あらすじ『僕らは咲きかけの花だった――蕾でもない成花でもない あらゆる隙間にたゆたい生きていた――…』舞台は岐阜県のとある田舎の農業高校。湖永仰は東京の親元から離れ季節外れの転校をしていた。田舎の農業高校では仰の儚げな容姿が珍しがられて注目されるが、過去の記憶に縛られ上手くかわすことが出来ない。忘れたい同級生…翔の存在、過保護な母親。しがらみから逃げるように一人抗う仰だったが、紹介された寮の隣人黒井は翔とそっくりで……!? 家族愛、性愛、親愛の中で必死にもがく青春ストーリー