あらすじ※本作は、「ケイの凄春」(全14巻・双葉社刊)を底本とした合冊版になります。自身がいることによって、ケイの運命が狂いかねない…重き決意のもとに狂女として出奔してしまった可憐! 武士である前に人として生き、可憐を再びこの手で抱きとってやりたい――と、殿に背き藩を捨て、士道を踏み外してまで、愛する一人の女性を追わんとする刑一郎の涙の執念。人としての証を一歩ずつ刻みながら、荊(いばら)の路を切り開いて進むケイの哀しき男道! 小池一夫・小島剛夕の黄金タッグが紡ぎ出す、異色の時代劇長編!!