あらすじ

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 愚連街での再出発を決意した地下アイドル・モモの復活ライブの日。待機中のモモに付き添うヴォルコフが突如豹変し、モモを攫って姿を消す。二人を追った天道マハルと虎坂シーマが目にしたのは、身の毛もよだつ凄惨な光景だった… 誰からも慕われる“老師”ヴォルコフが隠し持つ、血塗られたもう一つの顔。ヴォルコフは、己が捜し求めている師匠の栗亞と、“光”一派との関係を語り始める―― 第惨部「ブラッディシンドローム」、急転直下の怒濤展開!!
愚連街 1巻

終末の東京に卍ヤベェ奴が降り立った! 20XX年…… 「東京でいま一番アブない街を知ってる?」“愚連街”―― 不良、チンピラ、半グレ、ヤクザ、マフィア、そしてサイコパス… すべてのタチの悪い連中が吹き溜まる、一つの巨大な愚連隊のような暴力が支配する街! その荒廃しきった弱肉強食の地獄のようなワルの聖地に、一人の田舎ヤンキーがやって来た!! 野性ヤンキーVSサイコパス集団! 主人公・天道マハルは闇深い終末街の救世主となるか!?

愚連街 2巻

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 上京してきた田舎ヤンキー・天道マハルは、ボッタクリキャバクラのキャバ嬢・クルミと再会する。自分を騙したクルミだが、マハルは好意を抱く。しかし、そのクルミとペットの猫・ポン太が目の前で謎の集団に拉致されてしまう。ちょうどそのころ虎坂シーマは街で起こる連続猟奇殺人事件の容疑者として愚連街の番人『九頭一家』から追われだす。濡れ衣を晴らすため真犯人を見つけ出そうと決めたシーマの元へマハルが現れ、拉致事件と連続猟奇殺人事件、別々に思えた二つの事件に繋がりが見えてくる… 共通の犯人を追うため一時的に手を組んだマハルとシーマはたった二人でこの闇深い事件を追うコトになる――――!!

愚連街 3巻

東京でいま一番アブない街、愚連街―― クルミとポン太を拉致した謎のアニマルマスク集団「偽ルナーキー」を追い平和山動物園跡地へ辿り着いたマハルとシーマ。「動物虐待」の濡れ衣で拷問され絶命寸前のクルミの元へ駆けつける二人だが、無数にいる敵の戦闘員と“愚連街で絶対にモメちゃァいけねー奴”である最強のホームレス『ゲンジン』の猛攻に苦戦する。そんな集団に対しマハルとシーマはたった二人で、クルミを救い出すためそれぞれの特性を活かした戦法で暴れ回る――!!

愚連街 4巻

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 共通の敵を打倒するため一時的に手を組んだマハルとシーマは連続猟奇殺人事件の犯人集団「偽ルナーキー」のアジトへ乗り込み死闘を繰り広げる。マハルの限界を超えた拳とシーマの機転で無数の戦闘員達を蹴散らした二人だが、追い詰められた敵のリーダー“着ぐるみ姿の謎の殺人鬼ツッキー”はクルミを盾にして容赦ない攻撃を仕掛けてくる―――! 意外な結末の愚連街第壱部アニマルカンニバル最終巻!

愚連街(5)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 第弐部ファイアーバグズマエストロが始まりさらなる大事件に巻き込まれるマハルとシーマ。愚連街で起こっている連続爆破事件。現場には必ず「ルナーキー」のエンブレムの入ったライターが落ちているため、ルナーキー創設者であるシーマが容疑者として警察に逮捕されてしまう。シーマの汚名を晴らすため真犯人探しに動き出したマハルへ「ルナーキー」を創設したもう一人、アタルから呼び出しがかかる。アタルによって壮絶な「ルナーキー」創設当時のことが語られ、シーマの闇深い過去が見えてくる―――!

愚連街(6)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― シーマの収容されている警察病院が何者かによって爆破され、その大混乱に乗じて脱走することに成功したマハルとシーマ。かつての仲間だったたっくん達の助けも借り、犯人を見つけようと帝ニュータウンに狙いを定め潜入する。だがソコには愚連街連続爆破事件の首謀者、孤田ケイが率いる犯人集団が待ち構えていた―――!

愚連街(7)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 連続爆破事件の首謀者、狐田ケイの壮絶な過去が明かされ、事件の動機と目的である「愚連街リセット計画」が語られる。そして計画は最終段階、大虐殺へ…! ケイの罠にかかり満身創痍のマハルとシーマだが、計画を止めるためそれぞれの決戦の場へと向かう―――! 愚連街第弐部ファイアーバグズマエストロいよいよクライマックスの第七巻!

愚連街(8)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 大火災に見舞われた帝ニュータウンの住民が多く避難する帝アリーナに、ケイの共犯者カメレオン率いる犯人集団が襲撃してくる。警察はドームをシェルター化し閉鎖するが、カメレオンの真の狙いは閉鎖されたドーム内に猛毒ガスを充満させ避難住民を大虐殺することだった! 計画を知ったマハルは最後の力を振り絞り一人で犯人たちに反撃を開始するが――!? その頃、シーマはケイとのタイマンを続けていたが、シーマを煽り続け内面をエグるケイ。苛立ったシーマはとうとう一線を越えてしまう――! 切ない結末の愚連街第弐部ファイアーバグズマエストロ最終巻!

愚連街(9)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 墓村から報せを受け、謎の組織“光”のアジトに駆け付けた天道マハルと虎坂シーマ。そこで二人が見たものは、世にもおぞましい、多数の虎頭と十字架だった。直後、それを利用した猟奇的死体が発見される―― そんななか、若きYooTuberカヅキッチは、刺激的な配信ネタを探して愚連街を訪れていた。前夜、偶然撮影した殺人現場の動画がSNS上で爆発的に拡散し、気をよくした彼はさらなるスクープを求めて再び危険な街へ踏み込む… カヅキッチの動画を目にしたマハルとシーマが彼を追う頃、“光”の魔の手が次の犠牲者に迫ろうとしていた… 果たして、二人は惨劇を食い止められるのか―― 第惨部「ブラッディシンドローム」絶好調!!

愚連街(10)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 謎の組織“光”の襲撃により、壊滅状態に陥った墓村組。かろうじて命はとりとめたものの、瀕死の重傷を負った墓村は、虎坂シーマと鹿男を自らの代理に任命。二人は愚連街のヤクザを束ねる九頭一家の本家を訪れ、襲撃事件の顛末を報告する。そこでシーマが見せた男の覚悟とは―― 一方、愚連街に跋扈する殺人鬼の手がかりを追う天道マハルは、とある道場にたどり着く。道場主は武道の達人と思われる外国人の男。マハルが前日まみえ、殺人鬼とのつながりを確信した人物だった。はたして男の正体は? その間も二人を嘲笑うかのように殺人鬼は暗躍し、新たな事実が明らかに――!? 第惨部「ブラッディシンドローム」新展開!!

愚連街(11)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 街を脅かす狼狩りの殺人鬼の手がかりを求めて、「死蘇天魔(システマ)」なる武道の道場主・ヴォルコフの元へ来た天道マハル。屋敷を探索していたマハルは、多数の不気味な絵が飾られた部屋を発見。絵には血と、殺人鬼と同じ匂いがまとわりついていた―― 一方、謎の組織“光”一派を追う虎坂シーマも、殺人現場に残された奇妙な図形に書かれた文字を頼りに、ヴォルコフの下にたどり着く。狼狩りの殺人鬼と“光”一派が交差した時、愚連街に蔓延る巨悪が、徐々に恐るべきその全貌を現し始める―― 第惨部「ブラッディシンドローム」ますます絶好調!!

愚連街(12)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 警察と協力して、“光”一派を探索する虎坂シーマ。手がかりとなる謎の邪神教団・チェルノボーグを誘い出すため、過激配信系Yoo Tuber・カヅキッチと売れない地下アイドル・モモを巻き込み『邪神教団 煽りライブ』を実行する。ライブが盛り上がる最中、まんまと釣られた邪神教団の信者たちが大挙して乱入…! そこかしこで自爆テロが行われ、現場は阿鼻叫喚の渦と化す。そしてその混乱に乗じてモモが信者に誘拐されてしまう――…!? モモを追うシーマ、遅れ助けに向かうマハル、彼らは無事にモモを救い出し、邪神教団を追いつめることができるのか!? 闇に閉ざされた謎の邪神教団が、悪魔の素顔を覗かせる… 第惨部「ブラッディシンドローム」クライマックス!!

愚連街(13)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― チェルノボーグのアジトで“光”一派の幹部『ブタ』を追い詰めたかに思えた虎坂シーマだが、待ち伏せていた巨人に襲撃されてしまう。その絶体絶命のピンチに駆け付けたのは天道マハルだった。修行中の「死蘇天魔(システマ)」を武器に一度は退けたものの、薬を打たれて凶暴化した巨人は、異常な膂力で再びマハルを襲う! 必死で立ち向かううち次第に邪気に呑まれていくマハルに、師匠であるヴォルコフは焦燥と危機感を抱くのだった… モモの運命を握る激闘の行方は―――?? 第惨部「ブラッディ・シンドローム」物語は最終局面へ向けて転がり出す!!

愚連街(14)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 邪神教団チェルノボーグによって監禁・拷問を受けた地下アイドル・モモは、天道マハル達の手によって辛くも救出された。しかしモモは心に大きな傷を残す。マハルは彼女を救うためモモの復活ライブを企画するが、限界に達した彼女は夢を諦め愚連街を去る決意を固めていた… そして“光”一派を追う虎坂シーマは、ようやく幹部・ブタの潜伏先にたどり着く。九頭一家との約束の期限まであと1週間、それまでに“光”の幹部を一人も確保できなければ、マハルは消されてしまう。焦りと暗い予感がシーマの胸を刺す… 第惨部「ブラッディ・シンドローム」! 二人の運命が交差し、物語は最終フェーズへ突入する!!

愚連街(15)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 愚連街での再出発を決意した地下アイドル・モモの復活ライブの日。待機中のモモに付き添うヴォルコフが突如豹変し、モモを攫って姿を消す。二人を追った天道マハルと虎坂シーマが目にしたのは、身の毛もよだつ凄惨な光景だった… 誰からも慕われる“老師”ヴォルコフが隠し持つ、血塗られたもう一つの顔。ヴォルコフは、己が捜し求めている師匠の栗亞と、“光”一派との関係を語り始める―― 第惨部「ブラッディシンドローム」、急転直下の怒濤展開!!

愚連街(16)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 愚連街を震撼させた狼狩りの殺人鬼(ヘブンズウルフハンター)の正体は、“正義の執行人”ヴォルコフの中に潜む、もう一つの人格だった。ヴォルコフが自らの罪を語り、彼の師匠・戸羅栗亞の遺体も発見され、狼狩りの殺人鬼にまつわる事件の一端はひとまず決着したかに見えた。だが、その決着すらも謎の組織“光”一派の狙いだった… 第惨部「ブラッディ・シンドローム」堂々完結! そして愚連街には新たな悪が芽吹き、つかみどころのない恐怖が蔓延する―――! 立ち向かうマハルとシーマ、復活したバディコンビの活躍は!? 新章・第死部「ルーバービーツ」開幕!!

愚連街(17)

東京でいま一番アブない街、愚連街―― モモが復讐代行サービス「ルーバービーツ」による嫌がらせを受けたと知り、調査に乗り出した天道マハルと虎坂シーマ。その黒幕的存在として名だたる悪、蛇谷兄弟が浮上。だが、狡猾な兄弟は容易に尻尾を?ませない。苛立つマハル達に次々と迫る復讐代行人――― 蛇谷兄弟の掴みどころがない悪意を、マハル達は正面から迎え打つ???? 第死部「ルーバービーツ」、ここでしか見られない大量描き下ろしで迫力倍増!!のスペシャルバージョン!!

愚連街 18巻

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 蛇谷兄弟に拉致された眞倉レンコを救出に向かった天道マハルと虎坂シーマ。だが指定されたビルにレンコはおらず、代わりにマハルが遭遇したのは“光”と思しき謎の男だった。「姉を救いたければブタに聞け」 男の言葉に従い、マハルはシーマとともに、厄丸組の地下牢に囚われている豚マスクの下に急行。ブタ――豚マスクの正体は、“光”の幹部のひとりであり、同時に蛇谷兄弟のブレーンも務める少年だった。レンコの居場所を問うマハルに、彼は恐るべき事実を告げる… 復讐代行サービス「赤い衝動(ルーバービーツ)」、殺人代行サービス「赤い殺人鬼(ルーバーキラー)」の先にある、「赤い獣(ルーバービースト)」とは…!? 第死部「ルーバービーツ」、息もつかせぬ怒濤のクライマックス!! キャラプロフィールやおまけ漫画も盛り盛りの第18巻!!

愚連街 19巻

東京でいま一番アブない街、愚連街―― 天道マハルと虎坂シーマが追い続けた、愚連街にはびこる悪の首謀者“光”―― 二人の目の前で、その正体がついに判明! それはマハルがかつて、そして現在もよく知っている人物だった… 5年前の事件の真相が語られマハルは失意のどん底へ突き落とされる。そして“光”の計画の恐るべき最終幕が始まる―――!!! 泣いても笑ってもこれが最後、ノンストップで空前絶後のラストに向かって突き抜ける!! 大増カラーページ、ここでしか読めない解説や番外編エピソードほか、オマケてんこ盛りでお届けする最終巻!!