あらすじ

一連の騒動の元凶である事務長ヘクトルを許すわけにいかないジャンヌは、一人事務長の元へ乗り込む。そのジャンヌに事務長は変わりきってしまった風貌を見せ襲い掛かる。今までの事務長からは考えられないそのスピードと力で圧倒されるジャンヌ、ついにジャンヌまでもが捕らえられ…
レッドフードガールX01

豊かな森に囲まれ、正しき王の下で人々が平和に暮らしていたその王国は、いつの日からか…森に支配されていった。その森には獣や異形のモノらが住みつき迷い込んだ人間を襲った。――メイジーとミルヒは先生たちと写生をしにいくが、「何か声がした」とミルヒは森の中に1人向かってしまう。先生から「森には絶対入ってはいけない」とあれほど言われたのに…

レッドフードガールX02

墓地でミルヒを送り、先生は森の行方不明者リストに載った。葬儀のあと、メイジーは討伐隊の訓練に参加するが、幾度と悪夢を見る。同室になったリリスと訓練に励んでいるなか、高飛車なネルジュにちょっかいをかけられ、勝負をすることに…

レッドフードガールX03

女の子ばかりの討伐隊、あの恐ろしいオオカミたちに太刀打ちできるのか…。ミスをする訓練生に鞭を打つ事務長に、メイジーと仲間たち、そしてジャンヌ団長がそれを制止すると、事務長はミスした訓練生に「あとで事務長室に来い!」と。事務長への苛立ちと訓練からの疲労を癒すために、メイジーたちはお風呂に。するとそこへ…。

レッドフードガールX04

ネルジュと他4名で新たに【白雪隊】が結成され、選ばれなかったメイジーは悔しがるも、気を引き締め直し自分も続いていく様決意する。一方…日々事務長から【仕置き】を受けていたアリーナが訓練中に倒れる。事務長に更なる罰を与えられるが、アリーナは自分と事務長の秘密をばらし、その場にいた一同は驚愕する。そして…

レッドフードガールX05

ネルジュが率い初討伐に向かう白雪隊、森の外側で比較的安全と油断し余裕の隊員達を、同行する副団長が戒める。気を引き締めて探索を続けようとした矢先、あるものを見つける!それの臭いを嗅ぎつけ集まったオオカミたちに包囲される白雪隊。1人、そしてまた1人と…。

レッドフードガールX06

事務長の罠により、壊滅した白雪隊。その捜索の為、リリスを隊長とする新チームが結成される。そのチームに自分も入ると思っていたメイジーは、外されたことにショックを受け、呆然とするメイジーはその足で…。

レッドフードガールX07

一連の騒動の元凶である事務長ヘクトルを許すわけにいかないジャンヌは、一人事務長の元へ乗り込む。そのジャンヌに事務長は変わりきってしまった風貌を見せ襲い掛かる。今までの事務長からは考えられないそのスピードと力で圧倒されるジャンヌ、ついにジャンヌまでもが捕らえられ…

レッドフードガールX08

赤ずきん隊のメンバーの性格分析や戦略を考えるリリス、クセの強い面々をまとめる作戦とは…。一方、四首長が集まり、この先の計画について話し合っていた。その中で、司祭に【あの催事】を実行することを促す。催事はその足で…

レッドフードガールX09

ネルジュの異様に大きくなったお腹から、オオカミとの子が生まれようとしている。人間から生まれるオオカミの子、村人たちはすぐにでも殺そうと騒ぎ立てる。ロビンは「生まれ落ちた瞬間に…ボクが殺す!」と村人を落ち着かせる、そして生まれてきたネルジュとオオカミの子は…

レッドフードガールX10

東地区の村―――いつもよりオオカミの声が多く、大きく聞こえた。村へ急いで帰る少女の目の前に大きな影。翌朝村民は無残に殺された少女を見ることになる。「儀式が中止されたせいだ」と一部の村民が騒ぎだし、自分たちで儀式を再開しようと…その動向を聞きつけたジャンヌ達は、阻止しようとするが…

レッドフードガールX11

王城へ調査に向かう前夜―――赤ずきん隊のメンバーはそれぞれ大好きな家族や、住み慣れた家、亡き家族との思い出に想いを募らせ過ごす。一人帰るところが無い、そのことを明るく話すメイジーを、リリスはそっと抱きしめる。一方、マチルダとその患者の動向にも目を光らせるジャンヌ。何も起こらなければ良いが――――

レッドフードガールX12

王城に向かうメンバーの前に立ちふさがった少女…素早い動きに翻弄されるメイジー達だが、ロビンにより制止される。ロビンの村に向かい、ネルジュと再会するが、先ほどの少女がオオカミとの子供と知り、複雑な心境の一同。そしてロビンから明かされる5年前の王城の様子―――

レッドフードガールX13

ロビンは静かに語りだす――あの日王城で起きた事実を。隣国との外交交渉に出ていたロビンは2か月ぶりに自国へ、あと少しというところで不穏な空気を感じる。数日前に王城に向かった使者が誰一人戻らない。騎士団を待機させ、近衛兵団とロビンは急ぎ王城へ向かう…そこで…

レッドフードガールX14

浴室で胸を一突きにされているアリス。そのアリスを「オオカミの子」と「悪魔」と言い放つ犯人に、ネルジュは怒りにまかせて斬りかかる。同時に、アリスが死人にならないように首を切る儀式の準備が始まる――

レッドフードガールX15

独り暴走して突き進むジェシカ。過去大切な人を失ったことによる、その想いは強く、立ちはだかるオオカミを次々と倒していく。ついに王城にたどりついた時、城門前の橋に居るはずのない人物が…。そんなはずがないと思いながらも体が引き寄せられていくジェシカ…

レッドフードガールX16

大量のオオカミに襲われたメイジー達は、数の多さに一旦退避する。そこに変わり果てた姿となったジェシカが現れる…。様子がおかしいジェシカに、「あんたはこのアタシが始末を付ける!」と立ちふさがったのはネルジュ。いったい…

レッドフードガールX17

何故か門兵がいない城門を越え、潜入するメイジー達、城下にも人がおらず怪しみながらも進む。人形のようなメイドに迎え入れられついに国王陛下と対面する。その晩は城内で休むように言われ、食事をし各部屋でくつろいでいると・・・

レッドフードガールX18

部屋に閉じ込められたジャンヌ達は、各々の方法で部屋からの脱出・城内の探索を始めるが、不審者を排除すべくメイド達が襲い掛かってくる。牢にいる人形師の前にジャンヌも合流し、城から逃げるよう促す・・・。一方、ふて寝したクロアを置いて1人行動をしていたリリスは、メイドに不覚を取り・・・

レッドフードガールX19

捕まったリリスは、王妃の儀式によって身体を乗っ取られようとしていた・・・。そこへジャンヌがかけつけ阻止を試みる。一方おじいさんと脱出を図っていたメイジー達は、予期せぬ事態に巻き込まれ―――

レッドフードガールX20

挑発する王妃に、ジャンヌは銃口を向けるだけでなく、撃ってしまう。次は当てると宣言するジャンヌに襲い掛かる王妃、そしてジャンヌまでもが王妃に身体を奪われそうになる・・・。その時ジャンヌが見た「誰かの記憶」とは―――

レッドフードガールX21

王妃は自らを「東の魔女」と言い、詳しい状況も掴めない状態だが、危険を避ける為にも今回の調査終了と本部に戻る決断をするジャンヌ。オオカミから逃れる為に、朝を待って出発したはずだったが森に入ると、そこはまだ夜が明けておらず…

レッドフードガールX22

オオカミの強襲により不利な状況が続き、アンジェとルリアがついに捕まってしまう、絶体絶命のピンチに、ジャンヌの今まで見たことのない表情とオーラにオオカミらも怯み…?その先に待っていたのは…

レッドフードガールX23

仇を忘れず準備をしていたネルジュの武具を受け取り、ロビンとアリスに別れを告げるメイジー達、森を進む先で何者かに襲われている場に遭遇する…

レッドフードガールX24

若い討伐隊を襲っていたオオカミたちを一蹴したメイジー達は、生き残ったメンバーを連れてなんとか帰還した。帰還に沸く人たちをよそに鋭い目で見る首長ら…。弔いの言葉もなく淡々と報告を受ける首長らにジャンヌは…。

レッドフードガールX25

帰還し、一息ついていたメイジーを起こしに来たリリス。ジャンヌが反逆罪で拘束されたと聞き、赤ずきん隊はジャンヌのもとに集まり抗議をする。衛兵の口から「ジャンヌが王妃を撃った、と告発があった」と聞かされ…その告発した人物とは…。

レッドフードガールX26

拘束されるジャンヌを助けようとする赤ずきん隊。衛兵達を殺さないように加減しながらではうまくいかず、全員取り押さえられてしまう。野次馬たちを追い払おうとする中、ジーンが現れジャンヌに向かって…

レッドフードガールX27

ジェシカ、そしてジーンを送るために教会へ集まるジャンヌと赤ずきん隊。そこにはジーンを撃った衛兵の姿が。一方、マチルダの研究室では、パルが襲われる。その犯人はウッディ…!?

レッドフードガールX28

悲鳴に振り向き、ホールまで戻るがそこで見たのは、無残な姿の夫人だった。駆け寄るダグの背後にはウッディが。耳を噛みちぎられるもダグはデリンジャー銃で応戦するが…。一方銃声を聞き、ジャンヌ、マチルダ、リリスらもダグの元に。

レッドフードガールX29

「ここは…またあの夢?」霧の漂う森の中、彷徨うように歩くメイジー。目の前にあの森の家が姿を現す。「この家…やっぱり来たことがある…」ドアに近づき、ドアを開ける。そして衝撃の顔。「キャァア!」メイジーの叫び声が静かな森にこだまする…

レッドフードガールX30

部屋の外で涼む王妃に声をかけた男は、毎夜の薬を届けに来た医師だった。自分のことを忘れたような王妃とのやり取りに医師は不審を抱くが…その場で人無きものに変えられてしまう。「予定よりも早いが…予定通り変革を始めましょう」王城内で次々と…