あらすじ

繋がりと音が変わっていく。定期演奏会オーディションで、同級生で同パートの佐伯に一時的に競り勝った青野。しかし、想像以上のスピードで上達し、別人のような音を出す佐伯に、青野は圧倒されてしまい――!!
青のオーケストラ 1巻
とある理由でヴァイオリンを弾くのを辞めた元・天才少年、青野 一(あおのはじめ)。中学3年の秋、一人の少女と 高校のオーケストラ部と出会い、止まっていた彼の時間が動き出す―― 音と音、心と心が繋がっていくアンサンブル青春ドラマ、開幕。
青のオーケストラ 2巻
この音を、忘れない。高校に入学した青野と秋音はオーケストラ部(通称・オケ部)へ見学に行くことに。そこで青野は部活推薦で入学した 佐伯と一緒にヴァイオリンを弾くことになるが…
青のオーケストラ 3巻
その情熱が音になる。仲間がライバルになるオーディションが始まる――― 名門・海幕高校オーケストラ部に入部した青野と秋音は、定期演奏会メンバーのオーディションに参加することに。猛練習する青野に、普段、あまり部活に来ない2年生の羽鳥が接触してきて――!?
青のオーケストラ 4巻
繋がりと音が変わっていく。定期演奏会オーディションで、同級生で同パートの佐伯に一時的に競り勝った青野。しかし、想像以上のスピードで上達し、別人のような音を出す佐伯に、青野は圧倒されてしまい――!!
青のオーケストラ(5)
想いを音にのせていく―― 定期演奏会の再試験を前に、ライバルの佐伯から ある事実を告げられ戸惑う青野。ブランクによるスランプ、ライバルへの焦燥、父親へのトラウマ。様々な悩みを乗り越えた 青野の演奏に変化が現れる――!
青のオーケストラ(6)
3年生最後の“夏の演奏会”始まる。夏休みの練習を終えてついに定期演奏会が開幕! 初演奏の秋音と「カルメン」、上級生の「四季」etc. それぞれ重ねた経験と、受け取った想いをのせて一瞬の音に残していく――
青のオーケストラ(7)
コンクールに向け、新体制が始まる。夏の定期演奏会、最後の曲「新世界より」の演奏が終わり、3年生が引退した。季節は夏から秋へ――― 2年生が中心になったオケ部はコンクールに向けて練習を始めるのだが…!?
青のオーケストラ(8)
妖しさ、優雅、怒り…その感情を音にする。コンクールまで残り2ヶ月。演奏曲「バッカナール」の音のイメージと、各楽器のバランスに苦戦する部員たち。【この代しか創れない音】を目指して、お互いの感情に向き合っていく――
青のオーケストラ(9)
期待と不安が入り混ざる…コンクール本番! 不安、後悔…そして怒り。それぞれの感情を乗せた演奏曲 「バッカナール」が会場を震わせる…! 全国から実力校が集まるコンクール本番当日、ついに結果発表――!!
青のオーケストラ 10巻
クリスマス到来で…恋も部活も揺れ動く。青野、秋音、小桜。三人の想いが揺れ動く中、クリスマスコンサートの内容が発表される。合唱部との共催である上に、オケ部は慣れない歌にも挑戦することになり…!?
青のオーケストラ 11巻
トップレベルの環境で新たな挑戦が始まる。全国一位のヴァイオリニストや 音大付属高校の生徒たちとの合同練習が始まった。一切の妥協を許さない新たな指導者との練習で、まだ見ぬ感情や欲望と青野たちは向き合っていく…
青のオーケストラ
“聴こえる”音楽マンガこそ、表現の一つの到達点かもしれないと思った
青のオーケストラ 阿久井真
mampuku
mampuku
音楽マンガには名作が余りにも多いですよね。『四月は君の嘘』『のだめカンタービレ』『ピアノの森』など挙げだしたらきりがないほど。 初めて『BECK』を読んだとき「聴こえる〜〜〜!」と感動したのを覚えています。 マンガという媒体には音声がついていないので、声や音色は完全に読者の想像力に委ねられています。もう一つ、マンガが読者に与えている自由があります。それは間、スピード、時間です。音声にリズム(時間)が合わさったのが音楽です。音波が誌面から飛び出てくるかのような迫力のある表現と、次のコマ次のページへ導かれるような心地よいリズム、これらの相乗効果で「聴こえる」と感じるのかもしれません。 『青のオーケストラ』は言うまでもなく「聴こえる」マンガです。 加えて素晴らしい魅力がたくさんあります。 ・人物、楽器、キャラ造形、エフェクトすべてのクオリティが超高い。 ・選曲がキャッチー。誰でも知ってる曲ばかり。 ・『響けユーフォニアム』ばりに感動の学園ドラマ&スポ根 ・ラブコメの満足度も◎ アニメ化の出来次第では冒頭の名作の仲間入りも十分ありうるポテンシャルはあると思います。