンガ『魔法先生ネギま!』の私的ベストバウトは、27巻のネギ・スプリングフィールド対ジャック・ラカン戦です。 犬上小太郎とのタッグ戦ですが、終始ラカンとネギの力比べが繰り広げられます。しかし魔法世界最強傭兵に対し、実力的に劣るネギ。それをカバーしたのは、何重にも仕掛けた罠と、天才的な魔法開発力、そしてあらゆる力を取り入れた、なりふり構わぬ戦術でした。 戦いの後、ネギは称賛と共に揶揄されます。「(筆者注:それはヒーローというより)どう考えてもハカセポジションやで!」 (27巻249時間目より引用。口調からして味方の小太郎ですね……) ヒーローらしくない博士ポジの主役……そうネギが呼ばれる時、私は同時代に週刊少年マガジンで連載されたテニス漫画『ベイビーステップ』を思い出します。 ベイビーステップの主人公・丸尾栄一郎は、浅いキャリアと肉体的な不足を補うべく、「研究」と「コントロール」を武器として強豪と対峙する。遂に世界ランカーになる彼ですが、最後までコートで研究ノートを書き続けました。 2000年代末から2010年代にかけて同じ誌面に描かれた、二人の「博士ポジ」主人公。彼らはヒーロー「らしく無さ」がカッコ良くなる、と言う事を示してくれました。 この10年でマンガに描かれてきた、ジェンダーの揺らぎや、新たな文化系ジャンル、もしくはスポーツ漫画の新たな価値観や育成観。そこでは少年マンガに顕著な従来のヒーロー「らしさ」は、解体されて行く。 そしてそこで描かれるバトルは、従来のヒーローバトルよりも更に複雑で、新たな視点からの面白さに満ちている。旧世代代表のラカンを乗り越えるネギの戦いは、その代表例と言えるでしょう。 #マンバ読書会 #少年マンガの名バトル絵がいいそんな恋。 森下みゆ名無し個性的でゆるい感じの絵がいい。幼稚園児の弟の面倒をみる平井くんメチャクチャいい子だし、それを本当に陰からただ見守ってなんならアシストするだけのすみれちゃんもいい子。 超おもしろいって感じじゃないけど、読んでてホッとする癒やされるタイプの作品だった。 https://twitter.com/mota2yanen/status/1364410970798317569?s=20 ビールは冷やしたい国の人異世界居酒屋「のぶ」 ヴァージニア二等兵 蝉川夏哉 転野愛異世界で見るいつもの料理は何故だかいつも以上に美味しそうに見えます。なんででしょう、認めてもらえて嬉しいみたいな感情なのかもしれません。 言葉も通じるしそこまで異文化感はないけど、冷たいビールが否定される世界っていうのがいい設定だなあと。 実際ヨーロッパでは常温で飲むって聞くけど絶対絶対冷たいほうが美味いよなあと思ってしまうので…エールでもなんでもビールは冷やしたいので…なのでトリアエズナマを嬉しそうに飲んでいる古都の人たちを見ると自分のことのように嬉しくなってしまいました。 再現レシピ作りたくなるような飯漫画的楽しみ方もしっかりできるところも楽しいですね。 スピンオフのエーファとまかないおやつもほのぼの可愛い…!よつばと!が電子書籍化する日が近いらしいよつばと! あずまきよひこ名無しあ、でも次の巻って16巻のことか? じゃあ近くはないか… https://twitter.com/azumakiyohiko/status/1363068636567543808想像よりだいぶ面白かった超能力者いのうさん。(読切) 久下翼名無し主人公がコロコロっぽい見た目なのもいいね 鎧病に冒される兄と、兄を救いたい妹の絆を描いた読切KELBELO 園見喝名無し※ネタバレを含むクチコミです。面白いけど…任侠転生-異世界のヤクザ姫- 夏原武 宮下裕樹名無し任侠が異世界転生したら面白いけど…なんで女の子〜! というのが最初の感想です。商売戦略っぽいあれそれを感じてしまいました。 というのも転生前の任侠のおじいちゃんが非の打ちどころなく、転生しなくても完璧に人格ができているキャラクターなので。 うーん、ダメ人間の転生パターンを読みすぎなのでしょうか…。 結構「任侠」ってイメージが強い素材ですからね。 ともあれ話は面白いです。 さすが宮下裕樹先生。 悪いキャラの表情も、勢いのあるコマもうますぎです。 背中に吉祥天女が彫ってあるキャラって強キャラ間違い無いでしょ、、 かっこよすぎる 少女なのに中身がヤクザのおじいさんなので全て悟った決め台詞をいうところが良いですね あと異世界なのに小指とか薬とかヤクザモチーフが出てくるところも良いですwギャグが寒すぎTOKYO WONDER BOYS 下山健人 伊達恒大neko※ネタバレを含むクチコミです。 駄目プロ絵師と世話焼き腐女子同居人が不安定でして タカダフミ子あうしぃ@カワイイマンガ最初タイトルを見て、メンヘラ的内容なのかなぁ、と思ったのですが、そこまで重い物は無かったです。 〈不安定さん〉は、プロのイラストレーター。締め切りに追われ、筆が乗らず、自信も持てなくて……と、クリエイターっぽい苦しみに、布団を被って落ち込むかソシャゲに逃避。その上極度のコミュ障で、打ち合わせの外出すらままならない。 そんな不安定さんと同居する〈しっかりさん〉は、かなり年下のOLで腐女子。世話好きの彼女は同人活動に勤しみながら、不安定さんを支える。 構図としては『2DK、Gペン、目覚まし時計』が近いですが、不安定さんはかえちゃんがコミュ障な感じ、と言うと、その救いの無さが伝わるでしょうか。一方しっかりさんは奈々美ちゃんよりずいぶん幼く見えても、甲斐甲斐しいのは似ている。 不安定さんを叱咤激励しつつ、つい甘やかし、お世話することに喜びを見出し、そして男装した不安定さんにときめいてしまうBL好きのしっかりさん、という百合は思っていた以上に強力に! 同居に懐疑的な家族が出て来るのですが、それに対するしっかりさんのアンサーは、なかなか度胸があって、これが推しへの愛なのか……と感激のラストでした。「すべての問題はお金で解決できる」先生吊金先生 加茂ユウジstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男昔見かけて結局気になっていたが読んでいなかったのと最近何回か作者の名前をみかけたので読んでみた。 別雑誌のヒット作みたいだなという印象は最初持ったがそんなことはなく、ノリが昔のマンガっぽくて「吊金先生」にまつわる色々伏線などを回収したあとでの俺の好きな感じの終わり方だった 殺し屋が相手の親に挨拶にいく読切 #読切応援ハイパーハードスペシャルミッション 依田瑞稀 静脈starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)以前ジャンプで連載していたハッカー漫画『ne0;lation』の作画担当だった依田瑞稀先生の画力がものすごいアップしてて興奮しました! そして、原作の静脈さんという方は初見だったのですが、設定から構成からめっちゃくちゃ良かったです! おどおど困り顔だけどめちゃくちゃ強い殺し屋の彼と、司令塔で仕事のパートナーであり彼女であるこのカップルの次の任務は、ハイパー毒親に挨拶に行くという超難関ミッション。 アクションシーンのド派手さも素晴らしく、敵の変態的な暗殺者たちのキャラも立ってるし、見開きの凄さとお馬鹿さ、そしてなによりラブコメ要素が最高かよっていうかわいさでした! 「滅茶苦茶興奮した」 に滅茶苦茶興奮した! 総合力高すぎる! 次にどんなものを書くのか今から楽しみ! https://shonenjumpplus.com/episode/3269632237253982583 プロスフェアー一番好き血界戦線 内藤泰弘名無し※ネタバレを含むクチコミです。壮絶な過去を描いたキッド編も至高新装版 サイボーグクロちゃん 横内なおきみど丸『クロちゃん』のなかでも存在感のあるシリーズと言えば異世界編だと思いますが、わたしはクロちゃんとマタタビの過去を描いたキッド編も同じくらい好きです。 幼いクロちゃんがボス猫ゴッチ率いるネコのシマに流れ着き「キッド」としてどう生きたのかが描かれています。 拳銃を持った猫狩り人間の襲撃、凶悪なカラス軍団との死闘、対立する猫組織との抗争、内部での権力争い、そしてマタタビとの因縁…。 激情と暴力にまみれた闘争の連続はさながらギャング映画を見るかのような迫力と緊張感がありました。銃撃戦も爆発炎上も全部見れますからね。彼らは常に生と死の狭間を命懸けで生き抜いているんです。こんなハードボイルドな猫たち『クロちゃん』にしか居ないですよ。 とりわけクロちゃんたちの兄貴分であるグレーがカッコイイです。ゴッチの組織のブレーンでありながら、危険な役目を率先して引き受けたり、いつも強敵の前に立ちはだかっていました。 キッド編とは別に最終巻で描かれたエピソードでも彼がフィーチャーされていたのが印象深いです。「お前に見せてやりたい」と自分たちの世代の落とし前をつけ、若者を先へ進ませようという姿勢が心に沁みました。 このグレーの姿がその後のクロちゃんの生き様に刻まれているような気がしていて、クロちゃんを語るときに無くてはならない存在だなと思います。 #マンバ読書会タイトルに偽り無しがんばれ元気 小山ゆう名無し※ネタバレを含むクチコミです。 恐るべき展開、そしてスプリンター 小山ゆう狐優曇華※ネタバレを含むクチコミです。少年ジャンプで異種族年の差同棲百合…! #読切応援ポポ 百瀬直ANAGUMAまずこれがジャンプで読めちゃうという事実に感動。ありがてえ…。作品を振り返りつつ個人的な最高ポイントを3つ挙げていきたいと思います。 ◯主人公ふたりの距離感と関係性が最高 異星人のポポと彼女の監察担当のカヲルはふたりで同居中。奔放なポポに振り回されながらも日々の仕事で疲れ切っているカヲルがポポに癒やされている様子が自然と伝わってきます。一方のポポも人類にとって「ヨソモノ」であり厄介な存在である自分を受け入れてくれるカヲルのことを大切に思っているのですよ…完璧か? 物語を貫くふたりの「関係性・パワー」が炸裂するラストまで見届けてほしい。 ◯演出とセリフ回しが最高 スマートだなと思ったのが「宇宙人がいて、人類は敵対しているけど、なんとなくやれています」というともすれば複雑な状況説明が「緩やかに侵略されている」というセンテンスに凝縮されていること。カオルの所属など細かな設定や世界観に言及しきらずとも余白で伝わってくるんですよね。これがすごく読みやすかったです。 ◯デザインとビジュアルが最高 キャラクターデザインをはじめとにかくカワイらしくて、かつスタイリッシュな線が迸っているんですわ。どのコマを見ても気持ちいい絵が目に入るので嬉しくなっちゃいます。 特にクライマックスシーンは圧巻。気分がゾワッとアガるすごい見開きでした。 もう全部好きでした本当にありがとうございます。未読の方、読んで!!!予想裏切り続ける良い魔王勇者ギャグ #読切応援かませ魔王ベリアルちゃん こにすけたか※ネタバレを含むクチコミです。 すごく高校生っぽいピアス 大野もかななしピアスを開けようとするけどビビって開けられない男の子。高校生らしく最初は安全ピンで開けようとしていて「いやそんなに怖いならピアッサー買えよ」と思ったら、ちゃんとピアッサー買ってて安心した。 ピアスを開けたかったのは、家庭の事情で遠くへ引っ越す彼女からのプレゼントをつけたかったから…という健気なヤンキーにほっこり。 高校時代にピアス開けた人間を和ませる読切だった。宴だ〜〜〜〜〜!!ワンピース パーティー 尾田栄一郎 安藤英名無し「パーティ」というタイトル通り、キャスト総出で毎度ハチャメチャなコメディ展開が繰り広げられる漫画。ワンピースではおなじみの「宴」が何回も開催され、オチに困ったら「よーし!!じゃあみんなで宴だ!!」で終わらせる流れがけっこう好き。原作と性格が変わってキャラ崩壊してる所もあるので、その辺が許容できて、宴のノリが好きなら楽しめると思う。発光目玉の地底人の正体は....!?真相は穴の中 初丸うげべそ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 強い女性主人公が好きな人におすすめできる葬送のフリーレン 山田鐘人 アベツカサ狐優曇華魔法使いのエルフの旅の物語。 アニメだと魔女の旅旅、ダンまち、SAO、ログホラなどが好きな人だとハマりそう。 小説だと古くはロードス島とか。諸星大二郎が好きな人とかにもおすすめできる。 あと、男女の恋愛とか混ざると嫌って人とか、無駄に萌えを入れられると苦手って人、強い女性が好きって人にも合ってる。動物版よつばと!とでも言えばいいのか #1巻応援きつねとたぬきといいなずけ トキワセイイチnyae1巻のカバーだけをみると、可愛らしい動物たちに癒やされるファンタジーかな?と思いますが(もちろんそれも正解)、読むとどうにもひとことで内容をあらわすのは難しい漫画であることがわかります。 というのも、タイトルにも書いたように ○主人公の小ぎつねと小だぬきが、人間の世界で初めて見るもの触れるものを豊かな感受性をもって反応したり吸収してく様子を、余計な手出しや口出しをせず、優しい目線で見つめていく ○社会の中で生きている以上避けては通れない世のルール・厳しさなどの現実も描いている といった点が「よつばと!」っぽいな、と思ったからです。 2匹を公園で遊ばせている時、リードを付けるように注意される場面があります。そうか、この漫画はそれが許されない世界なんだ、と思い知らされます。それでも無条件で2匹を受けいれてくれる田中くんや先輩の存在に安心する。またその一方で、ところどころできつねの表情に影がさす瞬間も見逃せません。2巻以降、さらにこちらの心を揺さぶる展開があることを予感させます。<<196197198199200>>
※ネタバレを含むクチコミです。