山岳部の新入生3人娘に、先輩が掲げた次なる課題は「テント泊」! 山でごはんを作るのも、夜を明かすのも初体験! 奮闘と興奮の果てに全員で朝日を見た時、新入生の南部は思わず涙をこぼす――「ひとりじゃこんな体験、きっとできなかった」。大学の山岳部員たちの登山活動記、待望の第3巻。全3話の「雲取山テント泊」編のほか、毎巻恒例・先輩3人によるハードな岩登り回ももちろん収録。今回挑むのは、多くの遭難者を出す事から“魔の岩壁”と称される谷川岳 一ノ倉沢・烏帽子沢奥壁。普段は「優しい部長」である黒木の登山魂が、剥き出しになる……!
たまたま自身が関東在住のため、出てくる山々はトライしたことがあったり憧れがあったりするところが多く楽しく読めました。共感ポイントも多々あり、久しぶりに山に登りたくなりました。副部長のメガネのフチがテープで止められてるのがなんともありそうな描写で、くすぐられます。そして何より絵がキレイ。山頂からの朝日の表現は、まるでその場にいるような豊かさがあります。