あらすじ

唄や踊り、他芸に学べと師匠たちは若手に言うが、小つるが映画ばかり観ているのは話が違う。そんなもの観るなと師匠は言うが…。『映画狂の小つる』など14話。
寄席芸人伝 1巻
高座で噺の最中に、客席の文士に「まずい!」と言われた左楽は、レアリスムの芸を磨こうと試練を重ねる『レアリスムの左楽』。なまりのひどい田舎者が、噺はダメだが踊りを覚えようと工夫を重ねる『電気踊りの又蔵』など13話。古谷三敏が話芸の世界をリアルに描いた名作集!
寄席芸人伝 2巻
噺家のお抱え車夫が、師匠の噺をそばで聞きながら落語に目覚め、老いながらも芸を磨いていく『俥屋弥七』など14話。
寄席芸人伝 3巻
噺は達者だが芸の真髄がわからぬ若手が、ドサ回りをさせられて転びながら芸を身に付けていく『ドサ回り小遊』など14話。
寄席芸人伝(4)
楽屋でバクチを打つ、女を伴なってはイチャツク、ヒロポンをやって警察へ呼ばれる…。橘丸はやりたい放題の憎まれっ子だが芸はしっかりしている。『横紙破りの橘丸』など15話。
寄席芸人伝(5)
若手で随一と言われる柳太だが、ある日からノイローゼにかかってしまい噺ができなくなった。真面目な者ほどかかりやすいのだが、どう克服するか? 『ノイローゼの柳太』など15話。
寄席芸人伝(6)
唄や踊り、他芸に学べと師匠たちは若手に言うが、小つるが映画ばかり観ているのは話が違う。そんなもの観るなと師匠は言うが…。『映画狂の小つる』など14話。
寄席芸人伝(7)
作家には人間を観察する冷徹な目が必要だと言うが、噺家も同じ。廓噺の名人・東十楼も若い時分には女でもって…。『色悪東十楼』など14話。
寄席芸人伝(8)
アメリカさん(進駐軍の将校たち)が寄席見物にやって来た。何人もの芸人が登場したがほとんどウケない。だが、人情噺の名人・小吉が「泣かせてみせる」と言う。言葉の通じないアメリカ人を泣かす“無舌”とは?『無舌 三升家小吉』など13話。
寄席芸人伝(9)
人情噺の朝楽は、出演料なしのチャリティ出演を持ちかけられたが、取り合わず断ったため関係者の反感を買った。だが、朝楽には確固たる考えがあっての拒否であった。『不人情噺の朝楽』など15話。
寄席芸人伝(10)
楽屋の隅でいつも渋い顔をして座っている円我師匠。若手に小言を言うことが多く煙たがれている。そんな円我師匠が突然亡くなった。若手らがそこで知ったこととは…。『人の値打ちと煙草の味は 橘家円我』など14話。
寄席芸人伝(11)
戦時下、昭和15年頃から寄席が行えないようになっていく。そんな時局で、お座敷や町内会の賑やかしなど汚れ仕事をやる噺家が多かったが、志ん弥は違った。『棒手振りの志ん弥』など12話。「寄席芸人伝」完結集!
定年諸君!

定年諸君!

銀行の支店長を勤め上げ、晴れて定年退職の身となった小田柿真一。退職の日から早10日。朝からアルバムを眺める日々を送っていた。家族はその急にしぼんだ姿に少し心配気味。仕事一筋だった父。何か趣味でも見つけてくれれば……。一方の真一はアルバムを眺めながら考えていた。とある本の「死んだら写真しか残らない人生なんてつまらん」という文言が突き刺さる。自分が残す写真はアルバム3冊分……少な過ぎる、と。退職仲間は次々と第二の人生を有意義に過ごすため動き始めている。自分は……そうだカメラはどうだろうか!? そして真一は動き始めた! 篠原とおる先生&あべ善太先生がお贈りするヒューマンドラマの傑作! 定年という第二の人生のスタートラインに立った男がファインダーを通して見た様々な人間模様とは!? 定年された方、そして何より現役世代にも手にとっていただきたい感動の応援歌、第1巻!!
漫画家たちの戦争  戦場の現実と正体

漫画家たちの戦争 戦場の現実と正体

原爆、子ども、銃後等のテーマ毎に戦争漫画を収載。手塚治虫、ちばてつや、赤塚不二夫、水木しげる等の巨匠から、『社長 島耕作』の弘兼憲史、『シティハンター』の北条司など第一線の作家、気鋭の若手まで内容も年代も幅広く収録。“こち亀”の秋本治の作品など出版社や掲載誌の枠を超えて収載した奇跡的なシリーズです。今こそ漫画で平和と戦争について考えてみませんか。 激戦地ラバウルで左腕を失った戦場体験のある唯一の現役漫画家・水木しげるが描く本物の戦場/出版社の枠を超え「こち亀」秋本治の作品を収録―― 【収録作品】 水木しげる『白い旗』 手塚治虫『大将軍 森へ行く』 楳図かずお『死者の行進』 古谷三敏『寄席芸人伝 噺家戦記 柳亭円治』(脚本協力・あべ善太) 松本零士『戦場交響曲』 比嘉慂『母について』 白土三平『戦争 その恐怖の記録』 秋本治『5人の軍隊』
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にっぽん競馬伝

にっぽん競馬伝

地方競馬で5戦5勝、全レースぶっちぎりの強さを誇る4歳馬・ミチノクボーイに中央競馬への転籍の話が持ち上がった。どうやら地上げ馬主と呼ばれる胡散臭い男が絡んでいるらしい。何より地方競馬のスター馬の転籍に、周囲は大反対する。しかし不遇な青年時代を過ごした馬主の「一度、中央で勝負させたい」という強い思いから、ついには転籍が決まってしまう。そして中央デビュー戦の日。地方での戦績が買われ、中央でもぶっちぎりの一番人気となったミチノクボーイ。様々な人々の夢を乗せゲートが開くが……。篠原とおる先生&あべ善太先生がお贈りする、競馬を愛する様々な人々を温かい視点で描いた人間ドラマ! 馬にたずさわり、そして馬を愛する人々の生き様を描いた傑作、第1巻!
にっぽん競馬伝

にっぽん競馬伝

地方競馬で5戦5勝、全レースぶっちぎりの強さを誇る4歳馬・ミチノクボーイに中央競馬への転籍の話が持ち上がった。どうやら地上げ馬主と呼ばれる胡散臭い男が絡んでいるらしい。何より地方競馬のスター馬の転籍に、周囲は大反対する。しかし不遇な青年時代を過ごした馬主の「一度、中央で勝負させたい」という強い思いから、ついには転籍が決まってしまう。そして中央デビュー戦の日。地方での戦績が買われ、中央でもぶっちぎりの一番人気となったミチノクボーイ。様々な人々の夢を乗せゲートが開くが……。篠原とおる先生&あべ善太先生がお贈りする、競馬を愛する様々な人々を温かい視点で描いた人間ドラマ! 馬にたずさわり、そして馬を愛する人々の生き様を描いた傑作、第1巻!
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味いちもんめにっぽん食紀行

味いちもんめにっぽん食紀行

東京の『藤村』『桜花楼』『SAKURA』『割烹飯塚』、京都の『さんたか』…様々な店での修業を経て、今は神楽坂の料理店『楽庵』の雇われ店長の伊橋悟。しかし、料理の道に終わり無し!料理評論家の山賀、『楽庵』オーナー・拝島に後押しされ、未だ見ぬ食文化に触れるべく、全国行脚に出ることに!!美味しいものを見つけたら『楽庵』へ送るという「愛の美食宅配人」の使命を背負い、伊橋が最初に向かった地は、北陸最大の街・金沢!
味いちもんめ 継ぎ味

味いちもんめ 継ぎ味

超人気シリーズ、待望の新章第1集! 全国での修業を経て銀座の『紀乃家』で活躍していた伊橋に、独立の話が。しかし同じ頃、心の店『藤村』の親父さんが倒れたとの報が… かつての仲間を助けるため、そしてさらなる修業のため、『藤村』に伊橋が帰ってきた! 新たに加わった3人の追い回しと懐かしの店で紡ぐ、板前人情物語!
味いちもんめ 藤村便り

味いちもんめ 藤村便り

いつの世も変わらぬ伊橋の板前人情物語! スペリオール創刊から続く最長連載作品「味いちもんめ」最新シリーズ!日本各所で修業を積んだ伊橋が新天地へ!今度の舞台は日本きっての高級街、銀座!外国人も多くいる銀座の見せ『紀乃家』で無形文化遺産にも登録された「和食」の真髄を探す修業が始まります!
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味いちもんめ

味いちもんめ

伊橋は新宿の料亭『藤村』に入ったばかりの新米料理人。料理学校を首席で卒業した自信から、洗い物やゴミ捨てなど雑用ばかりやらされる「追い回し(アヒル)」に飽き飽きしていた。伊橋の不満を聞いた立板の横川は、その腕前がどの程度のものなのか、追い回し歴三年の谷沢と「桂剥き」をやらせてみるが…。板前の世界を描く異色の「食」コミック!!
新・味いちもんめ

新・味いちもんめ

「藤村」から西新橋の料亭「桜花楼」に移った伊橋。合理主義を唱える副社長兼“立板”のやり方に戸惑いと憤りを感じつつも“起爆剤”として奮闘中。ある日のこと、仕事を終えた伊橋は、熊野の部屋に呼び出された。熊野によると、彼が修行時代に世話になった西新橋の老舗料亭「桜花楼」が、腕の立つ板前を助っ人に求めているという。先代への義理もあり、また、伊橋に頼りきりの渡辺をひとりだちさせたいとも思っていた熊野は、伊橋に“助”に行くよう持ちかける。話を聞いた伊橋は、これも修行のうち、と「桜花楼」に行くことを決意するが、その「桜花楼」の板場は、イビツな構図が支配していて……?
味いちもんめ 独立編

味いちもんめ 独立編

熟考の末、大幡が持ちかけた独立話を受けることにした伊橋は、いよいよ自分が板長として働く神楽坂の店を見に行く日を迎える。兄からの激励の手紙と、父からのプレゼントも受け取り、気持ちも新たに神楽坂へと繰り出した伊橋は、そこで一緒に店を見てくれるという大幡と三松の到着を待つ…。
1936-2021 古谷三敏メモリアルセレクション~そしてまた、BARレモン・ハートで乾杯を~

1936-2021 古谷三敏メモリアルセレクション~そしてまた、BARレモン・ハートで乾杯を~

19歳の若さでデビューし、手塚治虫のアシスタントを経験。のちに赤塚不二夫が設立したフジオ・プロダクションに参加し『ダメおやじ』そして『BARレモン・ハート』などで漫画史に燦然たる偉業を打ち立てた古谷三敏の、画業66年の軌跡を辿る傑作選。北見けんいち(『釣りバカ日誌』)らによる描き下ろしイラスト・エッセイも収録。
ボクの手塚治虫せんせい

ボクの手塚治虫せんせい

手塚治虫の漫画制作の現場を1話8Pのショートで描く。作品では、『BARレモンハート』等で人気の漫画家・古谷三敏が手塚のアシスタントとして過ごした3年程の間に起きた出来事が描かれています。巷に伝わる伝説的エピソードの真偽や、誰にも知られていない話、手塚のプライベートが赤裸々に描かれます。
昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日~十八名の漫画家の記憶~

昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日~十八名の漫画家の記憶~

戦争を知らない世代にむけて、1945年8月15日を18名の漫画家の記憶で振り返る。「この本は、その時代を生き、戦争を肌で感じた我々仲間達の、昭和二十年八月十五日の記録である。戦う日本が平和な日本に生まれ変わったその日、その時、それぞれが何処に居て何を考え、何をしていたか。戦禍をくぐって今日まで生き延びた人々のそれぞれのドラマティックな一日を描いた作品は、その一つ一つが平和な世界への道標のような気がする。我々の趣旨に賛同し、それぞれ、絵や文章を寄せて下さった戦後生まれの方々の作品も加えて、重みのある一冊となったこの「私の八月十五日」。一人でも多くの方に見て頂き、戦争について平和について、あらためて考えて頂ければ幸いだと思う。」(森田拳次、まえがきより)収録作家:小島功、赤塚不二夫、一峰大二、さいとう・たかを、高井研一郎、古谷三敏、花村えい子、牧美也子、北見けんいち、武田京子、ちばてつや、牧野圭一、松本零士、水野英子、森田拳次、里中満智子、バロン吉元、村野守美 ※本書は『昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日』(ミナトレナトス刊)に収録された作品から18名の漫画家の作品を収録しています。
BARレモン・ハート

BARレモン・ハート

『ダメおやじ』でお馴染みの大ベテラン・古谷三敏の長期連載作品にして、代表作。置いてない酒はないと豪語するマスターが経営するBARレモン・ハート。やってくるお客のリクエストに応えて、毎回一つのお酒を取り上げ、マスター得意の薀蓄(うんちく)が語られます。バーマンを志す者はこっそりこの漫画を読んで勉強しているとか。読んで楽しく酒の知識を得られる酒漫画の決定版的作品です。
ボクの手塚治虫先生

ボクの手塚治虫先生

昭和34年、古谷三敏のもとに手塚治虫から、アシスタントになりたいのならすぐに上京すべしとの手紙が。その頃の手塚治虫は、ときわ荘を引っ越し、渋谷の初台に住み、20本以上の連載を抱える超多忙なマンガ家だった…!「ダメおやじ」や「BARレモン・ハート」でおなじみの古谷三敏が描く、マンガの神様・手塚治虫のチャーミングなエピソード満載の1冊です!
ダメおやじ

ダメおやじ

やられっぱなしのダメおやじは、「オニババア!!、クソタレダコーッ!!、ヒスおんなーっ!!」と叫ぶ。イビられ続けても懲りないダメおやじは一本ビシッと筋が通っている?おもしろさ抜群のブラックギャグ集大成!古谷三敏の代表作、全39巻。第1巻は30話収録。
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減点パパ

減点パパ

ウンチクまんがの決定版!主人公のパパが、食べ物、酒、風俗、ギャンブル、性にまつわる話、哲学・・・、ありとあらゆるもののウンチクを語る。そして、ここちよいギャグ。『減点パパ』は、ぎこちなくも心優しい男たちに捧げる鎮魂歌である。ウンチクまんがと言えば古谷三敏!第1巻は35話収録。
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手っちゃん

手っちゃん

手のお化け、手っちゃん。見た目はリアルな手のお化け。でも中身は人間と同じ。最初は驚いていたキヨシ一家もアッと言う間に家族になって…!?手のお化け、手っちゃんとキヨシ一家が巻き起こす珍騒動と家族の愛を描いたほのぼのコメディ!!
マンダム親子

マンダム親子

マンダム・金田は世界一大金持ち。豪邸に住んで、毎日ご馳走を食べて暮らしているけどお金を持ちすぎていることが一番の悩み。時々お金で生き埋めになっています。超大金持ちのマンダム親子が繰り広げるハッピーコメディ。