あらすじ

※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。高名な陶芸家・青林の作品「霞龍の大皿」を割ってしまったお詫びに、青林の元を訪れた虹子。お詫びに青林を満足させる料理を作る事になったものの、偏屈で知られる青林は料亭風の高級懐石など大嫌いだという。虹子は青林の家の台所を仕切る淵子に邪険にされながらも、青林の言う「料理と器が一体となる料理」を学ぼうとするが…。
花板虹子【合冊版】 1巻

※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。料亭・藤乃家の板長が亡くなって三か月…今日、新しい板長、つまり花板がやって来たのだが、旦那さんが連れてきたのはなんと女の板長だった!! その名は清水虹子。見た目は何とも冴えないメガネの小娘という感じ…。「板場ちゅうのは男のもんだ!」「あんな小娘にアゴでこき使われるなんてごめんだ!」「女に気の利いた料理などできっこねぇ!」板場の料理人達は、女が板長になるという事実に猛反発。特に次期板長と言われていた桜井は板場をボイコット。不穏な日々が続く中、室井が虹子にフグのおろしで勝負を挑んできた。しかも室井が勝ったら、虹子は板場を出ていくというルールで…!!

花板虹子【合冊版】 2巻

※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。虹子が修行を積んだ京都の老舗料亭・萩屋の先輩板前・増沢に頼みこまれ、虹子は増沢の息子・克己を藤乃家の板場で修行させることに。だが親に甘やかされわがまま放題に育ち暴走族のメンバーだった克己は先輩を馬鹿にした態度で初日からやりたい放題で…。一方、増沢は桜井に、虹子の新人時代のいきさつを語り始める。なんと、当時萩屋の板場をチーフとして仕切っていた増沢は、入って来た虹子に3年間もの間洗い場以外の仕事を一切与えず、つらく当たり苛めつづけたというのだ…。

花板虹子【合冊版】 3巻

※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。高名な陶芸家・青林の作品「霞龍の大皿」を割ってしまったお詫びに、青林の元を訪れた虹子。お詫びに青林を満足させる料理を作る事になったものの、偏屈で知られる青林は料亭風の高級懐石など大嫌いだという。虹子は青林の家の台所を仕切る淵子に邪険にされながらも、青林の言う「料理と器が一体となる料理」を学ぼうとするが…。

花板虹子【合冊版】 4巻

※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。関東テレビの特番「料理スペシャル 一流料亭大決戦」の最中にハプニングが! 対戦相手である料亭・銀花城の女将がわざと虹子にぶつかり、下ごしらえ中の料理が床に落ちてしまったのだ。作り直す時間も、別の料理に変更する時間も無い。絶体絶命の状況を虹子は切り抜ける事ができるのか!?

花板虹子【合冊版】 5巻

※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。あさの旅館での煮物対決の立会人・志賀鍋平は、板前の間では「煮物の神様」と呼ばれるほどの伝説的な煮物料理の専門家。だがそんな大物がある日突然藤乃家に駆け込んできて「京都・四条のお嬢様とも知らず、数々のご無礼お許しください!」と虹子に土下座をして詫びはじめた。志賀は昔、虹子の父親の店・四条で料理人の修行を始めそこで一人前の板前に育ててもらったというのだが…虹子の両親との間に、過去にいったい何が!?。

花板虹子【合冊版】 6巻

※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。月光楼の策謀により300万の借金を作ってしまった板前・室井。虹子は立て替えるために金策に走るが思うようには行かず、返済期限を延ばしてもらうようお願いするため月光楼へ。だが月光楼の隠居のあまりの悪態振りに怒った虹子は、なんと借金帳消しと関西都商事の結婚披露宴を賭けて包丁勝負を挑む!

花板虹子【合冊版】 7巻

※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。800人もの出席者に料理を用意する関西都商事の結婚披露宴をなんとか無事に成功させた虹子と佐倉。だが、前夜月光楼の手の者に闇討ちされて大けがをしていた佐倉は、宴が終わると同時に倒れてしまう。緊急入院した佐倉を寝ずに看病する虹子だったが…。一方、披露宴の成功のお陰で、一気に評判を得て予約客が殺到する四条。しかしそれは単純に喜べるものではなかった…!?

花板虹子【合冊版】 8巻

※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。仕入れ先を探しに能登の網元のところへとやって来た虹子たち。商談は無事まとまるが、その頃網元が経営する料理旅館「志の島」ではある問題が起きていた。3日後に「志の島」にとって年に一度の大イベント「流木会」が開かれるというのに、板長が突然「給金を上げろ、でなければ板場全員で出ていく」と無理な給料のUPを要求してきたのだ。網元の妻で「志の島」の女将・志乃が自分の生き別れた娘だと知った鍋平は、なんとか力になりたいと虹子に頼み込み…

花板虹子【合冊版】 9巻

※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。大規模テナントビル「KYO2000」に出店することになった四条。だがオープンを前に、月光楼と弁天建設の陰謀によって1万枚もの無料食事券を配布されてしまう。無料食事券を持った客が来れば来るほど四条の赤字は必至。さらに敵は客を装って行列の中で大声でイチャモンをつける工作員までも仕込んでいて…。

花板虹子【合冊版】 10巻

※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。月光楼と料理対決をすることになった虹子。四条をつぶすために雇われた月光楼の板長・杜剛(もりつよし)は、虹子にとっては因縁の相手だった。修業時代に仲の良かった仲居・さおりが杜剛に遊ばれ、妊娠した上に自殺したのだ…。マスコミも2人の勝負を大々的に告知し、人々の関心も大きく高まる中、ついに対決の日が。勝負のテーマは「ひな祭り」。自他ともに認め、また虹子までもが一目置く天才的料理人を相手に、虹子の意地を賭けた勝負の行方は!?