あらすじ※本作は、「ケイの凄春」(全14巻・双葉社刊)を底本とした合冊版になります。ケイは走り続けていた。炎暑のなか、唯一の手がかりの女郎を追うために走り続けていた。ケイの生き様を見届けたいという成木持無はカラスの欲太郎を使って人足から馬を盗みケイを追う。身体の限界を超えたケイに成木持無が追いつくが、馬をと懇願するケイの願いを無視し併走する。ケイが女を追ってどこまで走り続けられるか見きわめたいために来ただけだったのだ。そして…。小池一夫・小島剛夕の黄金タッグが紡ぎ出す、異色の時代劇長編!!