老人にだって恋心がある。人生の黄昏時にだって激しく輝く愛がある。弘兼憲史が、そんなコミックの未踏の領域に渾身の力で挑む。52歳の盛本芳春は、入社以来、30年間わき目もふらず仕事に励み、現在は銀行支店長の座にいる。会社人間で、本社への復帰を夢見ていたが、ある日系列会社への出向を打診され、呆然。自分の人生に疑問を感じて、ヤケ気味にスイス・マッターホルンへの旅行を決意。そこで優雅で上品な妙齢の日本人女性、誠子と知り合う。
時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!! 2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞!
黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?
黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?
幼いころから男として育てられた女の子キラ。14歳になり広い世界へ飛び立つために家を出た。運命の分岐点で神秘的な謎の者が現れて契約を交わし、男の声を手に入れた。その声により男として大貴族のしもべとなり、傷つきながらも磨かれ成長して遂には平民から戦場を導く騎士となった。 しかし世の中は所詮、権力者たちのゲームでありキラは道具の一つに過ぎない。いくら特別な力と才能があったとしてもキラには選択権はないのだ。 頼れる人が誰もいない身体が女性のキラは、他人が決めた運命を変えることができるのだろうか。
息子の貴志は働きもせず家でぐうたらしていたが、夜遅くに出かけることが多かった。ある日、警察がやってくると貴志を婦女暴行で現行犯逮捕したことを告げる。弁護士から婦女暴行とはレイプであると言われた母親は、自分が昔レイプされたことを思い出す。息子に会いに行くも、反省すらせず、以前窃盗事件で疑われたときも自分が犯人だったことを明かす始末。担当の弁護士もどうやったら刑が軽くなるかだけを考え、息子のしたことの重大さをわかっていない。裁判でも反省するどころか、勃起したと言う息子を怪物だと感じ、母親は、息子が出所したら殺そうと…。「私が生んだモンスター」他、「私にふさわしい諺」「シングルマザーズ」「離脱」「なってはいけない女」計5話収録!
互いに強く惹かれ合っていた美亜と正恭―しかし、これまで全く違う人生を生きてきた2人は短い結婚生活を終え、離婚を選択することに…。5年後、正恭は再び美亜に夫婦契約を持ちかける。「俺ともう一度夫婦になってくれ。今回は幸せな夫婦に…。」
韓国サッカー界の怪童――カン・サン。イギリスの名門クラブへ移籍し将来を嘱望された選手…のはずだった。あの日、膝に大怪我を負うまでは。それでも10年もの間クラブに尽くし続けたが、奮闘むなしくクラブから放出されてしまうことに。しかし、“神”は見ていた。彼の人一倍の頑張りを。神は与える――怪我のない全盛時代の能力を。神は授ける――世界最高峰選手のスキルを我が物にする力を。そして“韓国の怪童”カン・サンは、再び闘志を燃やす。第二のサッカー人生、キックオフ!!
10代中頃からずっと読んでいていつのまにかこの漫画とも20年以上の付き合いになってた。 この漫画の前に連載していた「ラストニュース」が好きで、新連載はどんな社会派漫画かなと思ってたら中高年の恋愛漫画という10代の俺にはよく理解できない内容で、ちょっと残念に思ってたけど、なんとなく読んでいたら、もうそろそろ登場人物の年齢に近くなってきた。 基本は、ハッピーエンドになる話が多く、たまに中年独身男がラブドールと同棲生活をするとか、Pokémon GOネタだったり、タイムスリップして宮本武蔵と会うとかのトンデモ回もあるので飽きずに楽しめる。 個人的な名作回は作者の食事に対する知識が発揮される「星のレストラン」 弘兼憲史のデビュー作「風薫る」から初期短編集など読んでみると、黄昏流星群というのは過去の作風の集大成なのかなと思ったりもする。 黄昏流星群が好きな方は初期短編の「朝の陽光の中で」もおすすめです。