あらすじやっと出られた太陽の下(もと)。でも、日のあたる場所は、そのぶん影も濃かったのです……。「日向(ひなた)くんの近くにいられるような人になりたい」一歩踏み出したひかげを待っていたのは、日向ファンからの敵意。たえきれずに、ふたたび心を閉ざしてしまおうとするひかげ。でも、あたたかなクラスの輪にもどりたいという、たったひとつの思いは消せなくて――。「かわろうって……こんな自分をかえたいって……思わせてくれた……」日向との出会いが、ひかげを強くする。