掲載誌情報コミックビームKADOKAWA / エンターブレイン2024/11/12夜は千の眼を持つ/ファミレス行こ。/ギルティえんじぇる/てだれもんら/ゆげたつらん/レコード大好き小学生カケル/天井裏に誰かがいる/egg -わたし、あなたの子どもです。-/隙間/EVOL (イーヴォー)/Fly Free & High -フライ・フリー・アンド・ハイ-/【単話】戦慄怪奇ファイル コワすぎ!【口裂け女捕獲作戦】/アンギアーリの戦い/あなたがわたしにくれたもの/小川千雪の妄想録/怪獣を解剖する/NEW NORMAL DAYS/シールの赤ちゃん/N極物語/Void: No. Nine -9番目のウツロ‐/みずうみ/多聞さんのおかしなともだち/ショートストーリーズ・アバウト・ドリームランド/ギフテッド・アノマリィズ/ダニッチの怪/あらいぐマンといっしょ/鼠、/
作品情報著者植田りょうたろうarrow_forward_iosカテゴリ青年マンガarrow_forward_ios出版社KADOKAWA / エンターブレインarrow_forward_iosレーベルビームコミックスarrow_forward_ios掲載誌コミックビームarrow_forward_ios
1つの作品の中に『異なるジャンルのマンガ表現』が混在していてすごい…! ネコがおもちみたいに溶けて子どもがコロコロしている絵柄は、大人っぽい**「ゆるいデフォルメ」**。町並みや道路は丁寧に描かれ味があり、まるで歴史漫画のような**「リアルな背景」**。そして日常を描いた作品でありながら、襖を開けるシーンではナメたりや卓球中は俯瞰したりと、カメラワークはまるで**「少年マンガのような迫力」**。 **そしてただ違うジャンルの技法を取り入れるだけでなく、それが見事に調和がとれていて読んでいて気持ちいい…!** そしてストーリーは、舞台背景について説明がほとんどないにも関わらず、スッと世界に入れてキャラクターを身近に感じました。 というか、登場人物たちの関係や、キューポラ堂はなんで卓球を置いているのか、八絵ちゃんは過去に何があったのかを野暮ったく語らないところが粋…! **説明しすぎず、読者自身に想像で自由に余白を埋めている状態こそが、まさにこの作品の面白さの根源**かなと思います。 読み手の数だけ「キューポラ堂とは何か・なぜ卓球があるのか」の答えらしきものが無数に存在する以上、この作品は何度読み返しても面白さが消費されない。