きんぐだむ
キングダム
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あらすじ

時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!! 2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞!

無数の事実としての、無数の奇跡としての・・・

いよいよ『キングダム』が化けの皮を脱ぎ捨てて、その本質を剥き出しにしてきたと思うわけです。これまで毎週のようにキングダムに夢中になっていながら、どうも周囲の熱狂ぶりから一歩身を引いてしまう自分がいました、自分の夢中になるポイントがどうも周囲とはズレているように思われて仕方なかったのです。 あるいは戦術的な細かな考察であったり、あるいは将軍たちの個性をマネジメント能力や経営論の名のもとにビジネス書にまでしてしまう素っ頓狂な連中、そろそろこういったものたちに厳しくノーを突き付けなければならないような気がするのです。やれキングダムから世間を語ろうがビジネスを語ろうが何を語ろうがそれはまったくの自由だが、そうすることでキングダムというこの漫画の一頁一頁に迸っている本来の魅力をうっかり見逃してしまいはしないか、そんな危惧があるのです。キングダムの魅力は、そんなふうに何かに援用されて語られるような二義的なものではないと切に思うのです。二義的であるというのは、すなわち根本的ではないということ。上記のような援用の仕草は、無数の事象の積み重ねによる幾重もの絡まり合いから途方もない事実として現前にあらわれる「いま、ここ」にあるものを単なる何かの理由からくる結果として弄んでしまう。 世間的には支離滅裂だと不評だった犬戎戦で、「元と正せば我こそが貴様らの祖、貴様らの王である」と因果論を振りかざすロゾに対して、フィゴ王は言わなかったか。 「何が王か、何が祖か、一体何百年前の話をしているのだ貴様は  貴様ら犬戎と我ら山の民は大きく違う  貴様らはこの平地の孤島遼陽に滞まり続けたが  我らは西の大山界で覇を争い戦い続けてきた  滞まるお前たちと違い、我らはそれぞれ夢に立ち向かう者」 まずフィゴ王は犬戎と山の民の違いを指摘してみせた、それはまさしく、ひとつの因果としての捏造された物語に組み入れられることへの拒否にほかならない、つまり、お前はお前だが、俺は俺だ、勝手に一緒にしてくれるなということ。その上で「我らは"それぞれ"の夢に立ち向かう者」、つまり、我らはお前が勝手にのたまう因果の物語には生きていない、我はそれぞれの目の前に瞬間ごとに立ちはだかるこの現実をしかと見据えている、ということだと思うのです。 そして最新話、散々騒がれた隊の覚醒とは、ひとはそこに因果を探りたくもなるものだが、じっさいには単なる因果とはまるで無縁の、いや無数の一瞬一瞬からくる因果のはてに荒唐無稽と呼びうるまでになった途方もない現実の積み重ね、ほとんどそのひとつひとつが奇跡ともいえる圧倒的に現前する事実また事実の一回かぎりの繰り返し、そのたったひとつとしての士気の爆発でした。 だいたい私たちはどんな因果の物語に括られようが、じぶんにこの先いったい何が待っているのか、そんなことは誰に言われるでもなくわかっているのです。同じようにキングダムの結果だってわかっているのです、秦は中華を統一して、やがて滅び去るのです。そして、ほかでもない私たちは秦が中華を統一した後の世界に生きている、そこにどんな因果があるだろうかはひとそれぞれにしても、とにかくこの事実だけはどうしてもひっくり返りようのない途方もない奇跡のような事実なのです。

影絵が趣味
影絵が趣味

現代の働き方にも通じることを実感

この作品の主人公は下僕から這い上がって中華の大将軍になるために「いくさ」で命がけで戦っていく物語です。 マンガなので仲間、裏切り、ライバル、強大な敵などなど、物語を盛り上げる個性がある登場人物が出てくるのは当然です。 しかし、このマンガでは、現代の働き方にも通じる一つの問題提起も見えてきます。それは「帰属意識」です。 現代は転職してより良い報酬で働けるように「所属先」を変更して「今日の見方は明日の敵」になって「個人」が戦います。 その転職理由には「人間関係」がキーフレーズになって、リーダーへの不満、会社への不満につながって、 常にそこには「自分」が登場していないように感じます。 このマンガは「個人=武将=リーダー」であり、「それぞれのチームを引きいるリーダーの生き様」を見せてくれます。 主人公はその姿を見て、「自分の足りない部分を自覚」することで成長に変えていきます。 現代の労働者の働き方でも自分のリーダーに尊敬の眼差しと見方を持って、「自分との違い」を「評論家」で見ずに、 自分が実力で勝つ見方で接していけば、すぐに転職するようなことも馬鹿げたことに見えるかもしれないことに、 気づかせてくれるマンガだと思い、ずっと継続して読ませていただいています。

名無し
まるごし刑事
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あらすじ

シルエットがくずれるからチャカ(拳銃)は持たぬ丸越和人!!

ハートのしっぽ
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あらすじ

里見智は獣医大学を卒業し、祖父の働く地元・山梨県内の動物病院で働くことに。古い病院を盛り立てようと意気込むが、逆にスタッフでもある獣医の柴、看護師の甲斐にいろいろと教えられることのほうが多い。地元の人や動物たちと接しながら日々、成長する智のもとに、今日も新しいペットがやってくる……。「少年の瞳」「虹の橋のたもと」「とぎれぬ絆」収録

らぶきょんらぶいんきょんぼっくんしん
らぶきょん~LOVE in 景福宮
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フツーの女子高生・チェギョンは、頭がいいというわけでもないし、とびぬけてカワイイというわけでもない。ただちょっとスットコドッコイな女の子。そんな彼女が、同じ高校に通っているクールなイケメン皇太子・シンの妃になることになったから、さあたいへん!!もし今、韓国にまだ王室が続いていたら…?その斬新な設定で、韓国ティーン世代に絶大なる人気を博し、テレビドラマ化もされたパク・ソヒ原作のベストセラー・コミック=ロイヤルウェディング・ラブコメ「宮(クン)」が、名前を「らぶきょん~LOVEin景福宮(キョンボックン)」と改めて、日本上陸!

幼なじみが絶対に負けないラブコメ【分冊版】
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俺の幼なじみ・志田黒羽はロリカワで陽キャな人気者。でも俺には、初恋の少女・可知白草がいる! ところが白草に最近彼氏ができたらしい。死にたい。失意の俺に黒羽が囁く。そんなにつらいなら、復讐しよう――と。分冊版第1弾。※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。

もっと喘いで! 潜入捜査官はセックスもお仕事です。
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あらすじ

だらしなく漏れ出る嬌声を抑えることも許されず…触れるだけでカラダが跳ね上がる秘所を攻め続けられて…後輩相手にイカされちゃう…っ!--女性捜査官・雷土は、後輩の野間と犯罪組織のアジトであるアパートに潜入中。夫婦を装う2人だが犯人達は隣室の雷土達を捜査官ではないかと疑い出す。機転を効かせ、本当の夫婦だと思わせる為に雷土のカラダを触り始める野間。「これも仕事です!喘いでください…!」と囁かれ恥じらう雷土だが、ねっとりした後輩のキスと指使いに抵抗もできずにトロトロに悶えさせられて… ※当商品はタテヨミ商品となります。