あらすじ飛ぶことが大好きで操縦士となった佐々木友次青年。フィリピンに取り残され、残留兵となってしまった佐々木達の山中生活で待ち受けていたのは、飢えと病気、そして『人』との熾烈な戦いだった!生きる為にあがき続けた特攻兵に訪れた突然『敗戦』の報せ――。9度の特攻から生還した佐々木青年の物語、最終巻!
フィリピン戦線で9度の特攻から生還した佐々木友次氏の物語。マカオ撤退あたりまでは雑誌で読んでいて連載がヤンマガからDAYSに移籍した辺りから一度読むのを中断していた。というのも終始、精神論を振りかざしす将校や戦争そのものに怒りしか湧いてこなかったし、無茶苦茶な命令に従わざるを得なかった兵士たちが次々と散ってくのを見続けるには辛すぎるものがあった。が、やはり物語の終わりまで知らなければいけないと覚悟を決めて単行本を揃え、最終巻まで読んでみたが本当に良かった。演出の部分が相当にあるにせよ、最期の光景は涙なしには読めない!