あらすじ※本作は、「ケイの凄春」(全14巻・双葉社刊)を底本とした合冊版になります。出奔して五年(ごとせ)、草津の湯治場でもの想う可憐。ケイを忘れぬ限り幸せはないのだろうか……。ケイのために自らを犠牲にして堕ちた地獄に何の幸せがあるのだろうか。ケイさま以外に許したことのないこの肌に、これから見知らぬ男の手が這うのだと思った時、乾いていた眼から血の涙がほとばしった……。小池一夫・小島剛夕の黄金タッグが紡ぎ出す、異色の時代劇長編!!