ローンを残して夫が消えた!~パンの耳を食べて生き延びた母子~中編~/スキャンダルまみれな女たちVol.4
夫・正治の突然の失踪によって住宅ローンも支払えなくなった秀美は、銀行から「このままだと半年後には家を競売にかけることになる」と宣告される。娘・冬美を幼稚園に通わせるお金もないし、ああ、一体もうどうしたらいいか…! 心身ともに疲弊した秀美は道端で倒れてしまうが、そこを通りかかって助けてくれたのは、冬美の幼稚園のママ友の藤堂だった。今の苦境を正直に話すと、彼女から家でオープンショップを開いて雑貨類を売ることを提案される。前々から秀美が趣味で集めた品々を素敵だと思っていたのだ。言われたとおりにすると、雑貨類は飛ぶように売れ、その売り上げはなんと35万6千円にも上った。おかげで数か月分のローンの支払いと生活費のめどが立ったうえに、秀美に思わぬ幸運が舞い込んでくる。沖ホームという建設会社の社長から、インテリア・アドバイザーとして働いてみないかという誘いを受けたのだ。それを機にインテリアの勉強に本腰を入れ生活も安定していくが、その1年後、秀美は思いもよらぬ形で夫の行方を知ることになるのだった…。(※本コンテンツは、合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.4-2~特集/夫が妻を裏切るとき」の内容と重複しています。ご注意ください)
事実婚ザンコク物語~自由な結婚の落とし穴~/スキャンダルまみれな女たちVol.4
もうすぐ30歳を迎えようとしている室田真樹は独身主義だった。幼い頃から仲の悪い両親の姿をいやというほど見てきて、結婚というものに完全に幻滅していたからだ。そんなある日、リライター(他人の書いた文章を読みやすく調整して書き直す人)の仕事をしていた真樹は、とある出版社のパーティーで広告代理店に勤める徳永和彦と知り合い、すぐに意気投合してつきあうようになる。ただし、もちろん真樹は和彦からの求婚は拒絶するが、それに対して彼が提案してきたのは”事実婚”という形だった。婚姻届けという紙きれ1枚にとらわれ、古臭い考え方に縛られる”入籍婚”に対して、姓を変えることもなくお互いの立場を尊重し、いわばパートナーシップを結ぶのだというまったく新しい結婚の考え方を気に入った真樹は、それを受け入れることにする。そして週に2~3回、真樹が仕事の合間をぬって彼のマンションを訪ね、家事をし愛を交わすという夫婦生活が始まった。――それから8年、それなりに幸せな関係性を維持していた二人だったが、なかなかできなかった子供を真樹が妊娠したことによって、すべてが幻のように崩れ去り、信じがたい悪夢のような現実が彼女に襲いかかってくるのだった……。(※本コンテンツは、合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.4-2~特集/夫が妻を裏切るとき」の内容と重複しています。ご注意ください)
のぞき主婦~お向かいのイケメンに心奪われて~/スキャンダルまみれな女たちVol.4
復讐母~娘を惨殺され、わが身を凌辱されて/スキャンダルまみれな女たちVol.4
今年もまた、忘れたくても絶対に忘れられない日がやってきた。3年前、夫・登(のぼる)の転勤で海辺の田舎町に幼い娘・唯(ゆい)と共に移り住んできた智恵(ちえ)だったが、ほんの一瞬目を離したばかりに唯を崖からの滑落事故で亡くしてしまい、今日はその命日だった。事故のあと東京に戻ったものの娘の死の衝撃と悲しみから一度冷えていった夫婦仲が回復することはなく、2人は離婚を決意、夫婦として唯の死を悼みにこの地を訪れるのはこれが最後になるだろう…智恵と登の心中は複雑だった。ところがそこで思いがけないことが起こる。唯の事故死現場に近い人里離れた林中で、数人の中学生らしき若者たちが女の死体を運んでいる現場を目撃してしまったのだ。口封じに登は殴り倒され、智恵は拉致された挙句彼らによってたかって凌辱の辱めを受ける。輪姦されボロボロになる智恵…しかしそこで彼女は驚愕の事実を知る。なんと娘・唯は事故死などではなく、当時小学生だったこの若者たちの手によって惨殺されたのだった! 怒りと復讐の炎を燃え上がらせる智恵だったが――…!? (※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.4-3~特集/本当にコワイ女の復讐の内容と重複しています。ご注意ください)

スキャンダルまみれな女たちVol.4

おーえるけっこんじごくじらいをふんでしまったおんな
最新刊:
2020/07/29
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
※本棚・フォローなどの各アクションメニューはこちらへ移動しました(またはフローティングメニューをご利用ください)