あらすじ10歳の佐々木将真は、両親の事故死により都丸家に引き取られ、高校生の従兄弟、こころと同居生活を送ることになった。それから7年。二人は穏やかに暮らしていたが、あるとき、海で投身自殺を図った女性が病院に搬送される。その女性はこころの姉・優であり、二人は久しぶりに再会を果たした。次第に回復していく優だったが、彼女の心無い言動に、こころと将真は困惑する。そして少しずつ明らかになる三人が秘めていた真実――。将真が望んでいた平穏は、崩れ始める。
読んでで暗くて怖いなって気持ちになってしまったのが正直な気持ちです。 都丸家の皆が闇を抱えている。お母さんもこころも将真も、優も。 どこかで弱音を吐ける場所が人がいれば何か変わっていたのかな。でも問題はそこじゃない気もするし、、考えちゃいましたね。 人間の心の黒くてダークな部分が、美しい絵もあってかゾッとさが増した気がした。