掲載誌情報ビッグコミックスペリオール小学館2025/04/11トリリオンゲーム/劇光仮面/住みにごり/フールナイト/MOONLIGHT MILE/機動戦士ガンダム サンダーボルト/ボクらはみんな生きてゆく!/フットボールネーション/らーめん再遊記/たかが黄昏れ/永世乙女の戦い方/咲宮センパイの弓日/銀平飯科帳/味いちもんめ 継ぎ味/残響/コンビニの清水/バンプアー/大人の青春くん/名前のない病気/編集の一生/太陽と月の鋼/地蔵癒し/れんげとなると!/むかしのはなし/JKキングダム 東京/ガイシューイッショク!/瞬きの音/味いちもんめ 藤村便り/
甲化人間 (読切)ハヤシロウ読切3件のクチコミ「お前も学校出たら甲化するんだぞ」──脳を機械の器に移し替え、第二の人生を謳歌する“甲化”。周りがどんどん甲化していく一方、女子高生のマコトはどうしてもその状況を受け入れられずにいた。作品を読む
ゴーストバッター平井大橋読切1件のクチコミ[野球漫画賞 佳作] 「1億円40漫画賞」40のテーマ別漫画賞の受賞作、ついに発表開始!!! 週刊ヤングジャンプ本誌および特設サイトにて、8回にわけて発表していきます!(2020年10月15日掲載)作品を読む
ゴーストライト平井大橋読切1件のクチコミ[野球漫画賞 佳作] 「1億円40漫画賞」40のテーマ別漫画賞の受賞作、ついに発表開始!!! 週刊ヤングジャンプ本誌および特設サイトにて、8回にわけて発表していきます!(2020年10月15日掲載)作品を読む
[10Pショート読切] サインミス平井大橋読切クチコミなし投稿する40漫画賞野球部門にて『ゴーストバッター』『ゴーストライト』の2作品が佳作をW受賞。 シンマン賞97回にて『可視光線』で佳作を受賞。作品を読む
加納梨衣先生の短編集が出たら絶対に買う!と誓ったスペリオールの読切。 美大受験で一浪し、予備校に通っている純情少年が初めての裸婦デッサンに動揺を隠しきれず全く描けなくてムキになっていたところに、さっきのヌードモデルが話しかけてきて・・。 あんなに爽やかで胸キュン必至の『スローモーションをもう一度』が描けて、こんなにじっとりとしたエロティックな作品も描けるなんて! 多くの言葉を必要としない、心情を表情や目で語る描き方がとても上手いし面白いし、美しい。 間を表現する表情のアップにハッとさせられる。 セリフは関係や感情を示すわざとらしい言葉は極めて少なくごく自然なやりとりがされているところが映画的で素晴らしい。 50分くらいで映像化してくれたりしないだろうか。 面白くない映画の特徴として、やたらと状況や感情を言葉で説明してしまうものがあって、そうされてしまうと観る側としてはその人にそれ以上の何かがあるようにも思えず、もはやそのキャラクターに自分を重ね合わせてその奥の感情を読み取る気が萎え、全体的に薄っぺらく感じて興醒めしてしまう。 それに比べてこの作品は表情の一つ一つで読者をがっちり掴んで離さない。 彼女の目がすごい。 目は口ほどに物を言うとはいうが、この目が感情を語り、心動かされ、その心情の奥を掘り下げたくなってしまう。 主人公の前にはまだまだ可能性が満ち溢れていて、経験したことがないこともたくさんある。 そんなとき突然鼻先にぶら下げられた魅力的な彼女、突き動かされた性欲に思考がぶん回され本来の目的を見失ってしまうのも分かる。 彼女の好意と興味は確かにあったであろうが、それが相手の人生を狂わせてしまうものであれば、と決断するほどには本気だったのかもしれない。 いや、だからこそ逆に遊びなのか? どちらにせよ、優しさゆえの決断だったと分かるし、もっとしっかりしていれば違う形もあったんじゃないかという後悔も出てきそうだ。 その決断に報いるには前を向いて頑張ることだ。 スマホやLINEらしきものが出てくるので現代と分かるが、それ以外は特に時代性を感じさせず、いつの時代のどこの地方に当てはめてもある程度読めそう、というのが僕は大好きだ。 路面電車とか、髪のなびき方、乱れ方などディテールの良さと画面の白さの抜き加減のバランスもたまらない。 あー、絵とか全然描かないけど、知り合いがやっているヌードデッサンにたまらなく行きたくなってしまった。